2007年 08月 27日
今日の副題 「あの頃の気持ち」 道玄斎です、こんばんは。 更新頻度を落とすかも、といいつつ、あまり落ちませんでしたね……。 多分、約「一日一レビュー」を維持しているのではないかと。 更新頻度は高ければ高い方が良いのですが、心配なのが、その分、一個一個のレビューが雑になる事です。一日一レビューが半ばノルマになってしまうと、そのノルマを達成する為に、雑なレビューになってしまわないかどうかとそれだけが気がかりです(今でも雑かもしれないけれども、もっと雑に、という事)。 ま、そろそろ生活との兼ね合いも考えつつ、更新頻度についても考えないといけないかもしれませんね。自分に最適な更新頻度、何とか模索していきたいです。 それでも、実は手当たり次第、目に付いた作品をプレイしてレビューしている、っていうわけでもなくてやっぱり、どこか惹かれる作品を選んできているのです。 それは、タイトルであったり情報サイトに書いてあるストーリーだったり、或いは過去にプレイして、心に残っているとかであったりと様々なのですが、一応、自分の基準で作品を選んだ上でレビューをしています。 尤も最近では、作品を紹介して頂く事もあり、少しプレイの幅が広がったかな、という感じもあるんですけれどもね。 そういえば、前から考えていたのですが、段々「学園モノ」をプレイするのが実は少し辛くなってきています。歳を取るとさすがに感情移入しづらくなってしまいますよね……。 授業をサボったり、学食戦争でパンをゲットしたり、屋上でパンを食べたりなんて描写を意外と冷めた目で見ている自分に気付きます。 ここでいう「学園モノ」の「学園」とは「高等学校」、つまり「高校」の事です。 多くの商業美少女ゲームの舞台が高校であるからなのでしょうけれども、主人公が「高校生」で、舞台が高校という作品は多く存在しています。 勿論、そうした作品を十把一絡げに扱う事は出来ないのですが、たまには「大人」のゲームがやりたいなぁ、なんて思ったり思わなかったり。 或いは、学園モノでもベタベタなものではなくて、ちょっと一ひねりあるものがプレイしたいですね。そういう意味では昨日プレイした『幻想世界』なんて、なかなか良い感じなんですが。 そういえば意外と、「大学生」が主役のゲームはないですよね?いや、私が知らないだけかな? 兎に角、もうちょびっと、年齢層の高めのゲームをプレイしてみたいな、と最近思うわけですよ。 全く話は変わるのですが、ついさっき急に思い出した事があるのです。 私が大学生だった頃、友人がフリーのゲームを作っていましたw 何で忘れていたんだろう? 調べてみると、今でもビリジアンさんの「シミュレーション」4に載ってますね。某ときめきメモリアルの二次創作的な奴ですw 今にして思えば、その友人は自分のサイトを拠点にしつつ、多くのファンとの交流を重ね、シナリオを書き、絵も自分で書き、恋愛シミュレーションツクールの使い方を覚え、とあれこれやっていたんですよねぇ。 んで、その友人は、「ときメモ」である事に非常にこだわっていたわけですが、同時に「高校生である事」に異常にこだわっていた気がします。やっと前半と話が繋がりました。 恋愛をメインとするような作品で、高校生を主人公にすること。それはゲーム制作者の何かを刺激するのでしょうかね。 実体験を踏まえつつ、現実的に考えてみると高校生の恋愛って、割と不毛ですよねぇ? お互い未熟なもの同士がお付き合いするわけですから、苦い経験でしかないw って事も多々あるような気がします。 けれども、大学なんて入ると、そうした苦い経験を踏まえつつ、少し賢く立ち回るようになる為か、不毛度は低下します。だけれども、高校生の時のようなあの、ドキドキ感っていうのはやっぱり薄れてる、と。 してみると、高校生の恋愛を描いたりする、っていうのは一種の「無垢」だったり「純真」だったり、或いは「衝動的」だったりの象徴として仕掛けなのかなぁ?とか考えたり。 あー、もしかしたら私は、学園モノに抵抗を感じているのではなくて、「予定調和的な学園モノ」に抵抗を覚えているのかもなぁ……。 ドキドキ感を追求したゲームを求めているのではないか、と。 学生サークル活動的なドキドキ感、ワクワク感は以前紹介した『あやじょ』なんかには、出ていますよね。しかし、恋愛モノでそうした作品は意外と少ないような気がします。 ちょっと一部の人にしか分からないネタで説明すると、初期の谷川史子のマンガみたいな、ああいう切ないドキドキ感。