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2009年 03月 02日 ( 2 )


2009年 03月 02日

なんてことない日々之雑記vol.183

道玄斎です、こんばんは。
今日は、ダウンロードしておいた某ノベルゲームを起動して、これからちょこっとプレイしようと思っています。実は、インストーラーが付いていてインストールを要求してきたので、少し萎えたのですが(殊ノベルゲーム/サウンドノベルに関して、インストーラーが付いているとイライラっとするのは私だけじゃないハズ)、ちょっとしたTIPSというか、裏技を先ずはご紹介。



■インストーラー付きゲームで、インストールしないで遊ぶ方法。

多分、多くの方が私と同じような技(というと大げさだけれども)を実行していると思しい訳ですが、まぁ、一応、リーのノベルゲーム/サウンドノベルの布教の為、こういうちょっとした小ネタも書いておくと役に立つ事もあるかもしれません。

手順は至って簡単。これで恐らく、殆どのインストーラー付きのノベルゲーム/サウンドノベルをインストールせずに遊ぶ事が可能になります。
じゃあ、行きますよ?


一、解凍する。

多くの場合、この手のゲームは圧縮された状態で配布されます。
拡張子で云えば、zipだったりlzhだったりします。とはいえ99%くらいzipだと思って問題無いんじゃないかしら? それに一般的な解凍ソフトを使えば(Windows標準で入ってるヤツでも)、問題無く解凍出来ますしね。
何はともあれ、ダウンロードしてきたzipファイルを解凍してやりましょう。


二、フォルダの中身をチェック。

解凍によって、任意の場所に、フォルダが生成されている事と思います。
普段だったら、そのフォルダの中にある.exeファイルを叩いてやれば、問題なくゲームが起動して遊べるというわけです。.exeファイルは大抵「ゲームのタイトル」+「.exe」で示されています。たまにゲームの略称だったりするんだけれども、見た目的に云えば、「明らかにゲームっぽいアイコン」というくらいの認識でも問題無し。
こりゃ、脱線だけれども、私がWindowsをインストールした後直ぐにやることは、「拡張子が表示されるようにする」です。何か、拡張子が見えないと不安でねぇ……。デフォルトじゃ見えない様になっているわけですが、どっかにある「フォルダオプション」って所から設定可能。
あっ、んで、インストーラーが付いているゲームの場合、解凍して出来たフォルダの中に「installer.exe」なんて不穏なアイコンがあったりしませんか? こいつを叩く(ダブルクリックする)とインストールが開始されてしまいます。見た目も大体「いかにもシステムっぽい感じ」なので、分かりやすいんじゃないかしら。

で、それは兎も角、インストーラーが付いているのを確認したら、そのフォルダの中に更にフォルダが無いかどうかチェック。今回、私がプレイしようとしているゲームの場合だと、ゲームタイトルそのまんまのフォルダがありました。


三、フォルダの中に入って、実行。

ともあれ、ゲームタイトルまんまのフォルダなんかがあったら、そのフォルダを覗いてみましょう。
すると、インストールを要求しないゲームの解凍直後と全く同じ構成になっていたりしませんか?
そう、ちゃんと「ゲームタイトル(若しくは略称など)+.exe」があって、NScripterだと「arc.nsa」なるファイルがあったりね。

あとは、普通に「ゲームタイトル(若しくは略称など)+.exe」をダブルクリックして起動してやればOK。
普通に遊べます。セーブしたデータも、ちゃんとそのフォルダの中に入るハズです。
試しに起動してみて、直ぐにセーブをしてみると、「save1.dat」なんてファイルが生成されるハズ。そこまで確かめれば、インストールしなくても、そのままゲームを楽しめます。


と、まぁ、こういう流れな訳です。
説明的に書こうとしたら却ってややこしくなったね……。
兎に角、解凍して出来たフォルダの中を調べて、更なるフォルダを開いてみろ、って事ですな。
レジストリとか、そういうのに妙に抵抗のある人、いるでしょう? 私が正にそのクチなんですがw そういう人はこういうちょっとした小ネタで、インストールを回避しつつ、ゲームを楽しんでみるといいですよ。
尤も、「ゲームが目的であって、インストールだレジストリだは問題ではない」という剛気な方は、どうぞ、そのままインストールをw

