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2010年 07月 29日

なんてことない日々之雑記vol.306

道玄斎です、こんばんは。
今日は微妙にDTM寄りの話題な気がしないでもないのですが、そこまで大した話じゃないので、例によって日々之雑記のカテゴリで……。



■FL STUDIOをSignature Bundleにした

愛用のシーケンサーFL STUDIOのグレードをちょっぴり上げました。

従来、最上位版だったXXLが最上位で無くなりました。その結果、最上位版がSignature Bundleなるものに代わってしまった、とそういうわけです。

実の所、効果音を作ったりとか大した事をするわけじゃないので、私の場合XXLで十分だったわけですが、たまたまFL STUDIOの販売元、Image Lineのページを見ていたら、今なら21$でXXLからSignature Bundleに出来る事が発覚。
こりゃ、アップデートするしか無かろう、ってんでさっくりとアップデートしておきました。つい先日まで確か62$とかだった気がします。それが凡そ1,800円で最上位版に出来るわけですから逃すのはあまりにも惜しい。

プラグインも49$セールをやっていたのですが、それはさらっとスルーします。
本当はちょっぴりSAKURAとか欲しかったんですが、まぁ、別にいいかな……と。
何か、このImage Lineという会社は訳の分からんセールをやりますねぇ……w それに一旦買ってしまえば後は一生涯アップデート可能でしょ? どうやって儲けを出してるんだ……?

毎度毎度お買い得なものが多いんですよねぇ……。
日本語版が存在しない、というデメリットを甘受すれば、これほどお得なDAWも無いだろうと思う所以です。

何やらアフィリエイトのようなものもあって、私のアカウントに表示されているリンクから、FL STUDIOを誰かが購入すれば、私の元に若干のお小遣いが入ってくる、という事になっているよーです。
しかも、その場合、Signature Bundleでさへも251$で購入可能。ただ、自身のブログでアフィリエイトを付ける、というのはポリシーに反しますので、もし「FL欲しいんだが、出来るだけ安く!」という方がいらしたら個人的にメールを下さいw 
いづれによせ、ダウンロード版で購入すれば299$ですから、あまり変わらないんですけれどもね。



■旧東海道

先日、ちょっと旧東海道を突破してきました。
何やってるんだって話ですけれども、箱根の難所を越えてみました。たまに体を動かすと気持ちいいですねぇ……。

箱根まで出て、そこから関所まで。
出来る限り旧東海道を通るようにして進みました。またしても私がデジカメを持っていくのを忘れたので、画像はないのですけれども、中々風情のある旅で御座いました。

ゴツゴツとした石畳の道で、蜂の大群に襲われあわや死亡寸前、という状況もあったわけですが、何とか無事に生きていますw

道の途中にある茶屋で、甘酒を飲んだら妙に元気が出ちゃってねぇ……
ついつい、そこらへんに落ちてる枝を拾って、景気づけにブンブン振り回していたら、蜂に襲われた、とw
多分、それと気づかぬ内に蜂を攻撃してしまったのでしょう。久々に「マジでヤバイ……」という感じで、思い出しても冷や汗が出ます……。

最初は、普通に蜂の羽音が聞こえてきて、ビクリと身をすくめていたのですが、そこから歩を進めてもどこまでも羽音が付いてきます。
パッと後ろを振り返ったら、蜂が5~6匹くらいこっちに向かってきてるんですよね。「こりゃいかん!」と、ダッシュしてその場を逃れました。

「ここまでくりゃぁ大丈夫だろう」と思って立ち止まると、もう「ブンブン」なんて生やさしい音じゃなくて、「バリバリ」とヘリコプターみたいな音が追っかけてくるじゃないですか。
もう、蜂……というより蜂で出来た蚊柱がこっちに向かってくる、という感じです。

本当にヤバい事になったぞ……。
昔読んだ事のある『今昔物語』という書物の中にありました。「野盗が商人を襲うも、蜂の大群によって全滅」という話。そんな話を思い出したり、目の裏では「アナフィラキシーショック」という言葉がチラチラしたり……。

同行者に「すまん! 俺は暫くダッシュする! お前はあとからゆっくりと来い!」と声を掛けて、天狗もびっくりするようなスピードで山道をダッシュするハメに……。
当然、持っていた棒きれは即座に捨てましたよ。この状況で最も悪い手は、「持っている棒きれで蜂をぶっ叩く」ですから。一匹二匹倒しても、もう相手は群れですし、それは明らかな「攻撃」になっちゃいますし。
それは兎も角、蜂ってのは賢いですねぇ……。攻撃した(と思しい)私だけを攻撃して、ぼんやりと歩いている同行者には目もくれないんですから。

人間と蜂。
どちらの移動速度が上か? これは中々難しい問題です。

昔、蜂を捕まえる為に、一匹の蜂に赤い布きれみたいのをくっつけてその後を追い、蜂の巣を発見する、という蜂猟(?)のやり方を聞いた事があります。
その考え方で行けば、人間は少なくとも「蜂にぺったりとくっついて行く事」は可能みたいです。
その一方で、「蜂に襲われて、逃げ切れなかった」なんて話も聞いたりします。
うーん……大体……同じくらいのスピードで移動可能……という事なのかなぁ?

ともあれ、人間火事場の馬鹿力ってのがありまして、本当にヤバいぞ、と思えば、リミッターが外れるように出来てるわけで、蜂に追われた私はまさにその状態にありました。
ゴツゴツとした石畳、そして上り坂ですが、自分で云うのもびっくりな程スピードが出てました……w
一体どのくらい走ったんでしょうかねぇ……。500mくらいはダッシュした気がします。。

こうして、無事蜂の難を逃れる事が出来ました。
多分、彼らのテリトリーから逃れる事が出来たんでしょうね。本当に本当に危ない所でした……。


え? 
体ですか? 今、死ぬほど筋肉痛ですw
エアーサロンパスをガシガシ掛けて冷却しています。

というわけで、またサロンパス掛けてきます~


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-29 20:55 | 日々之雑記 | Comments(0)
2010年 07月 26日

なんてことない日々之雑記vol.305

道玄斎です、こんばんは。
ここんとこ、何だか暑くて厭になっちゃいますねぇ……。



■英語を勉強 ~そして怪しい教材~

最近、洋ゲーをプレイする関係上英語とは無縁では居られなくなってきてしまいましたw
よくよく考えてみれば、愛用のシーケンサーFL STUDIOだって英語のソフトですから、英語を学ぶにしくはないのです。

しょうがないから、取り敢えず、大学受験用の英語の教材を揃えてきましたw
あんまり易しいヤツからやると、きっとモチベーションが保てないので、中の上くらいの難しさのグレードから始めてます。

何か新聞とか見てるとありますよね。「俺でも楽して英語がペラペラ!」みたいな教材。
ああいうの、死ぬほど胡散臭いですよねぇ……w 
胡散臭い教材と云えば、昔々の事ですが、やっぱり新聞とか雑誌とかに「エーカン」なるモノが載っていました。ご存じの方いますかね?

