2011年 01月 20日
道玄斎です、こんばんは。 ちょっと「これはプレイしないと」という作品を先ほど見つけたのですが、もう遅いので、今日も日々之雑記で。。 ■遂に完成、テーマ曲 今朝方、「随分曲らしくなりました」とご報告申し上げたのですが、取り敢えず、暫定完成版が出来ました! あっ、NMの企画「神風 史テーマ曲発表会」用の楽曲です。 既に、本当に骨組みだけの粗いヴァージョンのものを、既に何人かの方には聴いて頂いているのですが、暫定完成版も聴いて貰った所、雰囲気が変わった、と仰って頂き、嬉しかったですね。 そもそも私が曲なんて作ろうと思ったのも、ノベルゲーム/サウンドノベルがあってこそ、なんですよね。 「ゲームで使えそうな曲作ってみたい!」という闇雲な初期衝動でヨドバシカメラにて、ソフトを買ってきたのがそもそもの始まり。いや、TM Nwtworkみたいな曲を作りたい、という気持ちは心の奥底にずっとあったんですけれどもねw で、気がつけば、MIDIキーボードはあるわ、モニタースピーカーはある、オーディオインターフェイスはあるわ、(それなりに使える)ヘッドフォンはあるわ、結構ハマってしまいましたねw DAWも、二回程乗り換えましたw 結局、今はやっぱりFL STUDIOが一番使いやすくて、私の制作スタイルには合っているので、多分、恐らくきっと、今後もFL STUDIOを使っていくものと思われます。 〆切より遥か前に、取り敢えず表に出せるもの、は完成しちゃって、ちょっと手持ちぶさたではあるわけで、少しだけ、昨日に引き続き、完成した『墓場の陰からごきげんよう』について語ってみましょう。 今回、作業するに当たって、「事務局の人間のDAWがみんな違う」という所にちょっとだけ注目しました。 で、私は私、FLらしい曲の作り方をして、FLっぽい音に仕上げよう、と思ったわけです。 FLと云えば、「ドラムのループが簡単に出来る」わけですから、音色から曲を作る私には珍しく、ドラムから打ち込んでいったような記憶があります。 ちょっといい感じのキックとハットを探してきて、単純なループを作ってみる。そしてそれをダラッと並べて、このドラムの音の上に、どういう音を載せていくのか? という部分を考えていきました。 使用しようと思っていたシンセサイザーはSAKURAというもの。 FLを作っているImage Line社製のシンセです。これは、個別に私が購入したものですね。主旋律はこのSAKURAにお世話になりっぱなしでした。 お琴をイメージして起用した音、ではあるんですが、実はお琴の音じゃないんですよねw そんな音でも、和風の音階に載せてやれば、やっぱりお琴に聞こえてくるから不思議です。 あと、意識した点は「音に厚みを持たせる」という部分でしょうか? いつもトラック数が少なく、割と音が薄い傾向の強い私には珍しく、結構色んな音を重ねて、それなりの厚みが出ている……といいなぁw 勿論、最初っから最後まで「分厚いです!」って感じでもなくて、割とそこは、薄さと厚さのバランスはとってみました。 で、これも前回の日々之雑記でも書きましたが、「和洋問わず、色々な音を使ってみよう」というのが、最大のテーマだったかもしれません。 私は和風が好きですし、今まで「超」が付くくらいのベタベタな和風曲を作ったりもしていました。ただ、本当に「使えるモノを」「聞きやすさを」という事を考えると、コテコテの和風よりも、もちっとあっさりとした「そこはかとない和風」とかの方が使いやすいんですよね。 でも、それを上手にコントロールする自信は無いので、「純粋な和風音楽では絶対に使わない楽器」なんかもガシガシ入れてみました。例えば、シンセベースとかエレピとかね。 そういう意味では、割と、音域的に低~高まで、満遍なく音を使う事は出来たかな? っと。 多分……なんですが、今まで私がFLで打ち込んできた曲の中で、最もトラック数が多いハズですw やっていく内に面白くなっちゃって、FLを使い倒してやろう! という前向きな気分で作業出来たのもプラスだったかな? 少なくとも、自分の扱える範囲で、FLの長所を最大限に活かしながら曲を制作していきました。 で、親馬鹿なんですが、やっぱり完成すると、凄く愛おしくなるんですよ、自分が作った曲がw 意外と、暫定完成という事ですが、自分で聞き直してみると、「結構カッコいいじゃないか!」とか自画自賛したりねw しかも、珍しい事に、ループ素材の類の使用もゼロですし、移調もしてますし、色々チャレンジ出来た曲で、今はかなーり満足していますw で、まだ未確定事項なんですが、「神風 史テーマ曲発表会」の〆切のタイミングで、もしかしたら、ラジオをやるかも? というお話を広報担当の方から伺いました。 明らかに、全員、テイストが滅茶苦茶違いますから、聞き比べて頂くだけでも、かなり楽しめるんじゃないかな? なんて思ってます。 もし、ラジオ番組も連動して行う、という事になれば、また改めてこちらでも告知したいと思っています。その際は、是非お聞き下されば……。 というわけで、今日はなんか心地良く眠れそうです。 いい感じの疲労感、久々ですw それでは、また。
