2009年 09月 17日
今日の副題 「もう少しだけ夏の余韻を」 ジャンル:学校系怪談ホラー(?) プレイ時間:全部みて1時間程度。1ルートは15分程度。 その他:選択肢アリ、エンドが7つに分岐 システム:吉里吉里/KAG 制作年:2002/12/5(本レビューは2004/10/2にヴァージョンアップされたVer.1.02にてプレイ) 容量(圧縮時):9.94MB 道玄斎です、こんばんは。 もう秋なハズなのに、東京では、蝉が最後の力を振り絞って鳴いたりしている今日この頃、如何お過ごしでしょうか? 8月の後半くらいは、結構頑張って、怖い作品を掘り起こしてきたりしていたのですが、シリーズ物もプレイしていました。それが『学校七不思議』シリーズ。記念すべき第一作目が2000年リリースですから、もう9年も前の作品です。コミックメーカーから吉里吉里/KAGに移植されたりと、変遷を辿り遊びやすくなっているのですが、その第三弾でさえ2002年のリリースです。 あんまり怖くないってのは、何度か述べていますが、それでも私、このシリーズ何故か凄く好きなんですよねぇ。 というわけで、前置きが長くなりましたが、今回は「銀の盾」さんの『学校七不思議3』です。 良かった点、気になった点もちょいと変則的ですが、今回は省略しちゃいましょう。 シリーズ物ですから、大凡そういう所は同じだと思って頂ければ。過去のレビュー等ご参照下されば幸いです。 ストーリーは、ベクターの方から引用しておきましょう。 学校にまつわる怪談「七不思議」を題材にしたホラーアドベンチャーです。 こんな感じ。 大枠は、「いつもの通り」という感じですね。 夜の学校で、七不思議の怪談を話していたら、それが現実となって、一人、また一人と居なくなっていき……。というタイプ。シリーズでお馴染みの美加と絵梨は今回も健在。というか、逆にそれまでの『学校七不思議』『学校七不思議2』をプレイしていないと、楽しめない部分があるのは確か。 そういえば、このシリーズは、今までかなり選択肢で悩まされてきたのですが、今回は、所謂グッドエンドというかトゥルーエンドに相当するエンドをすんなりと見ることが可能。 どのくらい楽かっていうと、私が初見(というか、以前プレイしているんですが)で、特にあれこれ画策せず、素直に選択肢を選んでいったらそのまま到達出来たくらい。 寧ろ、バッドエンド系のエンドの方が見るのが難しい。 ちなみに、トゥルーエンドでも二種類あるんですよね。内容自体は同じだけれども、主人公を助けてくれるキャラが美加か絵梨かの二通りのパターンが存在していました。ざらっと攻略情報を探してみたのですが、そこについての言及は無かったような。 一度、美加なり絵梨なりが出てくるトゥルーエンドに到達出来れば、もう一個の方も簡単に見ることができると思います。追加要素や相互補完の要素こそありませんが、やり込み派の方は是非。 さて、今回は、「いじめ」の問題と学校にまつわる七不思議が融合したお話でした。 主人公の立ち位置みたいなものも、選択肢で決定していく訳ですが、案の定、そんなに怖くない。 まぁ、同じ学校を舞台にしているわけで、そこで語られる七不思議の内容自体もさしたる変化はありません。ですから、「怖さの鮮度」が薄くなっている、というのは当たり前っちゃ当たり前なんですが、今回は、微妙に「七つ目」の怪談も関わってきます。 ただ、それが本当の「七つ目」の怪談なのか、というとどうも違うみたい。 「その日だからこそ起こりえた七つ目」という、ちょっと特殊パターン。何故、その日だから起こるのか? そこらへんが作品の一つのキモになっているんじゃないかと思います。 そういえば、先ほど「例によってそんなに怖くない」というような事を書きましたが、改めて怪談の内容を考えてみると「下駄箱」の話は地味に怖いですw 他の「五つ」(七つ目は決定的に明らかになっていない為)よりも断然に怖い。 何て云うか、暴力性がにじみ出ている怪談で、怪談らしい怪談だったんじゃないかしら。 で、全てのエンドを見ると、又しても美加と絵梨のストーリーが進行。 これがシリーズに通底する要素で、本作のオイシイ所でもあります。この二人のやりとりや、彼女たちの過去、決定的に隠されている「この二人は何に遭遇して、死亡したのか?」という、部分に少しづつ迫っている……のかな? だからホラーメインって訳じゃない感触。 本作の『学校七不思議3』まで、リアルタイムでプレイしていました。 で、どうやら、2007年に『学校七不思議4』がリリースされているようなので、そちらも近い内にプレイする予定。
by s-kuzumi
| 2009-09-17 23:12
| サウンドノベル
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