2009年 07月 30日
![]() 今日の副題 「分かっていてもニヤニヤしちゃいます」 ジャンル:お嬢様育成アドベンチャー(?) プレイ時間:1ルート1時間~1時間半くらい。 その他:選択肢多数。ルートも沢山分岐する。一応18禁? システム:吉里吉里/KAG 制作年:2009/4/30 容量(圧縮時):55.9MB 道玄斎です、お早う御座います。 今日はここ最近、ずっとプレイしていた作品のご紹介。 ノベルゲームというよりは、育成ゲームの趣の方が強い気もしないでもないのですけれども、中々良く出来た作品だったと思いますよ。 というわけで、今回は「ORDER めいど」さん(でいいのかな?)の『なゆうな』です。 良かった点 ストーリーは、少し長目なのでサイトのURLを張っておきましょう。こちらからどうぞ。 というわけで、ここ最近ずっとプレイしていた作品です。 かなり細部まで拘って作られているのが分かりますし、全体的にとてもハイクオリティ。少なくとも見た目的な面ではシェアの作品、或いは商業的なものと比べても引けを取る事はなかろう、と思います。 まぁ、ちょっとだけセーブ/ロードがやりづらかったりするのですが、既読スキップなどはちゃんと完備しているので、許容範囲でしょう。 で、本作は「お嬢様育成」が大きなポイントになっています。 って、もうそれだけで私の好みなのが良く分かるんじゃないでしょうか?w 主人公は、東京大学を模していると思われる帝都大学の大学院生で、完璧超人です。そんな彼が二人のお嬢様の執事件教育係として就任して、彼女たちを教育していくのでした。 見た目も家柄も抜群な二人の姉妹、菜柚、夕菜には大きな欠点がありました。 それは「おバカさん」だという事w 留年ギリギリで相当ヤバいご様子です。 ゲームは、いくつかのメニューから各種の「教育」を施す事で進行していきます。勿論、教育により二人のステータスは増減して、それに応じてイベントが展開されたりもします。 いや、もう、お嬢様にお仕えする、というそのシチュエーションが私の大好物ですし、私の夢だったりするので、かなり楽しませて貰いました。ポイントは単純に執事、というだけでなく、「教育係」を兼任している、という所ですね。普通完璧超人の男性主人公が出てきたりすると「けっ……」って感じで、むかつくんですが、今回は、お嬢様を教育する、という本筋がしっかりしているので、そういう僻みが起こらずに済みましたw ここいらで、本作のお嬢様である所の、姉妹についてもちょっと突っ込んでおきましょう。 先ず、姉の菜柚ですが、おっとり型の美人さん。お姉さんだけあって包容力もあり、一方でちょっと甘えたがりな部分もある。 で、妹の夕菜はツンデレな感じのキツめの美人。素直じゃない言動も多数なんですが、愛情のステータスが上がってくると段々デレるようになりますw と、こんな風にヒロインの属性自体はオーソドックスそのもの。 単純な恋愛モノだったら、やっぱりある種の「またこのパターンかよ」的なものもあるんですけれども、前述の通り、彼女たちは「成績が非常に宜しくない」という可愛い欠点があって、且つ、そんな彼女を「教育」していく、というゲームの目的も相俟って、中々楽しく遊べてしまう。 分かっちゃいるんだけれども、夕菜様のデレは……強烈ですな……w そうそう、微妙にメイド成分なんかも含んでいるので、そっちが好きな人も。。 で、私、最初にプレイした時、普通にバッドエンドになってしまいました。 原因は「成績不良」……。普通の学校宜しく、季節の節目節目に中間テスト、期末テストがあり、そこで一定の成績を収めないと、教育係たる主人公の責任となってしまいバッドエンドとなってしまいます。そこが本作の唯一の注意点ですかね。 脱線しますけれども、私自身は、そんなに学力って無くてもいいと思うんですよ。少なくとも学校の成績的な意味での学力、です。まぁ、留年しない程度であれば、後はノビノビと生活する方が結果的には良いような気がします。 以前、「バカは困るのよねぇ」なんて書いた記憶もあるんですけれども、私も成長したって事ですな。 まぁ、その、学校の成績が乃ちそいつの学力とイコールか? っていうとそれは違いますよねぇ。高校ならそうでも無いかも知れませんが、中学校なんて教師と生徒の人間関係というか、上っ面の部分で相当誤魔化しが効く部分があるように思えます。 