なんか、教材というか器具に近いんですよ。
それを指でパチパチ弾いているだけで、字が上手くなる、という胡散臭さマックスの商品w 
雑誌の怪しい広告……こうやって書いていると色々思い出しますねぇ……。強運になれる「ヒラ○ヤ」とかw これはアクセサリーなんですが、身につけていると彼女が出来たり、宝くじに当たったりするそーですw

っと、脱線しちゃいましたね。
なんつーか、「楽して最大限の効果が出る」なんてのは、恐らく幻想です。「要領の良いやり方」はあるにしても、ね。
まぁ、何だ、英語だって何だって、最初は或る意味苦行のような、地味なトレーニングが必要になるはずです。最低限の単語は覚えなきゃいかんし、最低限の構文というか文法は分かってないとどうしようもない。
で、しょーがねーからそういう事やってますw 
試験だ留年だなんだって事と無縁で勉強するのは、意外と楽しいですよ。


そういう単調な勉強ばっかりしてると、やっぱり飽きてきちゃうので、洋ゲーをプレイしたりインプットしたものをちゃんと活かせる場があると良いみたいです。

いや、ねぇ、洋ゲーをプレイしていても、意味の分からん単語がゴロゴロしています。
けど、これも何度も書いてますが、分からんものに拘っていてもしょうがないのです。だから「適当にスルーする」という技術が滅茶苦茶大事になってくるのではないか、と。
分からない副詞とかが出てきたら、取り敢えず「すっげぇ」と訳しちゃえば何とか何とかw

取り敢えず、外国人の人と話す機会は少ないでしょう。日本に住んでいる限り。
だから、「文章の読み書き」が出来ればいいんですな。そして、どちらかと云えば「読み」が出来ればOKなのではないか?w

洋ゲーをプレイしたり、ペーパーバックを読んだりの中で学んだ「何となく読んじゃう方法」を更に披露してみましょう。
それは「左から右に読む」です。

日本語は上から下に読み、英語は左から右に読むのが宜しい、というのが私の持論です。
良く関係詞とかが出てくると、急に返り読みする人がいますよね? 私はあれは却ってめんどくさい事になるんじゃないかと、もう何年も前から思っています。
英語という言語の性質を考えてみれば、左から右にという流れは恐らく、「重要案件から枝葉末節」という文章の流れに相当しているハズです。
そうすると、関係詞以下ってのは恐らく「枝葉末節」の「無きゃ無いで何とかなる部分」だと思うんですよね。だから一々返らず、そのまま素直に読んでいけば事足りるのではないかと。

それに……ノベルゲームだったら、文章だけじゃなくて立ち絵だったり、表情差分だったり、音楽だったりで意外とストーリーの流れは追っていけます。
楽しくなくちゃゲームじゃない、ってわけですから、分からん所はさっくりスルーで、何となく左から右へと文章を読んでいけばいいんです、きっとw


さて……ちょっと熟語覚えてくるか……。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-26 21:26 | 日々之雑記 | Comments(0)
2010年 07月 23日

フリーサウンドノベルレビュー 『The Cute, Light, and Fluffy Project』

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今日の副題 「洋ゲー・短編・詰め合わせ」

ジャンル:洋ゲーの詰め合わせ作品(?)
プレイ時間:コンプリートで1時間半くらい。
その他:全部で四編のストーリーが収録されている。作品によっては選択肢分岐あり。
システム:Ren'Py

制作年:2009/7/28
容量(圧縮時):59.1MB




道玄斎です、こんばんは。
今日も今日とて洋ゲーをプレイします。ハッキリ云ってあまり需要があるとは思えないのですけれども、半分備忘録というか個人的な記録、って感じですかね……。
というわけで、今回は「The Cute, Light, and Fluffy Project」さんの『The Cute, Light, and Fluffy Project』です。

まぁ、異なる作者さん達の手より成る短編集ですので、変則的に「ストーリー」と「良かった点」「気になった点」は今回は省略しちゃいましょう。それよりも語るべき事が多い……ハズ。


最近、どうにも國産のゲームで「これは!」というものが見あたらなくて。
大体、このフリーのノベルゲームの業界に長い事身を置いて居ると(プレイヤーとして、ですけれどもね)、「沢山作品が出てくる時期」と「あまり作品が出てこない時期」が交互にやってきたりしている事に気が付きます。
で、最近ちょっと停滞期というか、そういう時期なので、私も國産ゲームよりも洋ゲーの方に偏りがちになってます。

今回は、色んな作者さん達の手による、「洋ゲー、夢の競演プロジェクト!」みたいな趣があったので、ダウンロードしてきました。
何か、見たことある作者さんが混じってたりすると、「俺も大分洋ゲーに詳しくなったなぁ……」なんて感慨も一入ですねぇ。それに、使用されている音楽にまで馴染みが出てきたら、結構「洋ゲー道」としてはいい線行ってるんじゃないかな? なんて思いますw

日本だと、ノベルゲームの音楽と云えば「TAM Music Factory」さん辺りがその筆頭に挙がると思うのですが、洋ゲーでは「SAM Free Music」さんの使用率が凄く高い。TAMとSAM……ちょっと似てますねw


それでは、作品の中身に入っていきましょうか。
本作は、 "Cuter than Fiction" "Cloud Fairy" "My Eternal Rival" "Five Minutes" の四編の作品の集合体です。ちなみにスクリーンショットは"Cuter than Fiction"の冒頭部です。
どの作品にも共通するキーワードがある、とかそういう感じじゃないんですよね。強いて云うなら「Cute」で「Light」で「Fluffy」な感じです。ってまんまですけれどもw

ストーリー性があって、或る意味で我々にもお馴染みなテイストの作品と云えば、実は"Cloud Fairy"と"Five Minutes"の二つかもしれませんw 
や、一応、誤解無いように云っておくと、他の二つにもちゃんとストーリーはあるんですけれども、あまりストーリーそのものの旨味が無いままに終了してしまっているというか。

例によって全部英語なんですけれども、やっぱりそれなりに読むことが可能です。
多分……一番読んで理解しやすい英文は"Cloud Fairy"なんじゃないかな? まぁ、私だって全部逐一意味が分かってるのか? と云われたら「分かるわけねーじゃん」としか云いようがありません。だって母国語じゃないんだもんw けど、一応義務教育は受けてますからねぇ……ギリギリのラインで内容を追っていく事は出来ますし、ゲームですからそれで十分です。

