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久住女中本舗

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2008年 02月 26日

なんてことない日々之雑記vol.48

道玄斎です、こんばんは。

今日は帰宅途中で、降りるはずの駅を通過してかなり遠くまで行ってしまいました。
実はこういう事は結構あって、そういう時の私は「面白い本」を読んでいます。
ここ何年か、新書が凄い好きで、片っ端から面白そうな新書を買って読んでいます。実用書っぽいものから、「娯楽」に特化したものまで様々です。

で、結構大きな街まで着いてしまったから、一端そこで降りて、その街にある大きな本屋さんに行って、やっぱり本を買うというw
今日だけで、五冊本を買ってしまいました。まだ読んでなくて積んである本が沢山あるのに……。


と、また前置きが長くなってしまいました。


今日はちょっと疲れているので(帰りに医者に行ったりしてた)、ノベルゲームは休業です。
だから、またとりとめのない話にお付き合い下さいませ。

そうね。最近よく頂く質問に答えたりしてみましょうか?
勿論、答えられる範囲で、ね。



Q1 何かイヤな事があったんですか?

クリスマスイブとかクリスマスとか、或いはバレンタインなんて行事がある時の、私はテンションがおかしいです。しかも恋愛否定みたいな、そういう発言をしていますからw
或いは、本館(?)の方の音楽室にて、曲につけているへんてこなショートストーリーを見て下さっているのでしょうか?

そうね。まぁ生きていくっていうのは、寧ろイヤな事の方が多かったりするのよ。
ただ、最近よく使うのだけれども「この世界、愛、だけがない」というわけで、三次元には恋愛なんてものはもうどこにもないんじゃないか、と私は思っています。
これも、以前ちらっと書いた事がありましたが、もう半分「女性恐怖症」に近いですw

多分ね、私は恋愛を「とっても素敵なもの」だと考えていたと思うのですよ。
だけれども、現実というか実際は、結構ドロドロしているし、痛い事多いじゃない?つまり理想と現実の狭間で苦悩してしまったという、何とも青臭い感じなんでしょうね。

今、手元に私が師とあがめる本田透氏の著書『電波大戦』(wという本があります。

本田透氏の主張は明確で、「俺は女から虐げられてきた。現実の恋愛なんてちっとも良いものじゃない。女なんて怖い。寧ろ二次元で自分の妄想をたくましうしてキャラを生み出せば全て事足りるじゃないか。今こそ恋愛資本主義にNOを突きつけろ!」と、大体こういうスタンスの人ですw
彼のこの発言が、実はギミック的なものを含んでいるのか、或いは本当に彼の実感としてあるのか、は分かりづらいし本人じゃないから私には分かりません。
ただ、彼の著書を読んだ素朴な感想として、「ちょっと行きすぎてる所はある」かな、と。

けれども、彼のプロフィールとか、著書をよくよく読んでみると私には「こうなっちゃうのも仕方ないか」という気がしてきます。多分、彼と私の主張はとても近い。
要するに「純愛なんて風化してしまった、現代が悲しい」と、そういう事なんじゃないかな。
私自身、数年前まで「まだ」純愛とか、そういうものを信じていたのです(ギリギリの所だったけれども)。けど、そういうものが一気に崩壊してしまって、恋愛という人生のそれなりに大きなファクターに対して、完全に恐怖を覚えてしまったんですよ。
多分、本田氏も私も恋愛の「先」が見えてしまうんです。本当に私たちが見ている「先」が待っているかどうかは問題じゃなくて、そういう想像力が働くようになってしまった、という事です。

『電波大戦』に載っている本田透氏のプロフィールを抜粋してみましょう。

「女はおっかねぇ」という理由で高校を中退後、ひきこもって自宅で受験勉強。大検から早稲田大学第一文学部に進むがやはり「女はおっかねぇ」という理由で中退。

兎に角、「女はおっかねぇ」というその強迫観念みたいなものが、彼の行動を縛っています。彼の別の著書『電波男』なんかを読むとこの辺りの事情が書いてあるのですが、私は凄い共感出来る部分が多かったんですよ。