当たり前っちゃ当たり前だけれども、こういうやり方もあるぜって事で、ね。



■古式ゆかしいRPG。

昨日というか、今日、珍しい事にRPGな作品をプレイしてレビューを書いた訳ですが、『ドラクエⅠ』とか、セリスだとかの話をしたら、メールを下さった方も居たので、ちょっと補足? というかそういう事をつらつら書いてみようかと。

FFでは、6のセリスが一番好き、と云いました。
勿論、ドラクエでも、やっぱり一家言持っておりまして、好きなキャラは「ムーンブルクの王女」です(アリーナも捨てがたいけれども)。
若い方は、もしかしたら知らないかもしれませんねw そう、『ドラクエⅡ』に登場するプレイヤーキャラです。

ドラクエは、最近のものはどうか分かりませんが、キャラ同士の会話に乏しいのが特徴だったので、キャラクターの性格とか性質っていうのかな? そういうのがゲームそのものからは掴みづらい部分がありました。
けれども、『ドラクエⅡ』のパッケージの右下辺りに、頭巾を被ったムーンブルクの王女のイラストが載っておりまして、んもう、そのイラストだけでプレイヤーの想像力がかき立てられてしまうような、そういうイラストだったと記憶しております。
設定も又いいのよね、亡国の王女というね。キャラ的には、一番重たいものを背負っていて、深みのあるキャラで(と勝手に思ってる)、やっぱり一番好きですねぇ。

で、つい、懐かしくなって「ムーンブルク」とかで検索をしたら、彼女のファンページみたいのがまだ、存続して細々ながらも活動を続けているではありませんか!
懐かしい気持ちと、「同じ趣味の人がこんなに多かったのか!」という喜びで、あれこれネットサーフィンをしていたら、面白いページを見つけました。

何故、ドラクエⅡは名作だったか


結構、真面目に、そして当時をリアルタイムで知るものとしては、思わず頷きつつ読んでしまう名文でした。
特に、一番最初に仲間になるサマルトリアの王子の死亡率と、「ムーンブルクの王女の生存率」の相関関係を想像力で埋めていく下りは、自分も、そして自分の周りもみんなそういう見解だったので、「そうだった! そうだった!」と興奮しながら読みましたよ。

そう、何故か、サマルトリアの王子ってヤツぁ、しょっちゅう死ぬんですわw
ローレシアの王子(これがメインキャラ)、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女という三人構成のパーティなのですが、真ん中に挟まれているサマルトリアの王子、攻撃力もそこそこあって、魔法も攻守共に使用出来る。あんまり重たいものは装備出来ないけれども(武器だったら、市販品では鉄の槍が最強装備だったんだっけ?)、それでもムーンブルクの王女よりは防御力も高いハズ。
なのに、何故か、敵である所のモンスターはこいつを集中攻撃するのが常で、街から街へ、そして街から城へ移動する最中にかなりの高確率で死亡してしまうのでしたw ダンジョンに関しても云うまでも無しw

で、一方でムーンブルクの王女は何故か、敵からの攻撃をあまり受けないんだな。
私達が考え出したのは「敵も女の子(しかも可愛いと思われる)には攻撃を躊躇するに違いない」という説。だけれども、この説には穴があります。確かにムーンブルクの王女への攻撃が少ない理由にはなっているのですが、サマルトリアの王子への集中攻撃への説明は出来ていない訳です。そこで、説2が考案される事に。

それが「サマルトリアの王子は、実はムーンブルクの王女に熱を上げていて、彼女への攻撃も自分が引き受けているのではないか?」というモノw 今考えると相当アホですが、キャラ同士の会話も少なく、グラフィックやムービーなんかも勿論無い当時は、そういう「想像力」でRPGを遊んでいたような気がします。
この想像力というキーワードは、RPGを、そしてノベルゲーム/サウンドノベルを考える上でも、当然ですが重要なものでは無いかと思うのです。


