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久住女中本舗

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2008年 03月 20日

なんてことない日々之雑記vol.54

道玄斎です、こんばんは。
今日も帰ってきたのが滅茶苦茶遅くなってしまいました。残念。

悲しい事がありましたね。
そう、アーサー・C・クラークが死去しました。2008/3/19の事でした。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080319-OYT1T00315.htm

このブログを見て下さっている方は、もうお気づきだと思いますが、SF系の作品を扱う際に、いっつも私が名前を出しているアーサーです。「長生きだよなぁ?」なんて思っていたら、こんな時期に……。このニュースを知った時、思わず回りの人に「アーサー・C・クラークが死んだぞ!」って伝えたけれども、誰一人アーサーを知る人が居らず(「誰っすか?それ?」みたいな反応が返ってきたw)、なんだかちょっとだけ悲しい気持ちになりました。

彼の作品を全部持っているというわけではないのですが、彼の描くSF短編が私は非常に好きです。短編集というかオムニバスの『白鹿亭奇譚』はいまだに私の中で、最高のSF作品であります。
人類はいつかHALを創造出来るのか。


明日がお休みなので(というかもう今日、か)、万年筆を掃除しました。
インクが無くなってきていたので、掃除して、インクを詰め替えます。愛用しているのは、モンブランのマイスターシュテュック146。カートリッジ式じゃないので、インクボトルの中にペン先を浸して、インクを本体に吸い上げる。
割と、こうした手間の掛かり方がめんどくさいと思う時もあるのですが、実は意外と楽しいものです。周りの人間はみんなボールペンを使いますが、私は万年筆を出来るだけ使っています。どうせ同じものを書くなら、筆記用具にこだわるとちょっと人生が豊かになるじゃない?ちなみに色はブルーブラック。
いや、ボールペンも好きなんですよ?あのちょっとゴリゴリっとした書き心地は結構好み。なんだけども、万年筆は力を入れずにさらさらっと書けるし、悪筆の私でも何となく字が上手くなったような錯覚があるので、最近は万年筆が多いです。
こんなペーパーレスな時代だからこそ、万年筆は独特の味わいがあって悪くないですよ?
昔は、大学とかでも万年筆とか使ってノートをとっている人ってそれなりにいたんですけれども(当時私はボールペン派でした)、最近じゃめっきり万年筆を使っている人を見なくなってしまいました。


大学といえば、最近若い方とお話する機会が色々あって、どうも最近の大学って「土曜日がお休み」ってな所があるようです。
いやぁ、俄には信じられないですねぇ。「土曜なのにめんどくせぇなぁ」なんて言いながら、語学の授業に出た記憶が蘇ります。
ただ、不思議なのは、月~金曜までの授業数は私の時より寧ろ減っているんですよ。もしかしたら卒業必要単位が少なくなってるのかなぁ?やっぱりけどそれって一部の大学だけなのかなぁ?
確か、私が大学を卒業した時は124単位くらい卒業に必要でした。
で、大体そうね。一年生の時に40単位くらい、二年生の時にも40単位くらい。三年生は20ちょいくらいの単位をとって、四年で取り残した科目+卒業論文を書いて終了、という感じだったかと記憶していますわ。
私自身は一度も単位を「落とした」という事はないのですが、私の卒業した大学は「単位をどうやっても取ることの出来ない授業」というものがあったのですw
そういう授業を巧妙に避けつつ、保険として124単位に+αくらいの単位を履修して、結果として130~くらいの単位を取ることになります。

どうやって「絶対に単位取得が出来ない授業」を知るかって?
それはですね、四月になると大学のサークルで「学生生活情報誌」をリリースしている所があって、大学周辺の本屋さんにそれが山積みにされますw
一冊500円とかだったかな?そうした情報誌は二種類あって、多くの学生が1000円くらい払って「単位が取れない授業」を知り、避けるのでしたw
結構役に立つ雑誌でねぇ、「単位取得が極めて簡単」な授業とか、試験の傾向と対策とかそういう情報も載っているので、便利でしたね。
私の場合は、「単位取得が不可能な授業」を避ける為に利用する、といった感じでしたが、フル活用して楽して卒業する、なんて道もありますぜ。

まだ、私の頃は「絶対に単位取得が不可能な授業」の他に「政治活動を行う事で単位が取得出来る授業」なんてのもありましたw
いや、ね。昨今、こんな時代錯誤も甚だしい、そして思想の自由を侵害するようなアホな事態はないとは思いますし(そして、無いと信じたい)、アレなんですが、そういう授業は確かにありました。
私の友人は、そうした授業をそれと知らずに受講してしまいどえらい目にあったそうです。

