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2010年 01月 02日

フリーサウンドノベルレビュー 『わたしには聞こえる』

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今日の副題 「絶妙な難易度のミステリー作品」

※吟醸
ジャンル:ミステリー
プレイ時間:1時間~1時間半程度。
その他:選択肢アリ、入力形式のものも。
システム:吉里吉里/KAG

制作年:2010/1/1(今回プレイしたフリーのヴァージョン)
容量(圧縮時):8.45MB



道玄斎です、こんにちは。
ぼちぼちこんばんはの時間かもしれませんね。それは兎も角、今年の一発目、いってみよっか!
というわけで、今回は「言ノ葉迷宮」さんの『わたしには聞こえる』です。実際に「文字列(単語)を打ち込む」必要のあるミステリー、久々にプレイしました。
良かった点

・テンポ良くプレイ出来、探偵に弟子入りしたような、そんな感触が味わえる。

・選択肢の難易度バランスがグー。


気になった点

・エンドが少しあっさりしてたかも?

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
探偵を志す青年、畑野良吾が命じられたのは、土地の伝承「やまひこさま」を信じるお嬢様を改心させることだった。

彼女はやまひこさまの声を聞いたと言うが――。

こんな感じ。


土地の伝承と、実際の事件が絡み合うような形でストーリーが進行していて、普通に面白かったです。
そういえば、あまりミステリーをプレイしていない気はするのですが、ホラーとミステリーを混ぜたようなものが多くて「ミステリー読んだぜ!」って感触が少ないからなのかも……。
本作は、主人公が「探偵事務所」で働く青年で、お仕事として探偵業をするわけですから、文句なしの「ミステリー」でしょう。

ま、ミステリー作品ですから、ネタバレは止めつつ、今日は少しあっさりと良かった所を中心に書いてみようと思います。

主人公は探偵事務所のバイトというか、準社員というか、そういうポジションみたい。で上司であり探偵事務所の長であるところの千手さんから、仕事を依頼され調査を進めていきます。
探偵としての心構えや、調査のヒントなんかを上司が出してくれるので、ちょっとした「探偵入門」みたいな趣も感じました。その裏返しで、バッドエンドの「適性不足」はちょっと見ていて辛いものがあるのですけれども……w

結構気が抜けないのは、所謂「調査パート」以外にも、上司に報告する際に、選択肢が発生する、という点です。
三択以外にも、実際に「文字列」を入力しないとバッドエンドに行ってしまったりするので注意が必要。

ただ、調査の過程なり、報告の過程なりで出てくる文字列入力を含めた選択肢、その難しさのバランスが凄く良かったですね。難しすぎず、ちょっと考えて試行錯誤させる、くらいのレベルで解けた時の気持ちよさがダイレクトに味わえるようになっています。
私、あんまり頭が良くないので、無茶苦茶難しい選択肢が出てきちゃうと、お手上げになっちゃうんですよw 試行錯誤も50回とかになっちゃうと流石に辛いですよねぇ? その点、本作はちょっと考えて何度か試せば正解にたどり着けるくらいのレベルだと思うので、難易度のバランスが凄く綺麗に出来ていたかな、と思いました。又、誤答をしても、それに続くメッセージが正解へのヒントになっていたりもしていて親切設計かも。

難易度、というのは主観的なものなんですけれども、多分、ちゃんとテキストを読んで微かな「違和感」みたいなものを捕まえていけば、意外といけるんじゃないかな? 一番難儀したのは、一番最後の「文字列入力」ですね……。10回くらい試したかも。。ただ、それも誤答して得られたヒントがありましたから、ストレスを感じる程でもなく、正答出来た時は嬉しかったですね。

あー、そうそう、ちなみに文字列入力は「単語で」となってますけれども、例えば「○○の○○」みたいな形でも大丈夫でした。面白い所は、「プレイヤーにネットで検索させる」箇所があって、そこも一つの難所かも? 多分……皆さん歴戦のネット野郎だと思いますから、そこまで難儀しないと思いますけれども、すっげぇヘンテコな文字列を入れてしまう可能性がありますw 
こういうちょっとした仕掛けというか、「プレイヤーに作業をさせる」というタイプのものは珍しくて、やっぱり面白かったと思いますよ。微妙にヒントを出しておくとYahoo!よりもGoogleで調べた方がいいかも、というくらいでしょうか。


エンドリストが完備されており、エンド数はちょっぴり多めの8つ。
敢えて誤答すれば、エンド04~08までは楽々見られます。ミステリーというか探偵モノですから「依頼」が達成出来たかどうか、そこも重要で、達成出来た分のエンドが「01~03」という事に。依頼そのものは達成しても、物語として落ち着かない感じになると02~03のエンドになる模様。
というのは、実は絶妙な難易度とか書きましたけれども、エンド02は到達出来ていません……w どこで間違えたらいいのか? どこで分岐しているのか?、が良く分からなかったんですよね。普通にトゥルーエンドと思しき01は見られているのですが……。あー、もしかして最初の方の選択肢で分岐するのかなぁ? 普通に遊んで「正答を出し続ける」という意味では絶妙な難易度、という事でw
エンド02への行き方、ご存じの方がいらしたら、こっそり教えて下さいませ。

テンポも良く、大体普通にトゥルーエンドまで見て1時間くらい。バッドエンド回収を含めて1時間半って所でしょうか? メッセージウインドウが二つ表示されたり、面白い試みも為されているのですが、全然普通に読めますし、文章も読みやすかったと思います。
で、一方、少しトゥルーエンド(と思しきエンド01)まで見たのですが、ラストが少しあっさりしすぎていたかも? というのが素朴な実感としてあります。もうちょっとシメ感があっても良かったかな? と。
個人的な好みの問題かもしれませんが、「ラストで滅茶苦茶盛り上がる」というタイプが好きなので、そう感じてしまうのかもしれませんね。


ミステリーとしても面白いと思いますし、ノベルゲームとしても遊び易い良作だと思います。
明日でお休みが終わり、という方も多いと思いますが、最後の一日、少しミステリーに挑戦してみる、というのは如何でしょうか?


それでは、また。


/* 追記。エンド02回収しました。なるほど……。落ち着いて考えてみれば、アレが残っていたんですよね……。一つのポイントとしては、「依頼は達成している状態」である事が、エンド01、02、03の前提条件となります。情報を下さった方に感謝!! */
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by s-kuzumi | 2010-01-02 17:19 | サウンドノベル | Comments(4)