久住女中本舗

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2011年 02月 27日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『2度目の恋』

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道玄斎です、こんばんは。
昨晩、私達が運営しているNMの素材を多く使って下さっている作品がある、との報告を受けて、さっくりダウンロードしてプレイしてみました。大凡、プレイ時間は20分という所なので、今回は番外編で。
というわけで、今回は「青鷺旅館」さんの『2度目の恋』です。



割と、オーソドックスな明朗学園ストーリーかと思いきや、新味もあって、内容的にも十分楽しめるものでした。BGMなどは(私にとっては?)おなじみの曲が多かったですねw ラストシーン~エンドロールで流れる曲も、先日行った「神風史テーマ曲選手権」で、とくむさんがお作りになられた曲でした。あの曲はタイトルが「出会うということ」というわけで、作中の場面と曲のタイトルも(勿論曲そのものもね)、凄いマッチしていて良かったです。
まさか、あそこで「墓場の陰からごきげんよう」をチョイスするわけないですから、グッドチョイスと云わざるを得ませんねw 

で、私が作った効果音……も入っているらしいのですが、自分で作っておきながらどれか分かりませんでしたw
多分……何度か出てくる海辺のシーンでの波の音かな? という気はするんですが……。


っと、早速脱線風味ですね。
本筋に戻していきましょう。高校二年生になり、新たなクラスメイトとの出会いがあって、何か楽しいことが起きそうな、そんな季節、高嶺理沙なる、可愛いけれども、超弩級の悪口の女子と出会う主人公良。
初対面で、変態・痴漢呼ばわりされて、二人の仲は険悪になるのだけれども……。

という感じでストーリーが進んでいきます。
ヒロイン理沙は、所謂「ツンデレ」とは一味違います。本当に口が悪いw しかも妙に慇懃な口の悪さですw けれども、主人公、ヒロインの蝶番として登場する春名と圭介が、裏で手を回して二人をくっつけようとします。

ちょっとした伏線がちゃんと回収されており、「ああ! なるほど!」と思えるような、そういう仕掛けもあるので、処女作、という事ですが、しっかりと楽しめる作品になっていたと思いますよ。

あと、ちょっと嬉しいのは「プレイ時間測定機能」が付いている事ですw
これがあると、プレイ時間の参考になるんですよw 極々まれに、この機能が付いている作品があるんですが、レビューを書く時に、大いに楽になりますw 


さて、気になった点、としては文章の固さ……とか、そういう所かな?
例えば、ヒロイン理沙の発話で「私と二人きりになるために二人きりになるようにし向けたんですか」というものがあるのですが、ここなんかは「私と二人きりになるようにし向けたんですか」でOKですよね?
そうした部分で、少し固さが残っているところがありました。誰が喋っているのか、一読してすぐに分かりづらかったり、とかね。

あと、所謂「地の文」が気になりましたね。
というのは、この手のゲームって、所謂三人称の語り、だったり、或いは主人公の内なる声にて物語が語られる一人称の語りである事が多いのですが(後者の方が圧倒的に多い)、本作、その地の文での語りが、かなり場面場面で変化します。

ある場面では、主人公の心中思惟と同化する形での語りがあるかと思えば、次には、三人称の語りになったりするんです。
勿論、場面が変わって、主人公以外の人物がフィーチャーされてくる時は、その人物に語りが委ねられてもいいわけですが、連続する場面での語り手の移動、はちょっと気になりましたね。
あとは、本当に細かい所なんですが、ラストで何故、主人公が理沙を好きになったのか……って部分が少し不明瞭かも……。理沙が良に惚れる理由、は明確なんですけれどもね。
前半、というか初っぱなで出てくる「あの伏線」をずっと主人公が気にしていて、彼女の事は何か気になる……みたいな運び方でも良かったかなぁ、なんて個人的には思います。


大体、こんな所でしょうか?
タイトルワークもちょっと凝っていて、ラストまでプレイすると、「なるほどなぁ……」とちょっとニヤリと出来るんじゃないでしょうか。タイトルとラストシーンの相乗効果はかなりのものでしたよ。
また、今後が楽しみな作者さんが出てきましたね。第二弾作品がリリースされたら、また是非読ませて頂きたいな、と思います。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-27 16:45 | サウンドノベル | Comments(2)
2011年 02月 26日

なんてことない日々之雑記vol.327

道玄斎です、こんにちは。
昨日今日と、東京は温かくて、暖房も何も掛けていない私の部屋の温度は、26℃もあったりしますから、寧ろ暑いくらいですw

今日は、書庫を整理していたら、とんでもない珍品が出てきたので、それを絡める形で日々之雑記を。



■あの原作マンガ

書庫を整理していたら、何と、映画で有名な『耳をすませば』の原作本が出てきました。
ちゃんとリボンマスコットコミックスの方ですから、オリジナルのヴァージョンです。原作と映画、併せてみると、如何にスタジオジブリという会社が凄い腕前を持っているのか、が良く分かりますw

原作の場面や台詞回しを借用しながらも、ストーリーの大筋は変更せず、しかも劇的な変化をもたらしているのです。

良く、ノベルゲームの解説をする際に、「シナリオ」と「内容」の二つを分けて説明したりします。
今回の『耳をすませば』で言えば、原作の方は、「物語好きの少女が、それが縁でミステリアスな少年と恋に落ちる」というのが内容になりましょうか。

