人気ブログランキング |

久住女中本舗

kuzumi.exblog.jp
ブログトップ

2007年 10月 15日 ( 2 )


2007年 10月 15日

フリーサウンドノベルレビュー 『私の黒猫』

b0110969_22371538.jpg

今日の副題 「君が主で……」


ジャンル:動物交流型感動系(?)
プレイ時間:20分~30分くらい(一ルート)
その他:選択肢によって、三つのルートに分岐。



道玄斎です、こんばんは。
今日は、お勧めして頂いたゲームのレビューを書いてみようと思います。
動物との交流モノは、私は個人的に好きなテーマだったりします。スタイルこそ違いますが、以前レビューさせて頂いた『ON ~恩返し~』という作品も動物転生モノでしたね。
動物を飼っていたりすると分かるんですが、動物っていうのは感情があって自我があってと、本当に私たちと変わらないくらいに、気持ちを持っているんですよね。
そういう意味で、今回の作品を紹介して頂いた時には、「こりゃ、楽しみだな……」とニヤニヤしてしまいました。
さて、今回は「QUADRIENNALE」さんの『私の黒猫』です。
良かった点

・言葉を話す黒猫との交流というテーマが良かった。

・短い作品ながらも三つ分岐があり、楽しめる。


気になった点

・少し、後半部のインパクトが薄かったか。

・ドン吉(黒猫)をもう少しフィーチャーして欲しかった。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
人間の言葉を話す、不思議な黒猫がいた。
黒猫はある日、1人の少女に出会った。

「あたしは藤田亜希。今日から君のご主人様だよ!」

『ドン吉』と名付けられた黒猫は、彼女の元で過ごすようになった。
気が強く、けれどその反面、傷つきやすい心を持つご主人様。
黒猫はそんなご主人様が心配でならない。
黒猫は、いつでもご主人様の事を考えていた。
黒猫は、ずっとご主人様の傍にいようと思っていた。

けれど…。

こんな感じです。
非常に面白い設定を持っていて、読者を最初から引き込んでくれます。

一応、三つのルートがあるわけですが、冒頭部に示されるドン吉のものと思しいモノローグから考えると、ルート3「私の黒猫」エンドが、メインのルートという事になりましょうか。
全てのルートをクリアすると見ることが出来るあとがきでも、そのような事が書いてあったかと思います。

NScripterの操作を覚える為に作った、との事ですが、それにしてはしっかりとしたストーリーとエンドが用意されていて、今後が楽しみな作者様ですね。
今調べてみたら、あの「Twin Love」の作者様でした……。「Twin Love」は楽しく遊んだ記憶があります。直球でシンプルだけれども、妙に面白いゲーム。そんな印象でした。

さて、本作の要はやっぱり、言葉を話す猫、ドン吉でしょう。
飼い主の亜希がご主人様で、それに使える執事みたいなポジションですね。
丁寧な言葉遣いでしかも主人の事を一番に考えるという、本当に執事というか従者みたいな奴です。

またこのドン吉が魅力的なキャラでして、特に自己主張するわけでもない(言葉を話す時点で自己主張してるのかもしれないけれども……)のですが、存在感と親しみやすさを同時に感じさせてくれる良いキャラクターだったと思います。
こいつが表に立つ、というよりも主人である亜希が表に出ることで、却って「裏から支える存在」としてのドン吉が目立っていた感じですね。
ドン吉の登場が描かれる前半部は、かなりワクワクしますしその後の展開を期待させてくれます。

と、こうして非常に美味しいキャラクター、ドン吉がいるわけですが、後半部になるとどうにも存在感が薄くなってしまいます。
ああいう形でのラストですと、どうしようもないのかもしれないのですが、もう少し前半部や中盤で、ドン吉と亜希との交流を描いて、二人(一人と一匹?)の関係を読者に強く意識させたら、もっと良かったかな、と。

あとは、少しラストの部分が性急な展開だったかもしれませんね。
結末部に向けて急テンポで進んでいくというか。病院にお見舞いに行くあたりから急激に結末に向かっていくわけですが、お見舞いも一回で終わらせずに、複数回行って、その中でドン吉がどう亜希に言葉を掛け、どのように考えていくのか、という部分が個人的には欲しかったところ。
やはりドン吉の良いキャラクターをもう少し活かして欲しかった、というのが正直なところです。