で、一番個人的に好きだった作品も"Cloud Fairy"なんですよね。
「理解しやすかった」という事と不可分じゃなさそうなんですが、ちょっと爽やかな英国ファンタジー的な作品で凄く良かったですよ(←勝手な印象)。
英国ファンタジーって云っても、例の魔法学院とかじゃないですけれどもねw

一話づつ解説していく……というのもアレですから、今回は"Cloud Fairy"に的を絞って話を進めて、興味を持って下さる人が居たら「あとはご自身でお読み下さい」方式にしようかとw

ちなみに、選択肢が入る作品は、この"Cloud Fairy"だけですね。
5つエンドがあるんですが、私は断然エンド3が好きです。寧ろその他のエンドは興ざめだろ! と思ってしまいますw
ストーリーの概略をかるーく説明すると、夏休みもそろそろ終わりの頃、庭に出てぼんやりと空を見上げている主人公の元に「雲の妖精」が降りてきます。どうやら、アクシデントで雲上世界から地上に落ちてしまったらしく、主人公(Gary)に助けを求めるのですが……という感じ。

選択肢の選び方によって、エンドが異なるわけですが、多分、素直に素直に作品に寄り添うようにして選択肢を選んでいくとエンド3に到達出来るんじゃないかな? と思います。
立ち絵とか、そういうグラフィカルな面では一番アレな感じはするんですけれども、この作品が何だかんだで一番練り込まれていていい感じだったな、と。ちょっと爽やかな感じがあって、こういう作品普通に好きですねぇ……。
「雲の妖精」なる存在も、ギリギリウソっぽくない絶妙な設定がなされていて、そういう部分も好印象でした。それこそスタジオジブリに出てくる「不思議な奴等が平然と暮らしている世界」みたいな。


一応、他の作品についても軽く語っておきましょうかw

"Cuter than Fiction"は、タイトルだけでどんな話か推測する事が可能です。「フィクションよりも可愛い」って事ですから……。
まぁ、コスプレ好きの女の子が男の子を翻弄するって感じw

"My Eternal Rival"は立ち絵はダントツで可愛いんだけれども、ストーリーそのものは薄い。
可愛らしい女の子の掛け合いそのものに主眼があった、という印象ですかね。

"Five Minutes"も又、お馴染みの不思議な女の子に男の子が翻弄される話、ですけれども、こちらの方が凝ってます。ただ、ちょっぴり読むのが難しいかも。私も後でもう一回読んでみる予定です。


大体、こんな所でしょうかね。
本作をプレイしていて、洋ゲーにも大分馴染んできた感触がしましたよw
率直な所を云わせて頂ければ、まだ、海外ではノベルゲームが浸透していない、というか、もうちょっと読み応えとストーリー性のある作品が出てきてくれればいいなぁ、なんて思ってます。

もし、そうした作品をご存じの方がいらしたら是非教えて下さい。
私も、もう少し洋ゲー道を究めるべく、色々サイトを廻り歩き、又作品をプレイしていこうと思っています。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-23 22:51 | サウンドノベル | Comments(0)
2010年 07月 21日

なんてことない日々之雑記vol.304

道玄斎です、こんばんは。
今日も暑いですねぇ……。所謂猛暑日、という事らしいですが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?
こうも暑いと、ゲームをプレイする気力も萎えてきてしまうのですが、地道に面白そうな作品を探してきてはプレイする、という、いつもの作業をやっていますw 英語を読むのは疲れる……w



■たまには紹介

もう三年ですか、このブログをやり始めてから時が経ったわけですけれども、レビューは書けど「作品の宣伝」自体は殆どやってません。
ま、私の所で紹介したからアクセス数が増える! なんて事は恐らくないのですけれども、数少ない例外を除いてそれはちょっとポリシーというか、そういう部分なので、控えるようにしています。

で、その舌の根の乾かぬうちに宣伝をしようと思いますw



ん。
これで張れてるかな? お友達のカラルさんが歌を歌ったので、是非聞いてあげて下さいw
結構、本格的な設備を導入して歌を歌ったりしているようですよ? 普通に歌上手いんじゃないかしら……。
ノベルゲームの紹介、じゃないからたまには宣伝もいいよね。



■そしてノベルゲーム絡みのお話

以前レビューした事のある『se・きらら』がどうやら10万ダウンロードを越えたようです。
詳しくは公式サイトからどうぞ。あっ、一応18禁なので、それ未満の年齢の人は見ちゃダメですよ?

一応、フリーで10万ダウンロードというのは凄いと思うんです。けど、その割に界隈(それがどこを指すのか必ずしも自明ではないけれど)で話題になっている感じがしないのが不思議……。

いや、まぁ、逆に10万ダウンロードを突破して、関連商品なりを売らないと採算が取れないハズなので、或る意味で予想された結果だとは思うのですが、もっと話題になってもいいよなぁ……なんて思っちゃいますねぇ……。

私がそういう話しを出来る立場に無い事は承知の上で云うんですが、ここんとこちょっと(制作サイドだけじゃなくて、ファンも含めた)業界(?)が低迷しているような……。
何事にも浮き沈みってのがあるわけで、今回もたまたまやってきている低迷期……だと信じたい……w 私に出来る事といやぁ、いつも通りゲームで遊んでその感想を書いて、ってな事とRen'Pyのような、ノベルゲームに関するトピックをちらりと扱ったり、ですね。


これから、まだまだ2ヶ月くらい暑い日々が続くと思うと厭になっちゃいますが、何とか乗り切りましょう! 勿論、ゲームをプレイしながら、ね。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-21 19:23 | 日々之雑記 | Comments(2)
2010年 07月 20日

フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.41

道玄斎です、こんばんは。
梅雨が明けたと思ったら、とんでもない猛暑の予感ですねぇ……。
本当は、こういう季節にゃぁ、ちょっと怖いホラー作品でもプレイしたい所なんですが、中々良いものがなくて。
というわけで、今日は久々に箸休めの方を……。



■Ren'Pyウェーブに乗れ!