いまだに、私が怒っているのは高校生の時の私の「体育」の成績です。別段休んだりする事もなく、真面目に授業を受けてましたよ。バスケやったり柔道やったり、剣道やったり。そうそう、なんで陸上競技とかがないのか、っていうと、私の高校は「校庭が無かったから」ですw や、まぁ、あるっちゃあるんだけれども、正に猫の額的なもので、メインは体育館と併設されている格技場で行うものだったんですな。 で、私、高校のペーパーテストとか滅茶苦茶得意でしたから、期末試験で行う体育とかも普通に100点を採っていたんですが、何故か成績は五段階評価の四でした……。当時は「まぁ、いいか」なんて思っていたのですが、落ち着いて考えてみたら結構これは酷い気がする……。 特に体育だとか美術だとか、所謂主要五教科外の成績って、ペーパーテスト以外の要素(=教師とどれだけ中が良いか)が入り込んでいる気がしますよ? っと、話を戻しましょう。 ともあれ、完璧お嬢様のヒロインな訳ですけれども、意外な弱点によって、妙に可愛さが増幅されているんじゃないかなぁ? と。 勿論、成績も教育次第で向上させていく事が可能ですが、本作の基本路線として「成績が危うい」という設定は最後まで活きてきます。バッドエンドにならない程度に成績を保ちつつ、他のステータス(一杯あるんです)を向上させた方が、ゲーム的には色々楽しめるんじゃないかな? 特に重要なステータスは「愛情」ですね。 これが高いと、各ハッピーエンドを見ることが可能に。どうやらハーレムエンドみたいなものは無い様子なので、どちらかお好みの方に照準を合わせて、愛情が高くなるように、あれこれ構ってあげたり、選択肢を選んであげる事が必要です。 ついつい、愛情と学力の数値ばかり高くしてしまいがちになりますが、他のステータスを上げる事でイベントが起こったり、固定イベントでも変化があったりしますので、色々試してみて下さい。勿論、ハッピーエンドには恋愛要素がありますよ。 一度、何かしらのエンドを見ると、そのクリアしたデータの数値を或る程度引き継ぐ形で、再スタートが可能に。ですので、何度もプレイすればするほど、プレイしやすくなっていきます。 それに加えて、良い成績を取った時に貰える「アイテム」を使用してのドーピングも可能w 多分……一番多く見る事になるエンドは「浪人エンド」なんじゃないかしら?w ハッピーエンドでも普通に浪人になっていたような気が……w まぁ、愛情を高めて、然るべき選択肢を選んでいけばハッピーエンドは簡単に見ることが可能だと思います。そこまで行くと18禁のシーンが入るわけですけれども。 寧ろ、本作はハッピーエンド意外のエンドを回収する事が困難です。普通、ノーマルエンドの方が簡単でハッピーエンドの方が難しい、といういのがこの業界(?)の常なのですが……。 で、その通常エンドを見る為には、学力や愛情意外のステータスを伸ばしてやる事が必要になるわけです。伸ばしたステータスに応じて、彼女たちは進路を選択して、進路選択エンドみたいなものが見れる事に。 又、エンドとは関係しませんけれども、スパルタでガシガシと教育をやっていくことで、CGが回収出来たり……。サイトのFAQからヒントが見れたりもするので、適宜そういう所も見つつ……。 普通に遊ぶならば一時間半くらいでさっくり遊べる作品です。 ただ、つらつらと述べてきたように、かなりやり込み的な要素も強いので、長く遊べるんじゃないかと思います。お約束もてんこ盛り、ですが、中々楽しめてしまうという不思議。 かなり良く出来た作品だと思うので、お嬢様の教育係という甘美な夢を楽しみつつ、是非じっくりプレイしてみて下さい。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-30 05:44
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2009年 07月 28日
