人気ブログランキング |

久住女中本舗

kuzumi.exblog.jp
ブログトップ

2008年 03月 08日 ( 3 )


2008年 03月 08日

なんてことない日々之雑記vol.52 ~なんだかよく分からない謎の雑記~

道玄斎です、こんばんは。
ここ数日、昔のように結構ハイペースでレビューを書きました。書けるうちに書いちゃわないと、という微妙な焦りが見え隠れする行動ですが、面白い作品が多かったので、結果的に物凄い楽しんでしまいました。
久々にホラー作品を連続でプレイしたりして楽しかった。
やっぱり、私自身は、そろそろ

「この別荘の中に殺人鬼がいるぞ!」
「犯人はヤツだ!」

みたいな、ものは少し飽きてしまっていて、単純なスプラッタホラーというよりも、+αがあるような、そういう作品が好きみたいです。よく言えば舌が肥えてきたって事で、悪く言えばすれてきたって事なんでしょう……。

学園モノに関しても、大体そんな感じで、
勢いよく鳴り始めた時計を殴って沈黙させ、俺は再び布団に潜り込んだ。
二度寝は人生最大の楽しみだ……。
起きなきゃいけないはずなのに、敢えて起きない。この背徳感がまた何とも……。

ゆさゆさ。

ん……?

ゆさゆさ。

んん……?

?「起きてよ~!学校遅刻しちゃうよぉ~」

あー、五月蠅い……。邪魔しないでくれよ……。
折角時計をぶっ壊してまで二度寝を楽しんでいるというのに。

…………。

……………………。


道玄斎「って、なんでお前が俺の部屋にいるんだよっ!!!」

みたいなw
そういうのは、そろそろ飽きて来ちゃった感じです。ちょっと表現悪いけどもね。
自分がそれだけ、沢山のゲームをプレイしてきたって事ではあるのですが、正直最近自分の中で補正が掛かっちゃうような気がしてならないんですよね。ありきたりの導入かもしれないけど、その後に凄いストーリーが待っているようなものでも、何となく出だしがこんな感じだと、妙に冷めてしまうというか……。
或る意味で「食わず嫌い」的な所が出てきちゃっているというか。

ここらで、少しゲームのオーバードーズを止めて、少しのんびりと作品と(色んな意味で)向き合っていこうかな、なんて。
ただ、ジレンマなのは「更新頻度だけ」がここのウリなわけでしてw ゲームのレビューが無くていつもいつも、こんな文章を読まされたんじゃ、人が来てくれねぇんじゃねぇか?とか、結構色々考えます。

ゲームのレビューの更新頻度は減るけれども、やっぱりそれでも「ゲーム」を一つの核として活動する積もりではありますよ?
ただ、どんなものをやったら喜んで貰えるか、楽しんで貰えるかっていうのは中々掴みづらい所がある。

ですので、「こんな事をやってちょ」とかがあったら、是非ご示唆下さいませ。あー、けどいきなり「長編感動ノベル作品を来月までに制作せよ」とかそういうは無理ですぜ……。
或いは、「こんな事一緒にやらない?」とか、そういうのも楽しいかも(一緒に勉強していこうぜ、的なニュアンスだと尚嬉しい)。俺がお荷物にならなければいいんだが……。先ずはご相談下されば幸いです。
「活動を停止しろ、クソ野郎」とかそういうのは勘弁してねw 細く長くやっていく積もりなんだから。


って、私が何が出来るんじゃい、って事でもあるので、軽く自己紹介+αみたいな私の学習期間に於ける年譜を箇条書きにしてみましょう。

【幼年学校編】
・何故か二歳から幼年学校に入る。
・殴り合いの喧嘩を覚える。
・虫とか捕まえてきてはスペックを測定し、図鑑と照らし合わせたりしてた。
・図鑑、読み過ぎで破損。
・あまりに鈍くさかった為に、親が心配して子供向けのスポーツ教室に通わせる。
・眠る前に、何かしらの本を読むのが日課になる。
・学研のことわざ辞典が好きで、読みまくって破損させる。