で、個々のシナリオは、

・「夏休みの学校にて、天沢聖司なる男の名前を知る」

・「地球屋なるお店にて、猫の人形を発見し感銘を受ける」

・「杉村を袖にする」

・「自分の姉貴と天沢兄がデキている事を知る」

・「天沢弟の薦めにより物語を書く」

・「姉妹と兄弟がそれぞれくっついてハッピーエンド」

と、大凡こんな所です。
つまり、原作は「月島雫なるキャラクター(=ヒロイン)が物語を書き、又、天沢聖司というキャラクターがバイオリン職人を目指し、夢に向かって頑張っていく」という、映画がフィーチャーしている場面がスポッと抜けてしまっています。

特に、映画後半では、雫が物語を書き進める中で、行き詰まりを感じたり、色々と悩む場面に相当量の時間が費やされ、それがラストへの布石、になっているんですが、そのシナリオが原作にはないんですよねぇ。
つまり、映画では内容が「物語好きの少女が、夢を持っている少年と出会い、お互いの夢と現実に立ち向かう中で、恋に落ちていく」という事になっているわけです。

ね? 結構変化してるでしょ?
多分……なんですが、こういう原作モノの映画化に際して、さっき私がやったのよりももっと細かいレベルでの、「シナリオ」の分解が、あって、それを組み替えたり、追加のシナリオを入れたりして、「一本芯を入れてやる」という作業があったのではないかと思うのですよ。

あ、余談ですが、原作でも雫は結構可愛いですw



■そして恒例のあのマンガへ

で、りぼん、一昔前という事で、やっぱり谷川史子を取り上げないわけにはいかないのですw
また、最近、文庫の採録本を読み返しまして(電車の中で読んでるとちょっと恥ずかしい)、「やっぱり、最高だぜ……」と再確認しました。

採録本、初期から~中期くらいまでの作品が大凡、収録されているのですが、リボンマスコットコミックスには収録されているのに採録本には採られていない、といった作品も実は結構あります。

例えば、「ちはやぶるおくのほそみち」という作品、これは谷川史子が高校生の時に投稿してデビューが決定した、という所謂デビュー作。これを昇華した形の「花いちもんめ」という作品は、文庫にも入ってるんですけれどもね。

あとは「君の夏にとびたい」とか、「祭・長月」とかね。
中期の作品の中にも、このように、採録されていないものが、まだまだ残っています。

最近は、オリジナルのリボンマスコットコミックスが書庫のどこにあるのか、不明なので(どこかにあるのは確実)、手元にいつも文庫本を置いています。
でも、やっぱりいつもいつも読み返してしまうのが、『きみのことすきなんだ』という、初期……の作品集ですね。年代で言えば、89~91年ですから、もう……20年くらい前の作品ですよね。けど、それでもやっぱり名作は色あせないのです。というか、下手すると今だからこそ、輝いて見えたりするから不思議。

この『きみのことすきなんだ』の中で、特に好きなのは「乙女のテーマ」(時代を感じさせるタイトルだ……)と「早春に降る雪」(はるにふるゆき、と読みます)です。

「乙女のテーマ」の前半は、まぁ、割とありがちなラブコメという感じなんですが(文庫採録に際して、変更点アリ。某箇所が削除されている)、後半、文香を主役とするほろ苦いストーリーが、とてつもない威力を持っています。
後半の印象的な場面のモノローグでは、谷川史子は大凡、「極端に漢字表記を減らす」傾向があるのですが、ここはしっかり漢字が使われていて、ちょっと異質な感じはしますけれどもね。

で、一波乱の後、普段の日々が戻ってくる……という感じなんですが、その場面、良く注意して読むと、文香の目が少し腫れてるんですよね。泣きはらした後の。
で、本当に少し、寂しさやもの悲しさを残しながら、物語が終了するってわけで、これは超超傑作だと思います。ここまで絶妙な余韻を漂わせる少女漫画、私は寡聞にして知りません。

谷川史子は、短編、オムニバス連載が得意ですから、ノベルゲーム制作の参考……にも絶対になると思うんですけれどもねぇ……。


「早春に降る雪」も折に触れて、毎年毎年話してきている訳ですけれども、やっぱりこれも名作ですね。
前半、冒頭近くに、

「ほんとだよ 恋ってしたことないの それがどんな気持ちなのか しりたいと思うことはあるけどね」

というモノローグが、後半、ラスト付近の

「けれど この気持ちを恋とよんではいけないのなら あたしは恋なんてしらなくていい」

というモノローグと呼応しているんですよねぇ。
名作。読むべし。


それはさておき、私もどうも苦手な作品が谷川作品にある事は事実なんです。
それは、ファンの間では、超絶に人気の「緑の頃わたしたちは」という作品なんですが、「泣かそう」とする作為が透けて見えてしまって、どうにもあまり好きになれなかったんですよね。

けど、苦手だっていって遠ざけていたんじゃ、進歩はありませんから、今回、それまでの先入観を全部取っ払って(可能な限り……)読んでみたら、意外とイケるんですよw
一つには、ヒロインが恋する男(=かなーり年上)の年齢を、自分の年齢が遙かに超えてしまった、という事でw 「自分がこうだったら、こうするしかねぇよなぁ……」みたいな見方が出来るようになった……って事なのかなぁ……。


んー、少女漫画について語ると長くなっちゃうね。
まぁ、本当に文庫で手軽に読むことが出来るようになっているので、是非是非、谷川史子の作品、お手にとってみて下さい。取り敢えずの一冊目として『きみのことすきなんだ』をどうぞ。これでピンとくれば、あとの作品も自ずと気に入って貰えるはず!