奇しくも私も本田氏と同じ早稲田大学第一文学部なる所に入学し、卒業までしちゃってるわけですが、「女はおっかねぇ」と思っている人の精神を追いやる為の肥沃な土壌が、確かにそこにはあったように思えます。
だって、第一文学部って別名「戸山女子大学」って言ったんだよ。女の子が圧倒的に多い。私はその中で文学科の日本文学専攻なる所を卒業したわけですが、この専攻では、男は私を含めて五人くらいしかいなかったんじゃないかな……?w 流石に誇張しすぎかしら?けど、ホント実感としてそのくらいしか居なかったように感じる。
そんな所に身を置いていると、必然的に女の子が男を捕まえて、捨てて、また別の男をゲットして、又捨ててみたいな、そういう連鎖を目の当たりにしてしまうわけで、女性不信にもなっちゃいますって。んで、例えば自分がその連鎖の中に組み入れられたりしたら……。
そんなこんなで私自身も「女の人って怖いよなぁ」なんて考えるようになったりしてw

けど、私の場合、そんなトラウマを抱えながら、その後「もう一回、もう一回だけ信じてみよう」と思ってしまったのが運の尽き。或る意味で当たり前の事なのかもしれないけれども「恋愛にも賞味期限がある」という事に気付いた時の衝撃は大きかったですよ?
私はやっぱり純愛指向なので、自分が「消費」されたり相手を「消費」したりっていう事がとても苦手。結果、「この世界、愛、だけがない」なんて悟りなんだか開き直りなんだか分からないことをほざくようになってしまったというわけです。
いつか、この体験を絶望的な恋愛ノベルゲームにしてやる……w

答えになってますか?w



Q2 具合大丈夫っすか?

お気遣い有り難う御座います。
幸いにして、それなりに元気です。

ただ、昨夜くらいまで血涙が出てましたね。
今日、医者に寄って帰ってきたんですが、術後の経過は順調との事。
そうはいっても、やっぱりまだ目、糸で「縫われて」ますからねぇ。ほら、横向いたりすると目玉ってそれに連動して動くでしょ?そうすると、手術した目が「痙れる」んですよw この不快感が何とも言えないねぇ。
抜糸するまで、もう暫く安静にするつもりです。



Q3 古文が苦手なんですが、どうしたらいいんですか?

そういう事は、学校の先生か、塾の先生に聞いて下さいw

って、それで片付けちゃうのも不親切なので、ちょこっと役に立たないアドバイスを。
実は、私も高校生の時、古文大嫌いでした。古文が全体の成績を引っ張ってたくらいですから。そもそも私は酷い劣等生でして、あわや高校浪人しかけました。中学生くらいまで漢字が書けずに殆ど全ての文章がひらがなだった、という話をどこかで書いた記憶があります。

ま、それはさておき、古文は「慣れ」が大きいんじゃないかな。
私の場合、高校二年の時だったかな?古文の時間に『源氏物語』の若紫と光源氏の新枕の場面をやったんですよね。それを読んで「これだっ!」と思ったのがそもそものきっかけ。
十代の頃って、やっぱり恋愛って一大事なわけですよ。だから古文なんかも「恋愛小説」とか「恋愛のテキスト」だと思って読んでみると、意外と楽しく読めるんじゃないかしら?
だから、先ずは「興味」を持つこと、「古文に慣れる」事、この二つが大事だと思いますよ。

一応、注意しておくと『源氏物語』みたいな長編をいきなり読もうとするのは無謀です。
とっかかりとしては、ちょっと怖い話なんか入っている『今昔物語』とかそういう説話が向いている気がしますね。一話一話は短いし、面白そうな所だけ拾いながらでも、毎日読めば力は付きます。多分……。あー、これは定番かもしれないけれども『徒然草』なんかもいいですね。面白いしね。ちなみに『枕草子』は意外に難しいです。

あと、これは私がやった裏技なんですが、古典って古典文法って結構めんどくさいですよね。
そもそも助動詞だけでも「る・らる・す・さす・しむ・ず・じ・む・むず・まし・まほし・き・けり・つ・ぬ・たり・り~」なんて覚えるのは意外と大変。しかも活用ってのがあるからねぇ。
けど、この三十個くらいの「終止形」は覚えちゃうといいですよ。口で何度か唱えているといつのまにか言えるようになります。
んで、勿論学校やら塾の授業をきちんと聞いて、その都度ちゃんと活用なんかを意識しながら勉強します。けど、一回で完璧に覚えられなくて当然です。
ここで、道玄斎流w なのですが、現代語訳がついている注釈書を購入します。
そうね、小学館の新編日本古典文学全集なんかいいかも。そうすると、本の上に原文が、下に現代語訳が載っているので、分からなくてもなんでもいいから原文を読む。そして、それに対応する日本語を確認する、という作業をやっていると「古文→現代語」への変換の回路が開かれてきます。そうやって読んでると、何故か文法もちゃんと理解出来るようになるから不思議。ちょっと邪道かもしれないけれど、ね。ま、話半分にお願いしますw

