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2009年 03月 14日 ( 3 )


2009年 03月 14日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『dizzy』

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『dizzy』_b0110969_16152573.jpg

道玄斎です、こんにちは。
今日はお休みなので、第二弾を。先ほどまで、ちょっと長文の作品をプレイしていたので、今回は短めの番外編を。こういう、ちょっと癒し系の作品もいいですよね。
というわけで今回は、「elecトリック」さんの『dizzy』です。

ちなみにたまに云っておかないと忘れちゃうから、云っておきますけれども、番外編は普段取り上げるような小一時間以上の作品とは違って、あっさり10分とか15分とかそのくらいで終わってしまう作品をご紹介する、というもの。んでもって、短い作品ですから「良かった点」「気になった点」を挙げるのも野暮ってなもんで、そういうのも付けていません。OKでしょうか?


で、久々の一日二作品プレイ。
ちょっと長目のものをプレイした後は、さっぱりと短い作品を、そして短い作品を読んだ後は長い作品を読みたくなりませんか? 私が天の邪鬼なだけかもしれませんけれども。
先ほどまでプレイしていた伝奇モノは、人死にが出たり、割と重たいテーマも内包していたので、今回は割とライトで楽しい作品を持ってきました。

イラストも少し淡い塗り方で、可愛らしさが出ていましたね。
タイトルのdizzyってのは、まぶしいって意味だったかな? 試しに今、検索で「dizzy sunlight」とか打ってみたら、ちゃんと出てきたから恐らく合っているハズ。ちょいと意味が怪しい英単語があった場合、想定出来る文章とかを適当に作って検索してみると、意味がはっきりしたりします。一々辞書を引く手間が省けて便利な時もありますよ。
それは兎も角、タイトルと作品の中身がどう繋がるのか? っていえば、何となく分かりづらかったような……。多分、グッドエンドで見ることの出来る景色と関係があるのかな? とは思いました。

というのも、本作は、一人の女の子が幽霊が出ると評判の屋敷に、単独で乗り込んでみた所、普通に可愛らしい二人の幽霊が居た、というわけで、幽霊と「まぶしさ」みたいなものって一見すると相反する要素があるんですけれども、本作に出てくる幽霊は、ちょっと可愛らしくてファニーな感じ。
純粋というか純真みたいのを突き詰めていったら、少しアレな雰囲気を持ってしまったようなパルティーちゃん。そして、中途半端な狼男ことロダさんの二人が、幽霊の正体です。

遊び方(?)としては、選択肢に答えつつ(結構、多め)、彼らと友情を育んでいく、というタイプで、幽霊が出てきますけれどもホラー的な要素は一切無し。
大体、10分あれば一つのルートを最後まで見ることが出来るさっぱり設計。このくらいならYuuki! Novelでもそこまで苦にならないですね。どうやらルートは、バッドエンド、ノーマルエンド二つにグッドエンド二つ、そしてオマケエンドの計六つある模様。

何度かプレイすると分かりますが、大凡パルティールートとロダルートに大別出来ます。
それぞれにノーマルエンドとグッドエンドが一つづつあるってイメージですね。で、バッドエンド以外のルートをどれでも一つクリアーするとオマケモードが現れる仕組み。
勿論、Yuuki! Novelですから、クリアしたデータからロードして始めないとオマケモードは出てきません。その点だけ注意が必要ですね。

本当に10分の作品ですから、大事件が起こった! とか、はたまたラブラブ展開が! とかそこまで大仰なストーリーではなくて、もうちょっとあっさりとして、それでいてどこか楽しく、そして優しげなストーリーとなっています。
こういうのもアリですよねぇ。たまに無性にこの手の、「短いけれども、ちょっと優しい」タイプの作品、プレイしたくなります。短い作品ですから、ちょっとした息抜きに如何でしょうか?


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-14 16:17 | サウンドノベル
2009年 03月 14日

フリーサウンドノベルレビュー 『FIFTH BUGLE』

フリーサウンドノベルレビュー 『FIFTH BUGLE』_b0110969_1554938.jpg

今日の副題 「久々の伝奇作品」

ジャンル:伝奇モノ
プレイ時間:五時間~六時間
その他:選択肢アリ、一本道マルチエンドノベル、らしい。
システム:NScripter

制作年:2008/9/10(?)
容量(圧縮時):89.2 MB




道玄斎です、こんにちは。
今日はお休みなので、朝もはよから、ノベルゲームをプレイ。
多分、ここを見て下さっている方の多くは、私が実はあまり伝奇をプレイしないのはご存じかもしれません。
いや、別に伝奇モノが嫌い、というわけでもなく、何となくSFチックな作品、或いは人間ドラマ的な作品、はたまた恋愛モノなんかに傾いてしまっているだけで、そこまで深い意味はないんですけれども、伝奇モノってある種の飽和状態があるような気がして、ここんところ、積極的にプレイしてこなかったのは事実。
で、喰わず嫌いはよくねぇなぁ、と思い、今日は久々に伝奇モノをプレイしてみました。
というわけで、今回は「STAND UP」さんの『FIFTH BUGLE』です。
良かった点

