2009年 11月 08日
道玄斎です、こんにちは。 最近、コンビニで一定以上の金額の買い物をするとくじ引きが出来るんですが、コンビニに行くたびにアタリが出て、缶コーヒーやらアイスクリームやらをゲットしている今日この頃です。変な所で運を使っているような気がしないでもないのですが……。 ■初恋の街で 先ほど、友人から電話が掛かってきました。 別に内容自体は全然大した事じゃないんですが、どうやら私とその友人達が過ごした、言わば青春の街が最近アニメの舞台になっている、というような話でした。商店街の人たちがそのアニメを利用して、町おこしに躍起になってる、なんて云ってました。 『夏のあらし!』って漫画があって、それのアニメーション化だそうです。 ノベルゲームとの絡みで云えば、『Normalize Human Communication』は新横浜が舞台の作品でしたが、『夏のあらし!』の方は、それよりほんの少しだけ位置がずれる大倉山という土地が舞台(の一つ?)。実はこの二つの地域はかなり隣接しているんですよね。 新横浜付近に在住の人でも最寄りの駅が新横浜の人もいるし、大倉山の人もいるって感じかしら。 wikipediaで見てみると、中々ストーリーが良さそうなんですよね。 現代に生きる青年と、本土空襲の時代、つまり戦中に生きていた少女の幽霊が交流していく、みたいな、そういう作品っぽい。 何を隠そう、「夏のあらし!」のEDの映像、あれは大倉山駅の横にある坂を登っていくと到達する「大倉山記念館」とその周辺の公園だったりします。大倉山記念館は、戦時中は何か軍の通信施設だったんだっけ? ともあれ、映像を見てみると凄く懐かしい。 どーでもいー脱線ですが、その坂の一番下、つまり駅の横にある酒屋さんは「教科書」を取り扱っている酒屋さんでした。世界でも有数のだらしなさを持つ私ですから、教科書を無くしたり、教科書の上にジュースをこぼしてデロデロにしちゃったりという事が屡々あったのですが、そういう時にゃぁ、その酒屋さんで教科書を注文しましたw あー、思い出してきた。 最後に教科書を注文したのは、多分「音楽」の教科書だったハズ……。どういう経緯だか忘れたけれども、兎に角教科書を紛失するか、使用に耐えられない程にボロボロにしたかで、注文したんです。 で、その時は何年生だったのか記憶していないのですが、学年末の期末テストがあったと記憶しています。その試験問題に於いて、スメタナって人の出身国はどこか? ってな問題が出まして、当時の正答例では「チェコ」となるはずですが、丁度ね、その時ヴァレンタインだったんだよね。 当時、私にとってテストなんてどうでも良くって、頭の中はチョコレートの事しか考えていませんでしたから(今、考えると何と身の程知らずな……)思わず、「チェコ」とする所を「チョコ」と書いて見事にバッテンを貰った のも良い思い出です。 話を戻して。 私が中学生だった頃、恒例の行事がありまして、それは春になるとクラスの親睦を兼ねて、大倉山公園に散策に行く、というものでした。春になれば桜が大変綺麗なとても素敵な場所で、今でも良く覚えています。 当時、好きだった女の子が居てねぇ……。所謂初恋ってヤツなんですが、その散策での彼女の様子は、私の「好みの女の子やその仕草」、或いはシチュエーション的な原体験というか、そういうものになっています。 肩にギリギリ届くくらいの綺麗な黒髪で、濃紺の清潔感のある制服を身に纏い、桜の降りしきる公園に佇む少女。 みたいなw 何か書いていて滅茶苦茶恥ずかしくなってきました……。 やっぱり、記憶の改竄はあるんだと思いますけれどもね。より綺麗な思い出にしちゃおう、的に。無意識に。 その女の子は、物静かなタイプではなくて、寧ろ非常に明るくおきゃんな感じでした。だけれども、その子が、その時、妙に神妙な顔をして、ちょっと近寄りがたいような、その年頃の少女の持つ神秘的な雰囲気みたいのをバリバリ放出していたのは事実で(何か、ロリコンみたいだな……)、それが強烈に印象に残っています。 そんな個人的に思い入れの深い街、そしてその場所がアニメとして認知されるってのは、嬉しくもあるわけですが、一方で、少し「もうちょっとそっとしておいてくれ」的な部分もあったりします。いや、単純に私の我が儘なんですけれども。 ですので、凄く『夏のあらし!』という漫画及びアニメには物凄く興味があるんだけれども、どこか見たくないような、そういう複雑な気持ちもあって、きっと見ない……気が……します。。 大倉山は、別に何てことない普通の横浜市の街です。 だけれども、だからこそ、私にとってはかけがえのない場所な訳です。 ほんっと何も無いんだけれども、桜の季節に近くに行かれる方は、公園くらい見てみると面白いと思いますよ。 ■勢いで初恋 こういうのは勢いが大切だから、初恋ネタでもう一本。 先に、私の初恋についてちらりほらりと書いたわけですが、初恋が実ってそのまま結婚する、という人はきっと数としては極小でしょう(お互いが初めて付き合った人と結婚、というケースは知り合いに居ますけれども)。