1 2008年 12月 05日
道玄斎です、こんばんは。 昨日は死ぬ程ぐっすり眠りました。 何故か、朝起きたら胸が痛かったという……。又肺炎になったのか? なんて心配はあるものの、別に咳とかは一切出ていないので大丈夫でしょう。 もし、明日もそうだったら、医者にで行って軽く診察してもらってこようかと。 あー、そういえば、最近ゲームが全然出来ていないので、この「日々之雑記」もついに150回目に突入してしまいました。 この「日々之雑記」、大体は、私の日常での一コマを切り取って、セルフで突っ込みを入れたりしながら話して(書いて)いくもの、何となく気になった事、思いついた事なんかを(時にゲームの話題と絡めつつ)書いていく、まぁ、一種のコラム的なものの二種類に分かれるハズです。 で、今夜は後者、何となく思いついたヘンテコな話題です。 ■丑の刻参りを考える 呪いってありますよね? 小学生女児向けの「おまじないの本」なんてのも、まぁ、言ってしまえば呪いの範囲に入るような気がしますねぇ。 昔、なんだっけなぁ? ああ、そうだ、思い出した「マイバースデー」って雑誌(?)か何かがあって、その出版社が出しているオマジナイの本が小学生くらいの時、クラスの女子の間で滅茶苦茶ブームになっていた気がします。 実は、このマイバースデーは、ずっと昔に記憶の彼方に消えていたものだったんです。 けれども、どうやら会社が、私が通っていた大学のすぐ横にあって、ガラス越しに「小学生の頃正に見ていた本」がディスプレイされていて、「ああ、あの時の本を出していた出版社か」と再認識して以来、時折気になって思い出していますw こう、オマジナイって呪いとは言っても、ちょっと可愛い感じがしますよね。 「友達と仲良くなれるオマジナイ」とか、なんか微笑ましいじゃないですか。あと、「両思いになれるオマジナイ」とかね。 けど、悲しいかな「両思いになった後、永遠にそれが続くオマジナイ」がないのは何故だろう……。寧ろ需要はそこにあるような気がしますw ちょっと脱線するとさ、そういうオマジナイに対して、きゃっきゃ騒いでる女の子の方が無邪気でいいですよね。私の個人的な好みとしては「何よ? 馬鹿じゃない?」みたいな態度を示しつつ、自宅でちゃっかり、そしてこっそりオマジナイを実施するような、そういう子が好きですねぇw 中には、そういうオマジナイだかに本当に興味がなくて、みんながオマジナイの本を読んでいる中、一人で小学生のくせにピチレモンとか読んでるヤツとかが居て、あいつ感じ悪かったなぁ……。掃除の時間とかもさ、一人でサボッてて、ついつい正義感の強い私が「ちゃんと、掃除しなよ」とかいうと「今日はブルーデーなの」とか言って、まるまる一年間掃除をさぼっていたぜ。 で、今日はまた例によって前書きが長くなりましたが、「呪い」それも「丑の刻参り」についてです。私は割と和風というか、日本の習俗とかに詳しい方なのですが、江戸時代とかは全然分からない事が多いんですよね。 平安時代とか鎌倉時代とかよりも遥かに現代に近いハズなのに、何故か分からない。ちょっと余暇を見つけて、色々調べてみる必要もありそうです。 何で今日は「丑の刻参り」かっていうと、たまたま人と話していて「呪い」の話題が出たんですよね。で、例によって私は「呪いってのはね、『自分が呪われている』と認識した瞬間に掛かるんだ」とか、まーた適当な事を言っていたら、 「では、丑の刻参りってのはどうですか? あれって確か人に見つかってはいけないんじゃありませんでしたっけ?」 と。 そこで屡々考え込むわけです。 結局、それについては解答を出せなかったんですけれども、話はそれを機に丑の刻参りの方向へ。そんな呪いの話なんて持ち出す人ですから、結構詳しいんですよ。 私の知っている限りでは、丑の刻参りって言っても、装備品とかに或る程度ヴァリエーションがあるようです。胸に鏡をぶらさげておく事、とか、或いは鼎を頭に被る事とか。 けれども、共通している要素は、ご存じの通り「白装束」で「わら人形」を持っている事、そして「五寸釘」ですよね。 そうそう、皆さんは丑の刻参りの跡を見たこと、ありますか? 