・中々戦闘の時のエフェクトや、電子メールの演出などに拘りが。

・敵キャラに中々魅力的なヤツが。


気になった点

・どうやら、本作一本で完結していないっぽい……。

・途中途中で、物語の流れを止めてしまう演出が。

ストーリーは、サイトへのリンクを張っておく事にしましょう。こちらからどうぞ。



というわけで、久々に伝奇をプレイしてみました。
ストーリーの骨子も(取り敢えず、大筋で見れば)割りとオーソドックスな感じ。
なにやら、追われている魔法使い、というか魔女をかくまった事から、非日常の世界に巻き込まれる事になった主人公の桐矢とその妹桐葉。当然の如く、桐矢には異能の才能があって、修行をして、悪の組織へと戦いを挑んでいく……。

という、或る意味で王道的な伝奇です。
ただ、上の説明では端折ってしまっていますが、桐葉にも又、ちょっと特殊な能力があって、それ故敵組織に拉致されたり、まぁ色々とドラマがあるわけです。事件そのものの背景にも秘密の宗教文献の失踪とか、そういう要素が絡んでいますしね。

明確な悪の親玉的な存在がいない、というのはそれはそれで珍しいかも。
勿論、ストーリーの展開上、一時的な「悪の組織」的なものは出てくるのですが、悪の組織を壊滅させて、ハッピーエンドというタイプでもなくて、又別の問題が持ち上がって、というタイプ。
そういう意味で、中盤~後半に掛けては、中々熱い物語が展開されて、意外な程楽しめてしまうのも事実。「一体、これからどうなるんだ?」と興味を惹きます。

ただ、そこで気がつくべきだったんですな……。サイトを見てみると、本作のキャッチコピーが「この物語には、『感動』なんてない。」というモノだった事にw あからさまに「超感動します!」って喧伝されると萎えてしまうのですが、「感動がない」なんて云われてもちょっと困惑してしまいますw
実際の所、本作はどうも、完結していないっぽいんですよ。恐らく「感動がない」という文言は、本作単独を指して使っているものと推測されます。第二弾(か或いは第三弾)で展開されるであろうストーリーは、本作に於いて展開されるストーリーの言わば「完結編」だと思われますので、そこで「感動」が出てくるのではないでしょうか。

だから、最後まで見ても、スッキリするとか、そういうものは無くて、「えっ? ここで終わるの??」というw
基本、完結しているものばかり取り上げているのですけれども、結構プレイに時間も掛かったし、折角だからご紹介している、という次第。
ただ、登場するキャラが割と多いんですけれども、混乱するような事もないですし、敵役の一人たるタナトスは、中々魅力的なキャラだったのでは? 最初、プレイしながら「こいつがラスボスだな……」なんて思っていたのですが、実はさにあらず。しかし、このタナトスを巡るドラマ(味方のクラウス先生絡み)はちょっと好奇心を刺激してくれますし、タナトスというキャラそのものの魅力も悪役ながら大したものだったのでは、と。

や、悪役って云っても当然色々あるわけでさ、所謂「世界征服するぜ!」って感じの、怪しげな分かりやすさと、「敵も味方も関係無く、絶対の強さを手に入れる」ってタイプの分かりやすさじゃ全然違うわけですよ。
寧ろ、タナトスというキャラの分かりやすさって、主人公サイドの人間が持っているような、そういうある種突き抜けた清々しさがあって、私は結構好きですねぇ。なんていうか、一種の求道者みたいな。


最初にプレイして、ちょっと吃驚するのは、戦闘シーンのエフェクトです。
タナトスと、こっち側の(と言い切るのも語弊があるような……)マリーのバトルシーン。凝縮したオーラみたいなのに、エフェクトが掛かっているんですけれども、意外とこういう部分のエフェクトって珍しいですよね。大抵、美味しいバトルシーンは一枚絵で処理してしまうと思しいのですが、そういうのとは又違って、オーラが脈動していて、中々効果的な演出だったと思います。

加えて云えば、所々に「電子メール」を読むシーンが挿入されているのですが、その処理もちょっと珍しくて良い感じでした。ほら、スクロールバーってあるじゃない? こちらがクリックして先に進めようとすると、カーソルが移動して、スクロールバーを掴んで、次の文章を表示してくれる、という演出でした。


作品の概要や、美味しいポイントはこんな所かな?
で、一方の気になった点ですが、その最大のものは、「完結していないっぽい」という所でしょうw
6時間近く掛けて、シコシコとプレイして「ラストはどうなる?」って所で、「To be continued」の文字が。流石に少し脱力してしまいましたw
ただ、見方によっては、あれで完結という捉え方も出来なくも無いかも。ちょっとシュールな感じになっちゃいますが……。

他にも、一応、何とか上手くプレイ出来たみたいで、「To be continued」の文字を見ることが出来たのですが、本作、意外と選択肢が多めです。だけれども、既読スキップがないんですよね。
今、試しに駄目っぽい選択肢を敢えて選んでみたのですが、問題なくストーリーは進んでいくような……。もしかしたら、選択肢のチョイスはクリティカルなものではないのかも……?