あー、ちょっと脱線しますけれども、『ドラクエ』のⅠ、Ⅱ、Ⅲはみんな繋がっていて、俗に「ロト三部作」と呼ばれたりします。時系列順に並べるとⅢ→Ⅰ→Ⅱになるハズ。
Ⅲの主人公キャラがアレフガルド(なんか北欧神話っぽいネーミングですね)に、最後の魔王を倒した後も止まる(というか止まる事を余儀なくされた)というのがⅢのラストでした。

そして、それから数百年。アレフガルドには竜王なる新たな悪モノが出てきてしまう。
そんな折りに、Ⅲの主人公の末裔である、キャラが竜王征伐の旅に出ます。それがⅠの主人公なんですな。で、彼もご先祖様宜しく悪を倒して、更にお姫様をゲットするという偉業を成し遂げます。

んで、どうも、Ⅰの主人王はその後、お姫様と駆け落ちじゃないけれども、二人で新大陸を目指して旅立っちゃったらしいんですよ。
その新大陸で、彼とお姫様はローレシアなる国を建国します。その後、彼の(或いは彼の子孫の)次男とか三男とかが独立してサマルトリア、そしてムーンブルクを建国。親戚同士の三国体制を敷くわけですな。
そして、今度は、ハーゴン(だっけ?)なる悪の大神官が活躍を始めたので、勇者の子孫同士力を合わせて、悪の野望を打ち砕こうじゃないか、というのがⅡのストーリーの骨子でした。

うんと駆け足だったけれども、思い出しました?w 私自身うろ覚えな所が多いのですが、大体これであってるハズ。

やっぱり、日本人ってのは、「勇者の末裔」とかそういうのが好きなんですよw
世代を超えた戦いの記録とかさ。そういう美味しい仕組みがドラクエの初期には詰まっています。
そういえば、ドラクエのⅤもそういう要素がありますよね、オヤジの意志を継いで息子が戦っていくわけで、最終的に三代目にして勇者が生まれるという。そういう部分で、誤解を恐れず云えば、Ⅴって、Ⅰ~Ⅲのストーリー的に美味しい所をギュッと詰め込んでいるような部分、あるような気がしますよ。そこに復讐とか、やっぱり日本人好みのストーリーが更にてんこ盛りに載っかって、尚かつゲーム内で結婚までして子供まで出来てしまうという。或る意味でⅤは人生そのものですよw

ただ、Ⅳ以降は、それまでの「ロト」の文脈とは違う、「天空シリーズ」が展開されます。
Ⅳは傑作だったと思います。第一章のラストでホイミンと別れるのとか辛いよねぇ……。
で、二章はクリフトとアリーナ様の微妙な関係がいい感じ、なんですが……。このクリフト、純粋にプレイヤーとして見た場合、サマルトリアの王子に匹敵するくらい「駄目なヤツ」なんですよねw
延々とザラキを繰り返すAIに悪態ついた経験、あるんじゃないですか?w 回復して欲しい時に回復してくれない。ボスキャラだろうが何だろうが延々とザラキをMPが切れるまで打ち続ける駄目っぷりw クリフトにむかついて、ソフトをこづいたら冒険の書が消えたなんて話もありますよね。
ただ、やっぱり姫様との微妙な関係を「想像力」でプレイヤーが補完して、楽しんでいたのも又事実なのではないかとも思うわけです。何とかの種(パデキアの種だっけ?)のエピソードとかね。


で、本題(?)はここから。
特にFFに顕著なんですが、Ⅶ以降、グラフィックが大幅に改良されました。
ハードがPSに以降したのもあるんですけれども、今までのRPGでは考えられなかったムービーなんかが付属するようになったりしたわけです。とはいえ、まだまだ「平面を貼り合わせたグラフィック感」が満載だったわけですが。余談ですが、ポリゴン的な技術で一躍話題になったゲームに『バーチャファイター』というものがあります。その手の雑誌はこぞって「滑らか」「リアル」と絶賛していたのですが、私はどうしてもアレがただの平面を組み合わせた出来の悪い人形にしか見えなかったという……。

