2008年 07月 08日
道玄斎です、こんばんは。 何となく、何かを書きたいような気がして、つれづれと筆を執っております。筆っていうかキーボードだけどもw ■七夕の事 もう昨日になってしまいましたね。いや、七夕の件です。 先ほど、本を読んでいる合間にぼんやりと考えてみたのですが、一年に一度でも逢えるならいいよなぁ、なんて。逢おうと思えば逢えない事もなさそうだけれども、多分逢わない方がいい、って状況よりもよっぽどいいよね、と思います。 ジメジメとした空気と相俟って、こういう事を考え出すと気持ちが沈んでしまってw まぁ、人生色々ですね。 ■読書の事 そういえば、最近「世界最大のベストセラー」たる聖書を読んでいます。取り敢えず、旧約を読破してから新約に行こうかと。いや、前からちらっちらっと読んでいたんですよ。けれども、ここにきてようやく本腰を入れて読み始めたって感じです。 何度も述べてますが、私はどちらかと言えば神道寄りですw が、教養として読むにしくはないというわけで、ちょこちょこ読んでいます。 いや、まだ「出エジプト記」なんですけれども……。ちなみに私が使っている本は新共同訳なるもので、妹が大学の生協か何かで買ってきたものです。 なんて言うか、独特の文章ですよね。尤も、訳本の全てが抱える問題として「訳による差異」が生じますからね。だって、元々聖書ってヘブライ語かなんかですよね? それを日本語で読もうとするからある種の無理が生じるのかもしれません。新共同訳なるものがどういうプロセスを経て日本語訳の聖書として刊行されているのか分からないのですが、例えば「ヘブライ語→ギリシア語→英語→日本語」みたいな翻訳の系譜が存在するのであれば、原典(という言い方がこの場合正しいのかどうか分からない)と相当程度の隔たりが生じている事になります。 それは、ニュアンスの部分なのかもしれませんし、意外にも重要な深意(神意?)に関わる部分なのかもしれません。 私の語学能力が優れていれば、ヘブライ語とか勉強して出来るだけ原典に近い形で読んでみたいのですが、残念な事にそっちの才能はゼロに等しいのでw なんで、そんなつまらない事を気にしているのか? っていうと、「原典」に当たらない事による弊害みたいなものを結構昔から見てきているからなんですよね。昔、大学に居た頃、『源氏物語』を原文(原典ではないよ?)で読めないから、現代語訳を使って研究をやっている博士過程の人がいました。どうしてもその人の書いたものや、発表するものって、その人が読んだ「現代語訳」に引きづられていて、何か違和感をヒシヒシと感じるものになってたんですよね。それに、訳本を使う事の最大の恐怖は、訳本を使用する、という事は「翻訳者が間違っていない事を前提にする」というわけで、まぁ、聖書みたいな超メジャーな本には限りなく少ないと思いますが、翻訳者が間違って訳してしまっている、なんて事があるわけです。 それにどうしても「訳文」ですから、ちょっと説明的というか、そういう独特の文章になりがちですよね。そういうのを排除して「意訳」の方向に持っていくと、それはそれで純粋性が薄れてしまうし。難しい問題です。 まぁ、別に聖書の研究をするわけでも、宗教学者になるわけでもないので、信者の方には失礼かもしれないのですが「読み物」と割り切って、楽しく読むことに努めています。 ここまで読んできて、分かった事は、 「~の子~は~の子~を娶り、~と~と~と~が生まれた。~人の祖である」 みたいな文章が出てきた時は、いちいち律儀に「~」で示した人名を読む必要はないという事ですw 聖書を読んでいく上で覚えておくべき人間って、そんなに実は多くないですから。 兎に角、大量の人間が生まれてきますから、いちいちそいつらを覚える必要はない。 他にも、「出エジプト記」なんかでは、モーセとアロンなる人間が神様の命令に従って、ファラオに「俺たちを解放しろ!」