2013年 11月 02日
道玄斎です、こんにちは。 更新回数を増やそう! と、決意したにも関わらず、あまり更新出来ていないというw ■風邪をひきました 一年の間で、三回くらい「風邪ひいいた」って報告してるような気がしますけど、またしても風邪をひきました。けど、どうやら私だけじゃなくて、身の回りの人も、みんな風邪をひいているようなのです。 私や、私の周りの人は、「ノド」がやられているようで、扁桃炎とかね、凄い多いですね……。 幸い、私は扁桃炎ではないのですが、ノドは痛むし、鼻水は出るし、息苦しいし、と、風邪の辛さを存分に味わっています。唯一、熱がそんなに出てない、というのが救いですね。 んで、ノベルゲームの方ですが、いくつか面白そうなものをピックアップしてあります。 ちょっぴり気になる女性向けのゲームなんかも出てきたので、また、そういうのも紹介出来ればいいなぁ、と。 何となくの感覚で、「最近のノベルゲーム界隈は元気がない」とか、逆に「活発だ」とか、私は云っちゃうんですが、最近、またちょっと、新作ノベルゲームがぽこぽこ出てきて、面白い感じになってきたかな? なんて思ってます。 いや、「何となくの感覚」って云いましたけど、それなりに、自分の中での根拠はあったりします。 大体、ゲームを探す時って、作品登録(や、アップロード/ダウンロードが出来る)ウェブサイトがあって、そこで新着情報をチェックしたりしますよね。私の場合、ふりーむ!とベクターの二つなんですが、私が「最近、どうも活発でない」とか云う時の状態っていうのは、 ・新着の作品が少ない。 ・新着の作品ではあるものの、「第2章前編~体験版~(全五章予定)」とか、書いてあって、それ単体で完結していないものが多い時。 ・上記と被るが、同人ゲーム(頒布を前提としたもの)のプロモーション版が多い時。 ・一部の多作な作者さんが、新着欄を独占している時。 なんかです。 四つも挙げちゃいましたが、結局は、「単独で楽しめる新着作品が少ない時」です。 「いやいや、そんなのお前の思い込みに過ぎない。良く見てれば、ちゃんとコンスタントにゲームは制作され、投稿されている」という向きもありましょうが、本当に、コンスタントに制作されて、発表されているゲームって、女性向きのゲームが多くありません? 作品説明を読んでみると、「糖度は甘めです」とか書いてあるので、すぐに分かりますw 個人的には、立ち絵とかついてないけど、なんかグッと惹きつけられるようなタイトルや、ストーリーを持った作品とか、そういうのが、ちょこちょこリリースされていると嬉しいんですが(そういう時にも、「活発だぜ!」と思ったりするわけですw)、昨今では中々厳しいのかもしれませんね。 以前にも、チラッと書きましたが、ここ数年、ノベルゲームを巡るトピックの中で、一つ特徴的なものを挙げると、「実況動画/放送」の存在が挙げられます。 気になる作品があって、ダウンロードしてみて、取り敢えずreadme.txtを読んでみると、「実況」についての注意書きが書いてある、というのも、ここ二三年でグッと増えましたよね。readme.txtじゃなくても、作者さんのページに云ってみると、それについての言及があったり、とかね。 実況されると、作者さんとしては、無料で自作品のプロモーションが出来ちゃう……んですが、ノベルゲームで実況っていうのもなぁ、という気はしますw 例えば、分岐しない一本道の作品があったとして、その実況動画/放送があれば、実際に作品をダウンロードし、自分で読み進めないでも、作品の全容を知る事が出来ちゃうからです。プロモーションの範囲を越えちゃうんですよね。 これが、ノベルゲームじゃないジャンルのゲーム、例えばシューティングなんかだと、「俺だったら、この局面では、こう弾を避ける!」とか、実況をその作品を知るきっかけにしつつも、各人がダウンロードをして、実際にプレイする、という事が、ノベルゲームより多そうなんですよね。 RPGだって、「俺は、しばりプレイをやってみるぜ!」とか、或る程度、遊び方に工夫が出来ちゃいますからね。言い換えれば、ユーザー体験の選択肢が多いというか。 一方、ノベルゲームの場合、「基本、クリックして読み進めていくだけ」ですから、そのクリック(と、テキスト読み上げ)を、実況者が代行しちゃえば、もう、各人はやる事がないんですよねw 作品をダウンロードする、なんて事もしなくていいわけで……。