それはともかく、私自身は駄作だったのではないかと思うⅧになると、かなりリアルに人間を描く事が出来るようになってしまって、やっぱりオイシイ場面ではムービーを流すようになってしまいました。
又、ヒロインが厭な感じの女でねぇw Ⅶのエアリスは好感度が高かっただけにちょっとガックリ。ちなみにⅧで好きなキャラはキスティスです。当たり前ですが。

んで、私自身はもうFFはⅩ-2以降、やっていないんですけれども、何か昔のFFだったり、或いは昔のドラクエの方が「グッと」くる気がするんですよね。
や、必ず、大きく改良されれば、「前の方が良かった」という人が出てくるのは、しょうがないというか、宿命みたいなものですけれども、私の感じた「グッと」こない感じ、つまり違和感は単なる懐古趣味とも違う、何か決定的に重要なものを孕んでいそうな気がしたわけです。

で、ムーンブルクの王女を先ほどあれこれ調べていたら、その違和感の正体にやっと気がつきました。
それは「想像力の欠如」です。
グラフィックがしょぼくて、キャラ同士の掛け合いも少ない。だからこそ、初期のFF、ドラクエはプレイヤー自身がそのスキマを埋めるべく、想像力を駆使して楽しんでいたわけです。

なんだけれども、こっちの想像力のスキマも無い程、リアルな人間がCGで描かれて、美麗なムービーまで出てしまうと、それはそれで嬉しい一方、「自分がプレイしている感じ」がしないんですよ。
元々、RPGってRole Playing Gameの略なわけで、役割を演じるゲームだったハズ。情報が少ない中で、自分なりのヒーロー像やヒロイン像を作品のキャラに投影して、楽しんでいた部分、あったハズです。

それが、2000年を越えた辺りから、画面の中の世界と、こっちの世界が完全に線引きされてしまった感があって、「自分がプレイしている」のではなくて、それこそ「映画を見ている」ようになってしまったのですな。
そういう、或る意味で至れり尽くせり、悪く言えばお仕着せのゲームにRPGが変化してしまった為、『ドラクエⅠ』をリアルタイプでプレイしている人間としては、なんとなく寂しいというか、楽しみ方の質が変わってしまった気がして……。


けれども、この問題って、別にRPGだけじゃないよね。
ノベルゲーム/サウンドノベルについても言える事だと思うのですよ。
ほら、年を取ってくると青春ハイスクール恋愛アドベンチャーには、ちょっとついて行けなくなったりするじゃない? あれって、やっぱり作品の中に自分を或る程度投影しているって事ですよね。ゲーム内の「自分」は現実の自分よりも15~18歳くらい若かったりして。干支が一回りしちゃえば、もうそりゃ別次元の生き物ですってw

何が言いたいのか分からなくなってきたけれども、ノベルゲームを作る際にも「プレイヤーとキャラを同化させる」方向で作品を作っていくのか? 或いは「映画を見ているような」スタイルの作品にしていくのか? うんと単純に割り切って考えると、作品のスタイルってのかな、そういう部分でも色々考えるべきポイントってのはあるんだなぁ、なんて。
とはいえ、ノベルゲームは、昨今のRPGほど開発にお金が掛けられませんし、色々なお約束っていうか縛りもあるわけで、先ほどから問題にしてきたRPGみたいな状況にはならないハズですし、本当に良い書き手は、場面によって、キャラをプレイヤーに近づけたり、又別の場面では映画を見ているようにプレイヤーを離したり、そういうメリハリを上手く付けているように思えます。


まぁ、その……なんですか。年寄りゲーマーの懐古趣味のボヤキみたいになっちゃいましたが……。
纏めると、ムーンブルクの王女可愛いよ、とw

沢山書いたら疲れちゃいましたw
というわけで、ちょっと風呂にでも入ってきます。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-02 20:50 | 日々之雑記
2009年 03月 02日