というわけで、今日はこのあたりで。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-26 17:15 | 日々之雑記 | Comments(0)
2011年 02月 21日

フリーサウンドノベルレビュー 『Colorless Day』

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今日の副題 「洋モノだって短編集!」

ジャンル:色のない世界での短編集。
プレイ時間:一話凡そ10分ほど。三話あるので合計30分程度。
その他:選択肢なし、一本道。
システム:Ren'Py

制作年:?/?/?
容量(圧縮時):11.7MB




道玄斎です、こんばんは。
先日、『ウィンドチャイムに連れられて』という優れた短編集のご紹介をしたばかりなんですが、今日は、洋モノのゲームの短編集。
というわけで、今回は「denzil」さんの『Colorless Day』です。リンクは、例によってRen'Ai Archiveの方に張っておきます。
良かった点

・どの作品も割と平易な英語で読みやすい。

・“物語の中のワンシーン”を切り取ったような作品、國産では珍しいのでは?


気になった点

・基本の舞台設定が暗めなので、少し憂鬱になるかもw

ストーリーは、Ren'Ai Archive(良く考えれば、これも凄いネーミングだw)から引用しておきましょう。
Everything faded into grey. Everyone continues their lives without the ability to change them. And the sun cannot break through clouds with its light...

こんな感じ。

というか、これが基本の舞台設定であり、且つ一話目である所の「in silence」の説明になっている、という感じでしょうか?

変わり映えの無い日常、ひたすら続く毎日。生きている……というよりは生かされているような日々。
そんな冒頭の描写は、ノベルゲーム……ではある種おなじみではあるのですが、本作のそれは「本当にそういう異質な世界」になっています。

ですので、最初っから最後まで、画面が「モノトーン」以外になる事はありませんw
常に、白・黒・灰色で構成されてますので、少し気が滅入ってしまいますねw あっ、真っ暗な画面と云えば、國産の作品でも『A Story of Black』というものがありましたね。あれは、実はその後「ヒロイン視点」から作品を読み直す事が可能だったのですけれども、一風変わった演出で印象に残っています。

「in silence」は、そんな世界の異質さを自覚してしまった、少年が主人公です。
で、これまたルーチンの様に本をめくるだけだったハズの女の子(ちょっと長門有希似)も、その異質さに気付き二人でその状況に抗おうとする……という感じでしょうか。

Merry X'mas you, for your closed world, and you...』にも、少し近いような……そういう感触はありましたね。奇妙な世界の中に気がついたら居て、そこからあがいていく……みたいな部分で通底する部分、やっぱり感じます。


私は二本目の「last dance」が一番好みでしたね。
最後の一曲をバンドが演奏する間、「私」は「貴女」と一緒に踊り、二人の過去を回想していく……みたいな、そういう趣でした。
何て云うか、もっと大きな枠組みのストーリーがあって、その中のワンシーンを焦点化して見せてくれる感じで、國産の作品にこういうタイプのものって少なくないですか? 思い起こせば、ちらほらと「アレは、そうかな?」という作品は出てくるんですけれどもねw

最後の一曲を踊っている間……という時間的なリミットの中に、ギュッと回想で以てストーリーを詰め込んでおり、密度があったなぁ、という感じ。

ただ、これも、やっぱり「色の無い世界」という舞台設定だそうで、最初は「おや? 別の舞台になったのかな?」と思いきや、やっぱり画面はモノトーンでした、というw
そうは云っても、少しこの「last dance」は毛色が違う作品、という印象はありましたね。


で、最後が「unkept promise」。
タイトルが内容を如実に表している……というかw
これは、一話目の「in silence」に近い印象がありますね。プレイしていてもある種の息苦しさを感じるような、そういう感じですね。まぁ、舞台設定は三作品とも共通という訳ですから、どうしたって、この舞台設定では息苦しさ、は出てきてしまいますよねw

で、割と引っ張っておいて、ラストはストン、というタイプ。
ちょっと憂鬱になる展開、ですよねぇ……。


全部プレイしても、エンドロールが流れたりとかは無かったです。
割と、愛想無く始まり、愛想無く終わっていく……みたいな、そういう雰囲気でしょうか? ちなみに、本作、どうやら……元々はチェコ語……っぽいですねぇ。
で、どなたかに手伝って貰って英語にしたヴァージョンもプレイ出来るようにしたらしい。普通に起動してやって「English」と書いてある方をプレイすればOK。

分からない単語、細かい部分で訳せない所はチラホラ出てきますが、あまり気にせず読み進められますね。洋物ノベルゲームをやっていて、超頻出なのは「as if~」という文章でしょうw 本作もまたその例に漏れません。
これは、「まるで~のよう」と高等学校で習ったので、そのまま適用してやれば大丈夫だと思います。

何だろう、洋物のゲームをプレイしていると、「自分が習った英語ってどういう種類の英語なんだ?」とちょっと疑問を感じたりしますねぇ……。
何て云うか、今まで習ってきたものって「英語学習の為の英語」という気がしてくるんですよ……。ノベルゲームという、もう少しカジュアルな文体と明らかに位相は異なりますよね。
倒置が頻繁に起きたりとか、中学・高校で習わなかったような、そういう文章なので、少しは「現場に近い」感じなのかな? と思って勉強ついでにちゃっかりノベルゲームも楽しむ、というスタンスでやっていますw

いや、ほんと、凄く勉強になると思うので、英語学習にも是非どうぞ。
高校生くらいだったら、読めちゃえると思うんですよ。中学生……だとちょっと厳しいかも。
ま、なんにせよ、ゲームは楽しむ為のものですから、気軽に、ね。


というわけで、今日はこのへんで。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-21 20:16 | Comments(0)
2011年 02月 19日

