2009年 01月 27日
道玄斎です、こんばんは。 今日は、何だか色々あって、非常に疲れたのでまた例の如く日々之雑記でお茶を濁す事に致します。 ■検索クラッシュ問題 ~続編~ コメントを下さった方もいらっしゃいました。しかも「焼酎 魔王」で検索しても何とも無かったとの事。で、私も更に実験をしてみました。 今日も「焼酎 魔王」で検索をしてみたら、やっぱり落ちます。FirefoxだけでなくIEも。 ただ、検索エンジン側の不具合がブラウザをクラッシュさせるとは考えづらい。別にブラクラとかじゃないしね。 そこで、sleipnirなるブラウザを入れて実験してみる事に。 インストールするのは厭だから、インストーラーではなく、バイナリが配布されているものを使用。で、「焼酎 魔王」入れてみました。すると、何と落ちないではありませんか。 確か、デフォルトではIEと同じレンダリングエンジンである所のTridentを使用しているハズです。めんどくさいのでGeckoでぶん回す為の拡張は入れませんでした。っていうか、多分大丈夫そうだw 不思議だなぁ、と思って注意深く検索をしてみたら、私と全く同じ症状の人がいるじゃないか! こんなとことか、こんなところに。 探せばもっと見つかるかもしれません。 「焼酎 魔王」で検索してブラウザがクラッシュするってのは笑えるけれども、「もてる女のボディタッチ」と検索してクラッシュするのは、検索した文字列が恥ずかし過ぎて、何とも言えませんw 今、試してみます……?w 一応、ここまで書いた分は念のため、クリップボードにでも貼り付けておくとしましょう。 ありゃ? 普通に検索が行われました。不思議だなぁ。 私と同じ症状を起こしている人を見てみるとFirefoxのヴァージョンが問題、と分析されております。んが、私、常に最新版にアップデートしているから普通に、3.0.5ですよ? どうも3.0.3で「焼酎 魔王」をやるとクラッシュするらしいのだが……。 取り敢えず「焼酎 魔王」は検索しない、という消極的な方法で身を守ろうと思います。 また、Firefoxがアップデートしたら追って「焼酎 魔王」で落ちるかどうか、試してみたいですねw ■そしてまた“あの日”がやってくる……。 そう、あれです。 ウァレンティーヌスの日。もっと分かりやすく云えばバレンタイン。 いや、大体ね、十二月は十二月でクリスマスイブだ、クリスマスだって、若者のリビドーを発散させるような日があって、そんな日にですよ、仕方ねぇから、お酒呑んで「メリークリスマス! 俺!」とか酔って騒いだりしているわけですよ、私はw 昔、どっかで面白画像として「パソコン画面の女の子」を目の前にチキンやらの食べ物を並べて、疑似“恋人と過ごすクリスマス”を演出しているものを見た事があるのですが、そこまで突き抜けてネタに出来ちゃえば楽しいだろうなーと思う今日この頃。 で、最近じゃ、「クリスマスイブ」だけでは飽きたらず23日を以て「イブイブ」とか訳の分からん事も云ったりするそうぢゃないか。んな事云ってたら、私の誕生日なんて「イブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブイブ」ぢゃないか。 んで、「やっと暗黒の十二月が終わった……」と思ったらもう、バレンタインの仕込みが至るところで始まっているw いや、まぁ本音を言えば、別に「キリスト教信者じゃないのに、そうした行事を祝うのはオカシイ」とか目くじら立てて云う気はないんです。ただねぇ、あんまりにもコマーシャリズムに流されているというか、ほんの少しくらいは、ルーツについて考える余地ってあってもいいんじゃないだろうか、と。 でさ、まぁ、クリスマスとかは家に引きこもってるとか、三猿宜しく「見ざる・聞かざる・云わざる」の三原則を守るとか、自衛手段ってあるじゃない?w だが、しかし、バレンタインってのは何だかわからねぇけれども、半ば社会慣習になってしまっていて、別に私の事好きでもない人が、そこらへんのデパートの地下で500円で売っているチョコレートを恩着せがましく押しつけてきたりするわけですよ。 別にさ、そういう日を一つのきっかけにして「日頃の感謝を示す」とか、そういうのは全然アリだと思うんだけれども、半ば惰性で行うのはちょっと違うんじゃないの? と。 そもそもさぁ、私の記憶が確かならば、ウァレンティーヌスさんって「結婚すると家族愛が生まれるから、軍備がおろそかになる。だから結婚しちゃ駄目!」ってのに大反対して殉教(って言っていいのかな?)した人でしょ。 だから、「結婚」に結びつくような「恋愛」的な要素として、某国のお菓子会社がキャンペーンを打って、こんなに広がっちゃったわけだけれども、多分、「結婚しようぜ!」とか「結婚してもいいじゃん!」って狭いレンジの「愛」を説いたのではなく、戦争というどでかい問題に対して「人を殺しちゃいかん」とか「敵でも人間。愛さなくちゃいかん」とかそういう事が言いたかったんじゃないのか、と。って拡大解釈しすぎかしら? 大体、結婚の見込みが絶望的になりつつある私にとって、日本式のバレンタインはちょっと辛い……w 宗教が混ざるってのは、日本に限らず、どこにでもある事です。昨晩から今日に掛けて読んでいた『魔女の薬草箱』という本では、魔女とされて火あぶりにされちゃった女性達が伝えてきた薬草や、その治療法などがドイツに於いてキリスト教(カソリック)が駆逐しきれず、それを取り込む形で発展した例なんかが載っていました。 