2009年 05月 14日
道玄斎です、おはようございます。 今日は珍しく朝から、そして「なんてことある」方の日々之雑記で御座います。 何か、前回書いた時もロクでもない記録だったわけですが(幸い、それは杞憂でしたが)、今回もまたちょっとアレな感じの記録w ■泣いて目が覚める。 今日は午後から忙しく、午前中はのんびりと。 んで、昨晩は夜更かしして色々とやっており(いや、全然大した事はやってません……)、結局眠ったのは、午前四時半くらいかな? で、ちょっと寝付けなさそうだったので、 「一杯呑んで寝るか……」 と思い、軽く一杯お酒を頂いて眠りました。 何が良くなかったのか、全く以て分からないのですが、相当鮮明な夢を見てしまいました。 しかも、封印したハズの記憶が……。 昔、我が国では誰かの事を夢に見る、というのは「相手が自分を思ってくれているから」だと考えていました。 恐らく、そんな事は天地がひっくり返っても無いハズですが、私は今朝、そんな夢を見てしまったわけです。 ---------------------------- 何故か、私は文庫本を一冊、右の手に持っていました。 本は読むためにあるものですから、当然のようにそれを読みます。 けれども、そこは自室でもなければ図書館でもない。 敢えて云えば、学校、それも中学校や高校に近い建物のような、そんな建物の中に居て、本を読んでいました。内容はどうやらライトノベルの類です。 舞台や本といった小道具はそのまま、場面だけが変わります。 気がつくと、私は右手の薬指に指輪をはめていて、それが少し指にあっていないのか、左手の親指と中指で指輪をつまみ、上手く指を節を抜けられるように、ほんの少しだけ上下に揺らしながら、つけたり外したりを繰り返していました。 多分、手持ちぶさたというか、退屈を感じた時に女性が髪の毛をいじるのと同じような理由で、指輪をつけたり外したりをしていたようです。 指の節を、金属の輪が微かな抵抗とともに出入りするその感覚が、妙に心地よくて何度も何度も、指輪をつけては外します。 気がつくと、何故かあの人がいました。 お互い微妙な気まずさを感じながらも、会話をします。 何を話していたのか、覚えていませんが、言い争いになりました。 覚えているのは、 「彼女は親身になって怒ってくれている」ということ。 「私は、それをわかっていながら、意地を張って抵抗している」ということ。 そして、 「たとえ、言い争いであったとしても、彼女と話すことが出来て嬉しい」という私の感情だけです。 彼女は私に対して、今まで見たことのないような激しい調子で批難します。 私も彼女に対して、今まで使ったことのないような言葉でやり返します。 向こうは、私を心配してくれている。 それは十分分かっていました。 だけれども、私はそれでも譲れない一線があって、それを聞き入れることが出来ませんでした。 多分、客観的にみれば間違っているのは私のほうです。 それでも、抵抗したのは、もしかしたら彼女の語った内容に反発を覚えていたわけではなく、抵抗することで、より長く彼女と話したかったのかもしれません。 うっすらと覚えているかぎりでは、言い合いの焦点となっている事がらは、どうやら、私と彼女の問題と無関係ではないようでした。 いや、彼女はきっとそんなことは考えて怒っているのではないはずです。しかし、それは私からみると、どこかもう何年も前の、私と彼女の問題にどこか通じる何かがあったようなのです。何かを「いう」か「いわない」かで揉めていた気がします。もちろん、「いわない」と主張しているのが私です。 その後、私は、彼女から逃げるようにしてその場から移動します。 逃げるようにといいながらも、ちゃんと追ってきてくれることを期待して。 そこは、細い、人ひとりがやっと立てるくらいの、壁から張りだした装飾的な段差です。なんでそんなものが、学校のような施設にあるのか、今考えると全く意味がわかりません。 彼女はやっぱり追ってきてくれました。 そして半分つかみ合いに近いような、そんな状態になりました。 あいかわらず、私は右手薬指につけた指輪をつけたり外したりしています。 そんな時、人ひとりしか立てないような場所にもかかわらず、変な欧米系のおっさんがそこを通ってきました。腹が少し出ていてなかなかしっかりとした体格の持ち主でした。 ただ単に、そこを通るだけならば、何も問題はなかったのですが、そのおっさんは私と彼女の横を通り抜ける時、彼女に不届きなことをしたのです。 