なんてことない日々之雑記vol.326

道玄斎です、こんばんは。
今日も今日とて、日々之雑記。



■忙しい時ほど

何か、忙しい時ほど色んな案件が転がってきませんか?w
今の私がその状態で、「そろそろいい加減にしてくれねーかな?」ってものもあるし、「うーん……」と思わず考え込んでしまうようなもの、色々な事があって。
結構クリティカル且つシリアスなものもあるのだけれども、雑事を片付けてから、って気持ちもあるしなぁ……。

あっ、そういえば、今日髪の毛を切って帰ってきました。
久しぶり……に髪の毛切りましたね。大体、髪の毛を切る目安って、前髪を咥えられるかどうか、の辺りなんですよ、個人的にw

なので、一般的に見たら、ちょっと髪の毛長目、かもしれませんね。
どうもね、髪の毛短いのが似合わなくて(そもそも顔が相当にマズい)、自然と少し長目、という髪の毛になったのでした。

で、困った事に、割とサラサラしていて猫っ毛なので、髪型ってものが作れないんですよねぇ。だから、しどけなく垂らしてる……みたいな。



って、脱線しまくりですけれども、何だか微妙に忙しくて、静心ない状態なので、ブログの更新が滞りがち。こうやって気楽に書き散らかせる……のは楽しいのだけれども、作品をプレイして紹介する、という事になれば、ちゃんと真剣に作品に向き合ったりするわけで、物理的な時間と精神的な余裕が必要になりますw

毎度毎度、チェックして下さる方(いるんでしょうか……?)には本当に申し訳ないのですが、少し今より更に更新が滞り気味になってしまう事、お伝え致します。


というあたりで、今日はこの辺りにて。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-19 02:06 | 日々之雑記 | Comments(0)
2011年 02月 13日

フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.46

道玄斎です、こんばんは。
今日は「DTM」の方にしようか、「箸休め」の方にしようか迷ったのですが、どちらかと云えば実践して頂きたい――そして願わくは読んで頂きたい――と思ったので、箸休めの方で。



■Novelers' Materialの素材を使い倒す方法

NMも公開して2ヶ月くらいでしょうか? 経ちました。
幸いな事に、順調に稼働しており、運営メンバーによる企画なんかも行われて、先ずは上々、といった感じですね。

で、NMは、素材を登録して下さる方は勿論、「素材を利用したい」と思う制作者さんにもガシガシ使い倒して頂きたいのです。

そこで、今回は、その一助となるべく、ちょっとした小ネタを出していこうかな? なんて考えています。
特に、SE(=効果音)の利用の仕方、に焦点を当てながら。


さて、“音”が“波”である、というのは中学校の理科で習うレベルのお話です。
よって、制作された楽曲、或いは効果音なんかは「波形ファイル」、と呼ばれたりもします。

ところで、NMには素材投稿時にいくつかのプルダウンメニューがあり、そこでの選択に応じてタグが付与されます。で、楽曲や効果音といった波形素材に対して「加工OK」というタグが付いている事も屡々。
という事は、これら波形素材は「加工する事が可能」というわけで、今日はそんな波形の加工/編集のお話をしていこうと思います。

DAW(簡単に云うとオーディオファイルを扱える音楽制作ソフト)をお持ちの方は、そうした波形編集がDAWで可能になっていますが、ゲーム制作者さんの中には「そんなもん持ってない!」って方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
実際の所、どうなんでしょうかね? ボイス付きの作品なんかを作られているとやっぱり、波形編集のソフトが欲しくなるし、必要な場面も出てくるわけで、私が想像している以上に、皆さん何かしらのソフトをお持ちなのかもしれませんね。

フリーの波形編集ソフトはいくつもあるのですが、今回は安心の國産、という事でCycle of 5thさんのSound Engine Freeを使用しながら話を進めていきましょう。
ちなみに、ダウンロードとかインストールとかはご自身でやって下さいw 既にインストールしてある、というのを前提にいきますよ?

っと、その前に、NMから、今回のサンプル素材として、あいはらまひろさんが制作し、ご投稿なさった「不正解音」を使用させて頂く事、最初にお断りさせて頂きます。
この素材、ダウンロードしてみれば分かるように、ファイル名は「buzzer.wav」です。
それでは、今日の本編に入っていきましょう!



・起動して、読み込んでみる

先ずは何はともあれ、Sound Engine Freeを起動してみましょう。
きっと、細かいヴァージョンの違いはあれど、こんな画面が出てくるハズです。
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アレコレと機能が多そうだ……って事は分かりますが、一方で普通の音楽プレイヤーに似た部分もあるとお気づきになられるのではないかと。

で、先ほどダウンロードしておいた「buzzer.wav」をSound Engine Freeに読み込ませます。
画面左上の「ファイル」から読み込んでもOKですし、直接Sound Engine Freeにドラッグ&ドロップしても大丈夫。
そして、読み込んでみた画面がこちら。
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何やら奇妙な絵? が出てきましたが、これがこの「不正解音=buzzer.wav」の波形です。
注目して頂きたいのは、二つの波形が、上と下にまるで鏡写しのように、2個存在している、という点です。これは、この素材が「ステレオ」だからです。



・ステレオからモノラルへ

別にステレオでも構わないっちゃ構わないんですが、作品を制作する時に「容量的に出来る限りコンパクトに」と考える方も多いのでは? ステレオでなくちゃ困る効果音もありますが、このbuzzer.wavはステレオであっても無くても良いような気がします。
単純に、ステレオ→モノラルにすると、容量が凡そ半分になります。元のbuzzer.wavは229KBの容量でした。それを、先ずはモノラルにしてみましょう。