私はありますよ。 昔は、近所の神社で杉の木を見ると、不自然な穴が空いている事が良くありましたw あれは五寸釘を打ち込んだ跡でしょうねぇ……。 私と知人の話は続きます。 「でも何で、丑の刻なんですか?」 という質問が来ました。 確かに考えてみると、とても深い問題です。逢魔ヶ刻みたいに、「この世とあの世の境界が曖昧になるから」とか「丑寅に掛かっているから」とかは答えとしては、一応OKな気がしますが、不思議なのは、恐らくこの丑の刻参りが行われていたのは江戸時代から、という事になると思います。 ←ウソでした。原形は鎌倉時代、現在一般的な丑の刻参りが完成したのが江戸時代という事みたい。 すると、どうやって一般庶民は「丑の刻を知ったのか?」という疑問が先ず出てきます。 落語とかを見ても、「今が何時か?」というのは割と庶民には認知されていたようですよね。 けれども、時計があるとは考えにくいし。江戸後期とかになれば、別ですけれどもね。 今、折角ネットに繋いでいるので色々調べてみました。 江戸時代の時間の数え方については、色々尤もらしく載っているのですが、「どうやって時間を確かめたのか?」について言及しているものはあまりありませんでした。 ただ、ネットの情報と私の推測を足して考えてみると、 ・昼間は日時計(これはかなり精巧なものがあったようです。曇りの日とかは大変だ) ・一日の始まりやお昼などの大きな切れ目の時間は、その地域のお寺が鐘をついて知らせていたのではないか ・夜の時間は分からない という辺りが妥当なのではないかと思います。 昔の人は現代人と違って「暗くなったら家に帰って眠る」という生活をしていたのでしょう。健康的ですよね。 となると、昔の人は「丑の刻参り」を実行しようと思っても、それを確かめる術がないのではないか? という所に話は戻ります。 私の推測では、「丑の刻」っていうのは一種の「比喩」なんじゃないかな、と。 だって、時間が正確に分からなそうなんですもの。 けれども、現在の時間で夜10時とか、12時とかは、まだまばらながら人通りがあったりしたのかもしれません。 ほら、夜泣き蕎麦とかってあるじゃない? 宵っ張りな人はいつの時代でもいるはずで、夜遅くの屋台の蕎麦を食ったり、或いは武士とかだったら、酒宴(接待?)があったりさ。 そういう事を考えていくと、「人がいなくて、且つ次の日への影響(睡眠不足的な影響)が最小限に抑えられる時間」であれば、何時でも良かったんじゃないかなぁ? なんて。 それが、たまたま午前二時から午前四時の間、つまり丑の刻に相当する事が多かった為、「丑の刻参り」になったのかな、とか考えました。 だから、もしかしたら現代の丑の刻参りの解説の「丑の刻に行う」という部分は、厳密に遵守しなくてもいいんじゃないのかしら? 寧ろ「人に見つからない」というそこが大事なんじゃないのかな? もし、江戸時代の夜に時刻を測定する時計のようなものがあったら、簡単に「丑の刻参り返し」が出来てしまいます。呪われない為に、午前二時ちょい前くらいになったら、「呪いとか実行しそうなヤツ」の家の前とかで待っていれば、白装束に身を包んだソイツが出てくるわけで、家を出た瞬間に術は失敗し、自分に跳ね返ってしまいますw こうやって考えていくと、「丑の刻参り」は夜中にならないといけないっぽいけれども、その時間が「厳密」であっては困るわけですよね。 だから、私の説としては、 「丑の刻参りの丑の刻というのは実は比喩で、人目に付かない夜中であれば、そこまで時間に厳密でなくても良かった」 という事になります。 そんな事をつらつらとお風呂に入りながら考えていたら、すっかり丑の刻になってしまいました。今から夕涼み(?)にふらりと神社にでも行ってみましょうか?w それでは、また。
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by s-kuzumi
| 2008-12-05 02:21
| 日々之雑記
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