それをゲームで追体験したいですね。 そんなゲームをご存知の方がいらっしゃいましたら、是非紹介して下さい。 あらたまの 月はかはれど 我が身には 無明の闇の なほぞ残れる 道玄斎 /* そういえば、フリーゲーム同人誌の話が出ていて、私も「同人活動の全て」みたいな本まで購入する、という異様なやる気を見せているわけですが、何か、フリーゲームに関わる人たちが、それぞれの長所を生かしつつ、一本ゲームを創っちゃうってのもアリかもしれないなぁ…なんて又しても浅はかな事を考えたり……。 良く見るタイプのものは、原作とイラストをそれぞれ担当する二名の方で構成されている、というもの。 もっと簡単に言えば、ライターさんと絵師さんという職掌で構成されたチームという事になるのかな。場合によっては、動画担当の人が居たり、ロゴの制作をする人が居たりと大所帯になることも稀にありますよね。 けれども、良く考えてみたらレビューを書いてる人って、こういうチームに加わっているのを見たことがないよねぇ。例えば、だけれども「文章校閲」とか、「シナリオ監修」とか結構活躍出来る場もありそうな気がする。青写真を原作を書いている方から示して貰って、そのシナリオを監修したりなんて、かなり面白いと思うんだよなぁ。 レビューを書く、という事で間接的に作品に関わる事が出来るわけですが、もうちっと直接的な関わりが出来てもいいかもね。 なんか、ゲーム創りたくなってきたぜ……。 */ ※8/27日 午前二時頃ちょこっと手直し。 ※同じく、午前四時頃に手直し。
by s-kuzumi
| 2007-08-27 00:41
| サウンドノベル
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Comments(7)
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吾妹木綿
at 2007-08-27 10:55
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高校が多いのは大学と違って毎日同じ状況が存在し特に説明の必要も無いし、それでいて小中学生と違い行動範囲は広く出来る為、話を構築しやすい。また立ち絵的にもほぼ同じ服装でも違和感が無い。
製作者、プレイヤーどちらもが大抵通過した場所であることから一般的には感情移入できやすい、というのもあるのかもしれません。 …毎回病院が舞台の私が言うのもアレですが(^^; 同人誌は面白いし作りやすいと思いますが集まってゲームを作るのは面白そうだけどとんでもなく難しいことだと思います(^^;
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ЯIR
at 2007-08-27 20:18
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>某ときめきメモリアルの二次創作的な奴ですw
うぅときメモの二次って聞くと「ときめきメロディ」しか浮かばないわたしって >フリーゲームに関わる人たちが、それぞれの長所を生かしつつ、一本ゲームを創っちゃうってのもアリかもしれないなぁ… 確かに面白そうですね。 けど実は前例があっちゃったりしますんですよ。これが。 その名も「With~君と手つないで、春ッ!」 まぁ実は未プレイですけど。ってビジリアンじゃん(笑) >なんか、ゲーム創りたくなってきたぜ……。 道玄斎が集えばすごいメンバーが集まりそうですね(笑) ここに来ている人たちすごい中堅者が多いから うぅ~私にも文才(+根性)があればなぁ、いやいやまだあきらめちゃいかんですよ
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s-kuzumi at 2007-08-27 21:38
道玄斎です、こんばんは。
>>吾妹木綿 ゲームの作り手さんからの意見は、やはり深みがありますねぇ。 立ち絵も基本を制服にしちゃえばいいわけで、確かに楽なのかもしれませんよね。 いや、ほんと参考になりました。 ゲーム制作は、やっぱり難しいですし、まだまだ現実的じゃないとは、一応認識しています。何か小さめの作品でアドバイザーとか、そういう役職があったら是非応募してみたいなぁ、とか考えたり……w >>ЯIRさん 『春ッ!』ありましたねぇ!私は公開直後にプレイした記憶があります。 試みは非常に面白かったんですが、プレイした感想としては、ちょっとなぁ……、とw 上にも書きましたが、まだまだゲーム制作は現実的ではないですよね。 先ずは、草の根活動を地道に続ける事。それが実は一番の近道なのかなと考えつつ、日々更新を頑張っていきたいものです。