![]() 今日の副題 「夏はホラー、だよね?」 ジャンル:ホラー プレイ時間:10~20分程度 その他:選択肢アリ。 システム:Yuuki! Novel 制作年:2008/?/? 容量(圧縮時):29.0MB 道玄斎です、こんばんは。 今日はこれからの季節にぴったりのホラーもののご紹介。 以前『書いてある』という作品をレビューしたのですが、同じ作者様の作品です。手軽に怖さを感じる事が出来て、『書いてある』同様、プレイし易い作品でした。 というわけで、今回は「土塊」さんの『死の霊園』です。 良かった点 『書いてある』と同様の良かった点、気になった点ですけれども、本作は選択肢はあれど、「どうしたら良いか」が或る程度自明で、選択肢そのものが演出になっている、という感じなので、操作性云々はあまり気にしなくても良いかもしれませんね。何しろ、選択肢音痴の私が、一発でトゥルーエンドに到達出来た位ですから。 さて、ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。 訪れた者に「死の呪い」をかけるという こんな感じ。 今、本作を大幅にリメイクした作品『死の霊園 改』もリリースされて(こっちはシェアウェア。ただ、前編はフリーで遊べるみたいです)いますけれども、基本的にフリーのサウンドノベル/ノベルゲームを扱うブログなので、リメイク前の通常版『死の霊園』にてプレイ致しました。 のっけから脱線しますけれども、今日は随分とお酒が入っています。 ヱビスビールを一缶呑んで、ウヰスキーをサイダーで割ったものを呑んでいる訳で、今結構ポヤポヤしていますw というか、ホラー作品を夜中にプレイする時にゃぁ、怖さを紛らわすモノも必要だったりして。丁度、コレを書いている今、丑三つ時になってますしね。 というわけで、短いながらも結構怖い作品です。 ホラー作品って、割とミステリー的な要素もあって、割と尺が長目になる事があると思うのですが、本作の場合はさっくりと怖い思いが出来るという意味で、非常に遊びやすいです。単発のホラーというか、そういう感触ですね。 そう言えば、『書いてある』もかなりテンポ良くプレイ出来たのですが、あれは何だかんだで1時間くらいのプレイ時間でしたね。 本作で面白い所は、「選択肢」の扱いなのではないかと思います。 実は、「どの選択肢を採れば良いのか」は、作中で明示されています。だけれども、その示された選択肢を選択し続けていいのか? という辺りで、ジワリジワリと緊張感だったりが演出されるわけです。 ですので、尺に比して選択肢の数はちょっと多めかも? 前半部の選択肢は、「ストーリーが進行するように」選んでいけば問題ないと思います。その後、怪異の本体でどういう選択肢を採るのか、そこはプレイヤー次第な訳ですが、普通だったらちゃんと選べるんじゃないかと思います。演出としての選択肢という感じで、これはこれでホラーものというジャンルと相俟って、意外と良かったんじゃないでしょうか? 気になった点としては、やはりデフォルトでフルスクリーン起動だという事でしょう。 私の環境だと、何故かYuuki! Novel製でデフォルトでフルスクリーンだとモニターがオカシクなります。白、赤、緑などの光がずっとチカチカとモニターに映るようになって、ゲーム画面そのものは全く見えなくなってしまいました。 これはモニターの電源を一端落として再度つけ直したら、元に戻ってプレイ出来ましたけれども。 Yuuki! Novelの使いにくさ(バックログが見れない、など)はあるものの、尺自体も短いですし、選択肢の方向性も示されているわけで、そこまで使いにくいという印象ではありませんでした。 ただ、先にも述べたように、割と選択肢が多いですからこまめなセーブは必須。 結局、オチ的な部分はそこまで怖くないんですが、幽霊というか、そういうもののイラストだったり、セリフだったりの怪異の現象面は中々怖いです。 こんな調子で2時間くらいの尺だったら、精神を磨り減らしていた所ですけれど、かなりあっさり目なのでそういう尺で救われる部分もありましたねぇ。 兎も角、今、そしてこれからの季節にマッチしたホラー作品だと思います。 ホラー好きもそうでない人も、これも風物詩だと思ってさっくりプレイしてみて下さい。 そして、作品が気に入ったなら、シェアウェアになっているものを購入してみるのも良いかもしれません。 というわけで、今日は少し短めですけれども、このへんで。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-28 02:30
