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2009年 08月 31日 ( 2 )


2009年 08月 31日

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『perception』

フリーサウンドノベルレビュー 番外編 『perception』_b0110969_2254158.jpg

道玄斎です、こんばんは。
今日は久々の番外編。最近、割と長目の作品をプレイしていましたし、ストーリーがバシッと存在するものよりも、もうちょっと浮遊感のようなものを感じられる作品を探していたら、見つけました。ノベルゲーム/サウンドノベルっていうのとは、またちょっと違うみたいですけれども……。
というわけで、今回は「ウミユリクラゲ」さんの『perception』です。


ノベルゲーム/サウンドノベルは、絵なり音なりが存在して、更にメイン(?)の「ノベル」部分があって成り立っている、という事はわざわざ繰り返すまでもないのですが、ゲームのスタイルも基本的にはどれも同じです。
クリックする事で文章を送って、それを読んでいく。途中でウエイトが掛かったり、或いはクリック待ちの命令が挟み込まれていますけれども、基本的にはクリックしながら遊んでいく訳です。

プレイする人の読書スピード(≒クリック速度)によって、プレイ時間というのは勿論変化します。
このブログでも、毎回、参考として自分がプレイした時のプレイ時間を大まかな数字ですが書いています。ですが、今回扱う作品は13分で固定です。
というのは、本作は自動で文章が流れていく作品だからです。言い換えれば、プレイヤーから「クリックを奪った」作品です。
クリックを奪う、というのは特殊に思えますが、実は割とオーソドックスな手段でもあります。フリーのものであれ、商業のものであれ、「感動シーン」といった所では、クリックが奪われ、自動的に文字が流れていくという演出、結構目にしていませんか?
それは、文字表示領域に文字が流れていく、とは限らなくて、メインウインドウ(?)に掛かるようにして、文字が浮かんでは消え、みたいな。

本作の場合は、前編に渉って、自動で文章が綴られていくような、そんな作品ですね。
ちなみに、音楽がいいですね。一曲だけ延々とループしているのですが、作品の雰囲気にあった可愛らしくも素敵な音楽だったのではないかと。一応ヴォーカル(?)付き。

作品の背景を飾るのは、一般的な写真素材や、イラストではなく所謂ヴォイニッチ手稿。
なにやら暗号のようなものが書いてあると云われつつも、誰も解読出来ないという怪しげな本ですねw 一応、古文書という扱いですが、実は推定制作年代はそんなに古くありません。せいぜい500年くらい前のものだと云われていますよね。
で、500年くらい前のもので、「読めない」ってのは、ちょっとあり得ない事でもあります。私の所持している古文書(の切れっ端)は、800年くらい前のものですが、変体仮名を知っていれば普通に読めますから。
ですので、「暗号っぽく書いたイタズラの本」みたいな、一種の偽書的な雰囲気の漂う本です。

そんな、ちょっと幻想的でどこか怪しげな雰囲気を持った作品なわけです。
ちなみに、文章は問答無用に流れていきますが、何かの意味を掴む事が出来ないというw やぁ、こりゃ私の感性の問題なのかもしれませんけれども、難解ですよ、ねぇ……。
強いて云えば、女の子の内面世界の冒険みたいな? そんな感触はあるんですけれども。

何て云うか、本当にノベルゲームという感じではなくて、「イメージ映像」というか、そういう作品の感触があります。作者様は題して「ノベルアートシアター」と名付けていました。
前衛的っちゃ前衛的なんですけれども、どことなく古式ゆかしい感じもないわけじゃない。不思議な手触り。普通の散文というよりは、散文詩という方が適切かもしれません。

結局、作品を通して、文章などから何か「意味」を抽出出来たのか? と云われると、「良く分かりませんでした……」としか云えないw けれどもやっぱり、作品の意味みたいのを解く鍵は、タイトルにあるんじゃないかな? と思いますよ。
タイトルは『perception』、英語のperceiveの名詞形ですね。ラテン語の原義を辿ると、何かボールみたいなものを放られて、それを全身を使って抱え込むようにキャッチするというか、そういうイメージでしょうか。
そっから、知覚する、とか、受け止めるとか、理解するとか、そういう意味が派生して現在的に使われるようになっているハズです。OEDとか引けば良いんでしょうけれども、生憎所持していないので、適当な事を書いてるおそれが十分にあるわけですが。。

じゃあ、タイトルから導かれた本作の意味って何よ? って云われるとちょっと困ってしまうw
何て云うか、明確に意味がある、というよりも知覚とか感覚だとか、そういう部分に「何か」を訴える、そこが作品のキモなんじゃないかな? という気はするんですけれども。

ノベルゲームというよりは現代アート的な、そういう感じのものでした。
そういうものがお好きな方はプレイしてみては如何でしょうか?