つまり「~月~日に国会前でデモ行進を行う。この日の授業はデモ行進に代える事とし、出欠は現地で取る」なんて事をマジで言っているセンセイの授業を履修したというわけで、友人は「アホらしい」とその授業を切って(単位取得を諦めて、授業に出席しなくなる事を、スラングで「切る」といいました)しまいました。
今になって思えば、事務局に抗議にいくべきだったんじゃないか……?w

これから大学生になるって人には悪い情報なのかもしれないけれども、「出席しなくても単位が来る授業」なんてのもあったりしましたねぇ(まぁ、出席を取る授業とそうでない授業があるからねぇ。或いは不定期に出席を取るとか)。
最後の最後に提出するレポートや、或いは試験を受けてそこそこ出来ていれば、出席が0でも全然OKでしたw
私も、四年間の学部の時代で、一つの授業だけ、出席をせず単位を取得した事があります。
それは日本語学系の授業でして「良い文章とは?悪い文章とは?」というような、そういう授業でした。有名なセンセイで、著書も何冊も出ています。最近知ったのですが、普通の本屋さんで文庫本で出ていたりするのでその世界では大御所的なセンセイなのでしょう。だから敢えて名前は出しませんが、まぁ、その授業のつまらない事つまらない事。
教科書としてそのセンセイが書いた本を購入させられるんですが、その本を一時間半掛けて、センセイが朗読するってだけ。それが延々と半期にわたって繰り返される……。
要するに、自宅で集中して二時間くらい掛けて、その本を読んじゃえば全く問題ない授業なんですね。最初の三回くらい出席して、授業の方針に気付いた私は、最後の最後のレポートだけ適当に書いて単位を取りました。それでも「普通」の成績でしたよ?
不思議な事に、今これを書いていて懐かしくなって書庫を漁ってみたのですが、センセイのお書きになった本はどこを探しても見つかりませんでした……w


そういえば意外と面白かったのはフランス語の授業でした。
例のプチロワイヤルというフランス語の辞書をお書きになっている方が教えて下さったのですが、厳しいながらも充実した授業で楽しかった記憶があります。
このセンセイは普段は凄い厳しいんですが、試験前になると手作りのプリントを配布して「このプリントは要点を纏めてあるから、これを良く読んで勉強しておくといいんじゃないかな?」とかのたまう訳です。で、実際試験の日になって、問題が配られてびっくり。例の手作りプリントそのまんまの問題用紙でしたw
結局、フランス語の聖書を読んだりって所まで進んだのですが、まぁ、たかだか二年間くらいしか第二外国語の履修はありませんから、今はもうすっからかんです。etreの活用すら怪しいという……w あー、けれどもたまーにノベルゲームをやってると洒落てフランス語でちょこっと文章が書いてあったり、なんて時に少しは意味が取れたりなんてメリット(?)はあるんですけれどもね。

他になんかエピソードはあったかなぁ?
ああ、そういや「古代エジプト系考古学」はあんまり面白くなかったなぁ。一時的にほんのすこーしだけ例の「ヒエログリフ」が分かるようになったくらいかな。唯一この授業で覚えている言葉は「ウジャト」というものです。。
ただ、エジプト系でない、普通の「考古学」では凄い面白いことがありました。
所謂日本の遺跡発掘みたいなものを扱った授業だったのですが、「凄い発掘職人みたいな人がいて、この人が掘ると必ず遺跡や遺物が出てくる」とセンセイが熱を込めて語ってくれた人が、何年か前にテレビに出ていて大騒動になっていました。そう「ゴッドハンド」の異名をとったあの人です。ニュースを見て思わず「あっ、こいつはっ!!!」と声を上げてしまったわけですw


ま、こんな感じで、大学ってのは結構カオスな空間で、楽しみ方次第で良くも悪くもなる場所って感じですな。
老婆心ながら、若い方に一言言わせていただくと、やっぱりちゃんと勉強はしておいた方がいいっすよ。年を重ねると気付くのですが、本当に何の憂いもなく勉強に没頭出来るっていうのは学生の特権ですからね。

と、若い方との交流や、身近に今度大学進学をなさる方がいるので、あれこれ若かりし日を思い出しつついつものようにとりとめなく書いてしまいました。

昨日はやたら眠くってねぇ。ここの所、睡眠時間が大体3時間くらいでボチボチリミットだったんでしょうねぇ。昨日はゲームをプレイして、ウイスキーを飲んでいたら、頭がくらくらしてそのまま寝てしまいそうでした。
今日はもうばっちりと回復していますよ?さて、もう朝に近い時間ですね。そろそろ床について、久々に惰眠を貪る事と致します。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2008-03-20 04:50 | 日々之雑記 | Comments(0)
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