| サウンドノベル
2009年 07月 26日
![]() 今日の副題 「凄い豪華になってました」 ジャンル:伝奇風ノベル(本編)+学園明朗推理モノなど(おまけ) プレイ時間:本編は~1時間30分くらい。オマケまで全部読むと~4時間くらい? その他:本編、選択肢アリ。エンドは三つに分岐。トゥルーエンドあり。 システム:NScripter 制作年:2005/6/11(Ver.1.00は2003/9/1リリース。本レビューは最新のVer.2.1にてプレイ) 容量(圧縮時):15.5MB 道玄斎です、こんにちは。 今日は、昔プレイした作品をやり直してみました。元々は今から六年くらい前にリリースされたもので、多分私もその辺りにプレイしたものと推測されます。 涙が止まらないくらい感動する、とか、心臓が止まりそうな程ワクワクドキドキする、とか、そういう感じでも無いのですけれども、何故か結構気に入っていた作品で、隙を見てプレイし直そうと思っていたものです。 というわけで、今回は「CONCREATE」さんの『逢魔時』です。 良かった点 ストーリーは、サイトのURLを貼っておきましょう。こちらからどうぞ。 というわけで、久々にプレイしました。 実に5年とか6年振りくらいのものです。ストーリーもちゃんと覚えていたのですけれども、今回プレイしたヴァージョンはVer.2.1。私が最初にプレイした時よりもメジャーナンバーのヴァージョンが上がってます。それによって、立ち絵や一枚絵が追加され、且つ大量のおまけシナリオも付いた豪華版になっていました。 例によってストーリーを補足しつつ、解説めいたものを書いていきましょう。 主人公は早苗ことサナ。彼女がいつも下校中に通る公園で、女の子の姿を見かけ、その子に興味を抱き、ある日意を決して話しかける、というのがストーリーの発端となります。その公園に居た女の子は観夕(みゆう)。 で、サナと観夕の友情とか、観夕は何故、夕方公園のベンチに座っていたのか、とかそういったものが語られていく事に。 結局、観夕が待っていたのは朝観(あさみ)なる、彼女の半身的な存在の女の子なわけです。 二人の名前を見ると、そういう部分も推測出来るのですけれども(朝に夕だもんね)、一人の人間を二人に分割して、観夕と朝観が生まれた(というか、生じた?)という事みたいです。 よって、一人一人の「存在」は普通の人の二分の一。幽霊とか見えちゃうような人じゃないと、知覚出来ないわけですが、そういうモノが見えちゃう体質のサナは、観夕の事を観ることが出来た、と。 ね? 割と伝奇テイストでしょ。 けれども、そこまで前半部は伝奇伝奇していないかもしれませんね。 寧ろ焦点は、サナと観夕の友情みたいな、そっちにあるわけで、ちょっとこってり気味の伝奇テイストが出てくるのは後半からです。 さて、ここいらで脱線を一発入れておきましょうか。 観夕は名前が示す通り、夕方以降しかこの世界に居られず、又、朝観も朝から夕方までしかこの世界に居られません。二人が同時に存在出来る時間。それが逢魔が時なのでした。 大体昔から、幽霊的なモノが出てくる時間帯ってのは決まっていて、逢魔が時と丑三つ時なんですよね。何度か語っているような気がしないでもないのですが、ちょいと突っ込んでおきましょう。 一般的に幽霊的なモノはコッチとアッチの境界が曖昧な時間に多く出てくるようです。 逢魔が時は、昼でもなく夜でもなく、丑三つ時も夜でも朝でもない、ちょっと不思議な時間帯。「やうやう白くなりゆくやまぎは」なんて、正にそういう時間帯に相当するような気もしますw そうやって考えると一気に風情が無くなってしまいますけど。 で、ヤツらが出てくるのはそういう曖昧な時間帯ですが、ヤツらから逃げる為の方法もその「曖昧」というものがポイントになります。確か『今昔物語』なんかには、「橋の下」に逃げ込んだり、或いは「屋根裏」に逃げ込んだりして幽霊というか、妖怪的なものから逃れるお話があったと記憶しています。 これは、「橋の下」という空間は、地面と地下の境界的な空間であるらしく、又、屋根裏も地面と空の境界的な不思議空間だという事らしいですよ。 時間的な境界に現れるヤツらは、空間的な境界に対しては意外な程無力だったりするわけです。 