2009年 08月 27日
今日の副題 「ちょっと和風な物悲しさと」 ジャンル:ホラー(?) プレイ時間:30分程度 その他:選択肢アリ、エンドも複数。 システム:吉里吉里/KAG 制作年:2000/12/17(Ver.1.00、本レビュー2004/3/22のVer.2.03にてプレイ) 容量(圧縮時):3.39MB 道玄斎です、こんばんは。 今日も今日とてホラーをやります。前回のレビューにて扱った『学校七不思議』その続編ですね。番外編も既にプレイし、レビューも書いていますから、これで3/5、このシリーズをプレイした事になります。 というわけで、今回は(も?)「銀の盾」さんの、『学校七不思議2』です。 良かった点、気になった点は、今回は変則的ですがカットします。 無印の『学校七不思議』のレビューでも見て貰えれば、雰囲気は分かるハズ。ですので、ストーリーだけ、ベクターの方から引用しておきましょう。 どこの学校にもある、七つの怪談話。 こんな感じです。 続編、という事で尺も短めになり、且つエンド数も少なくなっており、プレイしやすいな、というのが第一印象でした。何だかんだで前作『学校七不思議』はエンド数が多くて、且つ、全てのエンドを見ないと次の章にいけなかったり、或いは美味しい場面が見られなかったりしたのですが、今回は割とサクサクと。 ホラー系の作品は、エンドリストが実装されており、或る意味で「色々なエンドを楽しむ」という所に比重が置かれた作品が多い事も確か。バッドなエンドであっても、そのエンドがトゥルーエンドへの道しるべになっていたり、とかも定番のパターンです。 本作もやはりエンドリストは付いていますが、こちらは「トゥルーエンド」を見る事を目的にするタイプに近いかな? そうは云っても、全てのエンドを見ないと「過去の一幕」を見ることが出来そうにないのですが。。 選択肢選びも易しめでした。 「絶対にこれを選ぶとバッドエンドになる」というものを除外していけば、結構簡単にトゥルーエンドに向かうことが。それとは逆に選択肢選びをしていけば全てのエンドの回収もすんなりいけます。 で、今回は前作にも登場してきた、(幽霊になって)学校に住み着いてしまっている美加と絵梨のコンビも再度登場。 というか、本作の主人公は彼女たちの同級生だった亮子です。彼女が、教育実習生として、再び母校に戻ってきてみると、相も変わらず「学校の七不思議」を確かめようとする生徒が居て……というストーリーの流れ。 怖さ自体も、前作よりも(前作もそんなに怖くなかった)パワーダウンして、やはりもっとストーリーみたいなものを重視した作りです。これは前作をやっていないと全然楽しめないタイプの作品ですよねぇ。 本作のテーマは「桜」だそうで、やはりそれに見合った、ちょっと和風な印象がありました。 別に桜に限らず、どこか和風な趣があって、やっぱり私好みである事は否定出来ません。こういうストーリーって海外のものでは聞いたことがないわけで、日本人に訴えかけるような「何か」があるんですよね。 印象的なのは、幽霊コンビの美加と絵梨の存在です。 学校という場所は、誰もが通い(少なくとも義務教育は)、そして「必ず」去っていく所です。だけれども、美加と絵梨は幽霊になってしまって、ずっとそこに留まっている。 そのもの悲しさみたいなものが、このシリーズの焦点なのかもしれません。 単体ではプレイしても、どうしようもない所があります。『学校七不思議』をプレイしてピンと来た人はプレイしてみて下さい。「次回予告」で見ることが出来る3話になると、イラストなんかもかなりup to dateな感じになってきて、どんどん洗練されてくる感じ。 取り敢えず、4話まで、プレイするつもりですよ? それでは、また。
by s-kuzumi
| 2009-08-27 19:06
| サウンドノベル
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