久住女中本舗

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2008年 01月 31日

フリーサウンドノベルレビュー 『EAT Runner アンパンと地上最速の生き物』

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今日の副題 「おかえり、三田先生……」

ジャンル:影絵ノベル
プレイ時間:二十分~三十分くらい
その他:選択肢有り、バッドエンドも……。サンダーボルト三部作をプレイしているとより楽しめる。
システム:吉里吉里/KAG


道玄斎です、お早う御座います。
昨日に続き今日も早朝更新です。
最近、滅茶苦茶早く床について、まだ真っ暗な時間に起床するという生活ペースになりつつあります。自然とゲームのプレイ時間も変わってきます。そんなわけでこんな時間に更新です。

というわけで今回は「空工房」さんの『EAT Runner アンパンと地上最速の生き物』です。
あのサンダーボルト三部作の続編という位置づけですよ。
良かった点

・あの三田先生の物語が再び……。

・女教師美喜も出てるよ。

・ギャグというより、意外とストーリー重視だった。


気になった点

・全体的に「薄く」なってしまったような印象が。

ストーリーは……、まぁ敢えて述べるまでもないでしょうけれども、一応纏めておきますか。
自分の教育に疑問を持ち始めた、おなじみ三田先生。
そんな折りに神成という生徒が転校してくる。彼は三田先生に対して、パン食い競争で宣戦布告をするのだった……。

まぁ、こんな感じ。
結構前にリリースされていたみたいですが、全然気付きませんでした。
そういえば去年、サンダーボルト三部作、或いは女教師美喜シリーズに影響を受けたという、ノベル作品をやりましたね。熱血教師太郎シリーズ(?)です。
そんな風に今もって、絶大な影響力を持っているサンダーボルト三部作。その続編がリリースされていたってんならプレイしないわけにはいきませんぜ。

唐突な展開と、笑いを誘う影絵の動きはもうおなじみの伝統芸。
それに加えて、本作の場合はギャグ的な要素よりも、ストーリー的な面に重点が置かれていたような気がします。
いや、なんかすげぇちゃんとした(?)ストーリーが付いていてびっくりしました……。
しかもストーリー自体が結構面白い。ギャグ的な面白さじゃなくてストーリーそのものの面白さって言えばいいのかしらね。

そうそう、作者はあの『あやじょ』をお作りになられた方でもあります。
昔もサンダーボルト三部作と一緒にType-loveがリリースされていたりと、幅広いゲーム制作能力を発揮されていた方です。
なにやら近いうちにサイトが出来て本拠地が移るみたいですよ。チェックしておくと良いかも、です。

さてさて、話を戻しましょう。
ギャグについて。
プラシーボ効果でグリコを食べて爆走するとか、ビスコを喰って超人パワーを出すとか、ギャグ的な面白さもあるのだけれども、少しそれが薄いかな、と。
ストーリーそのものの面白さに、単発で繰り出されるギャグがくわれてしまっている、そんな印象を受けました。
だけれども、逆を言えばストーリーが楽しめるのも又事実。暗黒体育大会なんて、いかにも面白そうじゃないか。
まぁ言ってしまえばストーリーだってギャグテイスト満載なんだけども、そうしたギャグのストーリーの上に載っけるギャグは、やっぱり強烈なインパクトがないと笑いが取りにくいですよね、ストーリー自体に笑いの要素が入っているから。


こういう作品は、兎に角実際にプレイしてみないと、ね。
普通にプレイすれば二十分~三十分くらいの分量です。
システム的にもプレイのし易さに問題無し。

往年のファンは固より、影絵ノベル初心者も是非是非プレイしてみて下さい。
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by s-kuzumi | 2008-01-31 06:57 | サウンドノベル
2008年 01月 30日

フリーサウンドノベルレビュー 『ジンクスホリック・シンドローム』

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今日の副題 「怖いの好き、だよね?」

ジャンル:女子中学生おまじないホラー(?)
プレイ時間:一時間くらい
その他:選択肢有り。早く選択肢を選ばないと強制的にバッドエンドに……。
システム:吉里吉里/KAG


道玄斎です、お早う御座います。

どうもここ数日、具合が宜しくない。
風邪を引いているってわけじゃないけれども、風邪の初期症状みたいなのが出ていてかなり早い時間からぐっすり眠っております。

で、今日は一日空いておりますので、ここの所さぼっていたゲームをプレイ。
ワクワク感や、適度な怖さがあって楽しくプレイ出来ました。
というわけで、今回は「雨夜」さんの『ジンクスホリック・シンドローム』です。
良かった点