話を戻すと、半分幽霊みたいな、アッチ側に片足を突っ込んでいる観夕や朝観は、逢魔が時という境界の時間でしか併存出来ない事になります。だからこそ、観夕は夕方に公園でベンチに座って朝観を待っていたんですね。 で、お互いがお互いを欠いている訳で、観夕と朝観が逢って何をしようとしているのか? 伝奇作品の類をプレイしたり、そういう本を読んだりしていれば答えは自ずと出てくると思います。。 ここらへんまで来ると大分、伝奇っぽさが全開になってきますねぇ。 そうそう、キャラクターの造型は中々悪くないと思いましたよ? 伝奇的、或いはノベルゲーム的な「らしさ」を押さえつつも、好感の持てる人物が多かったように思えます。重要人物たる観夕は、ちょっと元気系の僕っ娘で、彼女の片割れたる朝観は、クールな感じなんですが、そこにくどさとか、或いは「またこのパターンかよ……」的な違和感がないのが不思議。 文章が割と読みやすいのと関係がありそうな気もしますが、メインとなるキャラクターは魅力的です。実はその魅力は本編よりも、おまけのシナリオの方で発揮される気もしないでもないのですがw ソージなんてキャラは、本編では、正に「ザ・伝奇の登場人物」って感じですけれども、やっぱりおまけのシナリオまで読んじゃうと、結構気に入ってしまうから困ったもんだ。 さてさて、本作、トゥルーエンドを含めて三つのエンドが存在しています。 恐らく、大多数の人は一発でトゥルーエンドまで行けないのではないでしょうか? 選択肢の判定は結構シビアで、一つのミスも許さないようになっています。 ただ、他のエンドを見ると、「ヒント」が読めるようになっていますので、それを見れば、どうしたら良いかすぐに分かるハズ。 ただ……これはトゥルーエンド以外が存在する理由があまりないような気もします。一本道の方が良いんじゃないかと私なんかは思ってしまうのですが、如何でしょう? で、トゥルーエンドを見ると、タイトル画面の「Story」にシナリオが追加された旨、表示されます。 本編の補足的なシナリオ(私が最初のプレイした時にはこれが無かった)があり、本編で明言されない、背景的なシナリオとでもいいましょうか、そういうものが明らかにされます。 で、一方で最近の言葉を使うとスピンオフとかって云うんでしょうかね、本編のキャラクターを使ったちょっとギャグテイストの学園モノのシナリオも入ってます。 そのおまけシナリオを読了したら、再度おまけシナリオが2本(だったっけ?)追加されました。 「私立逢魔学園」なる、やっぱり本編のキャラクターを使った、学園ミステリーが展開されるんですが、これが多分……本編よりも長いw この私立逢魔学園だけで普通に一本の作品になっちゃう感じですね。というか、普通に楽しいお話です。 「ふぅ……凄いおまけが多いぜ……」なんて思って私立逢魔学園を読了したら、またまたおまけが追加されましたw これもそれなりのボリュームがあって……w ちょっとオチが無いような部分はあるんですが、本編キャラクターの掛け合いが結構見ていて楽しいです。おまけシナリオから顔を出すようになる、穂波ちゃんというキャラはちょっと私好みですしw そんなこんなで、おまけシナリオをコンプリートしたと思ったら、「後書き」が追加されましたw しかも、やっぱり何故か、微妙にボリュームのある、キャラクター同士の掛け合いで進んでいく後書きでした。 こんな調子で、本作のタイトルは『逢魔時』ですけれども、全体的な分量で云ったら、おまけシナリオの方が断然多い……。どっちが「本編」なんだ? とw まぁ、本編とは違ったキャラクターの側面が見れたりして、何だかんだで楽しめてしまうので、無茶苦茶豪華なおまけ付き、と前向きに考えてプレイするのが吉。 逆にこれが『逢魔時』と例えば『私立逢魔学園』なる二つの作品になっていたら、後者はプレイしたかどうかちょっと怪しいですねぇ。『逢魔時』と抱き合わせになっているからこそ、プレイしたという感じなので。当然、抱き合わせだからこそ、楽しめるものではあるんですけれども。 馬鹿みたいにクオリティが高いとか、死ぬ程感動したとかそういうのではないものの、何故か心に引っかかっていた作品です。久しぶりのプレイでは、立ち絵・一枚絵の追加、おまけの充実w などなどかなり豪華になっていて、楽しませて貰いました。 のんびりプレイしたら、普通に2~3日は楽しめるんじゃないでしょうか? 少し古めですけれども、音楽も全て自作だったりと気合いの入った作品です。 伝奇とか、女の子同士の友情とか、或いは豪華すぎるオマケシナリオとかw どこかに引っかかる部分があればプレイしてみて下さい。意外と面白いと思いますよ? それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-26 16:33