いじるべき設定項目はここ。
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汚い字で申し訳ない……。
で、これを見ると、「周波数」「ビット」「チャンネル」なんて項目が並んでいます。そしてこの「チャンネル」の数値が2になっている事からも、この素材がステレオ素材である事が分かるわけです。

試しに、「チャンネル」の所をクリックして、それを2から1に変更してあげると、こういう画面が出てきます。
b0110969_21385245.jpg

ちゃんとチャンネルの所が「1」になってますよね? サンプリング周波数とビット数に関しては取り敢えずスルーしちゃいましょう。そして、OKボタンを押してやると、画面がこう変わります。
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上下二つの鏡写しの波形が、一つの波形と変化しました。これで「ステレオ→モノラル」の変換はお終いです。試しに再生ボタンを押して、どんな音になっているか確認してみましょう。どうでしょうか? 音の左右への広がり……は無くなりはしましたが、そこまで音的な変化はないんじゃないかな? 

ここまで作業したら、取り敢えず、ファイルを書き出してみましょうか?
画面左上の「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択し、「buzzer2.wav」と名前を変えて保存してみました。一応、ちゃんと音も確認してみて下さいよ。
で、プロパティから容量を見てます。すると、最初229KBあった容量が、buzzer2.wavでは114KBと凡そ半分になっています!



・もう少し容量を下げてみる?

容量が半分になれば十分! って方もいらっしゃるとは思いますが、更に容量を小さくする方法も存在しています。けれども、容量を下げる、というのは取りも直さず「音質が下がる」わけですから、ちょっとそこは注意が必要。

何はともあれ、先ずはやってみましょう。
取り敢えず、先ほどのように、元のbuzzer.wavをSound Engine Freeに読み込んで、もう一度、「チャンネル」を1にしてあげましょう。

しかし、今度は先ほどスルーした「サンプリング周波数」の値も変更します。
デフォルトでは44100になっているハズですが、その半分、つまり「22050」にしてやります。
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そして、先ほど同様書き出してあげましょう。今度はbuzzer3.wavという名前にでもしてやりますかね。

又してもプロパティで容量を見てみると……57.5KB、つまりbuzzer2.wavから更に半分の容量になっています! 元々のbuzzer.wavから比較すれば1/4まで容量が削減出来た事になります。


どうでしょう? 
ここまで容量を削減してやれば、やはり音質の劣化は免れないものの、「不正解音」としては、これはこれで良いような気もしませんか?w

これも素材によってマチマチなんですけれども、ここまで容量を削減してやると、「明らかに意図した音じゃない音」になってしまう事もあります。けど、大凡の場合、このくらいまで容量を削減してやると、制作者さんにとって(容量的に)優しい素材が作れるんじゃないでしょうか?
そして、制作者さんも、「もうちょっと容量を削りたい……」なんて時に、「加工OK」という事であれば、この手法を用いて容量を削る事が可能になります。

但し、一応、云っておきますが、BGMを「容量削減の為だけ」に劣化するのは止めて欲しいなぁw
飽くまでこれは、「効果音=SE」向けのテクニック、という事で一つ宜しくお願いしますw
けど、効果音であったとしても、「モノラルにしないほうが良い素材」なんかもあります。例えば、波の音とかは左右からさぁっっと音が流れてくるそのステレオ感がキモだったりするわけですよね。そこらへんは、加工する元素材との兼ね合いで臨機応変に。

あとは、声優さんにボイスをお願いした場合なんかも、ボイスがステレオである必然性がなければモノラルにしてしまっても良いのでは? ただ、この場合はサンプリング周波数は44100で、なるべく劣化させない方向で、ね。
実際の所、歌のレコーディングの際も、モノラルで録音するみたいですし、ボイス素材、という事ならばモノラルでも全然OKだと私は個人的に思います。
ま、多分……ファイルが送られてきた段階で既にモノラルになっている、とは思うんですけれどもねw


っと、容量削減、という所に的を絞って解説してみましたが、如何でしたでしょうか?
Sound Engine Freeには、まだまだ多くの機能が搭載されています。エフェクトを掛けたり、フェードイン/フェードアウトが出来たり……。
どれもこれも、その素材が「加工OK」であれば、素材を作品の中に活かす為に「使える」機能ばかりです。是非色々いじくって試してみて下さい。

本記事がその入り口になれたのならば……それに勝る喜びはありません。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-13 21:40 | サウンドノベル | Comments(2)
2011年 02月 12日

フリーサウンドノベルレビュー 『ウィンドチャイムに連れられて』

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今日の副題 「かなりハイレベルな短編集」

※吟醸
ジャンル:短編集なので、後述。
プレイ時間:合計で一時間ちょいくらい。
その他:どのお話も選択肢なし、一本道。
システム:NScripter

制作年:2011/1/6
容量(圧縮時):61.0MB




道玄斎です、こんばんは。
随分、先のレビューから時間が空いてしまいましたが、久々に「響く」作品がプレイ出来ました。
というわけで、今回は「Lunaria Project」さんの『ウィンドチャイムに連れられて』です。
良かった点

・表題作がかなり“響く”名作。心に残り続けます。

・効果的な一枚絵の使用の仕方。

・タイプの異なる三作品が纏まっているのでバラエティに富んでいる。


気になった点

・表題作なんかは特に、もう少し細かな描写を加えて単独でリリースしても良かったのでは?