・女子中学生がおまじないを調査する、というストーリーは思わずワクワクしてしまう。

・女の子三人の会話ウインドウが同時に表示されて会話が進行するので、女の子同士のかしましい感じとかが良く出ている。

・絶妙なバランスの怖さが実現されている。


気になった点

・ちょっとラストが拍子抜け。もう少ししっかりとしたオチが付いていたら良かったなぁ、と。

ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。
中学生女子、三人組。
噂とかお呪いとかジンクスとか好きなんで、調べたりとかしちゃいます。

最近、学校で流行っている変なお呪い。

「サンマンさまにお願いしたら何でも叶うよ、叶うよっ」

そんなにすごいお呪いなら流行って当然。
だけどその一方で、「サンマンさまにお願いしてから変なことが起きるの、キモイの」という声も。
ホントかウソか分からないんなら調べてみようか、そうしましょ。

こんな感じ。

いや、もうこの概要だけで、十分楽しめる事が予想出来ますね。
このブログをご覧になっている方は、私が割とオカルトだ、超常現象だ、都市伝説だ、妖怪だ、幽霊だってのに興味関心がある事をご存じかと思います。
滅茶苦茶怖いのとかは(口裂け女とかね)ちょっと勘弁して貰いたいのですが、本作くらいの怖さの成分は丁度いい。

最近、西洋モノにも少し手を出していて『グリム童話』の完訳版を移動中の電車の中なんかで読んでいますが、凄く面白い。
私たちが知っている『グリム童話』なるものは、本当に全体の数パーセントで、それ以外にも面白い話が大量にあって大満足です。
私が気になるのは、「どれだけ自分の知っている日本の御伽草子だとか民話だとかに共通する話があるのか?」という事。パーツパーツで見れば、すぐに「アレに似てる」とか言えるんだけども全体の構成が似ているものになると、やっぱりあまり見つかりませんね。


っと、さっそく話が脱線してしまいました。
で、話を戻すと、女子中学生三人組がおまじないの調査をする、みたいなのが大まかなストーリーライン。
この三人組、なかなかいい味出してます。
プレイ画面では、三人の会話が同時進行的に楽しめるようになっていて、中学生女子の会話の雰囲気みたいなものが良く表現されていたと思います。発話するキャラのウインドウがアクティブになるので、混乱する事も無し。
スクリーンショットを見て貰えれば一発ですね。この場合、発話者はサヤカですな。

キャラクター的に一番魅力を感じるのは、やっぱり私はサヤカですかねぇ。
ヴィジャ盤だとか悪魔の証明だとか、そういうのを知っている女子中学生w ちょっと親近感を持ってしまいます。


さてさて、「サンマン様」とかなんぞや?というのが本作での重要問題となるわけですが、ちょっと詳しい人ならすぐに分かりますよね?
私自身はドンぴしゃでは分からなかったのですが、不動明王真言の「ナウマクサンマンダバザラダンセンダマカロシャダソワタヤウンタラタマウンカウン」の「サンマン」から採ってるんだろうな、と気付いてしまいました。
結果的には不動明王真言じゃなくて、もっとおどろおどろしい「アレ」だったわけですが、お稲荷様が出てきた時に「アレ」だと気付く事に……。

中学生とかがやっていそうなおまじないを軸にして、ホラー的なお話が進んでいく、というのは非常に面白いですし、興味がそそられます。
女子中学生におまじないとホラーですよ?こういうの好きなんですよねぇ。

そういえば、一箇所選択肢があります。
怖さが最高潮に盛り上がる時です。いや、最初選択肢が出てきた時に右クリックでセーブをしようとしたんですよ。そしたら選択場面ではメニューが呼び出せなかったんです。気がついたら自動でバッドエンドへ……。
そう、一定時間内に選択肢を選ばないと強制的にバッドエンドに向かってしまうのです。
とはいへ、バッドエンドも一見の価値がある画像が出てきているので、見てみるのも悪くないんじゃないかしら。

怖さ、みたいなものに凄くこだわりがあって、それでいて劇的に怖いわけじゃない絶妙なバランスを保っているな、と思いました。
例えば、携帯が鳴る時の着信音とか、謎の男(?)の息づかいとか、そういうサウンド的な面でかなり怖がらせてくれます。
場面が変わる時の、走査線が乱れているような映像もオイシイですよね。演出周りもこだわって作られたのではないかと思います。