| サウンドノベル
2009年 07月 25日
![]() 今日の副題 「ちょっとキッチュな空気感」 ジャンル:自堕落大学生の或る一日(?) プレイ時間:30分程度。 その他:選択肢なし、一本道。18禁? システム:? 制作年:2008/2/8 容量(圧縮時):15.7MB 道玄斎です、こんばんは。 今日は以前、と云っても結構前にご紹介して頂いた作品をプレイしました。 所謂定番のNScripterでも吉里吉里/KAGでもなく、ちょっと独特なシステム(自作、かなぁ?)を採用している作品でした。インターフェイスとか結構ポップでお洒落な感じが出ていて、最初は少し戸惑うけれども、これはこれで中々。 というわけで、今回は「頽廃」さんの『難波青春横町』です。 良かった点 三十分もあれば、読了可能で、且つ一般的なノベルゲームのそれと違って、起承転結的なストーリーラインがあるわけではないので、良かった点、気になった点はこんな所でしょうか。 ストーリーは、今回は私が軽く纏めてみましょう。 自堕落大学生の僕は、今日も今日とて講義をさぼり、ダラダラした生活を送る。 と、大体こんな感じ。 スクリーンショットを見て頂ければ分かると思うのですが、結構特殊な画面になっています。 最初は多少戸惑う部分、あるわけですけれども、別にややこしい事もなく、すんなり利用出来るのは好印象。配色とか、各種メニューなんか結構お洒落で、ポップな感じです。 サイズ自体も変則的なので、スクリーンショットもいつもより大きめになっています。 そんな訳ですから、作品自体もちょいとキッチュな雰囲気を持っています。 そもそもタイトルに「難波」とあるわけでして、良い意味で猥雑な感じで、そういう雰囲気が面白いですねぇ。 これが、青山通りとかになっちゃうと、作品としての旨味が無くなっちゃうわけで。 ストーリー自体は、先にも述べましたように、自堕落大学生が出会い系で知り合った中学生の女の子と会って、ラブホテルに行くというもの。それをきっかけにしてその女の子とどうこうってのはないわけで、そんなちょっと頽廃的な大学生の一日を描いた作品。 元々が無料の写真素材を扱っている作者様らしく、画面の写真はクリックする度、と云っても良い程コロコロ変化していきます。雰囲気のある素材が大量に使われており、そういう部分で満足感は大きいかもしれません。 気怠い大学生の一日みたいな描写は、非常に良く出来ており、薄汚いサークル棟とかの写真素材もバッチリ合っていました。 ちなみに文章は縦書き。んでもって「注解」の所から、本文中に出てくる用語の解説も見れる(しかも、結構解説も面白い)親切設計。そういえば、このレビューは「サウンドノベル/ノベルゲーム」を扱う訳ですけれども、本作は「サウンドレスノベル」というか、所謂BGMが付いていません。メニューにカーソルを合わせた時に効果音とかは鳴るんですけれども。 ですので、お好みのBGMを再生しながらプレイすると良いと思います。私はMassive Attackのベスト盤を流しましたが、ちょっと合わなかったかもしれませんねぇ……。ちょっと哀愁漂うような和製ロックなんか良いような気はしています。 ここ最近、出会い系サイト絡みの事件がテレビや新聞で報じられているわけですけれども、本作の主人公も又、出会い系サイトで中学生の女の子と知り合って、ラブホテルに行ってしまうという……。 かなり生々しく、そういう描写があるので、多分18禁かなぁ? うんと話を端折って説明すれば、中学生の女の子とラブホテルで会って、お茶を飲んで別れる、そんな淡々としてお話だったりします。そこには恋愛的な描写もありませんし、ストーリー的な展開も殆どありません。 