ストーリーは、サイトの方にリンクを張っておく事にしましょう。こちらからどうぞ。



というわけで、久々に(全体を通して)それなりに尺のある作品をプレイしました。
云わせて頂きますけれども、本作は所謂「名作」だと思います。本作を入れると四作品目という事で、実績のあるサークルさんの作品なんですが、着実な成長が窺えます。って、ちょっと上から目線なのはゴメンナサイ。

本作は、タイトル画面の「はじめから」をクリックすると、どのシナリオを読むか? を選択出来るんですよね。
私はオーソドックスに、上から順番にプレイしていきました。ちなみに、作品は上から表題作である所の「ウィンドチャイムに連れられて」、「海の見える窓辺から」、「天色の空」となっています。

で、表題作「ウィンドチャイムに連れられて」が物凄く良かったですね。
プレイするとすぐに、作品が私の云う所の「サンドウィッチ型」になっている事に気づくと思います。要するに、現在の時間があり、そこから回想していく形で過去の時間が再生されていく、別の時間によってある時間がサンドされているタイプの作品です。

どうやら主人公は、「現在」、高校時代のアルバムを見ていたようで、作品の本編はその「回想された過去」、という事になりましょうか?

主人公は野球部員でキャプテンを務めていました。
その時は良いメンバー達に恵まれて、高校野球の世界でドンドンとのし上がっていき、周囲の期待に押しつぶされそうになっています。
一方で、そうした主人公の境遇の変化を或る意味で一番身近に感じとっていたのは、幼なじみの美里です。日増しに有名になり、プロ球団からスカウトまで来るようになった主人公に対し、どこか距離を感じてしまい、幼なじみのハズなのに、接し方が分からない……。

そういう幼なじみ同士の微妙な関係を描く、或る意味永遠のテーマを描いた作品です。
が、そこに高校野球という軸も入り込んでおり、「幼なじみが有名になり“遠く”へ行ってしまった気がする……」という、意外とありそうで無かった作品になっていたんじゃないかな、と。


本作が良作である事、疑いの余地は無いのですが、ある時、ある瞬間だからこそ「響く」作品ってのもありますよね? 
その時置かれている自分の境遇とか、そういうのが重ね合わされて読めてしまう……そういう時があります。
別に私は野球で有名な人間じゃないし、何かの分野で有名な人間でもないんですが、何だか台詞回しだったり、先ほどから述べている距離感についての描写だったりで、凄く自分の中に響いた感触があったんですよね。
そういう事情があってか、後半の野球のシーンの一枚絵で目頭が熱くなってしまいました。

本作――他の二作品もなんですけれども――一枚絵の使い方、が上手いです。
一枚絵によってプレイヤーに「ネタばらし」をしたり(あの絵が無いと、分かりにくいもんね)、キメるべき所にきっちり一枚絵が載っかってきます。
これは、きっと過去に三作品お作りになった、そういう経験があるからこそ、なのでしょう。凄く良かったと思います。

あっ、そう云えば脱線しますけれども、ウィンドチャイムってご存じですか? 良く音楽のサビの前に鳴らされる「しゃららららん~」って鳴る楽器ですw
もう少し分かりやすい例を挙げると、喫茶店のドアに掛けてあったりする、長さの異なる金属の棒を何本も並べた楽器、っていうとピンと来る人も多いのでは? 
以上、脱線終わり。

一番最初に、サンドウィッチ型になっている、と云いましたが、反対側のパンは実は描写されていません。
つまり、過去の回想を経て「現在」に戻らないまま、になってるんです。
けれども、そこが又、プレイヤーに「想像の余地を残す」って部分でもあって、今回は私、そこは全然気になりませんでした。

寧ろ、気になった点としては、美里が自分の気持ちを吹っ切る事が出来た、その経緯がもう少し詳しく描かれていたら良かったかな? という辺りでしょうか?
ウィンドチャイムという小道具を上手に使い、お互いの距離が縮まるきっかけが描かれていたのですが、主人公としての気持ちは、十分伝わってくるんです。
けれども、美里としては、「どうしてそのような心境に至ったのか?」という部分が少し不明瞭かもしれませんね。

そこらへんがもう少し丁寧に描写されていたら、もう少し尺も伸びたはずで、全然一本の作品として成立していたんじゃないかしら? で、そうであれば、きっと大吟醸を付けていたと思いますw



さて、次は「海の見える窓辺から」ですね。
これは、ちょっとファンタジックでミステリアスなラブストーリーという感じでしょうか?
ある日、目を覚ますと病院に居て、謎の少女がお見舞いに来てくれるんだけれども、その少女に関する記憶だけがすっぽり抜けてしまっている、という、そういうお話。

中盤辺りから、少し複雑になってくるものの、「……? どうなってんだ?」って所の種明かしも、チェスに喩えながら説明され、分かりやすくて、消化不良感もありませんでした。

これも結構感動系のストーリーなんですが、捉え方によっては、ちょっと恐いエンドに思える部分もあるかもしれませんねw



最後は「天色の空」です。
これは又、打って変わって、所謂SFチックな「終末モノ」でした。
数日後、世界は隕石によって滅んでしまう事が決定している中で、ある事件をきっかけに疎遠になりつつあった幼なじみ二人が、「本当の空」を目指して旅をしていく……みたいな。

隕石によって世界が滅びる、というのは割とSFでは古典的なテーマで、アーサー・C・クラークの『神の鉄槌』という小説もそんな感じでしたね。まぁ、そちらは「その降ってくる隕石を何とか破壊して軌道を逸らそう」とするお話でしたけれども。

ちなみに、このシナリオはどうやら未来(と云っても近未来)が舞台っぽいですねぇ。
また戦争があって(第三次世界大戦後、というのもやっぱりSFの定番テーマ)、空が雲に覆われてしまった世界が舞台となっています。