それは兎も角、読んでいて気になった点は、場面が転換する時です。
普通に場面が切り替わっても全く問題がないのですが、「主観変更」という文字が画面に表示されて数秒瞬いてしまうので。
いや、結構テンポが良い作品だと思いますし、後半の緊迫した場面なんかだと、寧ろテンポの良さというかスピード感が欲しい所。だけれども、この「主観変更」が出てしまうと、その勢いが削がれてしまうので、もったいないなぁ、と思いました。

あと、文章のクセっていうのかな、そういうのが場面によって違うんですよね。
具体的に気になったのは「?」とか「!」の使い方。ある場面では「?」「!」の後はスペースを空けず、続け書きにしているのに、別の場面では「?」「!」の後にしっかりとスペースを空けている。これは場面によって書いた人が違うのかしら? あんまり大した所じゃないけれども、一応。


何だか、ちょっと辛口になってしまいましたが、5、6時間掛かるような作品を(続編があるっぽくても)纏められたので、そこは凄いと思いますね。先のもちらりと書きましたが、テンポも良いし、王道的な伝奇でありつつも、意外とハマってしまう面白さも持っている作品だと思います。
伝奇好きの方は是非チェックしてみて下さい。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-14 15:07 | サウンドノベル
2009年 03月 14日

なんてことない日々之雑記vol.189

道玄斎です、こんばんは。

ここんとこ、何だか妙に眠くって、ついさっきまでウトウト寝てしまっていました。
んー、今日は何かもう活動をする気力がないので、明日、またゲームをしたり、色々やることにしませう。



■架空サウンドトラック

大凡、某原稿の方が仕上がって、ここ数日、その微調整をやっていたりしたのですが、それももう終わりそうです。例によって長文になってしまったのですが、中身としては今までここで語ってきた事とは少しだけ目線を変えてみたりしています。
ですので、私が良くやる「古典文学とサウンドノベル」的なお話は載っていません。本当はそういうのも絡めて書ければベストだったのですが、何分元々長文で且つ文字数の制約もなきにしもあらず、という状況なので、思い切って書かない方向にしました。

私の文章はともかく、編集さんが物凄く丁寧且つ迅速に対応して下さっているので、版下を見る限りかなりグーな感じになっていますよ。そうそう、いっつも読点がやったらめったら多い私ですけれども、今回は読点を意図的に少なめにしています。こうやって、(ブログのように)気軽に掛けるものとは又ちょっと違うので、そういう所も多少は意識しつつ。

ともあれ、(私以外の)執筆陣が超豪華なので、それだけできっとお腹いっぱいになるのではないでせうか。
全部の企画に目を通している訳ではないのですけれども、凄い力の入った記事なんかもありますし、見ているだけで楽しいようなものも。
これで、また一つ作業が終了だと思うと、充実感と共にある種の寂しさというか、物足りなさを覚えるのも事実です。
……とか何とか云ってますが、本が出るまで作業ですね。
家に帰るまでが修学旅行、ってのと同じノリで。



あっ、のっけから脱線しまくってたわ……。
つまり、関わっていた企画が一段落ついて、次どうするか? って事でした。
まぁ、例によってのんべんだらりと、マイペース活動を続けていく事疑いの余地は無いのですが、やってみたい事があったりします。それが「架空サウンドトラック」。

サウンドトラックって、基本、その中に収録されている音が使用されている映画なり、ゲームなりの作品が必要になります。つまり、作品の存在を前提にしてでしか、サウンドトラックってのは存在しないんですよね。
だけれども、作品は無くともサウンドトラックを作ってしまおう、という無謀な事を考えるのが私の悪い所。

簡単に言うと、架空の作品をでっち上げて、その架空の作品の中に使われていると思しい音楽を集めたアルバム。そんなものを作ってみたいのでした。そういう事を考えるだけで妙に楽しくてワクワクしてしまうのですが、考えただけで終わりにせず、地道に作業したりしたい所。
ただ、いくつか気をつけないと行けない所もあって、それは「意味性の弱さ」なんですよね。
サウンドトラックに収録されている音楽は、それを使用している作品の影響から完全に独立して存在は出来ませんし、逆も又然り。つまり音と作品が強固に結びついて、意味の強度を増しているわけです。

ところが、実体の無い架空の作品だと、意味も何も無いというw
そこで、例の怪しげなショートストーリーで作品の「断片」みたいなものを出して、少しは意味性を強めようかな、とかね、色々考えています。まぁ、実際いつになったら出来るのか、皆目検討が付かないのですけれども、そんな事もつらつらとマイペースにやっていきたいな、なんて考えて、今日も今日とて終わります。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-14 01:14 | 日々之雑記