【小学生編】 ―好き勝手に遊んでいるフツーの小学生―
・小学生の頃、世田谷区の小学生を対象にした作文コンクールで金賞受賞。
・小学生の頃、世田谷区の小学生を対象にした詩のコンクールで金賞受賞。
・小学生の頃、世田谷区の小学生を対象にしたお習字コンクールで金賞受賞(←これは実力じゃない。祖母が書いてくれたのをそのまま提出しちゃった。もう時効だよね☆)。
・小学生の頃、横浜市の小学生を対象にした絵画コンクールにて、奨励賞のようなものを受賞し、作品がアメリカに(←写実的に書いたつもりが抽象画になって誤解されたまま輸送)。
・女の子に突き飛ばされて、左手の手首に怪我を負う。ためらい傷みたいだ!今も残ってる。

【中学生編】 ―ぱっとしない時期。だけども一番楽しかった―
・中学の頃は不良じゃなかったけど、著しく評判が悪かった。
・体重が85キロくらいになって、方々でうざがられた。
・「女子のリコーダーを舐めている」なんてありもしない噂が広まっていたらしい。
・成績はオール2くらい。国語ですら2だったりした。
・危うく、「高校浪人」しかけた。ありとあらゆる高校に落ちて、ありとあらゆる学校を探して受験。何とか某高校にお情けで拾ってもらう。
・何とか、少し漢字が書けるようになる。それ以前は殆ど漢字が書けなかった。

【高校生編】 ―勉強ばっかりしてました―
・断食を経て、体重が人並みになる。
・中学の時のような経験はしたくないので、頑張って勉強しました。評点平均は4.5とかそのくらい。特待生で学費免除。
・初めて、彼女らしき人が出来る。けれどもそれはその後の不幸への布石だった……。
・なんだかんだ口実を設けて、体育祭に高校三年間で一回も参加していないw
・アボリジニと喧嘩する。
・某有名予備校の模試の上位ランカーの中で気になる存在を見つける。そいつの名前が出る度にドクロマークを書き込む。
・初めての決定的な失恋。

【大学生編】 ―結局、なにやってたんだろうなぁ?―
・あまりに何のしばりも無い生活で「何をやったらいいのか」を見失う。
・しょうがないから、お琴を弾いてみたり、ヒエログリフの読解をやってみたり、小説の書き方講座みたいな授業をとったりと迷走する。
・結局、ずっと好きだった古典文学を専攻する事にして、一渡りの古典作品を読みあさる。
・高校時代に勝手にライバル扱いにして、ドクロマークとかつけていた、顔も見たことのない「予備校模試上位ランカー」が実は身近に居た事に気付く。その後そいつが彼女になる。そしてその後捨てられる。いまだに残っているダメージ……。

【大学院生編】 ―苦難の時期です―
・研究室でハブられる。
・レジスタンスを結成して、地下活動的に勉強をしたりする。
・無茶して体をこわして入院。
・それでも、色んな本を読んでいた時だけは楽しかった。
・辛かったけど、それでも大学の四年間だけじゃ得られない知識が色々と手に入ったので、まぁ、良しとしておく。
・この時期、こっそりと、某雑誌に記事を書いたり、取材記事を書いたりと活動をして糊口を凌ぐ。

【その後】 ―老後が心配―
・特に目立った活動は無し。なんか資格でもとらねぇとなぁ、なんて漠然と考える。
・ストレスが溜まったのでサークルを作ってみた。
・ゲームが好きだし、活動実態がないサークルだったからブログでレビューを書いてみた。
・淡々と過ぎる毎日。老後の不安が襲ってくる……w
・今ここ。

【備考】
・特技は古典を読んだり。
・趣味は読書と昼寝。
・最近、また禁煙を始めた。
・お酒も実は最近控え気味。


まぁ、良いことを書こうと思ったら、全然良いことが書けなかった。遺憾。
生粋の文系です。古典とか妖怪とかそういうのは得意です。
何か文章とかで賞を貰ったのって、小学生の時だけじゃん。駄目じゃん俺。
なんか、だめだめ人生の見本みたいな感じですが……。
良く頂く、プロフィールに関する質問にも答えられているんじゃないかな?と思います。


あー、そういや最近レビューを書くときに「制作年」と「容量」の項目を付けました。ご意見として頂いたものをそのまま採用させて頂いた形です。
頻度は減るとはいえ、勿論ゲームのプレイやレビューもやっていきます。
ですから、こういうご意見はとても有り難いです。少しでも役に立てればいいなぁ、と思う次第であります。

