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久住女中本舗

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2007年 07月 15日

何でも鑑定。

こんにちは、久住です。

最近、すこし忙しくてなかなか私が記事を書けずにいました。
なかなかまとまった時間がとれなくて、本が読めなかったからなのですが、さすがにあまりにも更新をしないとよくありませんので、今日は雑記を。

つい今し方、テレビにて「何でも鑑定団」を見ていました。
わたしは骨董や美術にかんして、全く造詣がありませんので、良く分からないのですが、いささか気になった点がありまして、そういうことを書いてみようかと。

掛け軸なのですが、骨董品の王道ですよね。
有名無名の沢山の作品があると思うのですが、鑑定では、

「この作者の鳥の絵はもっとどう猛であって、こんな優しい鳥は描かない」

といった鑑定があったのです。
勿論、色々と下調べをおこなった上で鑑定が行われているものと思いますが、なんだかあまりにも抽象的な鑑定な気がしてなりません。

いつもどう猛な鳥ばかり書いていると、時には優しい鳥を書きたくなったりもするのではないでしょうか?また、習作的な意味合いの作品も全く無いとは言い切れないとおもいますし、お遊びでいつもの自分とは違う画風で書くようなこともあるのかもしれません。
あるいは、画風が固まる前の、試行錯誤の段階の作品なんかもあるかもしれませんよね。

テレビでお手軽に鑑定が見れる、という意味においては非常に面白いし為になるのですが、どうにも鑑定のプロセスというか、鑑定の基準が曖昧なものに対しては疑問を禁じ得ません。

そういえば、奈良絵本も今回出ていましたね。
完本じゃない、という事で評価が低かったわけですが、ああした綺麗なものは是非一つ欲しいものです。

by s-kuzumi | 2007-07-15 14:16 | 日々之雑記 | Comments(0)
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