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2008年 10月 11日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『魔術』

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道玄斎です、こんにちは。
今日はお約束通りの番外編。番外編とはいえ私自身もノベルゲームをプレイするのは、久々のような気が。

そんなわけで今回は「A.S N」さんの『魔術』です。
というか、芥川龍之介の同名短編小説のノベルゲームヴァージョンですね。底本は青空文庫の方だそうで、多分、本屋さんに行って本を買っても中身自体は全く一緒だと思います。著作権が切れたからこうやって、ノベルゲーム化する事が出来る訳ですね。


で、『魔術』ですが、恐らく小学生とか、そのくらいの幼少の時期に読むものだと思います。一種の寓話みたいな。
改めて今回読んでみて、「意外とあっさりしてるんだなぁ」と妙なところで感心してしまいました。昔は、もうちょぴっと長くて、きっちりとしたシメの文章が付いていたような気がしたのですが、全然そんな事はなくて、普通にゲームとしてプレイすれば5分もあれば読了可能でした。

本当にこんな感じで短い作品ではあるのですが、登場人物の出し方、見せ方ってのは流石ですよね。逆に良くこんな短い中にこれだけ詰め込めるよなぁ、と感心してしまいます。
登場人物の一人、ミスラ君ってのは、どことなく薄気味悪い感じですし、賭け事を勧めてくる、悪友(?)みたいなヤツもいい味を出していますしね。
それに、主人公の立ち位置も何となく、共感が持てるというか、無色透明ってわけでもなくて、フラットでありつつも、一定以上の存在感や息吹を感じる存在です。


まぁ、きっと皆さん、読んだことがある作品だと思うのですが、まだ年若い方で、未読の方がいらっしゃいましたら、是非これを機に読んでみて(プレイしてみて)下さい。
秋の夜長の読書に、たまにはこういう文豪の作品、読んでみると良いかもしれませんよ?

こうやって、名作がノベルゲームになって、あんまり普段本を読まない人にも受け入れられるようになると、やっぱりそこには意味があるように思えますし、今後、教育教材の一部としても利用出来るような、そんな感じもします。


久々のノベルゲームだったわけですが、ちょっとマジメ路線でしたw
何か異常に忙しいわけですが、こうやって折りをみてちょこちょこ作品は紹介していく予定です。

それでは、また。
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by s-kuzumi | 2008-10-11 13:42 | サウンドノベル | Comments(0)


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