とはいえ、私の一番のお気に入りはルート3の「私の黒猫」です。
冒頭で示されるモノローグと対応した形のエンディングが見れるわけですが、そのシーンは抜群に良いんですよね。或る意味ベタなのかもしれません。けれども私は大好きです。
ここにきて初めて、というわけでもないのですが亜希とドン吉の心が通じ合うみたいな、そういうエンドは印象的で、良かったと思いますね。


何はともあれ、さっくりと遊べる作品です。
選択肢の数はこの長さにしては多いような気がしないでもないのですが、作品自体が短い為にそこまで気になる事はないでしょう。寧ろ古式ゆかしいノベルゲームの姿を残しているっていう感じでしょうかね。
老若男女にお勧め出来る作品です。
猫を飼っていらっしゃる方は固より、多くの方にプレイして貰いたい作品です。

というわけで、ちょっと猫を構ってくる事にします。

by s-kuzumi | 2007-10-15 22:38 | サウンドノベル
2007年 10月 15日

なんてことない日々之雑記vol.15

道玄斎です、こんばんは。

こんなニュースを見ました。

貞観の頃というわけで、ちょっと書物やらを繙いてみると、この時期には富士山の噴火なんかもあったりして、自然災害が多い時期みたいです。

応天門の変も貞観の時期ですね。
866年でしたっけ?私が受験生の頃には「野郎(86)むかつく(6)応天門」と覚えたもんです。
何故か、男の子は日本史、女の子は世界史受験なんですよねぇ。なんででしょうねぇ?

っと、また話がブレました。元に戻しましょう。
応天門の変といえば、昔「箸休め」か何かで紹介した、『紅刻の唄』のモデルとなった(と思われる)信濃の伝承、「紅葉伝」の発端が、応天門の変でした。
一族の出身地が長野の為か私は長野県が大好きです。出来たら「信濃の民話」とか「信濃の伝承」なんてものを調べていきたいのですが、なかなか時間がなくて。

どうでもいい情報ですが、私の好物は紅ショウガと「おやき」だったりします。
おやき、知ってる人はいますか?美味しいんですよ、ホント。
信濃の家庭で作られる、所謂郷土料理なんですが、如実にその家庭の味が反映されるという変わった食べ物。
いや、ただ、小麦粉だとか朝飯の残りの御飯とかを饅頭みたいにして、その中に炒めた茄子とか、野沢菜をぶち込んで焼く。それだけの料理です。善光寺とか行くと売ってますよね。

地域振興ということで、分かり切った事を書いてみることにしましょう。「知ってるよ、そんな事」ってなことを話しますよ?
長野には戸隠神社なる神社があります。お蕎麦で有名です。ちなみに忍法でも「戸隠流」というのがありますね。

何故、「戸隠」か?それは、『古事記』だかを読めば分かるのですが、例の天照大神が、岩屋に入り込んでストライキみたいのをおこすんですよね。天照大神は太陽神ですから、岩屋に隠れちゃうと太陽が出てこない。困った挙げ句に、女の子にストリップをさせて、わいわい騒いで興味を惹く事にします。「楽しそうだな……」なんて天照大神が顔を出した時に、岩屋を塞いでいた岩を力持ちの神様が、ぐわっと掴んで放り投げる。
その戸を隠していた岩が、投げられて着陸した場所が「戸隠」となっているわけです。

ここらへんはうろ覚えなんですが、戸隠神社って虫歯の御利益があった気がする。
その場合、確か制約があって「一年間、梨を食わない」と駄目とかなんとか。
歳をとるごとに記憶力が低下するのは悲しい事です……。

民俗学みたいな本を読むのが私は大好きです。
けれども、意外と雑食なので、今は寝しなに『魔術から数学へ』という数学関係の本を読んだりしています。結構面白いですよ?

そんなこんなで、またしても纏まりがないけれども……。

by s-kuzumi | 2007-10-15 01:38 | 日々之雑記