頭にきた私は、即座にそのおっさんを段差の下に突き落として、自らも飛び降りその後を追いました。 ジャンプする瞬間、実は地面とその段差との高低差がかなりあった事は覚えています。 地面に降りると、おっさんは割と屈強なタイプですから、突き落とされたのもなんのその、平然としており、突き落とした張本人であるところの私に向かってきました。 中学生くらいまでは荒事も随分やってきましたが、基本的にそうしたことがなく収まれば一番いい、と思っているものですから、怒りに燃える目でこっちにやってきたときも、「どうするんだよ……」とかなり不安になりました。若いときならいざしらず、今の私は気力体力ともに低下する一方ですから。 掴みかかってくるおっさんの攻撃をかわし、彼の急所に蹴りを入れることが出来たのは、きっとそれが夢の中だからでしょう。現実だったらそんなに上手くはいきません。 うずくまるおっさんの首根っこを捕まえて、何故かそばにあった井戸のようなものが掘ってあり、おっさんをその井戸のようなものの中にたたき込みました。 溺れ死にはしませんが、自力では登ってくることが出来ない、そんな井戸なのです。 そして、私は彼女のもとに向かい、 「ね? 俺だってやれば出来るのよ」 と。 しばらく顔を見合わせて、どちらからともなく笑いだして。 覚えていないのが悔やまれるのですが、どうもおっさんを退治したことと、私が彼女から責められていた事がらは、かなり近いレベルで繋がっていたようです。 何を責められていたのか、何で私は反発していたのか。今、考えてもそこに何かしらの「意味」が見えそうになると、するりとそれは消えてなくなってしまうので、よく分かりません。 ひとしきり笑いあった後、恥ずかしいことに私は、 「君の為だったら、このくらいはいつでも出来るよ」 なんてことを云っていたようです。 本当に微かに首をかしげて、彼女は微笑んでくれました。 その後、二人して、その学校のような施設の敷地から抜けることに。 不思議なのですが、そこから一歩出ると、辺りはデパートの中のようになっていました。 デパートには、正門のようなメインのエントランスがあり、その建物を挟んでちょうど裏側のあたりに、サブの入り口があったりします。 その裏口のような場所、そこに気がつけば私と彼女はいたのでした。 彼女の方が私より二歩ほど先に進んでいて、私は彼女の綺麗に切りそろえられた黒髪を見ながら歩いています。例によって指輪をつけたり外したりしながら。 その時、くるり、と彼女が振り返って、 「まえにもらった指輪、今日は髪飾りにしてみました」 と、綺麗な黒髪を掻き上げると確かに、髪飾りに指輪と思しきものがついている。 それに、指輪をあげたことがあるのは事実だけれど、そんな指輪じゃなかったよ。 そのまま、デパートのエントランスのような建物をぬけて、雑踏に出る。 向かって左に歩道橋のようなものが見える。右はずっと奥へと続く道になっており、恐らくその先には駅かなにかがあるようで、行き交う人々で溢れていました。 何となく、イメージとしては東急東横線渋谷駅を降りて、目の前にバスターミナルが見える位置、そんな風景に少し似ていた。 大きな違いは、背の高い建物がなく、とても気持ちのいい青い空が広がっていること。 渋谷のようなある意味で猥雑な香りがしない、ということ。 当然のように私は、彼女と右の道に進み、一緒に帰ろうと思っていたのですが、どうも彼女の様子が不審でした。そわそわしているというか。 「どうしたの?」 と聞くまでもなく、 「ちょっとこれから、ここの二階にいって五階、六階に用があって……」 と向こうから云ってきたのでした。 ここ、とは今出てきたデパートのようです。 「え? 何か買うの?」 と聞いたところ、 「もろもろの事情があって……」 と答えます。 「一緒に行っちゃダメ?」 結構しつこく食い下がる私。 「もろもろの事情があって……」 と、同じ言葉で拒絶されました。 けれども、そこまで云われて更に食い下がるのは、やはりいいことではない、と思ったようで、 「ん、了解」 私は短く答えて、彼女と別れました。 私は駅に、彼女はデパートの方へ、それぞれ別れていったのですが、私は彼女の姿が見えなくなるまで、見送ろうかな、と思って振り返ってみると、辺りをキョロキョロと見回す彼女の姿がありました。 それだけならまだしも、デパートの中に入ったとおもいきや、すぐに出てきてまたキョロキョロ。