こうした怪奇現象に対して、文献資料に当たって調査するのはサヤカちゃん一人だったりします。が、このサヤカちゃんの調査や、謎を解明してみんなに話す時の説明なんかは、ちょっと詳しい人だと思わずにやっとしてしまうような、そういう魅力に満ちています。
こういう中学生がいるのなら、お近づきになりたい。


さて、気になった点ですが、やっぱりラストの〆でしょうか。
あれはあれで女子中学生っぽくていいんですけれども、もうちょっとしっかりとした結末が付いていたらなぁ、と思ったり。何となく前半部が活きてこないというか、ちょっと宙ぶらりんのまま終わってしまったような、そんな印象でした。惜しい。


※システムの使い勝手は、こちらの判断ミスでした。
右クリックでメニューを呼び出したら、大きな紙のメニューウインドウ内で、再度右クリックを行えばちゃんとメニュー画面が消えてくれます。
完全に私のミスです。ご迷惑をお掛けして申し訳ない。


ワクワク感とコミカルさ、そして適度な怖さが混じった良作だと思いました。
ラストがちょっと気になる所ですが、十分楽しめるんじゃないでしょうか?特に怖い話が好きな人には。
プレイ時間は大体一時間、さっくりと楽しんでみて下さい。
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by s-kuzumi | 2008-01-30 08:40 | サウンドノベル
2008年 01月 29日

なんてことない日々之雑記vol.41

道玄斎です、お早う御座います。

昨日は、ちょっとしたミッションがついに終了したという、記念すべき日でありました。
何年も取り組んできた事が、取り敢えず一つの形になって、無事(?)終了したので、嬉しいのと同時に妙にセンチメンタルな気分になったりして。

まぁ、そういうわけで昨日はかなり早い時間に既に自宅に帰ってきていたわけですが、一気に疲れが出たのか頭痛が止まらなくて。
どうも肩こりもするし、節々が痛む。こりゃ風邪か?と思って体温計で以て調べてみると六度三分くらい。平熱。一応、外出した後には必ずうがい手洗いをしているので、そう簡単には風邪にはかからないのです。

けれども無性に頭が痛いのと、体が痛くてだるいので、ずっと床に伏せっていました。
で、ついさっき起床。
夕飯とか食べてないや……。

今日は今日で、ちょこちょこっとやらねばならない事があったりするので、めんどくさいと言えばめんどくさいけれども、さっくりと作業を済ませて、少しのんびりしようかと思っています。
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by s-kuzumi | 2008-01-29 05:40 | 日々之雑記
2008年 01月 27日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『雨空の下で』

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道玄斎です、おはようございます。
昨日、珍しく外でお酒を呑んだら妙に良い気分になって、帰宅してからも一人でちびちびと飲んでいました。そして気がつけば朝になっていました。

というわけで、今回も番外編。
本当は番外編じゃなくて、ちゃんとした更新をしたかったんだけども、プレイした作品にセーブ機能が付いておらず、尚かつその作品の長さがそれなりにあったという……。
ちと困ってしまったので、その作品は今度纏まった時間が取れる時にプレイする予定と相成りました。

で、今回はまたしても「あおぞら幼稚園」さんの『雨空の下で』です。
もう、「怒濤のリリース」なんて言葉じゃ表現出来ないくらいのリリース頻度を誇るサークルさんです。どうなってるんだ……??

そうそう、番外編では大吟醸・吟醸といった評価、或いは良かった点・気になった点などを項目をたてて挙げる事は致しません。ご了承下さい。


さてさて、なんか文学していました。
文学っぽい香りが満ちています。
話の導入というかパターンみたいなものは、もうおなじみのものなのですが、描写というのか、言葉の選び方みたいな、そういう所がいつものテイストは全然違う。
なんて言うか、クリーンな感じなんですよ。大体五分~十分くらいで読み終える事が出来ちゃう作品なわけですが、最後まで「いつもと一味違う雰囲気」を保持していて良かったなと。

で、このクリーンな感じを支えているのは「文字表示の見せ方」だったりします。
地の文と会話文の間には、適度なスペースが空けられて非常に読みやすい。細かい所なのかもしれないけれども、整然としていて、良い印象が得られる見せ方ではなかろうか、と思うわけです。

そういえば、イラストがかなり個人的に好きなタイプのものでした。
最近気付いたのですが、どうも「アニメ塗り」みたいにパキッと塗ったタイプのものよりも、ちょっと淡い感じに塗ったものの方が、個人的には好みみたいです。

