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久住女中本舗

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2009年 02月 18日

なんてことない日々之雑記vol.179

道玄斎です、こんばんは。
日中は暖かいのに、夜になると急に冷え込みますねぇ。こういう時は体調を崩しやすいので、どうぞお気を付け下さいまし。



■またしても本棚。

というわけで、又しても書庫の整理。
こういうのってやり出すと止まらなくなっちゃうのよ。忙しくてゲームは出来ないけれども、「これは生産性を結果的に上げる為の行為だから仕方ないのだ」とか、誰に言う訳でもなく言い訳して、シコシコ作業しています。

今回、思い切ってかなりの数の本や雑誌類を処分しました。
でっかいデパートの紙袋で三袋分を取り敢えずは始末しました。
どういうもんを始末したかってーと、「コンピュータ絡みの本」が多い気がします。流石にもう古くて情報が役に立たないものとかが増えてきたので、ざっくり始末。だって、今更『MS-DOS入門』なんて持っていても使わないでしょ?w その他にも過去の遺産になりつつあるような、技術的な本を沢山始末しました。
ただ、オライリーのでっかい本(sendmailとか、BINDとかのヤツ)はどうにも捨てるのが忍びなくて、そのまま残してあるのですが……。sendmailも段々使われなくなって久しいですしね。最近はPostfixとかばっかりに思えます。

で、まぁ、ざっくざっくと自分でもすっかり存在を忘れていた本が出てくるわけですよ。
この前も一回、書庫掃除したのにね?
好きだった人に勧められた本(岩波文庫の青シリーズだw)とか、好きだった人に貰った本とか、やっぱり好きだった人がくれたポストカードだとか。
こいつらが出てきた時点で、相当アンニュイな気分だったわけですが、頑張って整理を続けます……。
私の好きだった人は、それはもう、天才的な人で、特に所謂一般的な「勉強」に関しては、あの人よりも凄い人を私は今まで見た事がありません。

私はモノを知らなくて、恥ずかしい思いをする事が多々あるのですが、彼女は脳みそが私の100倍は発達していて、知りたい事は何もかも瞬時に脳内検索して取り出すことが出来るという。ちょっと美化しすぎかしら?w けれども、本当にそのくらいのインパクトのある人だった事は確か。
少なくとも、勉強とかに関して、私は彼女に一切太刀打ち出来ませんでした。だって、大学卒業時に彼女は余裕の首席卒業です。私ですか? 彼女の成績と自分の成績表を付き合わせてみた事がありますが、多分三番か四番くらいだったんでしょう。けれども、こういうのは一番じゃないとあんまり意味がないですからね。
彼女は、別に東大とか、或いはハーバード大学とかオックスフォード大学とかコロンビア大学とか、そういうのだって、その気になればいくらだって現役で合格出来た人だったのに、敢えて私の通う芋大学に通っていたフシがあったわけです。それは、恐らく、彼女の学びたい分野は、たまたまあそこが適切だったからであって、そこまで超越しちゃうと、少しでも偏差値の高い学校を、とかそういう考えも無くなるようです。

ただ、彼女について私が思い出す度にいつも思うのは、大変失礼ながら「可哀想だった」というものです。
彼女は頭が良すぎるが故に、普通の人ではあまり考えないような事で色々と苦労があったのですから。
処理能力は本当に異常なまでに高く、インプット、そしてアウトプットの能力は群を抜いていたものの、自分の頭をブラックボックスにして、インプットしたものを全然別の形でアウトプットする、という事は苦手だったようです。なまじ処理能力が高いばかりに、そういう感覚的というか、そういう部分で悩んでいたのではないかと今は思います。
勿論、やっぱり異常なレベルで努力をしていた人だったんですけれどもね。こればっかりは、努力しても必ずそれが結果に結びつくわけではないので……。


っと、脱線しすぎましたね。
そんな「彼女」にまつわる思い出の品やらがゾロゾロと出てきたわけです。
で、なんかね、掛け軸が見つかったのよ。「これはもしや、お宝では?」と思って解いてみると(勿論、巻いてありました)、私の父の幼い頃の習字大会の「銀賞」のお習字でしたw まぁ、多分インチキでしょうねぇ。彼が書いたのではなく、彼の母親、つまり私の祖母が書いた気配がヒシヒシとしています。
かく言う私も経験ありますものw 祖母が書いたお習字をそのまま「お習字の宿題」として持っていったら、区の習字大会で金賞を獲ってしまったというw