今度は別の道に進んだとおもうと、また戻ってきてキョロキョロ。 どうみても何か変な感じがしました。 「これは……ちょっと後をつけた方がいいんじゃないか……?」 そんな風に思い、振り返ったままの不自然な姿勢をもとに戻し、彼女を探してみると、今度はデパートではなく、人通りの多い雑踏を進んでいるようでした。 私は、ちょっとした後ろめたさを感じながらも、彼女の綺麗な黒髪と、身にまとっている黒いコートを目印に、彼女を捜そうとして、はたと気がつきました。 実は何を気がついたのか、それは不明です。 しかし、夢の中の私は何かに気がついたようです。 そして、それはどうやら、私にとって好ましいことではなかったようで、思わず呆然としてしまいました。 ---------------------------- という所で目が覚めた訳ですが、息が荒くなっていて動悸が激しい。 オマケにどうも眠りながら、泣いていたようです。頬の辺りが冷たく濡れていました。 「あぁ、変な夢を見たなぁ……」 と思って起き上がると、眠ってからせいぜい2時間くらいしか経っていませんでした。 体がズッシリと重たい……。 「やってられんな……」 と、煙草を続けざまに3本吸いました。 肺の中に煙りが沈み込むに従って、少しづつ落ち着いてきました。煙草は良く百害あって一利なし、とか云われるけれども、こういう時に役に立つ事もあるんだ……w んな訳で、今日はマジでチラシの裏みたいな、マジでどーでもいー日々の記録でした。 本人にとっては「なんてことある」んだけれどもね。 兎にも角にも、文章にしてみるってのは、ちょっと精神的に落ち着く一つの手段ですな。 なんか、どーしよーもねー記録でごめんねっ! さて、そろそろ支度して家を出るとしましょうか。 それでは、また。
by s-kuzumi
| 2009-05-14 10:42
| 日々之雑記
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Comments(4)
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akino
at 2009-05-14 21:12
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こんばんは~
重ッ! なんか、まんまフリーノベルで出てきそうな夢ですね。 でもきっと、遠い記憶にたまたま触れたってだけでしょうから、気にしなくてもいいんじゃないですか。 (これってフォローになってるか?)
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at 2009-05-14 22:06
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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s-kuzumi at 2009-05-15 00:05
>>akinoさん
こんばんは。フォロー感謝です! でも、これをノベルゲームにしちゃダメだろう、という気はしていますw これをゲームにしちゃうと書いてる本人(=私)は気持ちいいかもしれないけど、全然誰も楽しめないものが出来ちゃいますからw 私が割と苦手なタイプの作品に、「私って可哀想でしょ?」的に作者がやったらめったら顔を出すようなタイプがあって……。そういう意図が透けちゃうと、ちょっとね、と思ったりしてますよ。 何はともあれ、フォローサンクスです!!
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s-kuzumi at 2009-05-15 00:10
>>sorayukiさん
こんばんは、わざわざ書き込みどうもです! こ、こんなので泣いちゃダメですよ……? 半分華胥の国に居ながら書いたので、こっそり消したいくらいです……w >ちょっと例の物語と重なった気がして… 云われてみれば、そんな気が……。 きっと、多少なり影響を受けたのかもしれませんねw それにもう昔のことですし、別に何ともないハズです。たまたま直球で、厭な夢を見てしまったという事故ですね。 コメント、有り難う御座いました!! |
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