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久住女中本舗

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2007年 08月 13日

『DDD2』 奈須きのこ著 講談社

こんばんは、久住です。

今日、ようやく『DDD2』を読み終えました。
やっぱり面白いですね。

過去と現在、そして未来が入り交じる構成は『空の境界』と同じです。
『空の境界』上下巻、そして『DDD』も二冊読んだ計算になりますが、どうしても「似ている」感が出てきてしまいます。
それは勿論、同じ作者の本であるからなのでしょうけれども、全く違う世界も見てみたいとも思います。

『DDD2』の内容ですが、「野球」が一つ大きな部品となっていました。
私は全然野球にはくわしくないのですが、丁寧に球の種類や打撃の方法について描写されているので、「野球」そのものにも興味を持ちました。
文字通りの「魔球」が出てきたりと、読者を退屈させません。

後半からは、一気にラストに向けて(と思われる)の話が展開していきます。
ラストのページにカナタさんの書いたメモがイラスト風についているのですが、そのメモの最後の欄に「日守桜夏」との対戦記録がのっています。そこには「もしかしてもしかするとオリガで一番手強かったのかな、この人?」とちょこんと記述されているのです。
この「日守桜夏」という人物は、『DDD2』で出てきた不死身の日守秋星さんとの血縁関係が疑われます。

そういうメモが伏線になっているという遊びの部分が面白いですよね。
こういうのはライト系のノベルならではの手法なのかもしれません。

三巻。いよいよラストのようですが、今から楽しみですね。

by s-kuzumi | 2007-08-13 23:08 | 読書 ライトなノベル | Comments(0)
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