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久住女中本舗

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2008年 09月 25日

なんてことない日々之雑記vol.119

道玄斎です、こんばんは。

今日は、今の今までゲームをやっていたのですが、最近歳のせいか少し疲れやすくて。昨日、夜遅くにコンビニに行ったら『「疲れ」をとる頭のいい方法』という本が売っていたので、つい購入してしまったのですが、妙に疲れている為、それを読むのが億劫という。嗚呼、本末転倒なる哉。

ゲームの方は、正にこれから面白くなる、という所でセーブして終了。明日の楽しみも残しておいてやらないとね。



■教育テレビのテーマ曲

そういえば、ついさっき珍しくテレビを付けていたら、教育テレビで「おしゃれ工房」なる本当にお洒落かどうかちと怪しいタイトルの番組がやっていました。
結構昔からやっている番組ですよね。何の気無しに見ていたら、オープニングテーマ曲が何か物凄く懐かしい感じで、暫くじっと聴いてしまっていました。

検索してみたらMIDIが聴けましたよ。

ここで聴けます。


短いですし、別段、凝った曲ではないと思うのですが、妙に懐かしさを感じさせる曲で物凄くいいですねぇ。調べて納得、矢野顕子さんの作曲だそうです。



■少し、お勉強をする。

お勉強って、本当に高校生みたいなお勉強をしています。
しかも、古典w 大学、大学院で専攻していたから得意なハズなんですけれども、少し気になった所があって昔昔に使っていた参考書の類を引っ張り出して読んでみました。

いや、何か凄い新鮮ですね。
所謂、文法の部分なんですけれども、こういうのって逆に慣れて来ちゃうとどうにでもなってしまう部分なので、気になったんをきっかけに、本当に久々に調べてみたというわけです。普通、いちいち、「~行○○活用~形」とかって読んでいる時には考えないでしょ? しかも古典と呼ばれる書物を書いている人だって文法通りの綺麗な言葉を使っているわけじゃないし、時に「破格」と呼ばれる文法に準拠しない言葉を使うこともあったりして。

良く、ガッコの先生が「『徒然草』は綺麗な古典文法を遵守している」なんて言いません? その『徒然草』を読むと、「最近の若者の言葉遣いはなってねぇ!」」って文句をつけているわけで、いにしへすらかつかくいはる。いはんや、現代をや、といったところでしょうか。

まぁ、そんな事情で「正しい日本語」とやらを振りかざす人を、私はどうも胡散臭く見えてしまうのでした。多分(主観的で悪いんだけども)、「正しい日本語」なるものを標榜する人って、恐らくその「正しい」の範囲が「自分の幼い頃に習得した日本語」という事になるんじゃないかしら? きっと、その「正しい日本語」を標榜する人の日本語だって、彼(若しくは彼女)の親の世代、或いは祖父母から見れば「なってねぇ」日本語だと思うんですけれどもねぇ。

そうそう、で、なんで急に文法を調べたりしだしたのかってーと、先日もちらりと書きましたが、最近、微妙に江戸時代の本を読んでいるんですわ。普通に出版されている本もそうなのですが、ついこのあいだ『女小学』という本を入手いたしまして、例の和綴じの版本でございます。
簡単に言ってしまえば、江戸時代の女の子の為の教育書、という事になりましょうか?

まだ全然読んでいなくて、ぱらりぱらりとページをめくっただけなんですが、大体、そうねぇ、10歳を過ぎたら少しづつ読む本、という感じかしら? 大人の女性として知っておくべき教養だったりが書いてあるわけです。結婚とかお産とか、はたまた知らないと恥をかく著名な和歌とか、女中言葉の簡単な対照表みたいなのも載っていました。
今、携帯電話にてぱしゃっと一発撮ってみたので、はっつけてみましょう。
なんてことない日々之雑記vol.119_b0110969_22191727.jpg

こんな感じ。
なんてことない普通の版本です。お値段も意外と安かったんですけど……、ネットで調べてみたら東京学芸大のHPでから全文、閲覧可能だそーです……。

っと、今チェックしてみたら、内容的には殆ど一緒だけれども「全く同じ」というわけではないようです。元にしているものは同じなんでしょうけれども、この版木を削った人が違います。出版された時代も違いますね。版元は同じなんですけど。じっと一ページ一ページ見ていくと、微妙に絵が違っていたり、改行するポイントも違っていたりします。
あちらさんは宝暦13年、私の持っているものは嘉永5年。私の方が遙かに新しい。って言っても今から150年くらい前のものなんですよ?

で、この本、一般人の我々が気軽に読めるようにはなっていません。
写真を見て貰えれば分かるように、例のミミズののたうち回ったようなあの字です。あれを現行の活字に直したもの、或いはそれに現代語を付けたものがあると便利ですよね。
今調べてみたら、一応存在しているっぽいんだけども、あまり一般的に入手しやすいかっていったらそれは疑問です。

そんなわけで、暇な時に少しづつ、ウォーミングアップを兼ねて、崩し字を読んで、ネットでどどーんと公開しちゃおうと考えていたり。本文自体はそんなに長くないんだけども、「コラム」的な部分が結構めんどくさいかも。
だって、今適当にページめくってみたら「以下古今集より以下を八代集と云」とか書いてあって、ずらずらと「○新勅撰集」「○續後撰集」……とか。めんどくさいです。

ま、のんびりのんびりマイペース。
実行出来なくても気にしないw 

そんなわけで、今日はこのへんで。
それでは、また。

by s-kuzumi | 2008-09-25 22:36 | 日々之雑記 | Comments(0)
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