フリーサウンドノベルレビュー 『戦えメイドさん』

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今日の副題 「NScripterで本格RPG!」

※大吟醸
ジャンル:RPG(微ノベルゲーム的要素アリ)
プレイ時間:数時間~∞
その他:所謂RPGタイプのゲーム。エンドは、大きく分けて三種類(後述)。
システム:NScripter

制作年:2008/4/25
容量(圧縮時):35.9MB




道玄斎です、こんばんは。
実は、昨日今日と、このゲームに掛かりっきりでした。ただ、純粋なノベルゲーム/サウンドノベルというのとは違うので、ご紹介しようかどうしようか、相当迷ったのですが、何よりNScripterで作られており、しかも低容量なのに比して、遊びやすさやボリュームも満点。そしてメイド要素もあるわけでして、折角なのでご紹介しようかな、と。とか云いつつ、ちゃっかり大吟醸を付けてしまっていますがw
というわけで、今回は「幻想遊技2」さんの『戦えメイドさん』です。
良かった点

・NScripterでも、納得の行くRPG作品に仕上がっている。

・可愛らしいイラストと、大満足のボリューム。

・やり込み的な要素もばっちり。


気になった点

・後半からセーブポイントに関して不満が……。

ストーリーは、サイトの方から引用しておきましょう。
借金を返すためにカネモッチーの家で働くことになったアルル(名前変更可能)
手強い家族達相手に果たして無事に借金を返すことが出来るのか!?それとも・・・

と、こんな感じのシンプルな説明になっています。オープニングムービーがYoutubeで見られるので、それも併せて紹介しておきましょう。こちらからどうぞ。


さて、とっても面白くて、ついつい二日間付きっきりでプレイしてしまいました。
普段と違うタイプの作品で、滅茶苦茶ハマりました。最初はなんてことない、「メイド」に惹かれてのプレイだったのですが、途中から『ドラクエⅠ』をリアルでプレイしている世代の血が騒いで、メイドそっちのけで作品にのめり込んでしまったという。イメージとしては、例の『シルフェイド見聞録』に少し近いかもしれません。向こうはRPGツクールですし、ギャグ多め(というかギャグ主体?)だったりと差異はあるわけですが。

先ずは、簡単にゲームそれ自体の解説から。
ストーリーにもありますが、カネモッチーさん家で借金を返済すべく働く事になったアルル。
そのアルルをプレイヤーは操って、メイドとして、カネモッチー家の住人が出してくるミッションをクリアしながら、借金の返済をしていく事になります。
借金の額は3000G。数々のミッションをこなすとお給賃が貰えて、借金の総額が減っていく仕組み。勿論、ミッションの中でモンスターなどを倒してゲットしたGを使って、借金を返済していく事も可能です。
そうやってミッションを解決しながら、ミッションを持ちかけてくるカネモッチー家の住人と心の距離も縮まっていき、結構ニヤニヤな展開も。

ここで、重要なエンドの種類についても述べておきましょう。
実は、借金返済だけを目的とするならば、数時間で何とかなると思います。ミッションをこなしつつ、戦闘で得たGを返済につぎ込んで行けば、割と簡単に借金自体は返済が可能(アノ人の出すミッションを黙々とこなしていれば特に……)。
しかし、単純に借金を返済する事で到達出来るエンドは、「借金返済エンド」と云うべきエンドでして、あんまりストーリー性がありません。

しかし、各キャラのエピソードを最後まで見た上で、借金を返済すれば、キャラ別のエンド、つまり「キャラ別エンド」にたどり着く事が出来ます。これはちょっとほのぼのしていたり、恋愛要素アリアリのエンドになります。次に述べる「ストーリーエンド」を見る前に、このキャラ別エンドも全て見ておくのがお勧め。
ただ、各キャラのエンドを見る為には、他のキャラのミッションを或る程度進めておく、等の条件もある為、この時点で結構な長時間プレイになるハズ。
このキャラ別エンドに到達する頃には、アルルや他のキャラの性格についても色々描写されているので、感情移入度も高くなります。

