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久住女中本舗

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2008年 12月 04日

なんてことない日々之雑記vol.149

道玄斎です、こんばんは。

最近、本当に忙しくってゲームが出来ずフラストレーションが溜まる一方です……。
何か体調の方も例によって芳しくないので、困ったもんですなぁ。



■愛ってなに?

今日、電車の中で男三人組の大学生と思しき連中が会話をしていました。
ついつい聞くともなしに聞いていたら、「おいおい、ちょっとアンタ、それはどうなのよ?」と突っ込みたくなるような内容だったわけです。

要点を纏めると、こういう事になる。


・よぉよぉ、お前等はクリスマスの予定とかどうなのよ?

・俺? 俺は24日はこっちで祐巳(仮名)と、んで、25日は由乃(仮名)と過ごす予定だぜ。

・おめぇ、それひでぇよ、祐巳ちゃんが可哀想過ぎだぜ……。

・恋愛ってのはよ、そうやって上手く立ち回っていくもんなのよ……。愛ってのはそういうもんさ。


と、まぁ、こんな会話が展開されていた訳です。かなり正確に奴らの会話を再現していますw
あたしゃ、結構電車の中だったけど怒ってしまいましたよ。勿論、怒りは内に秘めましたが。

なんていうかねぇ、どっから突っ込んでいいやら分からんのだが、兎に角だ、その「恋愛マスター」的な発言を繰り返す男が超絶な美形だったら、まぁ、分からん事もない。個人的にはそういうヤツは大嫌いなんだけども、超美形で女が放っておかないような男だったら、きっとそんな事もあるんだろうよ。

けど、まぁそうそう美形ってのは居ないもんだ。
俺は、祐巳ちゃん、及び由乃ちゃんに「こんな男とは即刻縁を切れ!」と連絡してやりたかったんですが、連絡先とか分からないしねぇw

「愛」みたいなもんってのは、“遊んじゃいけないモノ”の筆頭ですよ。
ワタクシの拙い経験から言えば、愛ってのはさ、彼らの言うような遊びとかそういうものじゃなくて、どちらかと言えば、ほんの少しもの悲しいものなんじゃないかな、って思ったりします。

良く言われる事だけれども、出会った瞬間から別れに向かって時間は動き出しているのですよ。落ち着いて考えてみると、この考え方って物凄く重要な気がします。
たとえ結婚しようが、いづれは死別があるわけですし、そうでなくても、色々な別れの形態ってあるはずです。
で、いつもいつも、ほぼ例外なく思うのは「もっと優しくしてあげれば良かった」とか「あのとき、マジメに話しを聞いてあげれば良かった」とか、「もっとはっきり言葉で伝えておけば良かった」とか、そういう後悔ばかりな気がします。後ろ向きかもしれないけれども、悔恨っていうか、ね。
だから、恋愛だとか愛だとかって、その中に悲しさみたいなものも内包しているように、私は思ったりするのでした。

たった一人と向き合ってさえ、伝えるべき事が伝えられず、したかった事が出来ず、そんな後悔を抱え込んでしまうのに、それが同時進行で複数なんて、ちょっとあたしには考えられませんよ。しかも、奴らは、ストックをため込んでいるらしくて、「バレたら別の女に乗り換える」とか宣っていたわけで、それを聞いたときには、本当に一発くらい殴ってやろうかと思いましたわ。

実際はどうか分からんけれども、奴らの言葉に従えば、「別れる」事になっても平気の平左なんだぞうな。 けどよぉ、本当に悲しい時って涙も出ないんだぜ。
でもって、色々整理して、「うん、もう大丈夫」と思った瞬間に、ドドッと思い出や愛しさや、悲しみなんかが溢れてきて(って言葉で書くとどうしてもウソっぽくなっちゃうけど)、自分でも無自覚の内に涙を流していたりするわけです。「あっ、もしかして、今、泣いてる?」みたいな、そういう感じで泣いちゃったりして。

いや、別に自分の考えとか思想とか主義とかを他人に押しつける気はサラサラないけれども、何だか今日の電車の会話は、聞いていて腹が立ちました。
こんな愚痴をこぼすなんて、ただ単に私が歳を取って、愚痴っぽい老人への道をまっしぐらに進んでいるという証なのかもね。

その後、電車を乗り換えて、ぼんやりと外を眺めていたら、飯田橋の辺りかな? ほら、お堀の所に釣り堀があるじゃない? あそこで人目も憚らず抱擁を交わしているアベックがw
普段だったら「さっさと別れちまえ……」とか思うのですが、今日は「ずっと、仲良くな……」と他人ながら窃かに応援してしまいましたとさ。


というわけで、30時間くらい眠っていないので、今日は眠らせて頂きます。
お休みなさいまし。

by s-kuzumi | 2008-12-04 01:09 | 日々之雑記 | Comments(0)
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