ストーリー自体は定番だけれども、細かい技が光る作品です。
雨の日にでも、外を時々眺めやりつつプレイして下さい。
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by s-kuzumi | 2008-01-27 09:33 | サウンドノベル
2008年 01月 25日

なんてことない日々之雑記vol.40

道玄斎です、こんばんは。

今日(というかもう昨日になってる)は、朝からFAXを大量に送ったりとちょっとだけ忙しかったです。
私は、FAXだとか携帯電話などの扱いが非常に苦手です。携帯なんて前世紀から使ってるのにね。

そういえば昔は、iモードなんてものもなくて「ショートメール」なるものがありましたね。
「シブヤデ5ジニマツ」とかなんだか犯人の脅迫文みたいなw そんなメールでした。かなり厳しい字数制限があったから、簡潔な文章しか送れなかったんですよね。

携帯電話を扱う上での、私の最大の課題は「人を登録する」事です。
これが難しい。最近の携帯はあれこれと機能が付いているから、どの項目から電話帳登録が出来るのか、非常に分かりにくい。
やっとこさ、やり方を覚えたぞって頃に、本体そのものがおシャカになって買い換え。振り出しに戻るの繰り返し。


で、電話機と一体化されたFAXは本当に苦手で、説明書を片手に操作しても全然まともに送れないので、みんなから白い目で見られます(ちなみに『白眼視する』の『白眼」の反対は『青眼』だったりします。中国の古典にそういうのがあるんだよね)。
で、私はこっそりコンビニにいってそこからFAXを送ることに。

コンビニのFAXは分かりやすい。
コピー機と一体になってるんだけども、原稿をセットして電話番号を叩いて、スタートボタンを押せば一発で送信されます。FAXを送るためだけに五分くらい掛けてコンビニに行くのは自分でもどうかと思うのですが……。それに最大のデメリットは一枚送信すると50円掛かるんですよ。これは高い!


来週には本業(?)の方で微妙に忙しいイベントが。
大体の感触はつかめているし、今日情報を知り合いが教えて呉れたりしたので、まぁ何とか何とか。予想していたよりも評判がよさそうなので一安心といった所。

今日・明日で溜まった仕事を全部片付けます。
明日こそまともに更新をしたいなぁ。
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by s-kuzumi | 2008-01-25 02:48 | 日々之雑記
2008年 01月 23日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『冬ぎつね』 

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道玄斎です、こんばんは。
今日は番外編です。
またいつものように、一応言っておくと「番外編では特に良かった点、気になった点などを項目を立てて挙げる事は致しません。又『大吟醸』『吟醸』などの評価も付けません。ご了承下さい」。

というわけで今回は「しゃま」(何故かサイトの方、接続出来ず。しょうがないからvectorのアドレスを張っておきます)さんの『冬ぎつね』です。
「デジタル童話」という位置づけですが、まぁ普通のNscripterで動くノベル作品です。
ただ、完全にオートで進んでいく為に(セーブも出来ない!)、プレイ時間十分くらいの間は、コンピュータの前から離れる事が出来ない、という最大の欠点があったりしますw

こういう童話って凄く好きなんですよね。
童話だとか、神話だとか古典文学とか。大体その辺りが私の好みです。
そういえば、つい先日角川文庫から出ている『グリム童話』をⅠ~Ⅲまで全部買いました。平行して柳田国男全集を読んでいます。昔大学の図書館からかっぱらってきて、書庫に放置してあるものです。
いや、かっぱらったって言っても、盗んだわけじゃありません。廃棄本を持ち帰っただけです。

ま、それはともかく面白い試みでした。
新美南吉の『手袋を買いに』を練り直した、というわけですが、原作自体そもそも記憶から消えかかっているんですよね。で、本作を読みながら記憶を辿ってみたりして。

今、原作の文章を発見したので読んでみたのですが、原作は難解すぎる……。
なんか物凄い「文学」しちゃってるんですよ。三四郎が「ストレイシープ」って繰り返してるような終わり方をしています。

こいつは難しい。作品に込められたメッセージ性、或いは作者が想定している意味みたいなものを多分、問うのはナンセンスでしょう。テクスト論的な立場になってしまいますが、これは読んだ人それぞれ思う所があっていい。そんな作品。だからこそ童話なんだろうなぁ。

