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久住女中本舗

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2010年 03月 12日

なんてことない日々之雑記vol.278

道玄斎です、こんばんは。
今日はオリオンビールを呑みながら、またどうでも良さそうな話をグダグダと書いていこうと思います。



■smoke gets in your eyes?

というわけで、禁煙を始めて一週間くらいが経ちました。
こんなに長く禁煙が続いたのは、これまでの人生で始めてですw

電子タバコという煙草の代替物で誤魔化しているのですが、それにはニコチンもタールも含まれないので、一応健康には問題がないそうな。
ただ、「口に咥える」という習慣を廃絶しなければ、禁煙は厳しいよなぁ、なんて事も同時に思ったり。

電子タバコ、意外に侮れないんですよ。
ちゃんと煙(水蒸気)出ますし、煙草には遠く及びませんけれども、それなりに充足感もあったりします。多分、1mmの煙草を吸っている人だったら、比較的簡単に移行出来るのでは?

煙草の充足感って「煙を吹き出すビジュアル」に拠る部分が、意外や意外結構大きかったみたいです。
タールもニコチンも何も入ってないのですが、水蒸気を吸い込んで吐き出すと……結構満足しますw って私が単純なだけでしょうか?

煙草って吸う人には今更な話ですけれども、喫煙って火が着いた状態で口に咥えて、煙を「吸い込む」んです。で、そこから煙を「肺に入れる」んですよねぇ。そして肺に入れた煙を「吐き出す」と、大きく分けて3つのプロセスで構成されています。
結局、煙草って二段階目の「肺に入れる」というプロセスがないと満足出来なくなっちゃうんですが(そこが煙草の醍醐味、でもあるわけですけれども)、電子タバコだとそんなに満足感と明確に肺に入った感じは無いんですけれども、何となく誤魔化しは効きますねぇ。
今の所非常にいい感じ。

ただ、勿論、電子タバコに関する不満もあって、箇条書きにして示すと……

1、充電が面倒

2、カートリッジの寿命が意外と短い

3、メイドインジャパンじゃないw

と、大体こんな感じでしょうか。
そもそも、電子タバコって買ってきてすぐに吸えるか? って云ったらそうじゃなくて、先ず5時間くらい充電してやる必要があります。その五時間待ってる間にイライラして煙草吸いたくなっちゃうよ!

で、謳い文句を見てみると、カートリッジ一箱で一月分の喫煙に相当! なんて書いてあるわけですが、結構私はハイペースで消費しています。一個で300回吸うことが出来るらしいのですが、一吸いごとに満足感があるわけじゃないですから、何回も何回も吸って反復動作で充足感を補充する事が必要になります。
すると300回ってあっという間なんですよ。
本物の煙草だったら、実際に消費していくわけですから、「ちょっと一本吸ってこよう」とか、「本数単位」で捉える事が出来るのですが、これはカートリッジだからエンドレスに吸い続けてしまうという、そういう罠もありますw カートリッジを買い足さないといけないのも面倒っちゃ面倒ですね。

そして最大の懸念がメイドインジャパンじゃないという所。
一応、口に咥えるものでしょ。んで、吸い込むものなわけで信頼できる国で作られているとベストだと思うのですが、毒ギョウザの国で作られたものですから、ちょっと心配な部分はありますね。ニコチンやタールは入っていなくても、或る意味でもっとヤバいものが入っていたりしてw


兎にも角にも、この一週間くらい非常にクリーンに生活出来ています。
まだやっぱり、本物を吸っていないからイライラする事も多いんですけれども、禁煙のきっかけとしての「電子タバコ」意外といい感じです。
禁煙を考えている方は是非一度お試しあれ。



■修道院とマンガ

少女マンガが好きな私は屡々、それ絡みの話をここに記したりするわけですが、今回は「発掘」系のお話。
ちょっと前から本屋のマンガコーナーを見てみると、隅っこの方に『100番目の羊』なるタイトルのマンガが置いてあって、気になっていたんですよね。
少なくとも表紙/裏表紙を見る限り、絵は美麗とかそういうタイプじゃない。多分、著名なマンガ雑誌の編集部に持ち込みに行ったら、一目見て突き返されるような、そういうタイプのイラストかも。

で、このイラストが気になっていたんですが、今日、思い切って買っちゃいました。
そして、自分の浅はかさを知ったのでしたw

いや、このマンガ滅茶苦茶いいわ。
普通に面白いし、このサインペンでらくがきしました的なイラストも、やっぱり作品のテイストにマッチしている。というか、これが一般的に云われるような美麗なイラストだったら寧ろ台無しだろう、という。