さて……珈琲でも飲んでくるか……。

by s-kuzumi | 2008-03-08 20:21 | 日々之雑記
2008年 03月 08日

フリーサウンドノベルレビュー 『万華鏡奇談』

b0110969_15583696.jpg

今日の副題 「隠微なホラー世界」

ジャンル:和風ホラー(?)
プレイ時間:一時間くらい。
その他:選択肢アリ。ルートが三つに分岐。
システム:吉里吉里/KAG
その他:ヘッドフォン推奨。心臓の弱い方や妊婦の方はプレイをお控え下さい(と書いてある)。

制作年:2007/09/10(ヴァージョン1.00)
容量:圧縮時、11.3MB


道玄斎です、こんにちは。
昨日、久々にホラー作品(?)をプレイしたら、無性にやりたくなってしまって、今日もホラー的な要素の強い作品を探してきました。
というわけで、今回は「偽書[香津宮奇譚]」さんの『万華鏡奇談』です。
とても雰囲気のある作品でした。こういう作品なら夜よりも、却って夕方(逢魔が時)にプレイする方が雰囲気が出るかもしれませんね。
良かった点

・縦書きの文章だが、適度にスペースが空いており読みやすい。文章も上手だと思う。

・江戸川乱歩の和風ホラーっぽい趣があって、素敵。

・雰囲気に合った画像をチョイスしており、好印象。


気になった点

・各ルートの結末部がちょっと難解。

ストーリーはベクターの紹介文から引用しておきましょう。
祖母の葬儀のため実家に帰ってきた主人公は、ほのかに樟脳の匂い立ち込める薄暗い土蔵で、見慣れない万華鏡を見つける。

ヘッドホン推奨の和風ホラーサウンドノベル。

こんな感じになっています。


旧家の土蔵、そしてそこで発見された万華鏡を巡ってのお話、という事です。
初めて取り上げる作者様ですが、作者様のサイト名を見るだけでもう、私の好物が詰まっている事、想像に難くないw 
偽書なんて大好物ですから。そもそもちょっと変わった本が好きな私は、江戸時代頃の版本を買ってきたり、和歌短冊を購入したり(これは本じゃないか……)、はたまた最近はグリモワールを一冊入手してしまいました。


で、話を戻して、本作は、漢字変換率は高めなのですが、それが作品の雰囲気に貢献しており私は全く気になりませんでした。あまり普段見かけない字や熟語なんかはルビが振ってある親切設計です。

旧家独自の因習、みたいなものがストーリーの一つの柱になっているようで、なんとも隠微で妖艶な感じが出ていたように思えます。
あんまり、主人公に感情移入しながら読んでいく、というよりも「プレイヤー=読者」が物語を俯瞰的に眺めている、といった感覚ですね。

万華鏡というオイシイ小道具も良かったと思います。他には「系図」とかね。やっぱりああいう系図みたいなものを見ていると、妙に不思議な感覚がするんですよね。
尊卑分脉』って本見た事ありますか?日本の系図集なんですけれども、こういうのを見ているだけでも、なんというか歴史の中に自分が埋もれていくような、そういう感覚が味わえます。まだ見たことの無い人が居たら是非、図書館なんかで探してみて下さい。
古典の授業とかでやった有名人とか好きな人とかを探してみると、面白いですよ。

又脱線してしまいました……。
で、本当にちょっと江戸川乱歩っぽい趣があって『鏡地獄』みたいな、そういう要素も無きにしもあらず、といった感じ。

「うわっ、怖ぇ!!」というよりも、「ビクッ」となってしまうような、そういうタイプの怖さです。
だからこそのヘッドフォン推奨だと思います。実際問題は、ヘッドフォン付けて無くてもビクッとなってしまうんですが……。


ちょっと気になった点があります。
それは各ルート(三つに分岐します)の結末部分の処理の仕方です。
なんだか妙にあっさり終わってしまうものや、なんだか難解になってしまって理解しづらいものがあるんです。いや、単純に私の頭の程度が宜しくないってだけかもしれないのだけど。

