2008年 08月 13日

なんてことない日々之雑記vol.107

道玄斎です、こんばんは。

夕食時にお酒をかっくらって、こんな時間まで寝てしまいました。
大人しくビールだけにしておけば良かったものの、ついつい焼酎を呑んでしまいました。最近、日本酒成分が不足しているので、美味しいお酒を探してこなければ。



■読書なお話

色々と忙しかったり、疲れていたりで、『聖書』通読は遅々として進まず。
それは兎も角、先日ご紹介した『処女の文化史』を読んでいたら、キリスト教的な視点から処女、或いは処女性を読み解く、というチャプターがあって結構面白かった。

何で、聖母マリアが崇拝対象になったのか? という結構重要な疑問(『マリア様がみてる』とかも、聖母崇拝だよね)に答えるような部分があった。
まぁ、この本一冊で結論を出すのは早すぎる気もするし、この本自体の有用性も、実は結構疑問なんだけども(後述する)、取り敢えず、
・「神やキリストに比べてより人間的で身近な存在であったため、母性愛と処女の純潔を併せ持つ聖母マリアは、男女問わず多くの信者の目に慈悲深い仲介者として映った」

・「聖母マリアは同時に母、娘、妻そして処女であったためそれぞれの役割に関連する美徳はすべて聖母マリアのものとされた。しかも、キリストの母親としての権威ゆえに尊敬もされた」

・「宗教文献では聖母マリアは女性が模範とすべき理想の女性として讃えられているが~(以下略)」

と、まぁざっと、こんな感じの理由みたいです。
この本では、三番目に挙げた理由を一番重視していて、処女、或いは処女性との関連についてその後も解説がつらつらと続きます。
大体12世紀頃から、聖母信仰は上記のような理由から、急速に広がり現代まで残っている、というわけです。そういえば、昔目白に「聖母病院」ってのがあったなぁ……。


で、この本、マンチェスター大学の准教授の書いた本だからまともな本だろう、と思っていたら、意外にアヤシイ箇所が散見されます。
この本、まぁ論文集みたいな、そういう体裁なんだけども、注の付け方がちょっと変なんですよ。大抵、他人の著作物や意見を引用する際には、注記としてその出典を載せるのがルールで、この本もその例に漏れず、注記を付けているものの、所々「ある研究者は『~』と言っている」とか書いて、「誰が」「どこで」言ったのか? という部分の注が付いていなかったりします。
恐らく、穿った見方をしてみると、極めてマイナーな人間の極めてマイナーな意見をどっかから引っ張ってきたんじゃないかしら? 

全体的に、何となくそういう気配が漂っていて、つまり、「マイナーなものをメジャーなものとして普遍化して論じている」みたいな部分があるような……。或いは、これは学術論文ではないので(多分、そうだよね?)、分かりやすくそこらへんの論証は端折っているのかもしれないのだけれども。

だけれども、私はどうにも、この著者怪しげだなぁ、と思うのは他にも理由があるからなのです。すぐに気付くのは、恐らく意図的に「処女」という語と「処女性」という語(=概念)を混同して、というかすり替えて使っているような部分がちらほらと。
まぁ、読み物としては面白いので、いいんだけども、ちょっぴり気になったのでした。
イメージでモノを言って悪いんだけども、「ジェンダー研究」みたいな事をやっている人(女性である事が極めて多い)って、大体こういう感じで、何か妙な怪しさというか、学術的な不確かさみたいなものをヒシヒシと感じたりします。

それはそれとして、結構面白い情報が載っていたりして、そういう部分はとっても楽しい。
どうやら、アメリカなどの外国では「聖書雑誌」(バイブルジン)と呼ばれる雑誌群があるようです。しかもそれはお堅い雑誌かと思いきや、何と十代の女の子向けの雑誌とかも出ているらしい。実に興味深いですね。
イメージとしては、『ハナチュー』に聖書的色彩をプラスしたような雑誌みたいっす。

いや、マジで普通の十代の女の子向けの雑誌そのものなんだけども、「信心深い彼氏と付き合ってる?」なんて特集が組まれたりしているらしい。いや、面白いなぁ。これは一度、取り寄せてみたい雑誌ですねぇ。

今、アマゾンで「洋書」検索を使って、雑誌のタイトルで調べてみたら出てきました。表紙を見ると若い女の子が三人くらい寄り集まってにっこり笑っているという、まんま女学生向けの雑誌。表紙に書かれた文字を頑張って読んでみると、「男の子が語る、男の子のキモチ」なんて特集がある事が分かりますw その横には「Radical Faith」(過激な信仰とか訳しちゃいそうだけども、もうちょっと違う意味合いがありそうなので、翻訳せず)とかの特集があったり、「God's Truth」なる文字が見えたりして、「やっぱりそっち系の雑誌なんだなぁ」と妙に感心してしまいました。
今度一冊買ってみますw 取り寄せて読了したら、またこの雑誌について大いに語りましょうw


ちょくちょく、ゲーム進めています。
若干、高校生向けみたいな雰囲気はあるものの、作中の季節は夏ですし今にぴったりの作品。中盤から中々盛り上がってきて、結構面白いです。
明日辺りに読了し終わるといいなぁ、と思いつつ、シャワーでも浴びて今日は眠りますわ。


それでは、おやすみなさい。
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by s-kuzumi | 2008-08-13 01:15 | 日々之雑記 | Comments(0)


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