2011年 08月 06日
道玄斎です、こんばんは。 今日は些か涼しいですけれども、夏本番って感じで、やっぱり日中はキツいです。 今回は、まぁ実益的に涼しくは為らないのですけれども、気持ち的にサッパリするような、そういうお話を。って、私だけがサッパリするんですけれどもねw ■絵を買った 良く、秋葉原の電気街口で下りると、なんかジャンパーを羽織ったミニスカートのお姉さんが出てきて、「今、ギャラリーで特設展をやってるんです! 宜しければご覧になりませんか!」と、色んな人に声を掛けている光景を目にします。 私は、お金を持って居なさそうに見えるのか、そう云った人に声を掛けられた事はありませんけれどもw で、チラリとそのギャラリーとやらを覗くと、例によって例の如く「イルカと星」の絵、なんですよw 分かりますよね? その手の絵……というか絵画には興味がないんですが、何か日々の生活の中で、物足りなさ……もっと云ってしまえば「華やかさ」が欠けている気がしていたんです。 そう、居間か何かに掛けておく、「イラスト」の類です。 イラストとかいっちゃうと、18禁ゲームの原画(これも秋葉原で良く売られてる!)とかイメージする人もいるかもしれませんが、そういうのとは違います。 もう少し、古式ゆかしい感じで、且つ雅やかなものを……とかねてから思っていたんですよね。 で、数日前まで、新宿の京王デパートで古書店祭りが行われていたんです。 京都の本屋さんとかも出店するような、そういう古書店市ですね。古書……って云っても色々あって、所謂「古典籍」の類を扱ったりもしています。 手が出しやすいのは、短冊、とかかな? 時代や書いた人にもよりますけれども、安いものであれば大納言さんの書いたもので数千円から入手可能。あとは色紙の類とかも比較的安価です。 実際、私も短冊も何枚か、色紙も何枚か持っていて、尚かつ版本とかも何冊かあるわけでして、それを以て「久住女中本舗書陵部」なる部署を立ち上げたわけです。 まぁ、それも例によって例の如くまだ、活動実態が殆どないわけですけれどもw その古書店市は毎年やっているんですが、今年は時間の都合上どうしても見に行く事が出来なかったんですよね。ただ、何度かそこで購入していたりするので、古典籍商からカタログが送られてきていました。 そこに、綺麗な奈良絵の扇面が表示されてたんですよ……。 奈良絵ってご存じでしょうか? 室町後期~江戸時代に掛けて制作された、物語の場面などを書いていく絵画……っていうと分かりやすいかな? ちなみに、扇面っていうのは、読んで字の如しで扇に紙に描いたイラスト、って事ですね。 値段を見てみると、存外安い。 更に、全部で18枚セットで買うと更に安いんだ。 けど、18枚セットで買う……には些か懐も心許ない。というわけで、気に入ったイラストを一枚チョイスして、早速、京都の古典籍商に電話を掛けてみました。 結果、私が欲しかった一枚、は売り切れであとは全部残っている、という事だったんです。 ちっ、俺と同じ感性のヤツがいたのか……とか舌打ちしつつも、一応、そうした可能性考えて、二番手、三番手も用意していましたから、二番手のものを購入しました。 FAXで注文書を書いて送ったら次の日には、届いていましたw で、まぁお金は早く振り込んだ方が気持ち的に良いですから、ちゃちゃっと郵便振り込みにて。 購入した絵はこちら。 どうでしょうかね? まぁまぁ、綺麗なんじゃないかな? 値段(敢えて云いませんけど)よりもグッとお得感があります。ただ、カタログでは分からなかった部分も、現物を目の前にすると見えてきますねぇ……。 これ、縮小画像ですけれども(実物は結構大きい。額縁に入れて飾れるもんね)、どういう場面か分かりますでしょうか? いや、なんか、女性が男性に手を伸ばしてるんです。そこまでは確認出来るような気がする。だけれども、男性の方はそれを疎ましそうにして、そっぽを向いてるんですw 尚かつ、右手に持った扇で女性を牽制……というかガードしていますw 元ネタの物語……は分かりませんねぇ……。 他の図版を見ても、自分の知っている物語と合致するものがないので、「これは○○物語の、○○という場面」と所有者である私が説明出来ない、という体たらくw カタログ所載の他の図版を見る限り……帝が出てきている事はほぼ間違いがないんですが、それは何故分かるのか、と云えば、すだれで顔が隠されて、且つ一段高い所に座っている男が描かれているから、です。帝は基本的に顔を出さずに、こうしてすだれなどで顔を隠します。 で、肝心の私が購入したものは、男が女に言い寄られて(?)逃げている感じの絵ですから、これを飾っていたら女難の相が更に出てきそうな気もしますw けど、全体的に見れば、中々綺麗だし、飾るのには良い感じだと思いません? 綺麗にスキャンして、素材としてアップロード出来ない、かな? なんて考えてますけれどもw あとは書陵部として版本の翻刻とかやっていきたいですね。 ま、今は忙しいので、もう少ししたらじっくりと。 という辺りで、今日はこのへんで。 それでは、また。
by s-kuzumi
| 2011-08-06 18:24
| 日々之雑記
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