2008年 06月 18日
道玄斎です、こんばんは。 又しても日々之雑記です。 今日、ニュースを見たら、オセロの松嶋さんという方の結婚式のニュースをどこでもやってました。別に松嶋さんについて特に思うところはなかったのですが、明治神宮で歩いている新郎新婦の先導をしている巫女さんがストライクで私の好みだったのでびっくりしました。 ああいう、黒髪、和風の悪く言えばちょっと垢抜けないタイプの人、大好きです。 そこで疑問が。 神主さんってのは、教職と同じで「神職」過程なるものを履修すれば、資格を得る事が出来るわけです。お坊さんも同じです。ただ、神職過程を履修出来る大学とかが少ないってだけで。 けれども、巫女さんって資格とかなさそうなんですよね。 神社の(神主さんの)娘さんが、巫女さんとして踊りを踊ったりって事はあるんですよねぇ。 実際、私も初穂料を払って踊って貰った事があります。あの時は祈祷の踊りでした。 また脱線しますよ?w 良く「呪い」とか「呪詛」とか、そういう言葉を聞きますよね。「呪」なんて字そのものが既にまがまがしく感じる事も屡々。 なんだけども、実は「呪」っていう字自体「負の意味」を表すんじゃなくて、「正負共に、神様的存在にお願い事をする」というそういう意味を持った字らしいんですよ。 「呪」の字には「兄」という部分がありますが、これはひざまずいて天を仰ぎ口を開けている人を表す字だそうで。だから、「試験に合格したい」という正のお願いごとも「呪」だし、「あのむかつく野郎に一撃を!」という負のお願い事も亦「呪」なのです。 一方で「詛」というのは、「阻害」の「阻」という字と近いわけで、「対象に行動を阻害するように神様的存在にお願いする」という、いわゆる「のろい」ですよね。よく考えたら「のろい」という訓には、「呪い」と共に「詛い」も当てるのでしたね。 ここまで書いてみて、不審が出てきました。 それは「正のお願い事」なんて存在するのか? という事です。まぁ、例えば「世界人類が皆平和でありますように」みたいなグローバルな規模のお願いは悪い事はなさそうなんですが、「試験に合格したい」とか「振り向いてくれないあの子が振り向いてくれますように」みたいな、身近な(?)お願いごとって、負の要素も内包してるよなぁ、と思うのです。 だって、「試験に合格したい」とお願いするって事は「自分以外の誰かが不合格になる」事をお願いするっていうのと実は同義ですよね。そう考えてみると「呪」と「詛」ってあんまり区別がないのかも……。どっちだよw 取り敢えず私基準では「裏返して考えてみると『詛』になっているお願い事を呪とする」としておきましょうか。いいのかな?w さてさて、また大幅に脱線してしまいました。 巫女さんのお話でしたね。 久住が昔やっていたから知ってるんですが、ああいう結婚式の巫女さんみたいのはアルバイトである事が多いのです。彼女は「職業としての巫女もいる」って言っているのですが、どうも今ひとつピンときませんよねぇ。 で、あれこれ神社関係の書物を漁ってみることに。 すると、「伊勢神宮に就職した女性」の体験談が載っているものを発見しました。 彼女はどうやら巫女さんとして就職したようです。彼女みたいのを「職業巫女」というのでしょうか……。確かに伊勢神宮、或いは熊野とかはたまた大三輪だとか、そういう著名なでっかい神社(或いは神社複合体)では、常勤の巫女さんが必要なんでしょう。けれども、近所の神社とかだと、家族総出で、娘さんが巫女さんをやったり、とそういう事なのかなぁ? それにしても分からないのは「巫女というプロフェッショナル職」の資格の有無です。 お医者さんとかは、医師国家試験に合格しないとモグリですし、弁護士とかも司法試験をパスしないといけません。高度に専門性の高い職業には、殆どの場合こうした「オフィシャルな資格」が付随しますよね。 巫女さんなんかも、専門性は異常に高そうなんだけども。。 そう考えてみると、教会のシスターなんかも不思議ですよね。 一般信者がおいそれとなれるようなものじゃなさそう、っていうのは分かります。 神父さん、或いは牧師さんっていうのはあれかしら、神学の学位を持ってないとなれないとかそういう事なのかしら?では、シスターは……? ちょっと知っている方が、以前(と言っても、半世紀くらい前の話だ)北海道はトラピスチヌ修道院にずっとシスターとして入っていらっしゃったのですが、あれは物凄く厳しい審査が必要だそうです。「ちょっとした感傷からシスターになりたい」と思うんじゃ全然駄目で、一生俗世から離れて、神様に事える覚悟が無いと駄目なんだそうな。 っと、今wikipediaで巫女の項目を見ていたら、ちゃんと本職巫女と臨時巫女の違いが出てました!! 軽く纏めてみましょう。 ・特に巫女になる為に必要な資格はない。 ・神職養成機関(大学や養成所等)には、神職の他に少ないながら本職巫女の求人が寄せられることもある ・常勤の巫女の場合、定年がある(しかも20代後半で定年!)。 ・臨時の巫女と本職の巫女は、千早の有無で分かる。 気になっているところはみんな解説済みでした。 ただ、読めば読むほど面白い。ちょっっと引用してみましょう。 >本職巫女の求人は、新聞・求人広告、ハローワーク等に掲載されることがあり、神社関係者 >で無い場合はそれらを探すのが本職巫女になる現実的な手段であろう。 なんだって!新聞や求人広告、そしてハローワークにも!! 何か、特殊な職業でありながら、意外なところから入り込めるんですねぇ……。 ちなみにシスターの方は、wikipediaで「修道士」の項目はあれど、「修道女」の項目が無かった為、詳細不明。 ともあれ、一つ、疑問が解けてよかった!! 巫女についてもいづれレポートに纏めてみたいですねぇ。さて、Firefox3.0をダウンロードしてきますか。
by s-kuzumi
| 2008-06-18 02:08
| 日々之雑記
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Comments(4)
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くじら
at 2008-06-18 02:33
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同級生が巫女さんに就職しましたよ~(・ω・)/
かくいう私も一昨年年末年始にかけて、にわか巫女さんになってました(笑) 一応常識がなくては駄目らしく、面接で落とされている子もいましたねぇ。 また今年なろうかしら…にわか巫女さん。
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s-kuzumi at 2008-06-18 20:20
>>くじらさん
こんばんは。 をををををを!! 凄い! 巫女さん就職を知っている人が居た!! しかも巫女さん経験者!! あの臨時の巫女さんも素敵ですよね。おみくじとかお守りおかお札を売ったり、甘酒を振る舞ってくれたり……。あの紅袴がたまりませんな。袴ってあんまり日常では履かないじゃないですか。私も和服を着る時は、いつも袴を着けません。着流しオンリーです。まぁ、私の場合は何か「浪人風」になってしまうという……。 是非、今年も巫女さんになって、巫女さん道を極めて下さい。 そして、是非巫女さん情報を教えて下さいw
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夜明け
at 2008-06-19 23:29
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管理人様こんばんは。
大怪我されたようでお大事に。 ご縁があってお手伝いさせていただいた神社では、普段は巫女さんはいませんでした。 お正月奉仕、例祭の浦安の舞など大きな行事の時に近隣の高校生から募っていました。 神主さんが常駐しているより神社より、普段は無人な神社が多いですね。 お世話になった宮司さんも地域のお社を2、30掛け持ちしていました。普段はその地域の氏子さんが管理していて、祭礼の時は神主さんが御祈祷しに行くのだそうです。 そういえば、お賽銭どころか、おみくじの箱ごと持っていった罰当たりな人いたっけな、なつかしいな。 思い出していたら全然関係ないことまで長々と失礼しました。 お体の方、お大事にしてくださいね。
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s-kuzumi at 2008-06-20 20:15
>>夜明けさん
こんばんは。 大怪我ってほどじゃないですよ。大げさに書いているだけでw 神主さんが常駐していない神社の方が多いというお話、納得です。 複数の神社での神主を兼任というのは、良く聞きますし、実際何度も遭遇しているのですが、2、30兼任とは恐れ入りました。けど、実体を鑑みるに、それくらいが普通なのでしょうか? 勿論、古くは延喜式に名前の見える式社なんかだと、物凄い数の神様スタッフがいるわけですが、その落差は気になりますよね。 日本の神様って結構合理的で、複数の神社や社を統合して、結果祭神を増やしたりなんてのも出来るんですが、意外と寂れた神社が残っている景観の方が私は好きなので、今のままでもいいのかな、とも。結局どっちだよw 興味深いお話、有り難う御座いました。 どうぞ、またお気軽に書き込みをなさって下さい。 |
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