先日、ついに恐らく管見の及ぶところ、「日本人向け」という事では初のRen'Py製のゲームがリリースされました。Ren'Pyというツール自体、まだまだマニュアルが整っていない(特に日本語で!)為か、国内ではまだ普及する気がしませんねぇ……。

マルチプラットフォームってのは、ゲーム業界にとって凄まじいアドバンテージがあるような気がするんですが、どうなんでしょ?
多分……比較的容易に、Windows版だけでなくMac版、Linux版のバイナリが作れると思うので、ノベルゲーム普及にも一役買ってくれそうな、そんな気はしてるんですけれどもね。
そういう意味でも、日本人向けの作品がリリースされた、というのは嬉しい事です。

で、その作品である所の『フォルトゥナに口づけを -un bacio per Fortuna』を制作なさった「堕天の旋律」さんにて、Ren'Pyの講座が開設されておりました。これは役に立ちそうだ……。
一渡り、Ren'Pyを使用したゲーム制作の流れが分かるようになっていますね。そして嬉しい日本語解説。

ここは或る意味、Ren'Py普及の為の勝負のしどころ(?)ですので、私もこっそりマニュアルの日本語訳などに取り組んでみてもいいかもしれませんねぇ……。
されど、大事な事は「草の根」レベルで止める事。作業は私がしても、アウトプットはここじゃないどこかでやってくれると助かるw


……かくして、我も亦、Ren'Py作品をプレイする事久しくなりぬ。
種々の作品をプレイするに、些か不満に思ふ事ありて、それを以下に綴らむと思ふ。


○何故、一々インストールを要求するのか?w

これは相当大きな問題である。
総プレイ時間が30分に満たないような小粒の作品であっても、インストーラーが付いておりプレイするのにインストールを要求せし事度重なりぬ。
なんかねぇ……面倒だよねぇ……。一方でインストールを要求せず、解凍してすぐにプレイ出来る作品があることも亦、確認済みである。

文化的な違い、なんでしょうかねぇ……。私を含め、ノベルゲームに関心のある人の多くは「インストールを要求されると萎える」と云っていますw 日本人はインストールを要求されると萎える。よって日本市場(?)ではインストールを要求しない方が喜ばれるような気がするんだけれども……。

ただ、まぁ、これも難しい問題があって、商業のそれなんかはインストールする事が前提になってますからねぇ……。ウソでも8,800円出して買ってきたものが、解凍してポンっとプレイ出来ちゃありがたみが無いって事なんでしょうけれどw
気にする人は気にするし、気にならない人は全く気にならない問題なのかもしれませんが、フリーのノベルゲームだとインストールが無い方が、個人的には嬉しいかな。


○限りなく巻き戻るバックログ

バックログ、Ren'Pyにもちゃんと付いています。
つい、ちゃっちゃかクリックして読み進めてしまった所を見返す為、このバックログは非常に大事。
Ren'Pyのバックログは、恐らくデフォルトの仕様では、「背景や音楽」までバックログで戻した時点まで巻き戻ってしまうようです。

分かりやすく書くと、こういう事になる。
【シーン01】

場面:なんて事無い日常シーン。街を歩く主人公、交差点の向こうにヒロイン1の姿を発見。
音楽:軽快でアップテンポなBGMをループ

と、まぁ、こんな感じの場面があったとして、主人公が「おーい!」とか声を掛けた所で、画面が切り替わって、
【シーン02】

場面:ヒロイン1、突如飛び出してきたトラックに轢かれる。呆然とする主人公。
音楽:ダークで暗いBGM

と、一瞬の場面転換で、明るいシーンからダークなシーンへ変わってしまう事があります。
で、今、【シーン02】を見ていたとして、「そういえば、さっき主人公は、何て云ってたっけ?」とバックログで、【シーン01】に相当する場面までログを見ていくと、状況自体は【シーン02】で暗いハズなのに、バックログのパワーによって、BGMも巻き戻ってしまいアップテンポで明るい曲が流れてしまうのです!w 
っていうか、そこに表示される立ち絵や背景画像なんかも【シーン01】まで巻き戻っちゃうんですよ。

ま、致命的にプレイしづらいとか、そういう事はないんですけれども、場面によっては折角の演出が台無しになってしまう可能性があるような……。ここらへん、もうちょい融通が利けばいいですねぇ……。


○不安定なダウンロード状況

何だかんだで、ベクターといったゲーム登録サイトが機能している日本は恵まれているのかも。
「これは!」というものを見つけても、ダウンロード先が分かりづらく、挙げ句クリックしてみれば、お馴染みの「Not found」が出てきてしまったりして……。

或る意味で、西洋には、それなりの権威を持ったゲーム登録サイトが存在していないのか、或いはそうした登録サイトの中には「ノベルゲーム」的なカテゴリがないのか……。

「ちょっとやってみたい!」という時にサラリとダウンロード出来るのが、フリーのノベルゲームの旨味の一つだとも思うので、こういう状況も改善されればいいですねぇ。
って、これはRen'Pyそのもの、っていうより、その周辺の問題ですけれどもね。



兎にも角にも、Ren'Py製でまだまだ面白そうな作品、一杯ありますので、今後もそうした作品をご紹介したりしながら、こっそり草の根的にRen'Pyを応援していく所存です。

あっ、そういえば、Ren'Py以外にも洋ゲーで使われるノベルゲームエンジンってないのかな?
ちょっと色々探してみたいですね。そして、また面白そうなものが見つかったらご報告いたします。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-20 21:43 | サウンドノベル | Comments(0)
2010年 07月 17日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『One Afternoon』

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道玄斎です、こんばんは。
前回、日本人向け初(?)のRen'Py作品をプレイ致しまして、今こそまさにRen'Pyウェーブに乗るべきだ、と思ったので、またしても洋ゲーを探してきました。
というわけで、今回は「Forgotten Vision」さんの『One Afternoon』です。


イラストも可愛らしいものが付いており、且つ割とさっくり読めそうだったのでチョイスしてきました。
タイトルから考えても、明らかにさっくり風味が出てますよね。

で、そんなとある午後の出来事に焦点を当てた作品でした。
割と最初は明るいテイストかと思っていたのですが、意外や意外、ドロドロで暗い作品でしたw

登場人物を確認しておきましょう。
主人公はLuna、そしてその友人のTessaとJessie。この三人しか出てきません。Jessieは割と気の強い感じの女の子で、Tessaは気の弱い優柔不断系のキャラ。
Jessieって恐らく「ジェシー」ですよね? で、私、最初『フルハウス』の「じぇしーおいたん」の前例からジェシーって男かと思っていたら、普通に可愛い女の子でしたw 

三人はとても仲の良い友人同士。
毎週、ではないものの土曜日には連れだって買い物に行ったりする。
しかし、その日……三人の友情が決定的に壊れてしまいます……。

そんな一日を描いた、女同士のドロドロノベルゲームだった、というわけですw
選択肢があり、エンドは4つに分岐しますが、どれも後味の悪いものでしたw すっきり爽やかな「グッドエンド!」は存在していないんですねぇ。
とはいえ、女同士の友情とか、女の子ならではの諍いとか、そういうのがフィーチャーされる作品ってあんまりないですよね? そういう意味では興味深く読めちゃうのも事実。そして、女同士の友情が壊れる時は、大抵男絡みだという事も亦事実w
最後の一文が「I was dead」なんてものもあったりして、こういう表現って「語り手」が「幽霊」じゃないと成り立たない気がw