これは、オチの部分は予想出来ていたんですが、独特な終わり方の余韻がたまらない作品でしたね。
悲壮感漂うエンド、ではなくてどこか『終末によせて』に通じる所もある、実はある種の淡い希望を残しつつのエンドで、個人的にこういう感じ、凄く好きですw



と、後半二作品は、やや駆け足気味になってしまいましたが、本作に収録されている三編、一渡りご紹介してみました。
書きました通り、三編が三編ともテイストが異なっていて、その意味でバラエティに富んだ短編集、になっていたんじゃないかと思います。

『ウィンドチャイムに連れられて』という作品総体としての纏まり感、という事で云えば、テイストの違う作品が集まっているからアレな部分はあるのですが、どの作品も幼なじみという関係が基本となっている事、そして「感動系」という言葉で括る事も出来るわけで、中々良かったんじゃないかな、っと。

やっぱり個人的には表題作を一本でリリースしてくれたら良かったかなーって所はどうしてもありますけれどもねw
久々に「これは日を改めて、また読み返したいな」という作品に出会えた事、本当に嬉しく思います。


一応吟醸、という事にしていますが、かなり大吟醸に近い吟醸、という事でw
全部プレイしても凡そ、一時間ちょいで読了可能です。短編集、ですので、先ずは気軽に一つシナリオを読んでみて下さい。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-12 19:20 | サウンドノベル | Comments(4)
2011年 02月 09日

なんてことない日々之雑記vol.325

道玄斎です、こんばんは。
昨晩、東京は少しだけ雪が降っていましたね。私が云うのもアレですが、どうぞお風邪など召されませんように……。



■ときにはフリーでないものも

私も時にはフリーでは「ない」ノベルゲームをプレイしたくなります。
けれども、新作や話題作をチェックする、というプレイの仕方ではなくて、ふとした瞬間に「もう一度読みたいな」と思える……そんな作品を読み返す。そういうプレイの仕方が殆どです。

私好みの作品は、このブログを読んで下さっている皆様はご存じの通り、「明朗学園ラブストーリー」というよりは、どこかほろ苦い所のある、云ってしまえば少しジメジメっとしたタイプのものなんですよね。

で、今、ちょっとプレイし直している作品があって。
ザラッと内容だけ確認する、という感じでもなくて、割と一文一文しっかりと読んで、合間合間に我が身に擬えて考えてみたりして。

って、かなり暗いプレイの仕方ですよねぇw
まぁ、作品名は出さない積もりですが(けど、以前このブログでチラッと名前出した事ある気がする……)、個人的にかなり心に残っている作品で、もしかしたら「一番好きな商業作品は?」と問われたら、その作品の名前を挙げてしまいそうな気すらします。

毎日、何かしらの作品が発売されているこの時代で、8年も前のゲームと云ったら、ある種「古典」なのかもしないけれども、やっぱり、名作は色あせる事がないですよねぇ。そこに今の自分では受け入れられない青臭い部分があったとしても。

何か、今、そういう作品読み返したい気分なんですよね……。
フリーの作品でも、何かの折りに読み返したくなる作品、というのも多いですよね。プレイ数や、読み返しの絶対量で云えば、断然フリーの方が多いわけですがw ゴールデンウィークになると、アレを読み返したくなったり、ねw



まぁ、今日くらいは、少しジメジメっとした感じにして、また明日から気持ちを切り替えていこうかな、と思ってます。
多分、「これは期待出来るんじゃないか?」というような、ノベルゲームも実は既にダウンロード済みですしね! 



というわけで、今日はこの辺りで。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-09 19:57 | Comments(0)
2011年 02月 04日

なんてことない日々之雑記vol.324

道玄斎です、こんばんは。
また、少しづつゲームをプレイ出来たら、と思うのですが、少し色々作業がたまっていて遅々として進まず、という感じですが、お付き合い下されば幸いです。



■新兵器導入!

というわけで、何の因果か、マイクを買ってしまいましたw
いや、勿論、歌を録ってお聴かせする為、ではありません! そんなもの流石に聞かせるのはちょっと憚られるので……。

土曜日……つまり明日に、NaGISAさん主催のラジオ番組がありまして、私もゲストでチラッとだけ出る予定なんですが、少しでもね、音質を良く出来たら、という事でマイクの購入に踏み切りました。定価は10000円くらいするんですが、何故かアマゾンで買ってみたら2000円台で買う事が出来たというw

ラジオ番組の詳細については、NaGISA netの方をご覧下さいませ。
今回は、DJは、NaGISAさんときりかさんなので、ちょっと新鮮な放送ですね。私も一リスナーとして楽しみにしています(ゲストだけどもね)。

で、ラジオ番組にチラッと出る為だけにマイクを買ったのか? って云われるとそうでもなくて、ちゃんと第二の目的があったりします。
そう……それは効果音です! NMにて効果音を制作して投稿していたりするんですが、どうしても「リアルな音」が欲しくなる事があります。それこそ、キーボードを打つようなカタカタの音とかね。
そういうのは、どうしても、シンセを使ったりじゃ再現出来ないリアルさ、が求められる効果音です。

……と、今書いていた部分の音をマイクで録音して、早速NMに効果音素材としてアップしておきましたw
音質って事を考えると、今ひとつ、な部分はあれど、取り敢えず色々遊んでみようかな、と思ってます。これも、録音のやり方だったりでまた色んな変化が出てきそうですしね。ベストな録音方法を見つけて頑張りたいです。
勿論、ゲームプレイの合間合間に、ねw


というわけで、気が向いたら、NMのSEコーナーこっそり覗いてやって下さいませ。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-04 23:52 | 日々之雑記 | Comments(0)
2011年 02月 02日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『いもいも!』