日本だって、元々神道の国ですけれども、聖徳太子の頃に仏教なるモノが入ってきて、一時はバトルが勃発するのですが、別に仏教の完全勝利ってわけでもなくて(一応、仏教は勝利しますが)、「仏・法・僧」を敬いましょう、なんて法律まで出来たクセに、いまでもちゃんと神社は存在しています。 縁日があれば、神社に行って、射的やったり、型抜きしたり、ヨーヨーを吊ったり遊ぶわけですよ。けれども、受験生の子供を持つ親なんかは、お寺だろうが神社だろうが手軽な所で、お百度を踏んだりしちゃいますしw 本地垂迹なんて説まで出てきちゃったりして、上手く(?)仏教と神道が融合してしまったわけですな。 っと、脱線脱線。 つまり、別にバレンタインが日本に入って融合しちゃうのは、そんなに抵抗はないんだけれども(というか、そういう所が日本っぽさだと思っていたりします)、ひとかけらでも「敬いの気持ち」があるのかよ、という。 普段何の気無しに、神社に行ったり、お寺に行ったりするけれども、どちらに対してもやっぱり、ある種の敬虔な気持ちがあって、神社でイタズラをしたりお寺でイタズラをしたりする事は抵抗があると思います。「俺はバリバリの神道野郎だから、お寺を見つけたらイタズラしてやる事に決めている!」なんて猛者がいたら、それは一本筋が通ってる気はするけれども、普通に犯罪になってしまうかもしれませんw 何を言いたいんだか、自分でも分からなくなってきてしまいましたが、まぁ、一言で纏めると「惰性での義理チョコじゃなくて、普通に親愛とかそういう気持ちで私にチョコちょーだいよ」というw いや、半分冗談ですけれども半分本気w ともあれ、ここまで人口に膾炙している行事なんだから、少しくらいは、そのルーツとか、そういうものを考えてもいいんじゃないかしら、っていう。 お菓子会社もですねぇ、「みんなでチョコ送り送られ振り振られで大騒ぎしようぜ!」ってんじゃなくて、もうちょっとルーツを紹介するとかしてですね、「日頃の感謝の気持ちを愛する人全てに伝えましょう」とか何とか言ったら、もしかしたら今より売り上げ上がるかもよ?w まぁ、ちょっと偉そうな事を色々言ってしまいましたが、今日『遊女の知恵』なんて本を買って、滅茶苦茶楽しんでいる私には、そんな資格は無かったりするのかもしれません……。 それでは、また。
by s-kuzumi
| 2009-01-27 01:19
| 日々之雑記
|
Comments(9)
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NaGISA
at 2009-01-27 18:46
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実は聖バレンタインデーって、キリスト教とはあんまり関係なかったりします(笑)。
聖書に由来がある訳でもないですし。もちろん、ちょっとは 関係ありますけど。 2月14日は、カトリックの「恋人の守護聖人」聖バレンタインの 日なんですね。ところが、プロテスタントには(ルーテルと 聖公会を除いて)聖人という概念がないので、プロテスタントの 暦では、どうでも良い日という気がします(爆)。 しかし23日が「イブイブ」ってねえ……別にクリスマスを 宗教的に正しく祝えという気はないですが、そこまで祝いたいなら、 いっそちゃんと「アドヴェント」まで導入すればいいのに。 それ以前に、天皇誕生日の立場は一体(笑)。
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NaGISA
at 2009-01-27 18:50
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ちなみに、キリスト教的にはクリスマスよりも「イースター」の方が
はるかに重要です。クリスマスは、言葉は悪いですが「前座」。 大体、12月25日にキリストが生まれた訳でもないですしね。 なので、キリスト教徒自体が「何でそこまで盛大にクリスマスを やるんだ」と戸惑っております。うちの教会の教会員も、 クリスマスのイルミネーションを飾り付けている家を見て、 「電気代がもったいないんじゃないの」と言ってました(笑)。
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歴史家
at 2009-01-29 15:09
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微妙に本題から外れてしまって申し訳ないのですが、最近の学説では通常、「日本はもともと神道の国」という言い方はしないと思います。なぜかというと、「神道」の教説は、中世になってから仏教との対抗関係の中で初めて体系化されたものだからです。古代以前における神々への信仰は、神祇信仰と呼ばれます。
「「神道」という言葉は『日本書紀』に遡るが、それが一つの宗教体系を意識するようになるのは中世になってからである。それ故、古代の神の信仰に関しては、神道という用語は用いず、神祇崇拝あるいは神祇信仰という言葉で表すことにしたい。」(末木文美士『日本宗教史』岩波新書、2006年、p.9) つまり、仏教と神道が合体して神仏習合が生まれたのではなく、もともと集合していた仏教と神祇信仰の中から、神祇信仰が独立して「神道」という一つの宗教体系を備えるようになった、と理解するのが正しいと思います。細かいことですが、偶然最近本で読んだ話題だったので、指摘させていただきました。
