1 2009年 09月 25日
道玄斎です、こんばんは。 今日も日々之雑記を……。 ■椎間板が傷んでいるらしい。 実は、ここ2ヶ月くらい、ずっと背骨が痛くてねぇ。 背骨全体ってわけでもなく、背骨の一部が妙に痛かったんです。それでも歩いたり座ったり、或いは横になったりってな日常的に行う動作にさしたる支障もきたしていないので、まぁ、放置していた、と。 ほら、寝しなに何かしらの本を、結構ヘンテコな姿勢で読んでいるものですから、「そういう影響かしら?」と軽く考えていたのも事実。 ですが、人に半分ギャグで「脊椎カリエスなんじゃない?」と云われて、「結核に掛かっているわけじゃないし、それはないだろう」と思いつつも、何となく心配になったので、今日こっそり医者に掛かってきました。 で、整形外科に行って、レントゲンを撮り診察を受けたのですが、結果から云えば、どうやら椎間板を痛めていたようです。 別に、「入院して下さい」とか、そういう話じゃないんですけれども、色々注意をされました。 その一つが「煙草は止めた方がいい」という事。 どうも、煙草を呑む人は、椎間板にダメージを与える事があるようで、レントゲンを見ながら「貴方、煙草吸うでしょ?」と云われた時には、流石にビビりました。 そして、「貴方みたいな人は呑まない方が良い」と云われてしまいました。むぅ……。 「ケント」のウルトラメンソールという銘柄を吸っているんですが、これ、タール1mg、ニコチン0.1mgと煙草としては最弱なものです。けれども、強い/弱いに関係なく、やっぱり人体にダメージは入るんですねぇ……。 今まで、何度か「禁煙しよう」と考え、その都度失敗してきたのですが、ちょっとここまで来ると、流石に「マジで止めないと……」と考えてしまいますねぇ。いや、ホント、背骨がどうにかしちゃうとマズイですから。 今回ばかりは頑張ります。。 ■本屋さんのアレ。 東京以外の状況は知らないのですが、東京では「発売日」よりも早く本を入手出来るお店があります。 古本の街である所の神保町の書店、なんですけれども、先日ちらっと立ち寄ってみました。 マンガとかね、結構何だかんだで好きだから買っちゃったんだけれど(発売日前の、じゃないよ)、例によって例の如く谷川史子のマンガでした。 あー、そういや、その書店って、どうやら出版社との関わりも割と密接にあるようで、アニメにもなった某4コマ風マンガの新刊の発売日について、詳細な情報を出版社の人と書店の店員さんがしていました。 「まだ公表はNGですか?」 「そうですね、まだ」 「分かりました。では、又連絡頂いてから公表する、という事で」 みたいな会話をしていて、「俺、聞いちゃっていいのかなぁ?」なんてチラリと思ったのですが、それが何のマンガであるか、或いはそれがいつ発売されるのか、という詳細情報だけは、私の胸の内に秘めておけば良かろうってんで、ここにザラリとあらましだけ書いてますw で、話は谷川史子のマンガに戻ります。 大凡、私がマンガの話をする際には、谷川史子と大島弓子という二人の名前を挙げる頻度が非常に高い。谷川史子に関しては、15年以上の昔から単行本が出る度に買い続けている、一種の「信者」みたいな部分がある、というのは否定のしようの無い事実です。 大島弓子は、「猫耳」の元祖と云われる事もある(らしい)『綿の国星』というマンガが一番メジャーでしょうか? アニメ映画化もされていて、そのビジュアルが死ぬ程可愛い。 戻るって宣言しておきながら脱線して済みません……。 私がいくら谷川史子の信者であったとしても、ここ数年の彼女の作品には、違和感を感じていて、それは今回購入した『P.S.アイラブユー』に於いても又然り。 違和感っていうと、実は違うのかも? 共感出来なくなっている、という方がより正確かもしれません。 先ず、所謂「主人公」の女性の年齢が「30代」とかになっちゃって(本短編集の最終話なんて、40絡みなんだぜ……)、女性から見るとどうか分からないんですが、少なくとも男の身である私からすると、相当「厭なヤツ」が増えてきました。 「厭なヤツ」ってのは、私が大好きだった頃の谷川マンガにも出てきました。 例えば、『きもち満月』(きもちふるむーん、と読んで下さい)の「萌子」ちゃんとか! けれども、なんつーか、「魅力ある厭なヤツ」と「普通に厭なヤツ」ってのはやっぱり違っていて、近年のそれは勿論後者です。 例えば、読んでいてグサッときたのは、売れないホラー小説家の女が居て、ちょっとキモメンっぽい男と同居というか同棲している、というお話。 元々、そのキモメンは、その小説家のファンで、偶然合コン(もう、合コンで相手を見つけるとか、その時点で私なんぞは、拒否反応が出てきてしまうんですがw)で知り合いになって、付き合うに至ると、簡単に説明がなされます。 でも、同棲している訳ですから、色んな苦労はそこにはあるのです。 その中でクリティカルなのは、彼女の仕事(つまり、小説書き)の調子がイマイチ上がらない、というもの。