2009年 01月 18日
今日の副題 「不思議さと怖さの合体」 ジャンル:ホラー風味の微脱出モノ(?) プレイ時間:1~1時間半くらい。 その他:選択肢アリ。バッドエンド多数。 システム:Live Maker 制作年:2007/12/30(ver.1.0。本レビューはver.1.1にてプレイ) 容量(圧縮時):48.2MB 道玄斎です、こんばんは。 この時間、普段だったらまだ目が冴えているハズなのですが、今日は妙に眠たいです。 もう眠ろうかな、と一度考えたものの、昨日やり残した作品があったのでプレイしてみました。 というわけで、今回は「sara studio」さんの『箱庭の残照』です。 良かった点 ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。 クレアール学園に通う主人公は、ある日の昼休み、 こんな感じです。 現実と同じ学校だけれども、その位相が異なるというか、そういう謎空間に閉じこめられてしまった主人公は、そこで夕日と名乗る少女と出会います。 夕日ちゃんの謎と、この位相の異なる空間の謎が絡み合って、ラストへ、というタイプかと思いきや、そこには「館脱出モノ」的な要素、そして館脱出には欠かせない「ホラー」の要素も入っているのが新鮮だと思いました。 結構ね、ホラー的な部分、怖いんですよw 電話の音とか、正直かなりびっくりしました。怖がらせる時の効果音って、音量にも気を遣ってみると良い効果が狙えそうですねぇ。ちょっと大きめの音で鳴る電話はかなり怖かったです。 音量で思い出しましたが、BGMの音量が少し小さい気がしますが、これは蛇足ですね。 本作は、また例によって選択肢が相当数あるわけで、色々なエンド(といっても、殆どがバッドエンド)を見たのですが、ホラーでお馴染みの「主人公達を狙うキャラ(?)」もバッチリ出てきます。選択肢によってヴァリエーションはあるのですが、立ち絵・一枚絵が表示される方は物凄く怖いですよ……。 怖さを減じたくない為、ぼかして書いているわけですけれどもw 一つ、本作をプレイする時に注意したいのは、「バッドエンドに至るルートでの情報がないと、何が起こったのかイマイチ分からない」という点があります。 選択肢の作り方はオーソドックス(素直)でそれほど迷いません。私も、途中で一回バッドエンドを経験しただけで、あとはすんなり最後までプレイ出来ました。 けれども、エンディングを見ても、「じゃあ、アレは一体なんだったんだ?」と色んな疑問が出てきます。その後、選択肢を変えてあれこれ試してみると、その答えの断片(ストライク 、じゃないんですよね)が幾分かは分かってきました。 良かった点にも書きましたが、バッドエンドで一枚絵が多い印象がw 閲覧室的なモノが付いていないので、全部でどの程度の一枚絵があるのか定かではないのですが、美麗だったり、或いはちょっとぞっとするようなものだったりヴァリエーションも豊かで、ヴィジュアル的に中々楽しむことが。 で、人の消えた謎の学校空間から脱出する事、それが本作の目的の一つです。 そこに伝奇とまではいかないですけれども、ちょっと不思議なお話が載っかったりホラーの要素があったりと色々と楽しめる作りになっています。 ただ、エンドロールを見て「をを、これでお終いか」と思っていたら所謂「表紙に戻る」とか「タイトルに戻る」的なボタンが「to be continued?」なるものになっていました。 で、私がプレイした限りでは「夕日ちゃんは何者なのか?」「夕日ちゃんのお兄ちゃんって誰?」とか「この空間は何よ? という結構本作にとってクリティカルな部分で謎を残していて、その点が気になりましたね。 エンドロール後に見える「to be continued?」を考えれば、続編かそれに類するものが今後リリースされる予定なのか、或いは、私自身が本当のトゥルーエンドを見ていないか、だと思います。ちゃんとクリアー出来ているのかそうでないのか、不安になりますね。 その意味でも、エンドリストがあるとプレイのし易さが増すのではないかと愚案する次第。 先にも書きましたが、バッドエンドもかなり力が入っているので、リストにして一枚絵が表示されたりしたら、とってもオイシクなると思いました。 色々なジャンルのオイシイ所を持ってきているのですが、やはり、ラストでの結論というか、すっきり感がもう少しあったらいいですねぇ。 もし、「それはまだトゥルーエンドを見ていない!」なんて事があれば、是非お教え下さいませ。 さて、大体言いたい事は言ったし、さっきからまぶたがくっつきそうで、これを打ちながら数秒眠ってしまったりしているので、今日は少し短めですけれども、そろそろ眠ります。 プレイ時間自体はそんなに長くないと思うので、ちょっと不思議な話、或いはホラーとか館脱出モノがお好きな方は是非チェックしてみて下さい。 それでは、また。 おやすみなさい。
by s-kuzumi
| 2009-01-18 02:42
| サウンドノベル
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