そもそも、なんでこのマンガが気になっていたのか、っていうと、主人公はどうやら修道院で暮らしているらしく、裏表紙にはシスターと思しき人が数名描かれています。

この頭巾っていうんでしょうかね、シスターの被り物、割と山手線の中で見かける事ありません?
新宿駅のプラットフォームで私は良く目にします。被り物っていうか、所謂シスターですよね。新宿の近辺にそういう教会施設があるんでしょうかねぇ。
そういえば、目白には、確か東京カテドラルという大きな教会があって、一度お葬式で行った事がありました。目白駅から東京カテドラルと反対側に歩いていくと、聖母病院っていう病院もあったハズですから、やっぱりそこにも何か教会なりがあるんでしょう。そこまで行っちゃうともう目白じゃなくて落合の方です。

っと、脱線しちゃった。
主人公なおみは、赤ん坊の時に修道院の玄関先に捨てられていた、所謂捨て子。
拾ってくれたシスター達と一緒に、修道院で生活している高校生なのです。そんな彼女の青春ストーリーっていうか、そういう感じ。

教会生活丸出しって事もなくて、というか、寧ろそういう描写は控えめな方かも。
で、現代らしくヘッドフォンは付けるわ、携帯は持ってるわ、悪い男に騙されるわ、挙げ句煙草までこっそり吸うわのリアル高校生ライフが描かれます。って禁煙してるんだから、煙草の描写は控えてくれ! って本気で思った私はもう末期ですね……w

割と俗っぽいシスター三人衆がいい味出してます。
舞台は多分、東京ですね。どう考えても御茶ノ水にしか見えない風景が出てきていますから。中央線沿線って感じかな。多分、東京にだって修道院の一つや二つあるんでしょう。

修道院っていうと北海道のトラピスチヌ修道院が日本では有名でしょうか。
私の知っている方も昔、そこに入って生活していました。子供の頃からキリスト教に帰依(という云い方でいいのかな?)している方で、そうしたツテがあって修道院生活を送ったと聞いています。ただ、肺病を患って修道院を出る事になったそうです。

割と若い娘さんなんか、失恋がきっかけになって「修道院に入りたい」なんて思うそうですけれども、結構厳しいみたいですよ。審査とかさ。
先に書いた私の知っている方も、実は契機は失恋だったそうですけれど、幼い頃から帰依しているから説得力があったんでしょうな。失恋の事は云わずに「修道院に入りたい」って云えば入れるような、そういう境遇だったようです。


またしても長々と脱線していしまいましたね。
もし、ちょっとでも気になった方が居たら、是非『100番目の羊』読んでみて下さい。
普通に少女マンガとしても秀逸だと思いますよ。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2010-03-12 00:03 | 日々之雑記 | Comments(2)
Commented by NaGISA at 2010-03-12 21:59 x
私はその漫画は読んだ事ありませんが、「なおみ」という
名前が、いかにも聖書的ですね(旧約聖書ルツ記に登場する
ルツのしゅうとめの名前が「ナオミ」)。あと、「100
番目の
羊」というタイトルは、ルカ福音書15章の「見失った羊の
たとえ」からでしょうね。それから判断するに、彼女が
悔い改めるまでの物語、なんて想像したりして。

ちなみに、シスターは一生結婚できませんから、そう簡単に
なりたいというものでもないという気が(笑)。なお、
シスターはカトリックだけのもので、プロテスタントには
そういう制度はありません。

ちなみに、私はプロテスタントですが、教会生活と言っても
別に変わった事はありません。ただ「毎週日曜は、万難を
排して礼拝(カトリックならミサ)に出席せよ」ってだけで。

その代わりに、お盆もお彼岸も関係なく、法事も初詣も
ないです(笑)。
Commented by s-kuzumi at 2010-03-13 00:07
>>NaGISAさん

こんばんは。
「ナオミ」は気がつきませんでした、流石です! 私も一渡り読んだものの、細かい人名とかはさっくり流してしまっているので……。

>彼女が悔い改めるまでの物語

実はこのマンガ、宗教色自体は薄くて、想像していたよりも修道院の描写がありませんでした。というか修道院と名は付いているものの、妙に日本風の慎ましい建物だったりしますw

>「毎週日曜は、万難を排して礼拝(カトリックならミサ)に出席せよ」

外側から見ていると、「色々やってるのかなぁ?」なんて思うのですが、意外とシンプルなんですね。
何か「面白そうだな」と期待させるものはあるんですよねぇ……。バザーの張り紙とか見ていると「楽しそうだ!」って普通に思ったりしますしw

ただ、初詣が無いっていうのは、自分がもし帰依するのであったら……ちょっぴり寂しい……かもしれませんw
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