それはさておき、昔は学校のお習字でも綺麗に装丁をしてくれるんですね。
所謂「掛け軸」として装丁されていましたから。軸がついて、風帯こそは無いものの、巻いて留めるヒモもちゃんと完備。
この手の掛け軸や古典籍の扱い方については、昔昔大学院で教わりました。宮内庁の人が来てくれて付きっきりで何度か指導してくれましたねぇ。教材として使う掛け軸や古典籍はレプリカもあったけれども、本物のとっても貴重なモノを使ったりもしました。だから、日常では全く使う機会が無いですけれども、巻物を巻くのは結構得意だと思いますよ?w

ですので、父の書いた習字を綺麗に丸めて、隅っこに押しやったら、又、すっかり存在を忘れていた本を発見。それは所謂心理学系の本なんだけれども「女の子にモテる心理学の応用テクニック」みたいなw
これは恥ずかしい! こんなのを読んでいたとは……w
だったら、ここで暴露しなきゃいいじゃん? という声も聞こえてきそうですが、そこを敢えて暴露してしまうのが私の流儀w
問題は、その手の「恋愛心理学」の本に載ってるテクが効くのか、効かないのか? という所にあるわけで、その辺りについてもざっくり語っておきましょう。端的に言えば、

・短期的にはそれなりに「使える」。

です。飛び道具ってわけじゃないけれども、短期的に見ればちゃんと使える技術である事は間違いないと思います(状況とかにも拠るけれども)。だけれども、それが長期に渉って持続するのか、は別問題。
本当に長期的に見ても効くものならば、私はとっくに結婚くらいしているでしょうw
大体、いつも思うのですが、女性向けにもその手の本、ありますよね? 「恋愛の達人が教える極意」みたいなのがさ。ちらっと好奇心で本屋でパラパラみてみると、どうにも胡散臭い。
それもそのハズ、著者は「結婚した事がない女性」だったりするわけで、本当に結婚までしたい人にとって有益な示唆を与えてくれる著者ってのは、その著者自身が結婚して円満で幸福な家庭を築いている人なのではないでせうか? 或いは何度も結婚しているとか、兎に角結婚歴がないと何だか説得力に欠けるような……。

経験則ってのもあると思うけれども、どちらかといえば、ちゃんと心理学の成果を踏まえたものの方が(それが短期的であっても)効くみたいです。
以上、未婚の男のつぶやきでしたw



まぁ、そんなわけで、今日は寝るまで書庫の掃除をする予定。
あと数時間であれだけの量が片付けられるのか、かなり怪しいのですが、ちょっと頑張ってきます。


それでは、また。


※追記

結局、先ほど大雑把に書庫の整理が終了。
疲れたので、日本酒を頂く。今日のお酒は「黒帯」。珍しく吟醸とかではなく普通の純米。
いつも買っている酒屋のおばちゃんが言うには「甘めで、女性に人気」との事。お値段もかなり安い。おばちゃんは「お燗にしても美味しい」と言っていたのだが、取り敢えず基本は冷やで。

確かに、女性に人気というのは分かる気がする。
凄くすっきりとしていて、酒っぽさを感じない。酒というよりも水に近い感じかも。その分、日本酒の持つコシというか、味の強さみたいのは薄い。呑みやすさと引き替えに強さが無い印象。淡い味のせいか、酔いもそんなに回らない。こういう日本酒があったのか、という感じ。
ただ、個人的な好みでいうと、もう少ししっかりと日本酒の味が出ている方が好き。

すっきりと味の深みのバランスでは、やはり愛飲している「明鏡止水」が一番。大吟醸だと一升で一万円を超えるものもあるから、お値段は高めなんだけれども。

甘みというか、旨味が強い酒で好みなのは「白笹つづみ」。
以前も書きましたが、この酒造では酒にモーツァルトを聴かせているそうな。
そのせいかどうか分からないけれども、確かに美味い。吟醸酒しか呑んだ事はないんだけど、滅茶苦茶美味い。720mlで1800円くらいというお値段に見合った味がする。
日本酒度から言えば、甘口というよりは辛口に近いハズなんだけれども、何故か甘く感じる。不思議。
最寄り駅にあるちょっと高めのスーパーの日本酒コーナーにて、ちゃんと温度管理をして置いてあったんだが、最近、入荷しなくなった……。残念。もう、蔵本から直接送って貰おうかしら?
ご近所で購入出来るお店があるならば、是非おためしあれ。


というわけで、少し良い心持ちになってきたので、ぼちぼち床に就きます。
それでは、お休みなさいませ。

by s-kuzumi | 2009-02-18 21:27 | 日々之雑記 | Comments(0)
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