これは、制作者からしたら、ちょっと悲しいかもしれませんね……。 けど、全部が全部、実況されているのか? って云えば、そうでもなくて、実況しやすい作品と、そうでない作品があります。 今まで、いくつか、ゲームの実況を見てきた経験から云うと、 ・比較的尺が短い作品が選ばれる事が多い。 ・ジャンルは、ホラーなんかが強い。 ・見た目がキャッチー(立ち絵が可愛かったり、とか)。 こうしたものが、実況されるノベルゲームの特徴の一端、だと思います。 生放送なんかだと、ズルズル「part31」とかになるより、2~3枠とか、そのくらいで終わった方がいいわけですし、視聴者と共通体験をする為には、「びっくり」とか「怖い」とか、そういう刺激があった方がいい。んでもって、立ち絵もないんじゃ、フラッと見に来てくれた視聴者(ノベルゲーム好きとは限らない)が、「地味で、面白くなさそう……」なんて思って立ち去ってしまう、というわけです。 そんな状況が、もっと拡大していくと、地味だけど面白い作品、だったり、じっくり読ませる作品、みたいのが、減っていっちゃうんじゃないかな、なんて思ったりするんですよ。 やっぱり、制作者としては、プレイしてもらってなんぼ、なトコがあるわけですし、その為に、色々苦心したりするわけですよね。で、その苦心の結果、実況用に最適化された作品ばっかりになっちゃうと、作品としてのフレームは、なんか小さくなっちゃうような、そんな気がしますよ。 ま、実際問題、それで全てのノベルゲームが、実況用に最適化されちゃうとか、実況によってノベルゲームは駆逐される、なんて事はないとは思いますけどもねw 逆に、実況に最適化する事で新しく見えてくる、ノベルゲームの新しい方向性なんてものも、あるかもですしね。 ただ、実況それ自体が、作品世界を視聴者と共有する、って所から逸脱して、作品そのもの(誤字脱字から始まって、設定やらイラストやら)に突っ込みを入れていく、とか、そういう方向に進んじゃうと、なんか末期的な気はしますが。 で、話はちょい戻りますが、やっぱり、見た目地味な作品が出てきにくい、なんて状況はありますよね。 実は、私、携帯電話は所謂スマートフォンを使っているのですが、結構有名なフリーのノベルゲームをダウンロードしてスマートフォン上でプレイ出来る、というアプリがあるんです。お馴染みの作者さんの作品とかもありますし、一定以上の評価がされている作品が多いわけですが、そのアプリのユーザーレビューを見てみると、 「イラストがどの作品も下手」 とかね、そんな事が書かれていたりして……。 じゃあ、そもそもイラストの無い作品はどうしたらいいんだ? とw いや、「イラストが上手いのが良い」という価値観と、「イラストが必須」という価値観はイコールではないんですが、どうも、そういうユーザーレビューの文脈を見ていると、「可愛く綺麗なイラストがついているのが最低ライン」みたいに、見えちゃうんですよねw っと、まぁ、風邪のせいで(いや、いつもか……?)、話が随分とっ散らかってしまいましたが、最近は、また、面白そうな作品も出てきてますし、フリーになった商業作品なんかも発掘したりしています。 で、地味だけど面白いとか、一般受けはあまりしなさそうだけども、なんかとんがってる作品とか、そういうのを自分のフィルターでより分けて、紹介出来たら、まだ、このブログの存在価値はあるんじゃないかな、なんて思っています。 ま、取り敢えずは風邪を治す事に専念しようと思いますw それでは、また。
by s-kuzumi
| 2013-11-02 16:31
| 日々之雑記
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Comments(4)
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紫苑
at 2013-11-03 23:20
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お久しぶりです。