そういえば、キャラクターの名前は全員洋風ですし、英語を使っているのにも関わらず、背景写真は全て「日本」みたいですw
明らかにユニクロと思われるお店があったり、或いは「名代箱根そば」なんてノボリが街中を彩りますw
このミスマッチ感は、思わず笑ってしまうような感じで、個人的にちょっと面白かったです。


本作で、「どのルートもバッドエンド気味」という事以外で、気になった点があるとすれば、Tessaのキャラの薄さでしょうか?
発話自体が少ないですし、喋る時にもおどおど口調で見ていてイラッとしますw
もうちょっと彼女が物語に積極的に関わるような部分があれば……もしかしたらグッドエンドの可能性もあったんじゃないかなぁ? と思ってます。
半分くらい、JessieとLunaの口げんかの場面ですからねぇw

例えば、Tessaが酷い目に遭うエンドがあるんですが、あれはグッドエンドへの可能性がチラッと出てましたよね。TessaはTessaで目立たないながらも、三人のかすがいというか、そういう部分があれば……綺麗な女の子の友情ストーリーが……見られたかもしれません。


大体こんな所ですね。
ちなみに1ルートに掛かる時間は凡そ15分程度。英語の苦手な私がそのくらいですから、実際はもうちょっと早く読み終える事が可能かと。分岐こそありますが、コンプリートには30分も掛からないと思います。

たまには、こういう女のドロドロ愛憎劇みたいなのもいいよ、ね?


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-17 21:20 | サウンドノベル | Comments(0)
2010年 07月 15日

フリーサウンドノベルレビュー 『フォルトゥナに口づけを -un bacio per Fortuna-』

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今日の副題 「ついに登場! Ren'Pyゲーム」

ジャンル:シリアス風味のファンタジックノベル(?)
プレイ時間:コンプリートまで凡そ1時間ほど。
その他:選択肢はないが、「質問」システムが組み込まれている(後述)。
システム:Ren'Py

制作年:2010/7/14
容量(圧縮時):32.1MB




道玄斎です、こんばんは。
今日は、出来たてほやほやの作品のご紹介。ついに……Ren'Pyを使用した「日本人向け」ノベルゲームがリリースされました。私も興味を持っているシステムなので、楽しくプレイ出来ました。
というわけで、今回は「堕天の旋律」さんの『フォルトゥナに口づけを -un bacio per Fortuna-』です。
良かった点

・Ren'Py使用の先駆者として、讃えられて然るべきだと思うw

・ファンタジックな世界観でありながら、少し翳りのあるストーリーが好み。

・プロローグ的、な位置づけではあるが、単独のシナリオとしての纏まりも持っている。


気になった点

・「質問」システムは、云われないと気がつかないかも。

・プレイする上で致命的なものではないが、若干、バグが残っている。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
悪魔の血、それが人間にとって麻薬と似た作用を持つことを誰が想像できようか。
想像などできなくて当然、それが悪魔の存在さえ否定するこの社会なら当たり前。
だけど、誰かが考え、誰かが犠牲になったとしたら?

中立界の軍の少尉はその人間達を追う任務の中二人の子供を助ける。
クラリスとクラウディオ、きれいな兄弟はすでに後戻りできないほどに狂わされていた――。

**多少の残酷・性などの描写があります。苦手な方はお気をつけください。

という感じです。

少しストーリーに補足しておくと、「悪魔の血」なる一種のクスリによって、狂わされたクラリスとクラウディオの兄妹を助けたのは、中立界なる世界の存在する軍の少尉エーリスという人物。
クスリの作用によって、二人の余命が僅かであるのを知り、エーリスは二人を引き取り、生活を共にするのだが……。

と、まぁこんな感じでストーリーが進んでいきます。
大きく分けて、本作は三部構成。「1.人の命 la vita umana」「2.亡霊 fantasma」「3.終結と先 epilogo」と分ける事可能。
これは、一章読み終える事で次の章に進むことが可能になる、そういうタイプですね。

どうでもいい脱線ですが、今挙げたようにサブタイトルとか、ちょっとした所でラテン語系の言語が使われています。が、これイタリア語でしょうかね? 私はそっち系だとフランス語くらいしか分からなくて……。勿論、フランス語が堪能! なんて話じゃなくて、大学の時第二外国語で習っただけですがw

英語+ラテン語系の言語を一つ知っておくと、なんとなーく便利な気はします。
私の推理が合ってるかどうか分かりませんが、「1.人の命 la vita umana」なんかも、そういう応用で意味が分かります。laってのは、女性名詞である事を示す冠詞だと思しいので、特に考えなくてもOK。問題は「vita」と「umana」です。vitaは命とか生命とか生活とか、そういう感じ。ほら「vital」とかって云うでしょ。
「umana」も分かりにくいですけれども、これって恐らく英語で云う所の「human」なんじゃないかなぁ? 字面もちょっと似てますよね。
これ、英語で書くと「The life of human」とかその辺りじゃないかな、と思います。

こうやって見ていくと(それが合っているかどうかは兎も角として)、タイトルにある「フォルトゥナ」も何となく推測可能ですよね? これも英語で馴染みの深い単語を導くと「fortune」が出てくるハズです。あの『フォーチュンクエスト』のフォーチュンですw ってこの喩えで分かる人はいるのか?w
ともあれ、幸運とかそういうフォーチュンですね。けど、これはただ幸運ってんじゃなくて、寧ろ「幸運の女神」を指しているのではないかと。
「Fortune knocks once at least at every man's door」なんて決まり文句も英語にはありますよね。この場合のFortuneも「幸運」ではなく「幸運の女神」と訳した方が良いですよね。

こういう所から作品の雰囲気なりを推測していくのが、ノベルゲーマーであり、その楽しみの一つなのですw
あー、今日は脱線しまくりですねぇ……。ここんところ、中々レビューを更新出来なかったのでフラストレーションが溜まっていたのかもしれませんw


さて、肝心の中身の方に入っていきましょうか。
Ren'Pyという、日本ではあまり馴染みの無いシステムを使用しているのですが、プレイしていて違和感を感じる事は殆どないと思います。いつも通りの操作でプレイ出来ます。
逆に……デフォルトのRen'Pyのシステムを良くここまでカスタマイズしたなぁ……という驚きの方が大きいですねぇ。個人的にはデフォルトのものでも全然いいんですけれども、より「お馴染み」な感じにスッキリとカスタマイズしてくれています。