けど、本当に古文が読めない、なんて当たり前の事なんですよ。専門家だって「解釈のゆれ」に取り組んだりしているくらいですから。
私だって読めないものは読めないし、実際、博士の人で『源氏物語』を専門に研究をしていても、「現代語訳なしじゃ読めない」なんて人いましたよ? あんまり古典でナーバスになりすぎるよりは、英単語の一つでも覚えた方が戦略的にはいいのかもw



Q4 断食した事があるって書いていたと思いますが、詳しく教えて下さい。

先に言っておきます。絶対に断食はやっちゃ駄目です。
不健康きわまりない。下手すると命に関わります。

私の場合、高校一年くらいの時に体重が100キロオーバー(身長185)してしまって、こりゃマズイと思って、断食という手段を以て、一月で四十キロ体重を落としました。
ただ、本当に完全に断食だったのか、というとそうでもなくて、時折スープのようなものは食べて(飲んで?)いましたし、「最後の一線」は越えないようにそれなりに気をつけていました。

けれども絶対に断食はやっちゃ駄目です。
もっと健康的に痩せる方法っていっぱいあるよ。お八つとか間食をなくすとか、運動するとかね。お八つを抜くだけで体重って結構変わるからねぇ。出来たらお医者さんの元で健康的なダイエットメニューを組んで貰うとか、或いはジムとかでそういうメニューを組んで貰うとか、そういう方が断然いい。
この飽食の時代で、栄養失調で倒れるなんて、あんまりいいもんじゃないですよ?



Q5 オススメのお酒を教えて下さい。

二十歳過ぎてる、よね?

私はお酒弱いです。本当に弱い。一合も呑んだらベロベロです。
そういう理由で、もっぱら自宅でお酒は呑むようにしています。 実は睡眠薬代わりにしているという説もアリ。
日本酒では、『明鏡止水』という長野のお酒が私の好みです。焼酎だと最近の定番は『御幣』というものです。芋焼酎ですね。

自分の限界を知った上で、楽しくお酒を呑みましょう。呑みすぎは毒ですよ。



Q6 禁煙成功しました?

すみません。最近又吸っています……。
だから「失敗した」というのが答えです。

ほら、目ん玉切って血涙とか出ているわけでさ、煙草って血止めの効果があってw
吸わないで済むなら、それに超したことはありません。興味本位で煙草に手を出したりしないように。お金は掛かるしいいこと少ないよ。
ちなみに、私の好きな銘柄は『ケントウルトラメンソール』です。1mm。
けど、また禁煙しますよ?



Q7 更新時間がいつも遅いですよね?

そうですねぇ。微妙に不眠症気味だからなんでしょう。
先にも書きましたが、お酒を睡眠導入剤代わりにしている側面もあって、だから「今お酒をちょっと呑んでいます」とか書いたりするんですよ。



Q8 音楽制作の方はどうなってるの?

今、二曲、本館の方に上がっていると思います。
大量生産は難しい。近いうちにまた一曲くらい載せたいなぁ、なんて思ったり。
一応、ゲームでの採用実績があるんですよ……?まだリリースされてないけど。
最近、ソフトシンセサイザーが面白くって色々弄っています。けど、これもソフトとの相性があるみたいで、ちゃんと動いてくれないものもあって、困りますな。

少し質問の趣旨とは外れるのですが、時折無性に聞きたくなるCDってありません?
私はあります。「The Smashing Pumpkins」ってバンドの『Adore』ってアルバムです。洋楽の名盤だと思います。興味があれば是非是非。



大体、こんな所かな?
ホントは、攻撃的な質問もあったりするのですが、それはまた別の機会にw
昨日、殆ど眠れなかったので、今少しフラフラしますね。。

というわけで、今日は早めに休ませてもらいます。
それでは。

by s-kuzumi | 2008-02-26 22:28 | 日々之雑記 | Comments(6)
Commented by NaGISA at 2008-02-26 23:25 x
>いつか、この体験を絶望的な恋愛ノベルゲームにしてやる……w
期待しています(笑)。