それで、本作の方なのですが(今までは原作のお話)、ウリは「わかりやすさ」です。
勿論、良い意味でね。
悪いヤツVS良いヤツの構造が非常に分かりやすい。多分原作を一つの方向にうんと突き詰めていくと本作のような形式になるんだろうな、と。
けれども「人間っていいヤツなのか、それとも悪いやつなのか?」というその究極的な悩みが薄くなってしまっているのが少し残念。

けれども、そーんな事考えなくて、何となく暖かい感じの作品を何となく眺めるともなく見る。
それもいいじゃないか、と。
奇しくも、今日、東京は雪が降りました。ほんのすこしだけ積もりましたね。
こんな日にゃぁ、ココアでも飲みながらのんびりと、こういうゲームをやるのが吉ですよ?

原作があまりに凄すぎるのでアレなんですけれども、本作だって物凄い暖かいハートウォーミングストーリーだし、実際このくらいのわかりやすさがないと、「ノベルゲーム」という形式にした時に伝わりにくかったりしますしね。

ちょっと操作性に難はあるんですが、こんな寒い日にはぴったりの作品だと思います。
向こう十年くらいを予想すると、童話とか神話とかがもっともっと見直されてるような気がするんですよね。原始的な愛や力のある物語。そういうものが「次」に求められているんじゃないかと、一人で納得しつつ筆を擱くことにします。
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by s-kuzumi | 2008-01-23 22:01 | サウンドノベル
2008年 01月 23日

なんてことない日々之雑記vol.39

道玄斎です、こんばんは。

イライラしています。
というのは三日前から禁煙しているからです。

かなり喫煙歴は長いのですが、ここまで本気に禁煙をしたのは初めての事かもしれません。
一年とちょい前くらいに肺炎で入院して以来、少し体に気を遣うようになりました。
しかも、肺でしょう?煙草はダイレクトにダメージを与えてしまうわけです。

で、まぁちょっと本気で煙草をやめてみよう、と本気ながら軽い気持ちでやってみたら、三日も続いています。
初日は未練たらしく、シケモクを探して吸ったり(禁煙じゃないって?)していたのですが、もうシケモクが無くなって二日経ちました。と言っている間に三日経ってしまいました。だから禁煙はもう四日前からという事になります。

これは禁煙をしている反動かどうか分かりませんが、何故かお腹がすきます。くわえて妙に眠たいです。

ここらで私の煙草遍歴について纏めておきましょう。纏めてもいいことないですけれども。まぁ戒めとして……。

・最初はセーラムとか吸ってた。

・段々キツい煙草が好きになる。基本はメンソールだった。

・長い間、セブンスターのメンソールを吸っていた。

・その後、Jokerという国産煙草(知ってる人はいますか?もう売ってない筈)が好きになる。しかもこいつは確かタールが17mgで、ニコチンは1.4mgもあった。あの味は国産煙草の最高峰にあったと思ふ。発売中止になった時に箱買いをした。まだ部屋のどこかに一箱しまってある。

・何年か前にケントウルトラメンソールという1mgというものが出たので、こいつにシフトする。

・去年くらいに「さくら」という煙草が出る。こいつは1mgをずっと吸っていた身としては少し強い。たまーに吸う。

・禁煙。

と、戒めの為に書いていたら吸いたくなってきたけれども、我慢我慢。


で、ぶち上げてみた音楽に全く反応がなくて、微妙に落ち込んでいたら、聞いて下さった上に作品に採用して下さる方が出てきたので、非常に嬉しい。
思わず震えてしまったくらいに嬉しい。わーい!!

しかもあのお方ですよ。この界隈で知らない人は恐らくいないでしょう。
実際問題として、使って頂ける/頂けないはともかくとして、聞いて貰えた事が嬉しい。
ちょっともっとしっかりとした機材でも集めた方がいいかしらね……(←単純)

というわけで今日はこのへんで。
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by s-kuzumi | 2008-01-23 00:58 | 日々之雑記
2008年 01月 21日

フリーサウンドノベルレビュー 『だから、貴方と前を向こう』

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今日の副題 「大切なものは何ですか?」

ジャンル:ファンタジー恋愛(?)。
プレイ時間:一時間半くらい。
その他:選択肢無し、一本道。
システム:LiveMaker。


道玄斎です、お早う御座います。
なんだか、先ほど目が覚めてしまいましたので、ちょこっと途中だったゲームをプレイしたら最後まで行き着いてしまいましたので、こんな時間にレビューを書いています。
本作が処女作という事になるかと思うのですが、将来性を感じさせる作品だったと思います。
というわけで、今回は「Alege」さんの『だから、貴方と前を向こう』です。
良かった点