で、ちょっと憂いを含んだ軍人エーリスが、謎の組織によって、言葉は悪いですがおもちゃにされていたクラリスとクラウディオの兄妹を引き取り、その最後を看取っていくんですが、後書きを見れば「プロローグ的」な作品、だと書いてあります。
確かに、何の気も無しにプレイするとそういう部分があります。そもそも「謎の組織」自体が明らかにされてませんし、「軍」の存在や、「人界」やら「中立界」という世界観の部分もサラリと記述されており、シナリオそのものにはそこまで深く関わってきません。
けれども、「そういう世界があるよ」という前提の元で話が進んでいくので、そこに決定的な消化不良感が生じたりする事が無いのはいいですね。意味深な言葉なり単語なりが意味深なまま放置されたりすると、やっぱり気になっちゃいますからねぇw


本作の大きな特徴は「質問」システムです。
普通に会話なりを見ていく際に、画面上の「?」マークが、一瞬半透明のものからクッキリと黒色で浮かび上がってくる瞬間があります。
その時に「?」マークを押すと、「質問」を投げかける事が可能になり、ストーリーが更に拓けていく。そんな作りになっていました。

確かに、最初から表示されている三章だけを読むと、プロローグ感は強いのですが、各章の隙間を埋めていくストーリーを見る事で、これはこれで「一個の作品としても纏まっている」と気がつけるようになっています。
ちなみに、私が「質問」システムに気がついたのは、一渡り三章までプレイしてタイトル画面のExtraから「あとがき」を読んだ時ですw

ここは、ちょっと気になった点とも重なるので書いておきましょう。
果たして、初見でプレイしてこの「質問」システムに気がつく事が出来るのか? と云われたら、恐らく7割くらいの人は気づかないんじゃないかなw そして、私と同じく「あとがき」でそれを知り、「何だろう?」と疑問に思いつつも放置していた「?」マークに注目するようになる、とw。
中々に難しい事だと思うんですが、もうちょっと「?」マークの存在感とかがあると、ナチュラルに「質問」システムが実装されている事に気がつけたのではないかと思います。例えば、質問すべきタイミングが来たら、一瞬ウエイトが掛かって、「?」マークが2、3回点滅する、とかね。

そうは云っても、取り敢えず、デフォルトで示されている三章をプレイした後に、「質問」で現れてくるストーリーをプレイした方が良い気はするんですよねぇ……。ここらへんは好みの問題ですけれども。個人的には、そういうプレイの仕方をお勧めしておく、ってことで。


で、もう一個の気になった点は、まだ若干、誤字なんかがあったり、バグが出てきたりしている箇所がある、という所。
勿論、最後までプレイ出来るんですが、一瞬「え?」となってしまうバグがありました。「質問」をしたりしていたら、シナリオが巻き戻ってしまった箇所があったりして。
NScripterや吉里吉里/KAGのように、分厚い(そして日本語の)参考書が出ていない、Ren'Pyというシステムですから、このくらいのバグは見て見ぬフリをするのも良いかもしれませんw


イラストも含め、全てご自身でお作りになられている意欲的な作品でした。
Ren'Py製の作品が出てきた、って事も嬉しいですけれども、少し翳りのあるストーリーや世界観が私の好みでした。そういう設定だからこそ、ちょっと感動的なシーンもより一層冴えるんですよねぇ。

これは、多分……続編が次々とリリースされていく、という形態なのかな?
是非、全てのシナリオが出来上がったら一つの作品として発表して欲しいですね。次回作も凄い楽しみです!


というわけで、久々に脱線多めになっちゃいましたが、今日はこんなところで。
それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-15 18:48 | サウンドノベル | Comments(4)
2010年 07月 13日

フリーサウンドノベルレビュー 『SAKANA』

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今日の副題 「かなり正統派、なんじゃないかと思ってます」

ジャンル:微ファンタジックヒューマンのベル(?)
プレイ時間:40分程度。
その他:選択肢なし、一本道。
システム:NScripter

制作年:2006/05/27
容量(圧縮時):41.9MB



道玄斎です、こんばんは。
ちょっとまたぞろ忙しくなってきているのですが、プレイしてみたい作品は山積みなので、一つづつ。
今回は、「読もう読もうと思って積み上げたまま」になっていた作品なのですが、ちょっと流石に読んでおかないとマズイなぁ……と思ったので一念発起して読んでみたら、普通に良い作品だったというw
というわけで、今回は「P.o.l.c.」さんの『SAKANA』です。
もう、既に何度となく取り上げている作者さんですね。
良かった点

・作品のテーマが実はかなり真面目で、これぞ正統派のノベルゲームという感じ。

・すっきりと読み通せる尺


気になった点

・メグに関して、本文中でもうちょっと補足があっても良かったのでは?w

ストーリーは、サイトのストーリーのページへリンクを張っておきましょう。こちらからどうぞ。


というわけで、P.o.l.c.さんの作品です。
実は今だから告白しますけれども、リリースされた作品を全てプレイしている、訳では無かったんですね、私w 近い内に色々、このP.o.l.c.さんも巻き込んで(?)の企画もありますから、いくつか未読のものをプレイしておこう、と思ったのが、実はプレイの直接的なきっかけです。

いや、元々ダウンロード済みではあったんですよ?
けれども、デスクトップ積みゲー状態が続いていて……。
と、まぁ、私の事情はどうでもいいので、作品の中身に踏み込んでいきましょうか。

P.o.l.c.さんの作品、というとどういうイメージを持ちますでしょうか?
私なんかだと、『手紙』だとか『透明なやさしさ』とかの、何といいましょうか「押しつけがましくない感動」を体験させてくれるような、そういうイメージがあります。それこそ、少し淡く優しい手触りがある、みたいな。

で、そんな先入観で以て本作をプレイしてみると、意外と期待と違っている部分、或いは期待に答えてくれている部分があって、凄くおもしろかったですねぇ。
そもそも、主人公である所の誠が大学生男子って所が良かったです。毎度毎度高校二年生辺りが主人公だと流石に食傷気味になってしまいますw 
高校生が主役のノベルゲームは、言わばノベルゲームの世界では主流となっているわけですけれども、もう少しだけ年齢を上げて大学生とになると、ストーリーに幅も出てきますし、深みも出てくる事がままあります。

本作では、日々を無為に流れるままに過ごしている誠が主人公。
ある日、ひょんな事から、人語を解するさかな(私達がイメージする魚とはちょっと違うっぽいですけれども)が誠の精神に入り込んで、その「さかな」が誠として一日を過ごす……という感じのストーリーです。

