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久住女中本舗

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2008年 10月 23日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『夏ひとつだけ』

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道玄斎です、こんばんは。
何か、今日も熱っぽくてアレなんですけれども、短くそうで気になる作品を見つけたのでご紹介。
というわけで今回は、「Happy Lulumie」さんの『夏ひとつだけ』です。
作者様サイトに行っても、何故かこのゲームが置いていないという。私はたしか、ふりーむかなぁ? そこらへんで見つけて落としてきました。

タイトルが抜群に良かったですね。よく、CDで「ジャケット買い」っていうのがあるじゃないですか、あれと同じように私の場合「タイトル買う」(買うっていうかダウンロード&プレイですが)を結構やっています。
で、今回もそのパターンでした。シンプルですけれども中々「夏ひとつだけ」なんて詞、出てきませんよね。こういうセンス、とっても好きです。


ストーリーは、主人公の女の子ゆうが、居なくなってしまった彼氏を捜して、精神世界みたいなものを旅する、といった感じのもので大体、10~15分くらいの作品になっていました。
本作、コミックメーカー製なんですよねぇ。Vistaでプレイすると、やっぱり凄い不安定で、なんだか妙にもっさりしていて、そこだけ注意が必要ですかね。

ちょっと不条理な感じのノベルゲームかと思いきや、最後の最後で凄いギミックを見せてくれます。いや、まさかこう来るとはおもわざりき。完全にやられましたね。
後半まで、ずっと、前述の通りゆうが彼の精神世界みたいなものを旅してまわって、夏に閉じこもっている彼を見つけて、みたいなそういうストーリーだったんですけれども、最後の最後でどんでん返しです。いや、ここまで直球だとびっくりするわw

今、readme.txtを見てみると、なんと2001年に製作されていた事が判明しました。2001年っていうとそんなに古い感じはしないのですけれども、冷静に考えてみると7年も前なわけで……。

さすがに昨今のノベルゲームと比べてしまうとどうしても見劣りする部分、そして操作性の悪さを感じてしまったりするんですが、昔、本作のようにちょっと変則的なウインドウサイズを持つ作品、結構ありましたよね。そういう作品って大抵の場合短編で、ちょっとだけセンチメンタルな部分があったりしてね。

そういう昔懐かしい気持ちを、本作をプレイして思い出してしまいました。
コミックメーカー製というのがひっかかりますが、古参のプレイヤーの方はひとつ、プレイしてみて昔を懐かしむ手がかりにしてみては如何でしょうか?
温故知新じゃないけれども、たまにはこういう作品も良いものですよ。


それでは、今日はこのへんで。

by s-kuzumi | 2008-10-23 23:40 | サウンドノベル | Comments(0)
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