・確かな文章力・描写力がある。

・かなり密度の高い作品になっていたと思う。

・ヒロイン(?)のアムが魅力的。


気になった点

・文章表示に、読みやすくする工夫が欲しい。

・ラストが性急すぎたかも。ストーリーの焦点がぼやけているような所がなきにしもあらず。

ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。
僕と妹は世界でただ二人の魔法使いだ。
だからずっと孤独だった。
それでも、二人居れば生きていけると信じていた。

ある日突然魔界が現れ、魔法使いはたくさん増えた。
友達も彼女も出来て、たぶん僕は幸せになれたのだと思う。
だけど、僕は孤独のままだった。
もう妹は居ないから

こんな感じ。

シンプルなタイトルにだまされる事なかれ。
最初は、割と良くあるタイプの恋愛作品を予想していたのですが、プレイしてみてびっくりです。ちょっとダークな感じがあるものの、面白いんですよ。文章や描写力も十分あるし、何より「密度」が高いと感じました。
大体、一時間半くらいの作品ですが、ギュッと中身が詰まった作品、という印象。
ただ、ジャンル分けが難しいですよね。ファンタジーとも言い切れないし、伝奇とも違う。不思議な感触の作品です。

女性キャラは三人。なんか女三人三つどもえの戦いみたいな、そういう感じがしないでもないw
妹のクレハと、魔族のアム、そして悠里。この三人の女性と主人公を巡るエピソードがてんこ盛り。だけれどもそれが五月蠅くなく、作品の密度を高めて読者に提示されるので、好印象。一言で言えば作品の雰囲気と相俟って「重厚」な感じがするんですよね。

けれども、同時に、この三人の女性キャラの存在が微妙に作品全体の焦点をぼやけさせていたかなぁ、とも思いました。
プロローグを見ると、主人公にとって大事なのは妹のクレハである事が分かります。
けれども、クレハが居なくなった後に割とあっさりアムと仲良くなったり、次の章に行くと悠里なる恋人が居たりする。
結局、「誰の為に主人公は行動しているのか」が分からなくなっちゃうんですよ。特にクレハとアムのどっちに比重が置かれているのかが分かりづらい。
ですから、ラストを見ても、なんだか性急に終わってしまったような気がする。
或いは、ラストでもうちょっと前半部での伏線を綺麗に消化して、時間を掛けて描写をすればこうした違和感みたいなものは或る程度解消されていたのではないかと思います。
そして、それが出来るだけの描写力、文章力があるので惜しい所です。
あと、ちょっと悠里が可哀想w

メインヒロインって事になるのかな?アムというキャラは魅力的ですね。
或る意味で、こういう娘がいたらいいな、と思える一種の理想的女性。包容力があるというか、ちょっと後ろ向きな主人公を包み込み、尚かつ巧みに導いてあげるようなそういうキャラ。
言葉遣いやら、物腰やら、主人公をリードしていくアムの姿は、きっと多くの男性にとって魅力的なものとして映るに違いありません(私だけですか……?w)。

そういえば、女性キャラの立ち絵が美麗でしたね。
デフォルメされすぎない適度なリアルさを持っており、オリジナリティのあるイラストで良かったと思います。ちなみに例の「影絵」のキャラとかもいるわけですが、立ち絵は立ち絵として、全部のキャラに或る程度の整合性が合った方が良かったかな、とも思いました。
実際、主人公の友人キャラの絵と、女性キャラの絵が並ぶと、やっぱり違和感があるんですよね。例えば、もう召使いキャラは立ち絵無し、とかそういう処理でも良かったんじゃないかしら。


で、これも惜しいなぁ、と思ったのは文字の表示です。
文章自体が良いだけに、その「見せ方」みたいのにもう一歩踏み込んで欲しかったな、と。
適度な改行があれば、ぐっと作品が締まったのではないかと思うわけです。
文章ウインドウがあるわけじゃなくて、画面の上から下に文章が流れていく例の形式です。
これは本当に個人的な意見なんですが、適度なスペースを空けるとか、読みやすいように適宜改行するとか、そういう配慮があったらより良かったと思います。


これは蛇足なんですが、最近LiveMakerの作品が随分増えましたね。
ツール自体も基本的な機能は搭載しているし、プレイする分に何ら支障はない。
本作もLiveMakerで作られています。使いやすいツールで今後もLiveMaker製のゲームが増えそうな予感が。


