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久住女中本舗

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2010年 12月 24日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『街外れの降誕祭[限定版]』

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『街外れの降誕祭[限定版]』_b0110969_2212111.jpg

道玄斎です、こんばんは。
今日は、季節というかイベントに非常にマッチした作品を探してきました。もう、何度も何度も取り上げさせて頂いている作者さんの作品ですね。
というわけで、今回は「sorayuki」さん(でいいかな?)の『街外れの降誕祭[限定版]』です。



今回は、凡そ20分程度で読了可能な作品、だという事、そして、既に発表されている『時計塔へ』(のシリーズ?)をプレイしておいた方が良さそう、という事で番外編にてお送りいたします。

相も変わらず、独特な作品世界の雰囲気が素敵な作品でした。
『時計塔へ』で出てきた、エリーの妹、ミミがフィーチャーされていく……そんな作品になっていました。

これも以前云ったような気がするのですが、どことなく倫敦を思い起こさせるような……そういう街が舞台になっているんですよね。車があったり、エリーがタイピスト(だったよね?)として働いている事、電話回線が一応存在している事からも、それなりに科学技術が発達している世界が想定されます。

こういう世界の描き方が、凄くいいんですよ。
背景素材の使い方だったり、或いは所々に出てくる一枚絵が何とも云えない、この作者さん独自の世界を作っているというか。一枚絵も、色塗りされていないモノクロのものとかが使われてるんですが、それが絶妙に合ってるんですよね。


ストーリーとしては、先にも少し触れましたように、ミミの視点で、降誕祭の日の街を見ていく……みたいな、そういう趣の作品。んー、やっぱり、単独で楽しむ、というよりは、『時計塔へ』をプレイした上で見た方が面白いかな? という気がします。

そういえば、本作の舞台とか時代とか、完全に「現実」のものと同一……と捉えない方がいいのかな? 現実世界とどこか似たような所がある、別世界……くらいの捉え方の方が、作品を楽しめる気がしますね。ここらへんは本当はどうなんでしょうねぇ。
個人的には、「現実にちょっと似た、それでいて現実とは違う世界」と捉えた方が楽しいような気がしますよ。


どうやら、期間限定の公開のようですので、『時計塔へ』を既にプレイされている方は、是非プレイしてみて下さい。



それでは、また。

by s-kuzumi | 2010-12-24 22:12 | サウンドノベル | Comments(0)
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