一番分からなかったのは、「各ルートはそれぞれパラレルに繋がっているのか?」という事です。特に選択肢の所で「壁を見る」「床を見る」で分岐される物語はどうにも繋がりがありそうな気がします。「天井を見る」というのは少し独立している度合いが高いような気がしないでもない。
なんて言うか、どうも「壁を隔てて主人公自身が向き合っている」ように思える箇所があるんですよね。あるルートを選択肢した主人公と、別のルートを選択肢した主人公が対峙しているような……。
このあたり、ちょっと難解でちょっと分かりづらかったです。

例えば、三つのルートをコンプリートしたら「最終章」みたいな、謎が全部明らかになるような、そういうパートがあっても良かったのかも。


あんまりくどくどと説明めいた事を書くよりも、実際にプレイしてみてもらった方が手っ取り早いタイプの作品ですね。
「和風」「土蔵」「旧家」「少女」「万華鏡」なんてキーワードにピンときたら、是非プレイを。

by s-kuzumi | 2008-03-08 15:58 | サウンドノベル
2008年 03月 08日

フリーサウンドノベルレビュー 『包丁さんのうわさ』

b0110969_346275.jpg

今日の副題 「ただの猟奇作品じゃない」

ジャンル:ホラー+α
プレイ時間:一時間~二時間くらい?
選択肢:沢山アリ。選び方によっては即死するものも。
システム:NScripter
その他:猟奇描写、流血描写アリ。自己責任でプレイする事。

制作年:2007/08/31
容量:圧縮時、20.6MB



道玄斎です、こんばんは。ぼちぼちお早う御座います、かもしれませんが。。
これから、今までのペースで更新を続けていく事が非常に困難になってきそうなので、プレイ出来る時にプレイを、という事でこんな時間までゲームをしています。
今回は、久々のホラー作品です。が、ただのホラーに留まらないもっと深いメッセージ性のある作品だと思いました。
というわけで「たぶんおそらくきっと」さんの『包丁さんのうわさ』です。
良かった点

・ただの猟奇ホラーに留まらない深いメッセージを持った作品だった。

・アイテムリストをコンプリートしていく作業が、単調になりがちな探索に楽しさを与えてくれ、バッドエンド自体を楽しむことも出来る。


気になった点

・文章が少しごちゃごちゃしている印象。適度にスペースを設けて表示されたら、もっと読みやすいと思う。

ストーリーは、readme.txtから引用しておきましょう。
「包丁さんって知ってる?
呼び出したら誰でも殺せるんだって。
でも、そのかわり・・・・
呼び出した包丁さんは本当の名前を言わないと帰ってくれないんだって」

この町には昔から伝わる昔話がある。
それが包丁さん。
都市伝説でもなく単なる怖い話でもなく存在する。
だって、包丁さんはカミサマだから。

普通の肝試しの感覚で包丁さんを呼び出す儀式をやっていた。
ほんの、軽い気持ちでその呼び出す儀式をしてしまった。
それが、どうしようもないほどの恐怖を生み出すとは知らずに。

こんな感じです。

久々のホラー作品のプレイでした。
大体、ホラー作品っていうと、本作もそうなのですが割と沢山の選択肢を選んで「生き抜く」みたいなそういう要素が強いので、意外とクリアするまで手間が掛かりますし、何より怖いのが苦手なものでしてw あんまりプレイしていないように思えます。

いや、怖いのは好きなんです。けれども大体いつも夜にゲームをプレイしているわけですから、しかも今これを書いている時も丑三つ時なわけで……。まぁ、ちょっと複雑な感情が渦巻いていて、「ホラー作品が好きです」とは言えないくらいの、ヘタレホラーユーザーです。

けれども「たぶんおそらくきっと」さんの作品は、以前レビューした『奥様は惨殺少女』でもそうなのですが、ただの猟奇ホラーに終わらない「深み」を持った作品が多いんですよね。
殺人鬼がいる山荘に閉じこめられたぞ! 何とか生き残って逃げるんだ! 的なものとはちょっと違う。
寧ろ「何で殺人鬼が誕生するようになったのか?」というようなアプローチの仕方の作品が多いように思えるのです。
まぁ、やたら「猟奇」っぽい雰囲気で実際、そういう作品が多いんですけれどもw そうした雰囲気を緩和してくれるものとして「妙にほのぼのとしたイラスト」が付いていたりして、なんだかとっても新しいホラーの見せ方みたいなものを感じるんですよ。本作でも「包丁さん」はなんだかとっても可愛らしいしね。