ラストが少し性急すぎて何となく宙ぶらりん感があったとはいえ、処女作とは思えない、確かな将来性を感じさせる作品だったと思います。
ファイルを解凍してみた所「声優募集」のファイルが入っていました。
次回作は、ヴォイス付きの作品がリリースされるんでしょうか。
今のうちに注目しておくべき作者様だと思われます。そこまで長目の作品ではないですから、是非プレイして下さい。
次回作、楽しみですね。
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by s-kuzumi | 2008-01-21 05:43 | サウンドノベル
2008年 01月 20日

なんてことない日々之雑記vol.38

道玄斎です、おはようございます。

徹夜してしまいました……。
これから眠る予定。。


というのは、例の音楽室に曲を一曲上げておいたからです。
こっちの方ですね。

結局、纏まった時間が微妙に取れないので、こちらの体裁も全然整いませんね……。
どうせやるなら、綺麗にこざっぱりとしたものにしたいんだけども、こいつがなかなか難しい。

で、今回上げておいた曲は、驚きのオリジナル曲だったりします。曲名は『倫敦塔と螺旋階段』。
けれども、最初に謝っておきます。シーケンサーでズルをしました……。
曲自体は拙いものですが、聞いて頂けると私がどういう音楽が好きか一発で分かります。
作るのにすげぇ時間掛かった……。ミキシングなんかも初めてで、手探り状態。

曲の長さは、おなじみの「煉獄庭園」さんのmp3ファイルが二分半くらいだったので(って言っても一曲しか確認してない)、それに足並み揃える形で二分半くらいに。

何かに利用価値を見いだした方は、どうぞご自由に使ってやって下さい。
.oggにしてくれ、なんて要望があれば応えられそうです。
一応、サウンドノベル形式のゲームに使ってくれると嬉しいw 向こうにも書いておいたんだけども、こう潜入とか戦闘とかさ、ちょっと緊迫感のある場面なんかで使うといいんじゃないかな。まぁ、別にそれ以外の場面でも合いそうなものがあったら、どうぞ使ってやって下さい。

一応、直リンしておきましょうか。

こちらです。

そうそう、いつものようにショートストーリー付きです。
可愛がって下されば幸い。


で、折角あっちを弄ったんだから、という事でバナーも作って置いておきました。
こっちにも表示しておきましょうか。

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こっちも例に漏れず、gimpでちょこちょこっと。
200*40と、300*100の二つのサイズがあります。お好みの方をお使い下さい。
まぁ、以前ここで上げたバナーをちょっとだけ小綺麗にしただけです。

さて、少し日本酒でも呑んで、眠るとしますか……。
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by s-kuzumi | 2008-01-20 08:05 | 日々之雑記
2008年 01月 19日

フリーサウンドノベルレビュー 『黒のクロノス』

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今日の副題 「クロいけど、白い笑顔の女神様」

ジャンル:時の女神と平凡な高校生の一日。
プレイ時間:一時間くらい。
その他:選択肢無し、一本道。
システム:Yuuki! Novel



道玄斎です、こんばんは。
今日も昔プレイした作品をやり直しています。といっても私が昔プレイした時はタイトルが『時間の女神の贈り物』というものだったと記憶しています。
たまたま情報サイトで、本作の画像を見て「タイトルが変わりヴァージョンアップがなされた」と分かったので早速プレイ、というわけです。
というわけで、今回は「ゆいしき思想」さんの『黒のクロノス』です。
良かった点

・女神であるクロのキャラクターが魅力的。時間の女神であるがゆえの苦悩などが語られて好印象。

・行動を起こすたびに時間がカウントされていったりと、細かい演出がグー。


気になった点

・文章がいささか読みにくい。漢字使用率が劇的に高い。

ストーリーはベクターの紹介文から引用しておきましょう。
ある日の朝、凡人の青年の前に時間の神を名乗る少女が現れた。
その時、窮地の追い込まれていた青年は、少女に頼んで時を止めてもらう。
1時間だけ止まる世界の中、青年はある行動に出た。

停止世界のファンタジーサウンドノベル。

こんな感じ。

プレイ時間も大体、ぴったり一時間くらいで収まって良い感じでした。
さっくり読めるし中身も悪くない。

これって作中時間の一時間とプレイ時間がリンクするように、或る程度調整しているんでしょうかね。主人公が行動を起こすたびにカウントされる「残り~秒」という表示も、適度な緊張感と(当たり前だけども)時間の経過を読者に感じさせるものとして機能しており、地味ながらも良い演出でした。