by s-kuzumi
| 2011-01-20 02:39
| 日々之雑記
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Comments(10)
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ハヤテ
at 2013-06-11 02:48
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はじめまして!DTMをはじめようかと思っているものです。
FL興味あります!少しフリー版で勉強しているのですがバイト代が入ったのでこのまま購入しようかCUBASEを購入しようかと悩んでいます。 FLはループサウンドは得意と評判ですが、大定番のCUBASEに比べてなにか苦手なこととかはないのでしょうか?(よくループが得意なソフトは打ち込みが苦手とかいいますよね。) ダンス系以外にいろんなジャンルの作曲をしてみたいのですが。J-POPとかJAZZみたいな曲も作れたりはするんでしょうか? どうかご意見お願いします!
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s-kuzumi at 2013-06-11 12:34
>>ハヤテさん
こんにちは。コメント有り難うございます! CubaseとFLで悩んでいるとの事ですが、私はCubaseを弄ったことがありません。ですので、以下、話す事は、私のネット上、或いは知り合いからの伝聞とかそれに基づく推量が多分に混ざっている事をさっ引いて聞いて下されば、と思います。 先ず、Cubaseとの比較に於いて、「打ち込み」のし易さですが、これは先ず間違いなくFLの方が、やりやすいです。 そもそもCubaseは、打ち込みがやりにくいソフトとして結構有名です。ですので、Cubaseユーザーの中には、MIDIの打ち込みだけは別のソフトを使ったりする人も多いようです。打ち込みだけはDominoというフリーのMIDIシーケンサーを利用する、なんて人もいますし、FLとの両刀遣いで、打ち込みだけはFLで、という人もいるらしいです。 そもそもFLは打ち込みのやりやすさに定評のあるソフトです。ピアノロール画面での打ち込みのやりやすさ、ノートの消去や修正といった部分も、本当に使いやすく、一度使ったら手放せなくなるほどです。 続きます。
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s-kuzumi at 2013-06-11 12:37
続き
一方で、Cubaseと比べてFLがニガテな事は、やはり「変拍子」への対応は今ひとつ、だという事でしょう。稀に6/8拍子とかありますよね? そういうものをFLで作ろうとすると、結構困難かもしれません(検索を掛ければ、多分、FLで変拍子を実現する方法は出てくると思います)。 とはいえ、これは、殆どの楽曲が4/4拍子で出来ている事を考えると、実はそこまで大きな問題じゃないのかも……しれませんね。 他にCubaseでは実現出来るのに、FLでは実現出来ない事としては、「スコア入力」が出来ません。つまり五線譜に音符を記述していくスタイルの打ち込みはFLでは対応していません。FLはピアノロールオンリーです。 この辺りは、もしかするとピアノ歴等が長い人にとっては不利かもしれませんね。 更に続きます
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s-kuzumi at 2013-06-11 12:46
他に、Cubaseを始めとする著名なDAWとFLの差異としては、「生楽器系」の音がデフォルトであまり収録されていない、という点です。
Logicなんかの場合だと、セットアップするだけでかなりの数の生楽器の音色が付属しており、しかもそのサウンドもクオリティが高いもののようです。 ただ、まぁ、DTMをやっていくとどうしても、DAWに搭載されている音だけでは不足を感じて、音源を買い足していくものですから、逆に云えば、この問題は、何か良い音源を購入する事で容易に解消する問題である、とも云えます。 更に更に続きます
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s-kuzumi at 2013-06-11 12:57
勿論、FLであろうが、Cubaseであろうが、DAWである事は変わりなく、基本的に「出来る事」は変わりません。なので、J-POPだろうがJazzだろうが、エレクトロニカだろうが、自由に作る事が出来ます。