と詰め寄るわけですが(端折りすぎですか?w)、毎度毎度お決まりの文句で「ファラオのもとにいって彼に告げなさい『ヘブライ人の神、主はこう言われた~』」と繰り返し出てきます。こんなのは、律儀に一字一句を追っていかないで「ああ、また神様がファラオを脅迫してんだな」と理解した上で、さらっと流し読みするのがポイントw こういう細部は、きっと1回通読した上で、更に細部を詰めていきたい人が読めばいいんじゃないでしょうか? きっとみんな或る程度、こういう事って普通の本を読む時にもやってると思うんですよ。聖なる書だからって遠慮するこたぁねぇ、というのが私の考え。 結構、聖書って面白いんですよね。 世の中にある物語の型は全て、既に聖書に載っている、なんて言われたりしますが、それもむべなるかな。読んでいて「こりゃ、物語マニアとして読まないといけない本だったな」と痛感しました。結構長い本なんですが、まぁ『源氏物語』を読むことに比べたらなんてことないでしょう。 意外と、つっこみどころがあったりするのが又一つのポイントw それも神様に対してです。 エジプトに住んでいたイスラエルの民は、エジプト人から過酷な労働を強いられたりして虐められます。で、神様、アブラハム、イサク、ヤコブと続いてきた「一族を守ってあげるよ」的な約束を、どうやら微妙に忘れていたっぽいんですよw 兎にも角にも、こんな感じに楽しく読んでますw 今、随分この訳本の文体にも慣れてきたので、これから一気に読んでいく事が出来るハズ。どの本を読むときもなんですが、私の場合「著者の文体に慣れる」と一気に読書スピードが加速します。モノによってはその著者の文体に中々慣れない場合もあるのですが、一度波に乗ると後は一気に。 特に古典なんてそうですよ。 「うわぁ、難しいぜ……」なんてうんざりしつつも、頑張って頑張って読み進めていくと、ある瞬間から一気に読めるようになってくる。これは本当に不思議。 ■食事の事 この暑さのせいで食欲が減退しています。 今日の私の食事なんて、調理パン一個、スープ、珈琲だけですから。三食全部で、ですよ? 私の特技で、「その気になれば、一週間くらい絶食しても全然平気」というものがあって、これは昔昔にやった断食の経験が活きているわけですが(同時にその気になれば、大食い大会に出れるくらいにモノを食べられる)、まぁ、体をこわさない程度に少しはものを食べる予定です。 けれども、本当に暑いと食欲が無くなりますよね。 若い頃はそうでもなかったんだけども、最近は本当に暑さに弱くなってしまいました。もうちょっとこう夏をエンジョイ出来ると良いのですが……。 夏をエンジョイと言えば、近々暇を見つけて登山でもしてこようかと思っています。 登山っていっても、ピッケルやらを使った本格的なものじゃなくて、某山の上にある神社にでもいってお祓いでもしてもらってこようかと思っているのです。いや、最近足を包丁で刺したりとか、ろくな事がないので、初穂料を払って巫女さんに舞でも舞って頂こうかとw 普段、そこに行く際には、ロープウェイを使うのですが、それを歩いていこう、という意味の登山ですね。 ■最近、微妙にはまりつつあるもの。 最近、カビキラーにはまっていますw 何の気無しに、風呂場とかのカビを除去していたら、カビが憎くて憎くてしょうがなくなってしまって、吾が生活スペースからカビを追い出すべく、獅子奮迅の働きをw 結構、こういう或る意味で単純作業ってやってるとハマるんですよね。カビキラー大活躍です。家中の水回り全てにカビキラーの集中砲火を浴びせて、カビを除去してます。 結構、楽しい、です、よ? こんな感じで本当に「なんてことない日々之雑記」なのですが、一応書き留めておきます。
by s-kuzumi
| 2008-07-08 02:06
| 日々之雑記
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