>三次元には恋愛なんてものはもうどこにもないんじゃないか、と私は思っています。
もの凄く同意です。その割りに恋愛ノベルは好きですが(笑)。

私も、「こんなにまで叩きのめされて、何でまた恋なんてしないと
いけないんだよ?」と、何度も。さすがにもう恋愛はする気がなくなり
ました。ピアノとノベルゲームとサッカーがあれば、まあいいかな、
と(いいのか?)。それにしても、「男と女の間で、この温度差は
一体何なんだ」と、何度も思いました。

ちなみに私は、Q州工業大学工学部電気工学科(大学名は仮称)に
行ってまして、当然男だらけだったですが、これはこれで、別の意味の
修羅場があれこれと(笑。ちなみに、大学行ってから医療系の学校に
行き直しました。が、ここでもあれこれと(以下略))。

まあどうでも良い事ではありますが、できれば100年前に産まれた
かったですね。恋愛に限らず、コミュニケーション手段がこれほど
インスタントになってしまった今は、息苦しすぎます。
Commented by TAKER at 2008-02-27 04:53 x
筆無精ゆえか、結構ご無沙汰してしまいました。
まずは手術お疲れさまでした(遅
私は身体は丈夫ではないものの、今のところ大病や大怪我をしたことがないので入院経験が無いので、入院体験記はなかなかに興味深く読ませていただきました。
今日の話題とちょっと被りますが、以前読んだ星新一の断食入院の体験記を思い出しました。

本田透の著書は電波男は読みましたね。
かなり行き過ぎな表現はあるものの、氏の主張には同意でした。
確かに今、どのコンテンツを見ても基本的に恋愛絡みのものが殆どですねぇ。
とはいえ、まだ一縷の望みを捨てきれないあたり私も若いということでしょうか(笑)
Commented by 吾妹木綿 at 2008-02-27 10:31 x
まあ…人によるんじゃないでしょうか…(^^;
そういう女性ばっかりでもないと思いますし。
仕事に追われていた11年間はバレンタインやクリスマスなんて普通の平日でしかなかったですけども…。
愛ってのが結局なんなのかこの歳になってもはっきりわからないですが一緒にいたいって思える人がいるだけで幸せなんじゃないでしょうか。

お酒は弱くても飲める人が時々羨ましいです(^^;
ほんとダメなんで。翌日動けなくなるからなぁ…。
私は煙草もやらないし凄い省エネな体ですよ…。
Commented by s-kuzumi at 2008-02-27 22:04
>>NaGISAさん

こんばんは。
同意を頂けて、大変嬉しいですw
全く仰るとおりで、私の場合「本があれば、もういいや」「刀があれば、もういいや」「サウンドノベルがあれば、もういいや」と。

男だらけの学生生活、なんだか物凄い面白いストーリーが眠ってそうで、興味津々です。是非何かの機会に披露して頂ければと思いますw

ただ、本当にコミュニケーションのインスタント化は私もひしひし感じていて、私自身が若者にとっての「古い人間」なのか、ちょっと悩んでしまいますね。
Commented by s-kuzumi at 2008-02-27 22:08
>>TAKERさん

こんばんは。
色々とお気遣い、有り難う御座います。

星新一の断食入院の本なんてあるんですか?それは面白そうですね。今、丁度昔から探していた『アシモフの雑学コレクション』(編訳:星新一)なる本をやっとゲットしたので、凄くタイムリーな話題です。

本田透氏の本も読んでいらっしゃるとの事、恐れ入りましたw
まだ望みを持っている、というのは実は素晴らしいことですよw 私なんぞは「もしかして、世界で自分だけが恋愛の神から見放されてるんじゃないか?」なんて完全なネガティブ思考になってしまっていますからw
Commented by s-kuzumi at 2008-02-27 22:15
>>我妹木綿さん

確かにああいう「行事の日」も、仕事やらで忙しいと「なんてことないタダの一日」ですもんね。
ただ、一緒に居たいと思える人が、私とは一緒に居たくないという事があって、みたいな……w 突き詰めると私自身の不徳の致すところなんですけれどもね。

お酒、私も本当に弱いんですよ。元々、全然アルコール耐性がなくって、ビールみたいな、相当量を一気に飲むお酒なんかは一部の例外(ヱビスの黒とか、ベルギービールとか)を除いて殆ど駄目ですねぇ。
一方で、ちびちびとやる為の酒である、日本酒や焼酎があるので、何とか自分のペースで呑める(それでも普通の人の十分の一くらいの酒量?)事が出来て嬉しいです。
今日も「神亀」という日本酒を買って帰ってしまいました。

煙草は…… 明らかに体によくないので、また近々禁煙を実行予定ですw
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