飽くまで、FLは「ダンスミュージック/クラブミュージック」などの制作と「相性が良い」という事なのです。 で、他のDAWには無く、FLにある大きな特徴と云えば、「ライフタイムアップデート」でしょう。 これは、一度FLを購入してしまえば、生涯無償でヴァージョンアップが出来る、という制度です。私も一番最初にFLを購入したのがFL8でしたが、無償でアップデートを続け、今ではヴァージョンはFL11になっています。 更に挙げるならばFLそれ自体を「vst」として他のDAWから呼び出せる、というのも大きな特徴です。 つまり、FLを音源として使用する事も出来るわけです。 更に更に更に続きます
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s-kuzumi at 2013-06-11 13:06
ですので、別にFLをメインのDAWとしなくとも、FLの恩恵に与る事は十分可能ですし、それでも十分元が取れます。
又、動作が軽快で、比較的低スペックのマシンでもキビキビ動いてくれる、というのも、一つの特徴でしょうか。 私は、以前Sonarを使っていた事もあるのですが、Sonarは、立ち上がりだけで物凄い時間が掛かった記憶があります。ですが、FLは、本当に一瞬でソフトが立ち上がるので、作ろう、と思った時にすぐに作業に移れるスムーズさもあると云えます。 まぁ、まとめると、別にFLをメインのDAWにせずとも、FLは十分に役に立つソフトですし、無償で生涯アップデートを繰り返す事が出来る、というのも嬉しいところです。 ですので、CubaseをメインのDAWにしたとしても、パソコンの片隅にFLを入れておく事は、意味がある事ですし、お勧めします。 大体こんな所でしょうか? なんか、物凄く長くなってしまいましたが、何か分からない点等あれば、またお気軽にコメント下さい。私の分かる範囲でご説明いたします。 それでは、失礼致します。
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ハヤテ
at 2013-06-12 00:54
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お返事ありがとうございます!自分はド素人なのでよくわからないのですが、いいVSTを入れれば(フリーでいいのを探して来れば)CUBASEと同程度の作曲能力があると考えていいのでしょうか?
いろんなジャンルの曲が作れるというのと、一回買えばずっと無償というのは大きいですね!
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s-kuzumi at 2013-06-12 20:19
>>ハヤテさん
こんばんは。 作曲能力に関しては、もう、本当にご自身の音楽知識とか、そういう所にかかっていますw ツール(ソフト)に拠る差は殆どない、と云っても過言ではありません。 但し、前述の通り、生楽器系の音は、FLのやや弱い部分でもあります。なので、市販の音源ソフトを導入するなりすれば、OKです。恐らくCubaseを購入しても、音源の部分で不満を感じる事はあるでしょう。なので、結局、何かしら音源を買ったりすると思いますw 勿論、フリーのVstiを導入しても全然OKです! 必ずしも生楽器に特化している、というわけでもないのですが、お金を掛けないDTMに重宝するのが、DSK Musicというサイトです。 http://www.dskmusic.com/ 例えば、こんな所でフリーの「使える」Vstiを揃えていったりすれば、取り敢えず当面、困る事はないんじゃないかと思いますよ。
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ハヤテ
at 2013-06-13 02:16
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ありがとうございます!CUBASEを買おうかと思っていたんですが、やっぱりFLでいこうかと思います!
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s-kuzumi at 2013-06-13 22:39
>>ハヤテさん
その後、やっぱりCubaseに……って時でも、一度買っちゃえばFLは役に立ちますからね。是非頑張って下さい! 又、買う時は、絶対にSignature Bundleにして下さいね。他のエディションを買うと、損しちゃうので。 FLを使って分からない事、等があったら、先ず、下記のwikiを御覧になる事をお勧めします。 http://www42.atwiki.jp/fruity/pages/1.html 必ずしも、最新の情報が載っているわけではないのですが、とても役に立ちます。 それでは、良いDTMライフを! |
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