1万人に一人とか、或いはもっと少ないんじゃないかしら。 当然、私の初恋も結婚まで行かなかったのは勿論、実ることだにありませんでしたw しかも、決定的に恥ずかしい体験をしてしまって。そんな自虐的なネタをだうぞ。 それは忘れもしない中学三年生の五時間目、英語の時間。 東京大学出身なのに何故か公立学校で教師をやっている先生の授業でした。 その先生は、「英語でも数学でも、あれこれと手を出そうとするから失敗する。一番基礎的な薄い問題集を繰り返して解くのが実は一番の早道である」なんて事を云っていて、当時、聞き流していたのですが、歳を取ってくると、その先生の云った事は真実を突いていたなぁ、なんて思えたりしますねぇ。 それはさておき、そんな極々ありふれた中学校の英語の時間。 クラスに一人はいる所謂「ガキ大将」的存在の男の子が、唐突に、脈絡無くクラス全員に聞こえるような大声で言いました。 「道玄斎って、○○の事好きなんだよな!」 と。 いや、実際はこんな爽やかじゃなくて、もっと草が生えているような感じで、 「道玄斎って、○○の事好きなんだよなwww」 というような雰囲気だったんじゃないかと。 そりゃぁね、当時は私だって若い男の子でしたから、考えている事、特に恋愛のそれなんて表に出まくってましたよ。だからって、それが例え周知の事実であったとしてもみんなの前で云う事ないじゃない! 水を打ったように静まりかえる教室。 誰かのツバを飲み込む音が聞こえる。 ややあって、 教室がザワザワし始めました……。 その時の私の挙動↓ ___ / \ /ノ \ u. \ !? / (●) (●) \ | (__人__) u. | \ u.` ⌒´ / ノ \ /´ ヽ | l \ ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) ____ / \!?? / u ノ \ / u (●) \ | (__人__)| \ u .` ⌒/ ノ \ /´ ヽ | l \ ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、. ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) ちょっとズレたかしら? けれども、まぁ、こんな感じでした。 で、問題の女の子の方を見ると、顔を真っ赤にして俯いている……。 (俺……終わった!) と思いましたよ。いや、実際終わったんだけれどもさ。 その瞬間、生まれて初めて「冷や汗」ってのを実感しました。冷たい汗がツツッっと服の内側を流れていく厭な感触。 一応注釈を付けておくと、相手の女の子が頬を染めていたのは、別に私に対して何か思う所があった、とかそういう事ではなくて、そういう話のネタに自分がやり玉に挙がった事に対する正常な反応です……。 教室は或る意味パニック状態になって、授業どころじゃなくなった訳ですが、そんな拷問のような空気に耐えつつ、問題の女の子の方を見てみると、何となく白々しく、後ろの席に座っている子に消しゴムを借りたりしています。何か、こう間が持たないような感じがあったんでしょうねぇ。っていうか俺もそうやって誤魔化したかったよ。 そしたら、すかさずやはりクラスに一人はいる「お調子者」的なキャラの男の子が、 「○○の今の行動は、明らかに照れ隠しである!」 なんて、誰しもが気づいている事を妙に丁寧な口調で言語化してくれやがったもんだから、(今すぐ、消えてしまいたい!)とほんっとに切実に思いました……。 教室はザワザワしてるし、女の子は女の子で何だかぎこちない行動ばかり取ってるし、私は私で意識が飛びそうになるのを耐えつつ、ムスッと黙ったままで、けれども脳みその中には色んな言葉や思いがバカみたいな勢いで渦巻いていて……。 そんな時に、隣の席のヤツとか、前の席のヤツとか、後ろの席のヤツとか、兎に角俺と彼女以外の全員が、よってたかって、何かを俺や彼女にはやし立ててくるんだけれども、何を云われたのか、サッパリ記憶にないんだわ。 今考えると、軽く虐めじゃん?w 私、良く教室を飛び出さなかったもんだと思います。自分を褒めてあげたい! で、結局、そんな事がきっかけで、それまでは、少しは話したりなんて事があった彼女と、滅茶苦茶気まずくなってしまって、結局そのまま。 いまだに、当時からの友達からは、その時の事でからかわれる事もあるんですが、三年くらい前かな? 友達が、その私の初恋の女の子と会ったって報告があって、それがきっかけで、少しその彼女とコンタクトを取る事になったのですが、それは又別の話。 書いていて精神力を激しく消耗したので、今日はこのへんで。 それでは、また。
by s-kuzumi
| 2009-11-08 14:58
| 日々之雑記
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