このアルルって娘も不思議な娘で、恋愛とかには全く疎い、天然系のお嬢さんなんですが、戦闘とかモンスターが出たとかなると、一気に黒くなって一人称が「俺」に変わりますw その辺の事情はストーリーエンドで明らかになるのですが……。

んで、最後にご紹介するのが「ストーリーエンド」。
きっと、キャラ別のミッションをこなしていくと、色々と伏線が出てくると思います。それを回収して、本作の言わば「世界観」的なストーリーを補完するエンドという事になりますかね。


大体ゲームの世界、そのものに関する説明はこんな所でしょうか。
そうそう、各ミッションは殆どが一般的なRPGを踏襲しています。スクリーンショットは、最初の最初の部分ですが、マップ上を動き回って、ボスを倒すなり、目的を果たすなり色々やっていく事に。
戦闘シーンはFF型って云って分かるかしら? あのタイプ。但し、FF6までのw 余談ですが、私はFFだったらセリスが一番好きかも……。あっ、けど4の双子の女の子も好きだし、クルルも中々いいですねぇ……。

ともあれ、クリッカブルマップにて世界がドンドン広がっていきますし、街などに行けるようになったら、武器・防具を充実させる事も可能です。ちなみに、本作、割と慢性的な金銭不足になりがちですw
何しろ、後半まで敵を倒しても、経験値、そしてGの獲得数値は、殆ど一桁に留まっているからで、高級な武器や防具を買うのが難しく、又、買ってしまったら中々お金が貯まらないw
今回、私がプレイした限りでは、黒の洞窟だっけかな? 割と初期のミッションがあるのですが、そこまでは初期装備で問題ありませんでした。
あっ、大事な事がありました。それは「アルルのじいさんのHPをゼロにしない」という事。
ミッションをこなしたり、時間が経つと、じいさんのHPが少しづつ減少していきます。ですので、定期的にじいさんの所に立ち寄って、ご飯を作ってやりHPを回復させないといけません。そういう意味で、普通のRPGよりも縛りはあるかもしれませんね。

所謂戦闘パートに関しても、かなり色々な要素が入っていて楽しいですよ。
武器のタイプが「素手」とか「剣」、「弓」、「銃」などと別れていて、使っていく内に習熟度が上がっていきます。習熟度は乃ち攻撃力に直にプラスされるので、重要な部分。正直な所、武器のパラメータが低くても習熟度が高ければ、十分カバー出来たりします。
オールマイティに武器を習熟させていくか、「これ!」と決めた武器に特化させて育てていくか、色々育て方も工夫してみると面白いですよ。
勿論、魔法だって習熟度があります。これは回復系/攻撃系の二種類の習熟度がある模様。
実は、その他にも習熟度が加算されるものもあるので、色々やって試してみて下さい。


今回、私は、二回目のミッションで実は、レベルを荒稼ぎしてしまったのですが、本作を攻略する為の一つのポイントは「セーブポイントを上手に使う」という点に尽きるかと。
セーブが出来る場所は、「おやしき」の中にあるアルルの屋根裏部屋か、ダンジョンなどに設置されている「セーブポイント」の二種類になります。
で、ダンジョンのセーブポイントは(ラストダンジョンまでは)、HP、MPの回復までしてくれる至れり尽くせりの施設。そこをベースキャンプにして、敵を倒し、レベルや習熟度を上げていくと、かなり楽に進めるのではないかと。特に前半では、このテクニックでお金を稼いだりすると良いかもしれません。その際、あるアイテムを装備していると……。


何か、今日はゲーム自体の説明が多めですが、作品のタイプがタイプなのでw
そういえば、先ほど『シルフェイド見聞録』に似てると書きましたが、『ばとね!!』の方が近いかも。そう、私もノベルゲームだけじゃなくて、昔は色々手を出していたのよw