というわけで、今日はこのへんで。
それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-08-31 22:05 | サウンドノベル
2009年 08月 31日

なんてことない日々之雑記vol.227

道玄斎です、こんばんは。
今日(というか昨日になってますな)は、選挙に行ったり、買い物したりと、結構忙しかったような。



■あのマンガ

書店で新刊コーナーなんてのを見ていたら、『あずまんが大王』が新装版になって出ていました。マンガです。結構好きでした。多分、書庫を漁れば、従来版が4冊全て揃った状態でどこかに置いてあるハズです。
ちなみに好きなキャラは「ちよちゃん」と「ともちゃん」。意外な事に、「よみ」と「大阪」にはそんなに関心がありませんw

四コマだけれども、四コマで完結していなくて、次の四コマまでネタを持ち越すような、そういうマンガの走りみたいなものですね。
取り敢えず旧版で全部持っているんだけれども、新装版……買っちゃおうかなぁ、なんて考える今日この頃です。



■『Normalize Human Communication』~私家版裏話~

前回、Flashでプレイするタイプのノベルゲーム「むきりょくかん」さんの『Normalize Human Communication』のレビューを書いたのですが、どうも本家の方からリンクして下さったようで、普段の1.5倍くらいアクセスがあってちょっと吃驚です。
いや、なんかスミマセン、というか有り難う御座いました。

で、普通に良い作品だった、というのもありますけれども、舞台を良く知っている、という所も個人的に高ポイントでした。公式サイトの裏話だったかな? そこに舞台の地図が載ってるんですが、その地図上にある小学校、そこが私の出身小学校ですからw 
というわけで、『Normalize Human Communication』の舞台に関する「私の」裏話的なものを……。

どーでもいー話ですけれども、戦隊モノってありますよね? ダイレンジャーとかジュウレンジャーとか。昔むかし、カクレンジャーってのがありまして、何でカクレンジャーなのかっていうと「忍者戦隊」だったから「忍者→隠密→隠れる」みたいな連想があったんでしょうw

で、記憶がおぼろげなんですが、カクレンジャーの紅一点だった、女の子が居て、当時中学生か何かだったんですよね。その子は、シシュトリアンとかにも出てましたが。それはともかく、その女の子が、『Normalize Human Communication』の中に出てきた篠原町にあった篠原中学校(地元民はシノチューと呼ぶ)に居る、なんて話があって、結構住民の間では有名でした。

ヒロイン(?)鈴乃の制服を見て、「もしかしたら、この制服も近くの学校のソレに準拠しているのでは?」と考えて、ネットを駆使して(記憶じゃ頼りないからね)色々調べてみたのですが、結局「オリジナル」という辺りに落ち着きそうです。
あの辺りの県立高校だったら、港北高校と、新横浜の裏にある岸根高校ですよね。今はどうか分かりませんが、私が中学生だった頃、岸根高校は丁度偏差値がぴったり50で、良くも悪くも「ど真ん中で普通の高校」という感じでした。ちなみに私は高校受験の時に公立高校も受験しましたけれども、この岸根高校普通に落ちましたw んで、あわや中学生という身でありながら浪人しかけた、という話に続くわけですけれども、それは割愛しましょう。

他には……そうねぇ、作品に出てくるスタジアム。
あれって、多分新横浜っていうよりも小机でしょうね。実はあそこにゃ、行ったことがありません。
でもでも、労災病院から道一本で行けますし、広義の新横浜って所でしょうか。
鶴見川って川の名前も出てきますが、そんな雅な名前とは打って変わって、汚い川ですw それでもきっと昔は綺麗な川だったんだと思いますが。
昔、鶴見川の河川敷でよく遊びました。何をやっていたのかってーと、ロケット花火をぶっ放して遊ぶというw 恐ろしい事に、何人かで陣営を分けて、打ち合うという危険な事をしていました。

