久住女中本舗

kuzumi.exblog.jp
ブログトップ
2008年 09月 07日

フリーサウンドノベルレビュー 『fortuna -フォルトゥナ-』

b0110969_15194363.jpg

今日の副題 「ドリーム、詰まってます」

ジャンル:ファンタジック恋愛もの(?)
プレイ時間:30分~小一時間くらい。
その他:選択肢あり、バッドエンドも。ちなみにWindowsVistaユーザーはVer.1.01でプレイすること。
システム:?(自作?)

制作年:2008/9/1(Ver.1.00)、2008/9/6(Ver.1.01)
容量(圧縮時):6.40MB


道玄斎です、こんにちは。
今日は久々のファンタジー作品。ファンタジックな雰囲気を持った作品は色んなジャンルでありますけれども、何というか今回のファンタジー、という言葉は例の「剣と魔法の世界」的なファンタジーです。そこに恋愛というかギャルゲ風のストーリーが載っかって、という感じ。
というわけで、今回は「ディムヴァイス」さんの『fortuna -フォルトゥナ-』です。
良かった点

・イラスト、音楽、テキスト、システム(?)など、多くの部分が自作。クオリティも水準以上。

・お約束的な“ドリーム”がぎっしりw


気になった点

・掌編という事なので、少し物足りなさがある。もっと大きな物語の第一章的な雰囲気。

こんな所でしょうか。
なじみのないシステムを採用しているのですが、少しクセがあるものの、問題なく使えますし、使い勝手も悪くなかったです。敢えて言うなら「常にゲームがトップウインドウになる」ってあたりが少し気になるかな。まぁ、大した問題じゃないよね。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
師匠に与えられた初めての試練は、魔物を捕まえることだった!

魔物使いの弟子を主人公にしたギャルゲー風掌編ADVです。

こんな感じのストーリーです。


直球のファンタジー作品は久々です。
俗に言う「剣と魔法」的な世界をイメージしてもらうと分かりやすいかも。イラストのレベルも中々高いですし、かなり多くのパーツを作者様自らがお作りになられているようです。背景と効果音だけが違うのかな。しかし、背景のチョイスも上々ですし、世界観的な意味で相性の良い背景素材を使用していて好印象でした。

主人公は、「魔物使いの弟子」です。「魔法使いの弟子」じゃないですよ?
恒例の脱線ですが、昔、私が通っていた大学の近くに「まほうつかいのでし」というパスタ屋さんがあってですね、お値段は学生向けにしてはちょっと高めなのですが、中々美味しくてたまに食べに行っていました。
メニューの名前も凝っていまして、確か「ドラキュラ」なんて名前のパスタが。これはニンニクをふんだんに使用したペペロンチーノだったかな? それは「ドラキュラ」じゃなくて「ドラキュラが厭がるもの」だろう、とw

そんな事はどうでも良くて、兎にも角にも主人公は魔物使いの弟子です。当然師匠は一流の魔物使い。
ここで、注意すべきは「この世界では魔物は人型」をしているっぽい、という事。本作のヒロインたるシルウィアちゃんも実は可愛らしい外見をしていても「魔物」です。ここまで人型だとどうやって魔物とそうでない一般人を見分けるんだ? って感じですがどうやら魔物使いの訓練を積むと、気配というか気というかそういうので分かるようです。って、一般人は判別出来ないんじゃ……。
一般的な(それが何を指すのかは自明ではないけれども)ファンタジーだと、いくら人型をしていても、人間以外の種族は、それと見抜くための身体的な特徴があったりします。例えば耳が長くてとんがっている(ついでに長寿)、とかね。
そんな固定観念があったので、「ありゃ? 魔物って人型なの?」とちょっと吃驚してしまいました。イントロ部分で、結構魔物は凶悪な存在だと示されていただけに若干違和感を感じる部分がありました。

本作のキモは、そんな枝葉末節よりも「ギャルゲ風味」という辺りにあるような気もしますw
正直、ドリームたっぷり詰まってますw 可愛い女の子が自分の従者になってくれるわけで、更に料理も得意。んでもって、本人に自覚があるんだかないんだかちょっぴりきわどい事も……。

やっぱり、何だかんだ言って、こういうシチュエーションは憧れますよね?
古来より、言葉は悪いけれども自分に従属してくれる女の子がやってくる、なんて色んな作品の題材になってます。何かのタイミングにその主従が逆転したりする所に面白さがあったりするわけですが。
よーく考えてみると、『竹取物語』だってそれっぽいじゃない? ある日竹取の翁が竹を切ったら、可愛い女の子が出てくるわけで。彼女は竹取の翁と媼の「娘」として一時期ではあるけれど、ある種の従属をするわけです。
他にもあるぞ。『源氏物語』で最も有名なヒロインの紫の上もそうですよね。光源氏という男に10歳くらいの時に誘拐されてしまうわけですが……w

こんな風にですね、そういうシチュエーションを扱った作品は多いんですよ。
多いという事は、それだけみんなが好きな設定、という事に他ならないわけです。本作の場合、もっとコテコテの「お約束」も沢山盛り込まれたものになっておりますw


気になった点としては、やっぱり尺の問題でしょうか。
「お! これからどうなるんだ?」という所でエンド。先に述べましたようにもっと大きな物語の第一章という感じです。まだまだネタに出来そうなノリシロも一杯あるので、もっと長いストーリーとなり、完結したらかなり面白い作品になるんじゃないかしら?
どうやら続編の構想があるようなので、楽しみに待っています。

作者様はノベルなども公開していたりするので、興味のある方はそちらの方もチェックしてみて下さい。


それでは、また。
[PR]

by s-kuzumi | 2008-09-07 15:20 | サウンドノベル | Comments(4)
Commented by ディムヴァイス 管理人 坂本 at 2008-09-08 03:21 x
管理人様、はじめまして!
ディムヴァイスの管理人で坂本と申します。
このたびはウチの『Fortuna』のレビューをしていただきまして、
ありがとうございます!
こういったことは初めてなので、うれしい限りです。
感謝のお礼を込めまして、本館のほうにリンクを貼りました!
続きが楽しみといっていただけて光栄です。頑張ります。
Commented by s-kuzumi at 2008-09-08 20:10
>>坂本様

はじめまして!
わざわざ書き込みをして下さり、有り難う御座います。こちらこそ感謝致します。

今だからこそ、『fortuna』のようなファンタジーがとても新鮮で、面白かったので取り上げさせて頂きました。是非、この物語で何かしらお話に決着がつけばいいなぁ、と思いますので、是非続編の方、頑張って下さい。

あっ、あとリンクを張って下さって有り難う御座います。出来たら、このブログの方に張って頂くと助かりますw あちらは全然更新していませんのでw

わざわざ本当に有り難う御座いました。
どうぞ、これからも宜しくお願い申し上げます。
Commented by ディムヴァイス 管理人 坂本 at 2008-09-09 07:30 x
おっしゃったように、こちらにリンクを修正しました。
さしあたってご報告まで。
こちらこそよろしくお願いいたします。
Commented by s-kuzumi at 2008-09-09 20:41
>>坂本さん

お手数をお掛けして申し訳御座いません。
本当に有り難う御座いました。


<< なんてことない日々之雑記vol...      なんてことない日々之雑記vol... >>