キモメンの方は、そのずんぐりむっくりな体型そのままに、精神的に馬鹿みたいに鈍いので、同棲が何かしらの「負担」となっていない。 で、女の方は、仕事が上手くいかない時に、キモメンがいつもの調子で話しかけてくると、 「…うざいなあ」 なんて、モノローグにて語っちゃうんですよ。 何という身勝手さ!w 女はおっかねぇ、女は油断ならねぇ……。 あのさぁ、だったらさぁ、最初っからさぁ、同棲なんてさぁ、しなけりゃいいじゃんよぉ。 同棲が悪いとは言わないけれどもさ、何て云うか踏むべき手順ってのもあるわけじゃない? お互い或る程度時間を掛けて付き合って、結婚なんてものが現実味を帯びてきて、その予行演習というかね、そういう段階で初めて同棲をすりゃいいじゃんよぉ。 お付き合いしました。→すぐに同棲しました。→自分がスランプの時に甘えてくる男がウザイです。 ってんじゃ、ちょっと共感出来ないんだわさ……。 というか、男があまりに可哀想すぎる。 んー、考えてみれば、「男の描き方」に共感出来ないのかなぁ? 昔の谷川マンガでは、不器用でそれで居てひたむきな男の子だったのが、近年では「女のバイオリズム的なものに、風に舞う木の葉のように翻弄されるだけのでくの坊」みたいに見えてきちゃうというか。 それだけじゃなくて、「昔の恋人」に対する、捉え方も何かじんわり厭な感じなんだよなぁ。 女性キャラってのは、かなりドライでそれを、「良い思い出!」みたいに消化しちゃうんだけれど(現実でも、割とそういう傾向ありません?)、男ってのは普通(いや、ゴメン。私だけかも)、無茶苦茶引きずっちゃうわけで。そんなに簡単に割り切れないというか、「良い思い出ね」と簡単に思い出を、お砂糖たっぷりに美化出来ないというか。 寧ろ、結構、思い出として消化する、ってんじゃなくて、「あの時、○○すれば良かった……」みたいに自責に走る傾向が、少なくとも私にはあったりしますよw で、そういう事を繰り返し繰り返しやってると、女性に対する猜疑心ってのが芽生えてきましてw 「女はおっかねぇ」となっちまうんだわ、これがw ここまで、結構辛口で語ってきておいてアレなんだけれども、それでも、やっぱり谷川史子のマンガは買っちゃうし、読んじゃうんですよ。 私の好きだった頃の谷川エッセンスは、やっぱり作品には入ってますし、そこいらに氾濫しているマンガとは一線を画しているのも又事実、なので。 けどなぁ、寧ろ「今」だからこそ、セーラー服の清純な少女と、ひたむきな少年の身もだえするくらい、切なくて愛おしい「少女マンガ」が欲しいんだよなー。集英社コミック文庫の『きみのことすきなんだ』(谷川史子傑作選)に入ってるようなヤツがさ。 え? そもそも何で、谷川史子のマンガが好きになったのかって? そりゃぁ、その……私、『りぼん』とか普通に愛読してましたし……。その……初恋の女の子の名前が「史子」って名前で…………。 ■魔女な話。 女はおっかねぇ、の舌の根も乾かぬ内に、「魔女」なる、或る意味で女という存在を端的に表した見出しを付けるとはこれ如何に。 や、最近、何だか「魔女」って気になるんです。 どこに気になる要素があるのか? って問われれば、その「年齢」について、という事になります。 『魔女っ子メグちゃん』とか、『魔女の宅急便』とかを見れば分かるように、魔女って「若い女の子」である事が多い。 一方、伝統的な魔女のイメージは、それとは逆に「シワシワのばあさんで、ゴポゴポ泡立つ怪しげなツボをかき回している」、年寄りのイメージがあります。 けれども、その中間層、つまり「30絡みの魔女」とか「更年期の魔女」とか、聞きませんよねぇ?w すっげぇ下らない話なんだけれど、そこが気になってます。 実際の魔女狩りなんかでは、老いも若きも全部「魔女」として、責め苦を与えられ死亡してしまったんですけれども、或る意味で特徴やらキャラクターを「増幅」させる傾向の強い、創作物に於いて「魔女の年齢が二極化している」というのは、やはり何かしらの意味があるように思えたりします。 うんと、単純に、しかもステレオタイプのそれで考えれば、「丁度、女として成熟してくる少女(だからこそ、そこに神秘的なものが生じる)」という年代と、「女のなれの果て」というか、最後に到達する境地的な晩年という年代(これもやっぱり神秘的な要素を含んでいる)だからこそ、創作に登場してくるのであって、或る意味「女として安定期」に入っている時期ってのは、創作のネタになりにくい、とかそんな事なのかな? 魔女に詳しい方がいたら、是非ご教授下さいw さてさて、医者から「横になって安静にしていろ」と云われてしまったので、今日は湿布を貼って、早い時間ですけれども、ボチボチ休もうかな、と思います。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-09-25 21:51
| 日々之雑記
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