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久住女中本舗

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2011年 12月 07日

なんてことない日々之雑記vol.357

道玄斎です、こんばんは。

今日は、プレイする予定のゲームがないので、いつものように日々之雑記でお茶を濁します。
だけれども、ちょっと書きたい事もあるので、お暇な方はお付き合い下さいまし。



■そこは乙女の園――戸山女子大学――

先日、『機械仕掛けのアリス』という作品を取り上げ、レビューしてみました。
懐かしい光景が満載で、ちょっと心の琴線に触れた、というのは正直に告白するべきでしょうね。自分の所属していた団体なりが、舞台になっていたら、やっぱりそこにある種の愛情を持つものです(但し、よっぽど厭な思い出がない限り)。

で、私は書きました。「“戸山カフェテリア”なんて洒落た呼び名は使わず、“文カフェ”と呼ぶ」と。
でも、不安になったんです。「本当に今も文カフェって呼称が使われているのか……」と。

まぁ、一応、と思って検索を掛けてみたら、The 男爵ディーノなるサイトが出てきました。
もう、このサイトのネーミングセンスで、一発で早稲田大学出身者である事が分かりますw
大体、“男爵ディーノ”だの“久住女中本舗”だの、一般的なネーミングとはちょっと異なった、謎のベクトルを向いているものを付けたがるんですよ、私達はw

皆さんの身の回りで、奇行で有名な人とかいませんか? 何かアイデアを出し合ったりする時に、明らかにおかしい提案する人、いませんか? 10人中9人が右に行く、という時、敢えて一人で左に行く、という人、いませんか? 損得勘定よりも、妙に義理人情に篤かったり、自分の快不快に忠実な人いませんか? 女なのに、棒でぶったたかれても平然としている人、いませんか?

早稲田大学が世の中に輩出している人間が、そういう人達ですw
あのですね、勉強する気のないスポーツ選手とか、芸能人が良くこの早稲田大学なる組織に入るんですが、大抵中退しちゃいますね。というか、そういう人達を安直に大学に入学させちゃうから、学校の品位が下がる気がするのは私だけでしょうか……。まぁ、彼らはニセモノですから騙されないで下さい。

あー、けど、別に中退するのは悪い事じゃなくて、早稲田大学ってとこは、中退する人の方がビッグになるんです。『サザヱさん』のいささか先生も早稲田の文学部中退でしょ?
この学校、「学生一流、施設二流、教授三流」って云われておりまして、学生はとんでもない人物か、一歩間違えればキ○ガイで、施設はボロッボロで、教授はバカ。極めて端的に、この大学の本質を突いています。

で、学生が兎に角「お前は何がやりたいんだ!?」って事ばかりやるんですよ。私もやりましたw
学生がどんな事をするのか、と云えば、例えば……授業が終わって帰宅しようか、って時に雨が降ってきたとしましょう。


【慶應の学生】

サッとバーバリーの傘を取り出して、女の子と相合い傘をして帰る。


【早稲田の学生】

濡れるなら派手に濡れようとか云って、裸で帰る。


こんな感じです。
結構本質を突いてるたとえ話だと思いますが、どうでしょうか?
ちなみに私(達)のやったバカは、「ボクシングという体育科目の授業中に、履修者でもないのに乱入して勝手にボクシングをやり始める」とか……まだまだ一杯あるのですが、それは又の機会にw


っと、滅茶苦茶話がブレましたね……。
文カフェでした。
幸い、男爵ディーノは私より遥かに若い人物だという事、プロフィールにて確認してあるので、私の情報より新しい情報を持っているはずです。
で、彼はちゃんと「文カフェ」という語を使い、且つ、メニュー紹介までやっている! モツ煮は私の時にもあった定番メニューでしたが、他のメニューは全然知らないものばっかりですね。

まぁ、ちゃんと「文カフェ」って語が恐らく現在でも使用されている事、確認出来たのですが、男爵ディーノ氏は、別項にて「わせ弁」について言及しているではないか! ていうか、まだあったのかよ! って驚きの方が大きいです。


男爵ディーノが書いているように“そのモットーは「やすい、はやい、食えないことはない」”というとんでもない弁当屋。
位置的に、本部の法学部の所の出口から出て、小道に入ってまっすぐに行くと到着する、という説明しか出来ないのですが、少なくとも、本部、若しくはその周辺に位置する学部(理工・文学部)の人達じゃないと分からないのです。
昔はその辺りに、ふるーいサークル棟があったんだけれども、色んな事情で取り壊されちゃったんだよね。あのサークル棟の伝説とかも書きたいけど、それはまた今度にしましょう。