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道玄斎です、こんばんは。
ここんとこ、ちょっと色々立て込んでいて、中々ブログの更新等出来ませんでした。で、勿論プレイしたいゲームも貯まっていって……という感じなのですが、手軽にプレイ出来る作品からやってみるという事で。
というわけで、今回は「2011 VIPPER有志+サークルPALETTE」さんの『いもいも!』です。
リンクは代表してPALETTEさんの所に張らせて頂きました。


大凡、私のプレイ時間だと1ルート10分程度でした。なので、今回は番外編、という事で。
で、タイトルが如実に示す通り「妹萌え」要素の強い作品です。しかも1ルート10分程度という事で、「お手軽作品」みたいなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり拘って制作されていると思いますよ。

先ず、画面が凄くスタイリッシュですよね。
NScripterなのですが、かなり色々カスタマイズしているのでは? 一枚絵こそ無いものの、とってもグーなタイミングでカットが流れてきたりして、そういう演出面でも凝っていましたねぇ。
あっ、個人的には、こういうライトで気軽にプレイ出来る作品だと、本作くらい文字が大きいと可愛らしい感じも出て、とってもいいと思います。

でも、カスタマイズによるスタイリッシュさと引き替えに、やや、操作方法が分かりにくい、という面もあります。大抵の場合、右クリックをする事によって、設定画面・セーブ/ロード画面を出したりしますが、本作の場合、プレイ中に右クリックを押しても無反応ですw
で、少し分かりにくいのですが、画面の右上に稲妻みたいなマークありますよね? あれをクリックしてやる事で設定や、セーブ/ロードが行えるようになっています。初回プレイ時にちょっとまごつきましたw あと、セーブ/ロードがワンクリックで出来れば良かったかな。


と、ガワの話ばかりしていてもしょうがないので、中身のお話も。
親の再婚により、去年まで同級生だった女子が「義妹(=いもうと)」になってしまったという、数奇な運命を持つ主人公。一気に妹萌えになってしまうのだが……。

という感じで、ストーリーが始まっていきます。
そんな主人公、というか「お兄ちゃん」の希望は、義妹である所の岬に「お兄ちゃん」と呼んで貰う事なのです!
いや、実際に実妹がいらっしゃる方で、「お兄ちゃん」って呼ばれた事ありますか?w 寡聞にして私は知りません。というか、私にも実妹が居ますが、昔から一度も「お兄ちゃん」と呼ばれた事はありません!

脱線しますけれども、NMの方でマスコットキャラの「神風史」のテーマ曲を作ろう企画があって、私もチマチマ打ち込んでたんですよ。で、ヘッドフォンを付けて夜中とか作業するんですよね。だけれども、ヘッドフォンって長時間付けていると耳が痛くなるし、なんか音が分からなくなってきちゃったりして。
で、ヘッドフォンを外して、こっそり本当に控えめな音量で、スピーカーから音を流してそれを聞きながら作業して……なんて事をやってました。
そして、次の日ですよ。妹が云うわけです。「ちょっと……夜中音聞こえるんだけど……」って。
いや、それは完全に私が悪いので、「そりゃ済まんかった。今度から気をつける」と素直に謝りました。そこで問題が解決か? と思いきや、彼女は「お前ぇの作ってる薄気味悪い音楽とか丸聞こえなんだよっ!」とのたまうじゃないですか!?w 云うに事欠いて「薄気味悪い」ってちょっとひどくない!?w というか私に対しての二人称が「お前ぇ」っていう時点で……ね。

まぁ、そういう個人的な事情もありまして、本作の主人公の、妹からお兄ちゃんと呼ばれたい願望に対しては、「おいおい……なんかその気持ち……分かっちゃうぜ……」と妙な共感をしてしまいましたw

で、そんな主人公の周りには妹だけではなく、幼なじみのサバけた感じの陽菜、僕ッ娘属性を持つ寡黙な学級委員京子、なんてキャラがいるわけです。
もう、ここまで書けば、その後の説明は不要でしょうw

ちなみに、選択肢は結構多めでした。
歴戦のノベルゲーマーにとっては、比較的分かりやすいルート設定だと思います、が、コンプリートしようとすると中々厳しかったですw
一応のエンド数自体は、結構多め(多分、6つ?)なんですが、意外と繊細な選択肢捌きが要求される気がします。まぁ、タイトル、が『いもいも!』ですから、義妹の岬のルートは割と見やすいんじゃないかな? と思います。
ネタバレは控えますが、途中に挿入されるカットやテキストで、「まさか……これ……は……」と思う事請け合いですw

で、難しいのが、陽菜と京子のルートですよね。
多分、それぞれのヒロインに「グッドエンド」「バッドエンド」の二種類があって、それで合計6つのエンド数だと思うのですが、中々この二人に関してはバッドエンドに到達出来ませんでしたw
下手すると、妹ルートに突入しちゃったりしてね。けど、妹のグッドエンドは意外といいエンドなんですよw

コツ……は、多分、かなり早い段階で、ルートの分岐第一段階目が行われるので、そこでお目当ての子のルートに入りながらも、八方美人な感じの選択肢にしていくと、バッドエンドにたどり着きやすいんじゃないか、と思います。


「クリスマスイヴ限定軽量級恋愛ADV」なんて書いてありましたが、ちゃんと今でもダウンロードして遊ぶ事が出来ると思います。
気軽に「妹モノ」を楽しみたい! なんて方にお勧めの一本です。興味があれば、是非どうぞ。



それでは、また。
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by s-kuzumi | 2011-02-02 19:35 | サウンドノベル | Comments(4)