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s-kuzumi at 2009-01-29 21:41
>>NaGISAさん
こんばんは。 アドヴェントについては、全然知りませんでした。 イースターの方が遥かに重要というのは知ってはいたのですが、よくよく考えてみると、イースターは全然日本ではそれらしい行事がないですよね。 イースターエッグは知っていても、イースターバニーとか実は色々あるみたいで、調べると面白いですね。 それは兎も角、クリスマスも含めたキリスト教由来の行事はやっぱり本場(どこだろう?w)で経験して、「どういうものなのか」を体験してみたいですね。 そうすれば、日本のコマーシャリズムに溢れた現状を否定するのにもきっと役に立つ……かもw
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s-kuzumi at 2009-01-29 21:55
>>歴史家さん
こんばんは。 本題から外れるのは全然OKです。 っていうか、私の書いているものはいっつも本題からズレますからw で、多分仰られている事は相当程度正しいと思います。私も恐らく「神道」という言い方をせずに「古代神道」とかそういう言い方をして「神道」と「古代神道」を分けた方が良かったのかも。 今、手元にある『古代中世宗教史研究』なる論文集を見ているのですが(仏教のモノばっかりですが)、やっぱり、「神道」という一言で片付けると誤解があるようで、「古代の神道」と今で言う所の「神道」を区別して使った方が適切なようです。 恐らく、蒙古襲来以前(って挙げて下さった本には書いてましたよね?)にもそれなりには体系化された「古代神道」はあったものと推測されますが(でなきゃ、宮中などで行われていた神道的な行事の説明が出来ない)、今日的な「神道」は多分、仰られる通りだと推測されます。 今も、知り合いの研究者の文章も読んでみたのですが、同じような事を書いておりました。 一度、『日本宗教史』読んでみないと駄目ですねぇ……。 いや、こういう指摘は本当に大歓迎です。本まで紹介して頂いて、感謝です!
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歴史家
at 2009-01-29 22:33
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お返事ありがとうございます!
そうですね、『日本宗教史』は蒙古襲来と神道成立との因果関係について直接言及していないのですが、「鎌倉末期から南北朝期にかけて中世神道理論が大成される」(p.109)とありますので、蒙古襲来の時期が宗教史上の画期になると考えてよいようです。それ以降、度会家行・吉田兼倶・山崎闇斎・本居宣長・平田篤胤と時代を下るごとに、次第に廃仏的な傾向が強まっていくとされています。 それと、蒙古襲来以前における「古代神道」的な信仰については、高取正男『神道の成立』(平凡社ライブラリー、1993年)という本が重要な研究文献とされているようです。私は勉強不足のため、まだ読んでいないのですが。(『日本宗教史』という本は、本文も然ることながら参考文献表が非常によくできていて、各分野の基本的な研究書・概説書が精選されているので重宝します。)
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s-kuzumi at 2009-01-30 21:33
>>歴史家さん
中々、こっちは宗教的なものに疎い分野だったので、本当に参考になります。 書籍まで挙げて頂いて、感謝です。 もし、面白そうな本、学術論文なんかがありましたら、是非またご紹介下さいませ。 あっ、これは蛇足なんですけれども、ワセクラかマイル持ってます?w って、今もあるのかな? ちょっと参照したいのですが、入手とか出来たりしますか?
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歴史家
at 2009-01-30 22:28
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残念ながら私は早稲田大学の学生ではないので、そのへんのことは正直よく分かりません。本当は私も早稲田に行きたくて、入学試験にも合格したのですが、周囲の人々の強い勧めにより止むを得ず他大学に進学し(´;ω;`)、現在に至っています。ワセクラとマイルについては、検索すれば沢山ヒットするのではないでしょうか?ということでお許しくださいませ。
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s-kuzumi at 2009-02-01 23:52
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