キャラクターは時間の女神の「クロ」、そして高校生の主人公という二人しかいません。
主人公は、まぁ良くあるタイプなので割愛して、クロの方を。
クロは以前のタイトル『時間の女神の贈り物』が示すように、時間の女神です。まぁ、今回のヴァージョンでも『黒のクロノス』ですから、属性自体は一発で分かりますよね。
「クロノス」から派生した語は一杯あります。
腕時計に付いている「クロノグラフ」とかもそうだし、「クロニクル」なんて言葉もそうですよね。時間に関わる言葉の多くが「クロノス」から出ています。ギリシャ神話の神様の名前ですね。

ここでご注意を。
「クロノス」って名前だからって、ゼウスの親父のクロノスとは別物ですよ。ゼウスの親父の方は農耕の神様と言われています。
発音はそっくりだけれども微妙に違うみたいです。日本語の表記だとどちらも「クロノス」になってしまうんですが。このあたりは蛇足ですね。

で、この時間の女神であることの「強さ」と表裏一体になった「弱さ」が、このクロというキャラクターの魅力を支えています。
最初はただのゴスロリ少女といった趣なんですがw あっ、立ち絵はとても可愛いです。

彼女のセリフに「八百万の神の中で、最も人間の命を助ける力に長けているのが自分。だけれども最も人間を助ける事が出来ないのも自分」と、まぁこういうのがあるわけです。
ギリシャ神話由来なのに八百万とは何とも日本っぽいけれども、それはさておき、こういう設定は中々いいですね。
彼女が時間を操る力を使えば、事故を無かった事に出来る。
けれどもそれを一度でもやってしまえば、過去から未来永劫自然死以外で死亡する人間を助けていかなければならない。よって誰も助ける事が出来ない。こういう「神であること」のジレンマや弱さみたいなものが、クロというキャラクターの大きな魅力です。
完璧超人的(超越神)な存在がいたら、それはもうドラマになりませんからねぇ。

クロの支配出来る時間という領域が作用する範囲も明確に語られていて、これも好印象。
細かい矛盾のようなものがしっかり潰されています。こういう細部の設定こそが、作品を支える重要なものなのです。


全体的なオチみたいな所は、まぁ割とオーソドックスなところに落ち着いているのですが、作品の内容を考えるとこのくらいがベストでしょうか。
主人公が平々凡々な高校生である、という点が良い方向で作用していました。
帰着する所はオーソドックス。だけれどもほんのり幸せで、優しい気持ちになれるような良いエンドだったと思います。


さて、気になった点は文章でしょうかね。
完全に私個人の意見なんですが、割と凝った文体なんですよ。まぁそれ自体はともかくとして、漢字変換率が異常に高い。
こうやって私が書いているものも、かなり漢字変換率が高いわけですがw

で、不覚にも「読めない漢字」がありました。恥ずかしいけれども告白しますよ。
今そのせいで、物凄く凹んでいます。大抵の漢字は読める私ですが、パッと画面に表示された時に全く読めなかった。

「罅」

という漢字です。
この読み方は「ひび」です。「ひび割れ」の「ひび」です。
せめてこのくらいのレベルの漢字にはルビが付いたらいいなぁ、と思うのですがどうでしょうか。
Yuuki! Novelも多分、ルビを付ける機能は付いていますよね。

あと、漢字変換が文章で付け加えておくと「これ」とかそういう部分までも「此れ」と漢字変換されていて、スムーズに読みにくい。あと主人公の心中の言葉の中では、「擦過傷」なんかは「すり傷」って書いた方がいいんじゃないかな。
兎に角変換出来そうな言葉は全部漢字に変換されているわけで、そのせいかどうかわかりませんが、誤字も見受けられました。「無情にも」という言葉が「無常にも」になっていたり。

まぁ、そういう意味で文章がちょっと読みにくいかも、と感じました。
ちなみに私の文章も読みにくいです、申し訳ない……。


全体的に良くまとまった作品です。
元々、短編小説として公開なさっていたものと思しいのですが、短編の良さが存分に出ている作品だと思いますよ。

プレイ時間は一時間、是非さっくりとプレイしてみて下さい。
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by s-kuzumi | 2008-01-19 18:12 | サウンドノベル