何気ない大学生活の一シーンなんかは、意外なほどギャグっぽい文章が使われていたりして、最初若干戸惑いはあったものの、後半からの流れはP.o.l.c.さんのお得意の展開になっていきます。
簡単に云ってしまえば、「さかな」が誠として生きる事を通して、当の誠本人が、「今を生きる事」の大切さや、かけがえの無さに改めて気づいて行く、って感じでしょうか。

自分との誰かとの体/精神の入れ替え(?)というテーマは、それなりに目にするんですが、或る意味でフリーのノベルゲームらしい正統派のシナリオで好感が持てました。
テーマというかメッセージ性はあるものの、それが押しつけがましくなく伝わってくる所なんかも個人的に好きですね。
立ち絵があるとか、そういう意味での派手さはないものの、だからこそのノベルゲームらしさ、がある、そういう作品です。


さて、一方の気になった点ですが、それは登場人物の一人、メグに関して。
割と前半で、主人公とメグの会話のやり取りがあって、そこでどうやら、メグは何かちょっと複雑なバックグラウンドがあるらしい……と示唆されているのですが、それが明らかになるのは、本編終了後の「おまけ」ですw
そこは、やっぱり本編の中でストーリーと絡める形で語られても良かったかなぁ、と思います。
又、個人的にちょっとメグに対して「めんどくせぇ女だなぁ……」と思ったりしてw

キャラクターという事で云えば、ノベルゲームに付きものの「ちょっとお馬鹿な悪友」もちゃんと健在。
というか、ノリが私そっくりでちょっと……w 大体、昔ながらの友人達と会う時の私のポジションって本作に於けるザキの立ち位置ですからねぇ……w


割と前半はギャグが散りばめられた文章なんですが、最後までプレイすれば、良い意味でのフリーのノベルゲームの正統派作品である事に気づくと思います。
プレイ時間も、40~60分程度です。派手さこそないものの、こういう作品、いいですよね。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-13 20:36 | サウンドノベル | Comments(0)
2010年 07月 11日

なんてことない日々之雑記vol.303

道玄斎です、こんばんは。
微妙にこっそり、画像素材なんかもアップロードしていたりします。使えるものがあればいいなぁ、なんて思いつつ……。



■久々に買った

久々に、刃物を購入しました。
大体、私は何かを買うとそれを極限まで使い込むクセがあって、刃物も例外ではありません。加えて極めて保守的ですから、モデルチェンジとかされると凄く厭だったりしますw

で、今回買った刃物はご存じ、Victrinoxの「ニューソルジャー」です。
Victrinoxと云われてピンと来なくても、「スイス土産の赤いハンドルの十徳ナイフ」と云えば分かる方も多いのではないでしょうか? 

その中で超ド定番のモデルがあって、それが「ソルジャー」というヤツです。
所謂、スイス軍で使用しているモデル……の民生用を使っていたのですが、この度、装いも新たに「ニューソルジャー」として生まれ変わりました。めんどくせぇ事になったな、と思ったのは事実ですが、ミーハーでもあるのでちょっと気になってはいたんですよw

で、旧版の「ソルジャー」も愛用しているのですけれども、折角新しい「ソルジャー」が出たんだから使ってみよう、と思って買ってきました。
今までのソルジャーと今回のニューソルジャー、比較してみよう! というのが今日の日々之雑記の趣旨ですw



■というわけで刃物レビュー

旧版ソルジャーは少し研ぎ減りしていますけれども、比較検討に支障はありません。
兎に角、見た目的な違いで云えば、


・全体的に大きくなった。

・ハンドルの材質がアルミから、ナイロン樹脂(とウレタン樹脂)のハンドルに変わった。

・刃が直刃から、波刃+直刃に変わった。

・刃にサムホールが付き、刃を引き出し易くなった。

・のこぎりが付属するようになった。

・プラスドライバーが付いた。


なんてのが先ず挙げられそうです。
一方、機能的な違いでは……


・刃にロック(ライナーロック)が掛かるようになり、安全性が向上した

・マイナスドライバーにもライナーロックがかかるようになった。

・リーマー(錐)が小さくなり、且つ使いにくくなった。


とかですかね。
多分、挙げていけばキリがないんでしょうけれども、ざっと、という事で。

個人的に気になった点を二点挙げると、


・ブレードの波刃

・リーマーの使い勝手


となります。

刃が大きくなって、更にロックが掛かるようになった、というのは非常に喜ばしい事です。
ポケットナイフという感じじゃなくなっちゃったんですが、そこの所は評価したい。んが、波刃は研ぎにくいんですよねぇ……。ちゃんと研ごうと思ったら、専用の砥石キットが必要になるハズ。
上手く、砥石の端っことかを使って磨けない事も無さそうですが、難しいですよねぇ……。
又、一般的な「ハーフセレーション」とは波刃と直刃の部分が逆になってます。つまり、刃の先っぽから中程までが波刃で、そこから根本の大凡2.5cmが直刃です。

あっ、ちなみにニューソルジャーは、片刃に削られていますね。
出刃包丁や切り出し小刀的な片刃じゃなくて、片方だけ刃が付いているという感じ(分かるかな?)。右利きの人ならいいんですが、左利きの人だとこの削り方じゃ、使いにくいだろ……。

箱出しの状態では、切れ味は今ひとつ。ザックリカットしてあるだけ、という感じでした。
ですので、刃を詳細に見てみると、かなりギザギザっとしています。軽く砥石で直刃の部分だけ研いでみたら、驚くほど切れるようになりました。この箱だしの状態はもしかすると「刃持ち」対策なのかもしれませんね。特に波刃の部分の。

刃は細かい番手の砥石で研ぐほど、良く切れるようになりますが、刃持ちが悪くなります。
一方で粗い状態だと切れ味も粗いけれども、刃は長持ちします。
研ぎにくい波刃だからこそ、の仕上げなのかな? という気がちょっとしましたが、果たしてどうなんでしょうね?
ここまで波刃が優勢だと、何かものを削ったり、って時に若干やりにくそうな気はしますね。パンとか切ったりは楽だと思いますけれどもね(実際、パンきりナイフは波刃のものとかふつうにありますし)。

波刃の研ぎ方、ご存じの方がいらしたら是非コメントなどして下さいませ。
刃物は研いで使って、また研いでと使い込める道具ですから、ちゃんとした研ぎ方が出来たらいいなぁ、なんて思ってます。
いっそ、ふつうに研いで、波の部分を少しづつ潰していっちゃう、というのも手ですかね。

さて、気になった点の二つ目はリーマー、つまり錐の部分です。
従来のソルジャーでは、完全に引き起こして使用出来、その為、力を入れて作業する事が可能になっていました。実際、旧版ソルジャーで最も良く使っていた機能は、錐かもしれませんw ガスカセットとか、使い終わったライターのガスを抜いたりするときに、ソルジャーの錐でグルグルっと穴を開けて、ガス抜きをしていました。

