2009年 05月 31日
道玄斎です、こんばんは。 ちょこっと、気分転換に、右端に出ている画像を変更してみました。 今まで使っていた画像はとっても気に入っているので、近い内に戻す予定ですけれども、たまにはプチ模様替えってのもいいよね、と。 ■お風呂の効能 大抵、私が下らない事を思いついたりするのは、風呂の中、と相場が決まっていて、つい先ほども風呂に入っていた時に「これ見よがし」という言葉について考えていたら、 「これ見よ」+「かし」 なんじゃないか、と気がつきました。 ほら、良く古典とか読んでいると、念押しの終助詞で「かし」ってありますよね? あれが「これ見よがし」の「かし」の正体なんじゃないかと。辞書を引けば一発でしょうけれども、時には敢えて辞書をギリギリまで引かず、考えるのも又一興。そうして辞書を引いた時に、予想が当たっていたりするととても楽しいのです。私の娯楽の一つですな。 で、「これ見よがし」ってのは、現代語(?)に直すと「これを見て頂戴よね!」という事になるわけで、意味的にもしっくり来ます。勿論「ね!」の部分が「かし」ですよ。 こうやって、見てみると、以外と古語って生活の中にとけ込んでいるんじゃないかな? なんて思ったりします。きっと探せば、もっと色んな例が挙げられそうです。 そもそも、何で風呂の中で、「これ見よがし」なんて言葉を考えていたのか、というと、それも紆余曲折があって……。実は、近所に宗教関係の専門書を多く扱う古本屋を発見致しまして(キリスト教、仏教、神道、道教なんでも御座れの品揃え!)、今日、初めてそのお店に入ってみたわけですけれども、手持ちのお金が少なくて、欲しいもの(一杯ありました……)が買えなかったのです。 だけれども、何も買わずに店を出るってのも、又ちょっときまりが悪いじゃない? 特に客が私一人しかいなくて、ちょっとうらぶれた古本屋さんだったりすると。 んで、文庫コーナーにて、岩波文庫、本居宣長『うひ山ふみ 鈴屋答問録』なる本を150円にて購入した、という次第。で、電車の中でつらつら読んで、「うひ山ふみ」の部分は読了。 大体、江戸時代の文章って凄いニガテなんですけれども、これはかなりサクサクと読めました。 どうも、本居宣長が「初学者に送るオベンキョウのやり方」的な内容なんですが、彼って、凄い国粋主義者なのね。まぁ、その是非は兎も角としても、かなり面白い本でしたよ。 で、本居宣長は、「兎にも角にも、『古事記』を読みな!」って力説してくるんですけれども、「真の日本の言葉、そして大和魂を考えて行こうぜ!」みたいな、そういうのが一つ、目標に設定されています。 ことある毎に「やまとたましひ」を堅持させしめ、「漢意」(からこころ、と読むのでしょうか?)と対比させています。 江戸時代、きっと今から見れば、かなり「日本っぽい」ハズなんですけれども、宣長に云わせると、「仏教とか儒教とか、中国の思想が入り込んでしまっていて、変質してしまい不完全」という事になるようです。 今現在(勿論、執筆当時の、です)の神道も「本当の神道じゃない」みたいな、そういうちょっぴり過激な本でもあるわけです。 話を戻すと、風呂に入っている時は、大体、その日に読んだ本の内容をもう一回、ざらっと頭の中で再生したりする事が多いんです。んで、「昔の言葉を探ろう」みたいな宣長の本を読み、且つ、風呂に入る直前、テレビだか何だかで「これ見よがし」という単語をインプットしてしまった為に、「これ見よがし」を分解してみた、という。 つくづく暇だなぁ……と自分でもあきれ果ててしまいますが。 ともあれ、お風呂の効能ってのも意外と馬鹿に出来なくて、リラックスしながらぼんやり何かを考えていると、良いアイデアが浮かんだりする事も屡々。日本人は風呂が無くちゃ、ね。 ■好みの装束 んで、やっぱりつい先ほど、珍しくテレビを何の気無しに見ていたら、タイの学生さんが、日本の女子高生の制服スタイルを真似するとか、何かそんな感じの番組がやってました。 まぁ、ほら、アレですよ。 スカート丈をうんと短くして、何だか腕とか鞄とかにジャラジャラ付ける、みたいな。 昔は、スカート丈がやたらと長く、床に引きずってる人とか居たんですけれども、時代は変わりましたね……w ちなみに、ボンタンは、まだ現役のアイテムらしく、先日、すっげぇタックの入ったボンタンをはいた男子学生を最寄りの駅で目撃しましたw 私も中学生の時は、学生服だったので、それなりに詳しいんですよ。先ず、「それらしく」見せる為の方法としては、 ・カラー(襟の白いヤツ)を外す ・長ラン(応援団長とかが着てるようなヤツ)か短ランを着る。 ・ボンタンをはく という三つの手順がありまして……w 勿論、私はそんな事しませんでしたよ? せいぜい、手首の辺りに付いているボタンを潰したりとかそんなもんです。可愛いもんでしょ? 兎に角、この道も奥が深いものでして、学生服一つとっても色々ディティールがあるという。 学生服には、ボタンを制服の裏側で留める「裏ボタン」というのがあるんです。ボタンっていうのは、「先輩の第二ボタン……下さいっ!」のボタンの事。 で、そのボタンを留めるための装置が裏ボタン。この裏ボタンってヤツは、作りがヤワでして、すぐに壊れるんだな。 