で、男爵ディーノは、「奇怪な噂」があるとは知っているようですが、その内実は知らないと見える。
俺たちの頃、良く云われていたのは、「わせ弁の唐揚げはカラスの肉で出来てる」という事でした。何故か? それは「安すぎる」からです。
わせ弁は、兎に角信じられない程の量がギュゥゥゥッット詰まってるにも関わらず、バカみたいに安い。スタバで何か注文するお金があったら、わせ弁は二食分買えちゃうくらい。おまけにわせ弁で二食分って事は、通常のご飯に直したら、四食分くらいはあるって事。

唐揚げに顕著なように、すごい油ぎっていて、超超スタミナ弁当、みたいな感じ。
で、無駄にメニューが豊富な上、裏メニューまである。男爵ディーノは裏メニュー「ギョーカラ」の存在を知っていたんだから大したもんだ。マイルストーン経由、だけどもね。

え? マイルストーンって何かって?
マイルストーンは……入学シーズンになると早稲田近隣の書店に置かれる(売られる)、早稲田大学の一サークルの発行物です。サークルで作った冊子、って事になるんだけど、電話帳みたいな厚さがあるんだw
何が書いてあるのかってーと、「楽勝授業一覧」「取っちゃいけない授業一覧」「絶対とるべき授業一覧」などなど。あとはサークル情報なんかもあるので、新入生はこれを持ってないと出遅れてしまいます。

これがあるのとないのとでは、卒業までの進路に大きな違いが出てきます。
このデータは、前年度、全早大生にアンケートを取って総合的に作られたもので、信頼性が非常に高い。
何も、「楽勝授業」だけを取る、ってんじゃないんだ。本当の狙いは「ハマリを避ける」所にあるのです。

「ハマリ」とは、誰がどう頑張っても、絶対に単位が貰えない授業、の事です。
酷い時は、四月、最初の授業で、教壇に立った先生が開口一番「今年は単位を出しません」と宣言する事すらあるのです。ね? 教授三流、でしょ?w
これ、本当に酷い話で、「単位を出さない」って云われたら、大抵の早大生は「じゃあ、いかねーよ!」って授業をボイコットするんですが(当たり前か?)、中には、真面目なヤツもいて、「それでも毎回ちゃんと出る」って云って、しっかりノートをとって、ちゃんとレポートまで書いて、ほぼマンツーの一年間が終わったのにも関わらず、やっぱり単位が貰えなかった、なんて伝説がありますからねぇ。
こういう、わけのわからなさ、みたいのが、この大学の魅力の一つではあるんですけれどもねw


まぁ、ザラザラっと、『機械仕掛けのアリス』そして、男爵ディーノからオイシイ所を抜き出しつつ、書いてみました。
一回、早稲田、のぞいてみたくなったでしょ?w
兎に角、『機械仕掛けのアリス』に話を少し戻すと、局所的過ぎてついて行けない恐れのあるネタ、が入っていました。それは「ワセ女」という単語などです。

「ワセ女」とは、先に出しました「棒でぶったたかれても平然としている女」の事です。
或いは、「棒でぶったたくと、蹴りをかましてくる女」でもいいですし、「酔って暴れて、店のふすまを破いた数、20枚」とか伝説を持つ人でも、「雨が降ってるなら濡れてやる、と女なのにおもむろに服を脱ぎ出す女」でもいいわけです。

簡単に云えば、早稲田くらいにしかいない独特な女、という事になりましょう。
独特過ぎるだろう! という外野の声が聞こえてきますが、本当にこの手の女、大量にいますw
『機械仕掛け~』のメイン舞台は、文学部でしたけれども、あそこは、女の園みたいな所で、自分が実際通ってるとマヒしちゃって分からなくなるんだけど、後で思い返すと「明らかにおかしい……」とw
まぁ、一応、乙女の園って事になっているわけで……それだから戸山女子大学という名称があるわけで……。けど、そこに居るのは、女というにはあまりにガサツであまりに頑丈であまりに無神経であまりに武勇伝がありすぎで……そんな女の子達です。


まぁ、こんな、わけわからん大学のわけわからん奴等のわけわからん日常が舞台なんだよ、って事が少しでも分かって貰えると……より一層『機械仕掛け~』を楽しめるかもね。って事で書いてみました。


それじゃ、おやすみなさい。

by s-kuzumi | 2011-12-07 02:19 | 日々之雑記 | Comments(0)
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