前にも話されていましたが、ノベルゲームの実況について私なりのコメントを。 私もいくつかノベルゲームの実況を見てきましたが、確かに視聴者側の選択肢が少なくなりますね。 でも、中には「面白かった! ダウンロードして自分でもやってみる」なんてコメントもちらほら見かけました。 見る側が作品の内容・雰囲気・世界観等にハマってくれたら(その辺りの感覚はそれぞれ人によって変わってしまいますがw)、自分で読み進めてくれる視聴者の方も少なからずいるのではないかなぁと。 私のことで参考にはならないと思いますが、いいなって思ったものは手元に置いておきたいタイプなので、一度実況を見たからはい終わり!とは必ずしもならないかな? という印象です。 元々ゲーム実況って公式ものだとグレーゾーンとも言われて、売れなくなるなんて言われてたりもしますからねぇ。(私個人はそうは思ってませんが) どんなゲームでも購入されない(フリーならダウンロードされない)という危険を多少孕んでいるのかな?と。 長々とコメント失礼しました。 私も暫く更新していないので、年内には一本くらい何かしら取りあげたいなぁなんて思っております。
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s-kuzumi at 2013-11-04 15:37
>>紫苑さん
こんにちは、お久しぶりでございます。 ああ、そういうケースもやっぱり勿論ありますよね。逆にそう思って貰えるようなゲームを作る、っていうのが、一つの課題になっちゃうのかもしれませんねw ただ、ノベルゲームを好んでプレイする層、と、実況プレイ視聴が好きな層って多分違いますからねぇ、中々難しい問題かもしれませんねぇ。 記事では書き忘れた事なんですが、「何のゲームをプレイするか」っていう事よりも、寧ろ「誰がそれを実況するか」ってとこの方が、視聴者の関心がある所なのかな、とか考えたりもしています。 紫苑さんのブログの更新も楽しみにしております。 そして、どうぞまた、お気軽にコメントなど頂けましたら幸いです。
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ななC
at 2013-11-08 12:51
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こんにちは。
なかなか興味深い話をされているので、私の感じているノベルゲームの実況動画ついて意見など。 概ね、s-kuzumiさんと同じ考えであるのですけど、実況に特化したノベルゲーム的な作品は既に生まれていると思っていて、それが何を指しているかというとクトゥルーなどのテーブルトークRPGや二時創作の実況動画のことです。 立ち絵ありきの話になってしまいますけど、読ませるよりも見せることに比重を置いたとき、立ち絵という発明は実に実況動画向きだと感じています。 それと併せて選択肢の無い一本道シナリオの創作である場合、セーブやら面倒な環境システムを放棄できるので、この部分に関心がまったく無い製作者には「とても都合の良い作品発表の場」であると感じてたりしています。 こういったことから一本道シナリオのノベルゲームの今後の成り行きに興味が尽きないです。 以上、乱筆乱文失礼しました。
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s-kuzumi at 2013-11-14 20:45
>>ななCさん
こんばんは、はじめまして。 クトゥルフ系は、今ノベルゲームでも人気ですよねー。いや、もう既に人気絶頂期を脱したのかな……。まぁ、そのくらいには一般に浸透した感はありますね。 クトゥルフ系だと、やっぱり「恐怖」というか「ホラー」要素も強いですからね、実況向きなんだろうな、というのは納得ですね。 ただ、「実況しやすい作品」というだけではなく、直接、「ダウンロード数」に結びついた方が、作者としては嬉しいんじゃないかなぁ、なんて思ったりもするんですよ。結局、ふりーむにせよベクターにせよ、登録すると、DL数が分かるんですよね。で、それで100DL達成したとか、500DLまでいったとか、具体的な数値があったほうがモチベーションが高まるような、私の個人的な考えですけど、そんな感じはしますねぇ。 まぁ、実況から盛り上がる、というのが、今後どの程度続くのかって問題でもありますし、今の所、「何を実況するのか?」より「誰が実況するのか?」みたいなところの方に比重があるのも否めない所なので、そういう所にも目配りしつつ、ゲームの行く末を見ていきたいですねぇ。 |
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