その度、購買部で買い足したりするわけですけれども、「それらしい裏ボタン」というのもどこかで販売されているらしく、私の覚えている限りでは「髑髏をかたどった裏ボタン」が存在していましたw 当時、「何かごっつくて、普通の裏ボタンより長持ちしそうだな……」とどこかずれた感覚で見ていた記憶が……。 裏ボタンだけなら、まだいいんです。 問題は、制服の裏地。そこに龍の刺繍がしてあったり、下手すると唐獅子牡丹の刺繍がしてあったりしてw あれって、制服をどっかの業者に渡して「じゃあ、パターン2(龍)の刺繍お願いします」とか、頼むんでしょうか? それとも、既にそういう学ランには、裏地の刺繍が施されているのでしょうか? 流石にそこまでは分かりませんねぇ……。 ま、まぁ、うんと好意的に解釈すると、江戸っ子が着物の表ではなく「裏地」に拘った、その文化を彼らが受け継いでいるのではないかとw ここで、先ほど名前を出した本居宣長とも話題的に繋がってきそうですね、ってんな訳ないですよねw っと、例によって大幅に脱線してしまいましたが、男子は別にどうでもいいんですよw 男の子ってのは、(まぁ、人によりけりですけれども)大抵の場合「端から見るとアホみたいにカッコ悪いもの」を何故か「超カッコいい!」と思う時期があるもんでして。。 問題は女子の制服です。 別に、ブレザーがいいとかセーラー服じゃなきゃ厭だ、とかそういう話じゃなくて、もっと根本的な問題ですよ、私が気になっているのは。 先ず、スカート丈。 何故、短くするのか? わたしゃ、やっぱり長目の方が好きなんですよねぇ……。 理想を云えば、ほんの少し膝が見えるくらい、そのくらいが一番可愛いんじゃないかと。んで、靴下ですけれども、これはハイソックス択一ですね。 紺のハイソックスもいいけれども、白も清楚な感じで素敵ですよね。 シャツは勿論、ボタンを上まできっちり締めて、と。そういう保守的なスタイルが私の好みのようです。 段々話しが怪しくなってきましたがw 私の好みを総合すると……。 真面目で成績優秀でありながら、洒落っ気も無い訳じゃなくて、微かに眉毛を調えたりもするけれども、化粧をする程、道を踏み外せなくて、当然髪の毛は無加工の天然黒髪で、肩よりほんの少しだけ長いくらいの丈で、丈と云えば、スカート丈も、野暮ったいものはギリギリ避けて、ほんの少しだけ膝が出るくらいの丈にしていて、流石に「三つ折り靴下」ははかず白のハイソックスで、学校の行き帰りの電車の中でブックカバーを付けた小説か何か読んでいて、かと云って、ファッション雑誌みたいのには全く興味がないかと云えばそうではなくて、コンビニか何かで、少しの罪悪感を感じつつも流行もののファッション雑誌を買ってみたりして、目立った形ではアレコレしないけれども、以外と紫外線とか気をつけていて、当然の如く色白で、手は白魚のようで、直射日光を浴びると肌がかぶれたりする為、日傘を常備していて、仲の良い友達からは「吸血鬼みたいね」なんて云われて、意外とまんざらでもなかったりする……。 そういうタイプですなw そういう女の子を想像すると、ちょっと昔の「東京」的雰囲気がまだ残っている中央線沿いの街に住んでいて、その街を舞台にした、ちょっぴりレトロな雰囲気のある恋愛ストーリーなんかを幻視してしまうのですが、如何でしょうか?w というわけで、今日も本当にどうしようもない日々之雑記というか、日々之ぼやきというか、そういう感じでした……。何か人格を疑われそうですが……。 何はともあれ、今週も無事に過ごせました。来週も色々忙しいけれども、頑張っていきましょう。 それでは、また。
by s-kuzumi
| 2009-05-31 00:56
| 日々之雑記
|
Comments(4)
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佐
at 2009-05-31 19:29
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制服と好みの女の子の話、大変興味深い内容で楽しく読ませて頂きました。
遠慮なさらず、今後もどんどん語っちゃって下さい。
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NaGISA
at 2009-06-01 00:11
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s-kuzumi at 2009-06-01 00:29
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s-kuzumi at 2009-06-01 00:40
>>NaGISAさん
こんばんは。 そういえば「Succession of the Life」はまだレビューをしていませんでした。近い内にプレイしなおしたいですね。 イメージで云えば巳鵜はかなり近いです。 彼女と、『そこに幸せある限り』の沙紀を足して二で割るとど真ん中かもしれません……w これも分からない人には全く分からない喩えになってしましました……w |
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