深夜のデートで出てくるルートにまつわる個人的な思い出も。
改めて深夜のデートコースをサイトの方から見てみると、あれって、結構距離がありますねぇ。何しろ港北警察の方まで行ってますよね? あそこに日興ホームセンターってのがあって……とそれはあんまり面白くない話なので止めましょう。
まぁ、要するにあそこらへんに昔住んでいて、作中の散歩コースは、実は私の散歩コースとかなり重なっているんですよね。夜の新横浜の駅前は、本当に人気がなくて、幻想的な感じですね。ちなみに駅前の文教堂という本屋は、私が昔滅茶苦茶良く行っていた本屋さんです。作品にゃぁ出てきませんけど。

大体、私家版の思い出はこんな所かな?
新横浜は、近代的でまぁ、綺麗って云っても差し支えないのですけれども、篠原町みたいに普通の住宅街があったり、要するに横浜アリーナ側じゃない所は、結構開発されていない少し懐かしい雰囲気がある住宅地だったりします。東海道新幹線をご利用の際は、ちらっと見てみると良く分かりますよ。
で、作中では出てきませんでしたが、労災病院から横浜線の線路に向かって歩いていくと……ラブホテル街があるんですな……。
昔、その辺りを歩いていたら「スペーシーってホテル知りません?」と男女二人連れに良く声を掛けられたものです。それも一回二回じゃなくて。なんか物凄い有名なホテルなんだそうな。


やっぱり、作品の舞台が自分のよく知っている土地だと、ちょっと嬉しいですね。
感情移入度が増すというか。
ともあれ、本当に良い作品だと思うので、まだプレイしていない、という方は是非是非。



■怖い話

何だかんだで、八月の後半は怖い話、結構プレイしましたね。
シリーズ物とか多かったですけれど。。

けれども、まだまだ個人的には満足出来ていなくて、ちょっとネットを徘徊して、怖い話を集めてこようと思います。洒落こわはかなり見ましたけれども、あれは当たりハズレが結構ある気がするなぁ。
丁度丑三つ時なので、これからお酒でも呑みつつ、怖い話を探してきます。


……たまには、私も怖い話、してみましょうか……?


【増えていく鳥居】

今から……3年くらい前だったかな? 怖くないけれども、何だか不思議なものを見ました。
毎朝、毎晩電車に乗るんだけれど、乗っている最中に川を越えるんですよね。当然電車は鉄橋を走る。

ある日、川を電車が渡るとき、何の気無しに、川を眺めていたら、何か妙なものが見えるんですわ。
「おや?」と思って目をこらすと、どうやらそれは鳥居みたいです。所謂朱塗りの鳥居。
不思議なのは、普通の神社の鳥居と違い、明らかに小さい、という事。電車の中から見たので、はっきりとした大きさは分からないけれども、人間の胸くらいまでの高さしかないような、そんな感じ。そして、何故か、何もない川縁の空き地のような場所にひっそりと鳥居が立っているという事。

「なんか変だぜ」

なんて思ってはいたのですが、別段気にする事じゃないと思って、鳥居の事はすっかり忘れてしまっていたんですな。んで、またある日、電車に乗って例の川を通るときに、変な鳥居があったのを思い出して、その鳥居があった辺りに目をやってみると、何と鳥居が増えていました。3つ4つとか、そのくらい。
しかも、計画的に立てた、という感じじゃなくて、ランダムに立てているような、そういう立て方だったと思います。

それから、結構気になって、毎日毎日川を渡るときに鳥居をチェックしていたのですが、鳥居、ドンドン増えてるんですよ、数が。
少しづつなのかな? けれども確実に増えていて、気がついたら最初に立っていた鳥居の周辺一帯が鳥居で埋め尽くされていたんです。少なくとも、「何かをお祀りする」とか、そういう目的の鳥居じゃない感じです。その立て方っていうか、それが凄く狂気に満ちた感じだったんです。
流石に背筋が寒くなって、「もう、アレを気にするのはよそう……」と決めて、暫く鳥居を見ないようにしていました。

いつしか、鳥居の事なんてすっかり忘れてしまっていて、暫く経ってから……そうね……半年とかそんなもんかな? ある日ふと鳥居の事を思い出して、またチラッと見てみたんです、鳥居が立っていた場所を。
そしたら、そこには何もなくて、草が茂っているだけでした。

別に、怪物がとか幽霊がとか、そういう事じゃないけれども、結構気味が悪かったです。
何となく気にしちゃいけない気がして、今はもう絶対に、鳥居があった場所に目をやったりしませんけれども。


……。
全然怖くないね。
けど、こりゃホントの話。怖いというより気味が悪いタイプですね。

何か、すっげぇ怖い話が載ってるサイトとかご存じの方、是非こっそり教えて下さいませ。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-08-31 02:06 | 日々之雑記