そろそろいつもの感じに戻していきましょう。

便宜上、キャラ別エンドを見ることが出来る状態までを、前半。そして、ストーリーエンド終了までを後半としましょうか。
で、前半部は、ほのぼのとしてRPGはRPGなのですが、軽妙でちょっとコミカルなそういうイメージ。
女たらしの放蕩息子の出すミッションなんて、愛憎劇というか、ヤンデレ風味まで入って、かなり面白いですよw

後半に入ると、所謂私達がイメージする一般的なRPG色が強くなります。
明確な目標があって(前半部も、借金返済という目標があるのですが)、それに向かって情報を収集し、ダンジョンを攻略していく、というタイプ。やはり、キャラ別エンドと、ストーリーエンド、どちらも見て欲しいですねぇ。
所で、前半部はいつでもアルルに与えられたメイド部屋にて、セーブが可能になるのですが、後半になると「いつでも行けるセーブ場所」がなくなります。ダンジョンの奥地に設置されているセーブポイントがそれに変わるわけです。こまめにセーブしたい時なんかは、ちょっと困ってしまいます。
多分、初期の初期、長くないダンジョンの奥にあるセーブポイントなんかを工夫して使うと良いのかもしれませんが、これがフリー版の欠点ですかね。
そう、本作はフリーで遊べますが、カンパによる特典があるようです。「どこでもセーブ」が可能になるとか、追加ダンジョンが遊べるとか。プレイしてみて気に入ったなら、是非カンパしましょうw 正直、私自身も滅茶苦茶楽しんだので、カンパしようかと思っているくらいでw

大体、色々説明したのですが、やり込みの要素も本作はバッチリ保持しています。
例えば、「合成」とか、或いは「カジノ」とかね。

合成は、アイテムとアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作るわけです。合成によってしか入手出来ないアイテムもありますし、合成をしていかないと後半やラストダンジョンがキツいかもしれません。んでもって、合成には「レシピ」がありまして、何と何を合成すれば、何が出来るのか、が書いてある本です。
これはダンジョンなどでアイテムとして入手可能。ただ、完全に合成方法が分かるものもあれば、「?」で何を追加したらいいか分からない事も屡々。だからこそ、手軽にいつでも利用出来るセーブポイントがあれば、良かったのですが。

ただ、合成は、或る程度「アイテム名」で推測出来たりもします。
レシピに書いてある「?」をアイテム名で推測する事が可能。そうやって、私は真っ先に「セーラー服」を合成して作りましたけれどもw ただねぇ、セーラー服以外にもブレザーってのがあってねぇ、どっちにするか悩ましいよねぇw
ブレザーだと、ハイソックスは合うけれども、三つ折り靴下だと、ちょいと垢抜けない。セーラー服ならハイソックスでも三つ折り靴下でも抜群の相性。というわけで、私はセーラー服をかなり長い間着用していましたw って私の怪しげな性癖が出てきていますな。勿論、ハイソックス/三つ折り靴下なんてアイテムは本作には出てきませんよ?w
その他にも「十二単」なんかも、推測しやすいアイテムでしょうね。
こうした、やり込み的な要素も、本作のオイシイ所。気に入った方はとことん、突き詰めて遊んでみても。


大体、こんな所かな?
今日は説明が長くなったので、文章自体も長目。

前半の雰囲気と後半の雰囲気はちょっと違うので、ちょっと戸惑う所もあるかと思いますが、全体的に大満足の作品でした。純粋なサウンドノベル/ノベルゲームとは違うけれども、お勧めです。
こういうRPG的な処理って、吉里吉里/KAGの方が得意だと思っていたのですが、NScripterでも出来るんですねぇ……。ちなみに設定もかなり細かく出来て、「バトルボイス」のON/OFFも。私はONを推奨しておきます。どのボイスもレベル高いですし、殆どのキャラ(雑魚敵含む)に声が当たっていたり、かなり丁寧に作られた作品だと思います。

ノベルゲームが好き、だけれどもRPGも好きって方は迷わずダウンロードを。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-02 02:46 | サウンドノベル