ところが、ニューソルジャーでは、錐はハンドル半分までしか引き出せないんですよね。
これだと、力を入れて穴を開ける事が結構難しい……。ここは何とかして欲しかったですねぇ……。


大体、こんな所が気になったのですが、もう一個挙げるとするならば、ハンドルですかね。
旧ソルジャーがアルミハンドルでガッチリした作りになっていたのに比して、ニューソルジャーは、少し頼りなく見える……w

けど、このニューソルジャーも概ね気に入っています。
私は居所が山の中というか、自然たっぷりなので、このくらいの刃物があると便利なんです。旧ソルジャーだと若干物足りないけれども、フィクストブレードのものだとやや剣呑。そんな時に重宝しそうなナイフですねぇ。ま、近々、実地テストをしてみる予定です。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-11 21:51 | 日々之雑記 | Comments(0)
2010年 07月 09日

フリーサウンドノベルレビュー 『彼は誰刻』

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今日の副題 「その手の時間にゃぁ、不思議な事が起こります」

ジャンル:微ファンタジック百合ノベル(?)
プレイ時間:30分程度
その他:選択肢なし、一本道。
システム:NScripter

制作年:2010/2/24
容量(圧縮時):38.7MB




道玄斎です、こんばんは。
先日は、第0.5回目のラジオ放送を御きっき頂きまして誠に有り難う御座いました。一応、三周年記念ラジオって事だったのですが、結局3時間喋りっぱなしですから、喉が結構痛くなりました……。今日、ちょっと帰りしなにPCサプライコーナーを見てみたら、1400円くらいで、マイクのミュートが付いているヘッドセットがありました……。近々それに乗り換えないと……。

さてさて、今日は短編作品。
大凡30分程度で読了出来る百合(っぽさがある)って云っても差し支えないような感じのものですね。
というわけで、今回は「観測経路05地点」さんの『彼は誰刻』です。
良かった点

・独特な雰囲気が、文章や作品全体から伝わってくる。


気になった点

・やや分かりづらい点がなきにしもあらず。

ストーリーは、Vectorの紹介文から引用しておきましょう。
夕暮れ時。小雨が降る商店街を一人の少女が小走りに駆ける。
役者志望の彼女は夕方からのバイトに遅刻しかかっていた。
慌ただしく人込みを縫う中、意識するともしない意識が、商店街の片隅で一人佇む少女を捉えていた…。
なくしたはずの記憶が今、浮上する――

少女と出逢い、急速に心を奪われる半面、目に見える体調不良にも見舞われるようになったことも意識していた。
二人の行方は――

女の子同士の関係を描いたサウンドビジュアルノベルです。ジャンルで言えば百合。
※一部女の子同士の過剰なスキンシップ(百合描写)あるため、苦手な方はご注意ください。

という感じです。
実際の所、本作が「百合作品」なのか? と問われれば、そうではないような気もしますw 若干百合っぽい部分がある、というのが最も適切な云い方かもしれませんね。

私はちょっぴり百合とかが好きなので、それに反応してプレイしたわけですが、このくらいの百合未満くらいだと、きっと百合好きもそうでない方も楽しめるんじゃないかと思いますよ。
本作、別に15禁とか18禁とかじゃないですしね。

さて、本作をプレイしようと思ったもう一つのきっかけ、それはタイトルです。
『彼は誰刻』です。「かはたれどき」と読むんですが、全く同じ時間帯を指す言葉に「黄昏刻」があります。そちらはメジャーですが、「かはたれ」の方は今ひとつ市民権を得ていなような……。

「彼は誰」ですから「彼が誰だか分からない」という状態なんです。
「黄昏」=「誰そ彼」も「誰が彼だか分からない」という状態。
現代語にすれば「あいつはだれだ?」若しくは「誰だ? あいつは!」 の時間ですw

つまり……街灯やらが無い時代、夕方とか明け方とかは、ちょっと先に居る人が誰だか分からなかったわけで、そういう時間を以て「彼は誰」刻とか「誰そ彼」刻とか云ってました。
今、ちょっと追跡調査をしてみたところ、「誰そ彼」刻の方は夕方を、「彼は誰」刻の方は明け方を指すように、変化したっぽいです。

その考え方で行くと、本作のタイトルは、その内容を鑑みるに「夕方」商店街に一人佇む不思議な少女を発見して……というわけですから、タイトルの「彼は誰」は夕方を指しているっぽい?
いやぁ、私も「黄昏=誰そ彼」と「彼は誰」は全く同一の時間帯を指している、って云うほうが、感覚的にですが、しっくりきます。
で、こういう時間は更に「逢魔が刻」でもありまして、色んな事が起きたりするもんなのですよ。


ストーリーの方に踏み込んでいきましょうか。
俗に云うヴィジュアルノベルタイプで表示されていく作品ですが、文章そのものは読みやすいですね。
所謂ノベルゲームの文章、というよりは小説っぽい感じ、って云って伝わるかな? 
丁度、作中でも雨が降っていたりして、ジメジメしている今プレイすると雰囲気たっぷりですね。

微妙に影絵が出てきたり、あまり目にする事のないような、小説調の文章が独特な世界を生み出していますねぇ……。
こういう或る意味で「クセ」の部分が、フリーのノベルゲームの味わいの部分。私は結構好きですね。何となく煮え切らないような、じれったさに含めて、ね。

気になった点、というのは、人によっては今述べた微妙なじれったさなのかもしれませんが、実は「キャラが確定しづらい」という叙述上の問題でしょう。
基本、女性二人が登場キャラですが、そこに夢という形の回想シーンが入り込んできたりします。
で、端的に云えば、「今喋っている「私」とは誰を指すのか?」が極めて分かりにくいんです。

二人の会話の掛け合いなどがあれば、混乱する事はないのですが、どうも分かりづらいなぁ、と感じました。プレイするにつれて、もつれた糸がほどけていくので、段々と分かっていくんですけれどもね。
意外と、ラストの辺りは意表を突くというか、良い意味で「やられた」感もあるので、実は結構ストーリー的には深いのかも。
人物の混乱、に関しては一人称を例えば「私」と「あたし」とか、差異を付けてみたりすると解決出来る……かもしれませんね。


大体こんな感じでしょうか?
ちょっぴり優しい雰囲気の微百合作品です。
百合好きなら勿論、そうでない方も気軽にプレイしてみて下さい。


それでは、また。
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by s-kuzumi | 2010-07-09 20:15 | サウンドノベル | Comments(0)