私も以前考えてみましたが、どうしても学生生活を描くとなると、
中学生だとまだ子供過ぎるし、大学生だと(実際はともかく)大人というイメージに。 となると、そのどちらとも言えない狭間の世代となる、高校時代というのが多くなってしまうんでしょうね。 ゲーム作りの中で自前で用意しないといけない最低限が、 テキストとイラストなので、その組み合わせというのが多いですね。 さくらミントはイラスト担当が居なくて、もっとも突出した能力がシステムという何ともアンバランスな組み合わせですが; レビュアーの方が作る作品というのも興味深いですね。 ぜひぜひ、いつかは実現してくださいw
>冷めた目で見ている自分に気付きます。
その気持ち、凄く良く分かります(笑)。ストーリーに何らかの関わりがあればいいんですが、単なる日常の一場面としてそれらを連発されると、どうにも疲れてしまうんですよね。「もういいから、次行こうよ」って感じで(苦笑)。 >レビューを書いてる人って、こういうチームに加わっているのを やはり、レビュアーって、ある意味キツい事も結構書きますから(私だけか?)、制作者さんと良好な関係は維持しにくいのかも(笑)。だから私も全部一人で作りましたしね。 私は「苦労して作られた作品に、好き勝手言うだけじゃ何なんで、自分も一つ苦労して、制作者さんの苦労を知ってみよう」というのが、ある意味制作理由の1つでもあるんですけどね。ある程度名の知られたレビュアーさんで、自分でも作品を作られてるのは「Project Lips」さんくらいじゃないでしょうか。残念ながら、今は商業向けにシフトしてしまってますが。 私はというと、道玄斎さんに次回作のスーパーバイザーをお願いしたいところなんですが、ぜひこちらのレビューで取り上げていただきたいと思ってますので、今回も最後まで1人で制作予定です(笑)。
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s-kuzumi at 2007-08-28 19:26
>>TAKERさん
道玄斎です。 ご意見、有り難うございました。 最近は制作者サイドの意見を伺う事が出来て、本当に参考になります。 仰るような、「狭間の世代」は確かに魅力的なのかもしれませんね。 一個の人間として、まるっきり未完成なわけでもなくて、かといって成熟しているとは言い難くて。 そういう、多感な時期が、それぞれのストーリーに絡むので、使いやすいのかもですよね。 ちなみに、システム面での充実は、私は凄く良いと思いましたよ? 単純にプレイする分には、あまり必要ないかもしれないのですが、そういう所にこだわっているゲームは、中身も良いものが多い、というのが私の実感だったりします。
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s-kuzumi at 2007-08-28 19:35
>>NaGISAさん
道玄斎です。 ええ、まったくその通りでして、ストーリーに関わりのあるものならば構わないのですが、単純にどうしようもない日常シーンを連発されると、プレイしていてダレてしまうんですよねw レビュワーは、やはり多かれ少なかれ「批評」をしてしまうわけですから、憎まれ役になってしまう事も屡々なのですが、やはり急にゲームを作りたい、なんて言い出したのも、「文句ばっか言ってるけど、あんたはゲーム作れるのかよ?」という問い(自問自答ですが)に対する、答えを出しておく必要があるのかな、と感じたからです。 本当に、文才もなにもない私には、NaGISAさんのように一人でゲームを作る事なんて夢の又夢でしてw 新作、今からレビューを書くのを楽しみにさせてもらっています。 私もなんだかんだでキツい事を書いたりしているようなので、厳しいレビューを書いてしまうかもしれないのですが、その時は平にご容赦をw |
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