今回は自力で、選択肢を試行錯誤してプレイしてみました。
途中で地震がきて、滅茶苦茶吃驚して椅子から飛び上がるというハプニングはあったもののw プレイ自体は順調で、ぴったり一時間で攻略(トゥルーエンド回収)出来ました。
こまめなセーブは必須なのですが、バッドエンドからロードし直したのは結局三回くらいだったから意外と好成績じゃないかと、密かに満足しています。

さて、謎のカミサマ「包丁さん」を呼び出す儀式(というよりおまじないに近いかな?)をやったら、本当に包丁さんが出てきてしまって、何故か呼び出した自分たちまで襲いかかってきた、というのが大まかなストーリー。
一読してすぐに気付くのは、「都市伝説」とか「民話」とか「語り継がれてきたモノ」を、その発生源とか伝播経路なんかも含めて、丸ごと作品が取り込んじゃっている、という点。
本作自体が「一つの都市伝説」として語られる可能性があるような、そういう手触り。一つの都市伝説がリアリティを持って「創作」されているんですよね。

こうした「都市伝説」とか「学校の怪談」系の知識が確かなのだと感じさせます。
私自身、怖いのは苦手ですが、同時に結構好きでもあるので、それなりに詳しいんですよ。けど、ここまで「都市伝説」「学校の怪談」を自分のモノに出来る、っていうのは流石の一言です。

で、包丁さんから逃げつつ、学校という閉鎖された空間を探索していく、というのが中盤~後半に掛けての流れになります。
ともすれば単調で「しらみつぶし」的な作業が退屈になってしまう探索なのですが、タイトル画面→おまけ→「コンプページ」に行く事が出来ます。
これは探索で見つけたアイテムが、一覧になっており、そのアイテムの属性や、或いは探索で見つけた情報を確認出来るのです。バッドエンドに到達する事でこの「コンプアイテム」にアイテムが増える事もあるので、探索に一つ「意味」が付与されて楽しんで試行錯誤出来るんじゃないかと。中には包丁さんとサイコロで遊ぶことの出来るアイテムなんてものもあるんですよ。
実は、コンプリストをコンプリートしなくても攻略可能です。私も攻略時にはコンプリストに穴が結構空いていました。
実際に、トゥルーエンドまでプレイしてみると、本当に攻略の為に必要なアイテムは意外に少ない事に気がつきます。やりこみ派のユーザーの方は、是非全アイテムコンプリート、全エンドコンプリートを目指してみて下さい。

探索で判明するのは、主に「包丁さんからどう逃げるか?」という情報になります。
だから、実は「包丁さんは何者なんだ?」という根本的な疑問はラストにならないと分からないのです。 主人公美春の兄が仲間に加わった辺りから一気に包丁さんの情報が増えていくのですが、それでも決定的な謎は包丁さんを撃退(?)したあとに。

侮れないのが、この包丁さんの正体です。
上手いなぁ、と素直に感心してしまう話の作り方だと思いましたね。
同時に、ここまでプレイすると本作が「単なる猟奇作品ではない深いメッセージ性を持った作品」である事が分かります。いや、ホントに。
「人間の愚かしさ」であるとか、「誰かを恨み、呪いを掛ける事の是非」とか、こういう風に文章にしちゃうとちょっと軽々しいけれども、深いメッセージが込められているのだと感じました。
プレイし終わった後に、作者様のHPの方で本作の後日談的なショートストーリーを読んだのですが、ここまでプレイしたら是非、そのショートストーリーまで読んでみて下さいね。作品のメッセージの一端が明らかになるんじゃないでしょうか。

あっ、ちなみにトゥルーエンドを回収し終わった後にタイトル画面から「おまけ」を見ると、五年前のストーリーを読む事が出来ます。これを読むと本編でバッドエンドになる理由が分かったりして面白いですよ。


ノベルゲームっていうとちょっと違うのかもな、という気がしないでもないのですが、毎回とても楽しくプレイさせて貰っています。 ただ、年齢制限は特にないとは思うけれども、人を選ぶ作品ではあると思うので、敢えて無印にしています。
私イチオシの「ホラー作品メーカー」さんです。ただのホラーに留まらない深みを持った作品です。猟奇的なシーンや流血が苦手でないのなら、プレイしてみてください。

by s-kuzumi | 2008-03-08 03:46 | サウンドノベル