ただ、そこにあるのは、自堕落な大学生の気怠い日常だったり、難波のちょっと猥雑な雰囲気、自堕落だけれども実はちょっとセンシティブな僕の心中描写だったりするわけです。 勿論、それが悪いという事は無くて、システム面も含めて、何だか妙に一個の作品として纏まっているような印象があるのも確か。ちょっとした描写がしっかりと為されている為、物足りなさみたいなものは意外な程感じませんでした。 まぁ、個人的には、もうちょっとストーリー性みたいなものが見えていたら良かったな、と思わないでもないのですが……。 大体、こんな所かな? 新感覚のノベルゲームです。こういう雰囲気、好きな人結構多いんじゃないでしょうか? 美少女恋愛作品にある種の飽和を感じている人は、是非プレイしてみて下さい。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-25 17:56
| サウンドノベル
2009年 07月 24日
![]() 道玄斎です、こんばんは。 雨がしとしと降っていて、本当に梅雨明けしたのかよ? と疑いたくなる今日この頃ですが、如何お過ごしでしょうか? 雨の日はお出かけするのも億劫になるわけで、そんな時にはそれっぽいゲームをするのが一番なので、それっぽいものを見つけてきました。 というわけで、今回は「わからんちちちち」さんの『雨やまない ね』です。 以前、『エビタベル』という作品をご紹介した事もありましたね。 で、今回は番外編。 大体ワンルート2分~3分もあれば読了可能。一応3つのエンドがあるようですが、大きくラストに差が出るって感じでもないかな? というのが正直な所。 一応、トゥルーエンドっぽいものもあって、それはちょっと良い感じなんですけれどもね。 『エビタベル』でも見たように、ちょっとシュールな感じがありつつも、少し暖かい感触があるのがこの作者様の特徴なのでしょうか? 『エビタベル』では自ら以て幽霊を名乗るちょっとアレな幼なじみの女の子がヒロインでしたが、今回は、雨の日になると僕の家に雨宿りにやってくる謎の少女がヒロインです。 謎の少女の正体は、イラストとか、会話の中で分かってしまうんですけれども、少しファンタジック。だけれどもちょっとシュール。んでもって何となくほのぼのとして良い雰囲気だったりします。 もしかすると自作のプログラムなのかもしれませんが、基本的には、クリックで読み進めて、選択肢を選んで、といういつも通りの流れでプレイ出来ます。まぁ、ちょっと操作しにくい感じはあるんですけれどもね。 既読スキップも付いていない訳ですが(オープニングはスキップ出来ます)、そのまったり感が、作風には意外と合っている気もしますねぇ。あんまり焦って、全てのエンドをコンプリートしよう! と意気込みせずに、こちらものんびりまったりほのぼのとプレイするのが吉。 選択肢自体は全てのパターンを試すと、結構な数になると思うのですけれども、前述の通り、エンドとしては三つなので、好みに応じて色々試してみると良いと思います。 シュールだけれども、主人公とヒロインのどこか心温まるストーリーは、個人的に中々好みだったりしますので、是非トゥルーエンド(と明記されているわけではないのですけれども)を見て欲しいなぁ、と。 尺も短いですし、雨の日にゆったりとプレイするのにぴったりな作品かもしれません。 これで、雨の日の憂鬱も少し紛らわせられるかも? というわけで、短めですが今日はこのへんで。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-24 20:12
| サウンドノベル
2009年 07月 22日
道玄斎です、こんばんは。 何か寝苦しくて、目が覚めてしまいました……。 何となく忙しい日々が続いているのですが、ノベルゲームをプレイしたり、或いは作ったり(ホント出来るのかなぁ?)そういう事をしたいですねぇ……。 ■作業ははかどらずとも、ネタは出るぜ。 というわけで、例の『夏みかん(仮)』なんですが、ちみっと進んでいたり進んでいなかったりします。 何しろ、現代モノとはちょい違うので、時代考証やら、文献探しやら結構面倒で……。例によって脳みその中には、死ぬ程壮大過ぎるストーリー(そして全滅エンド……?)が浮かんでいたりするわけですが、もうちょっと、ライトに書けて、尚かつさっくりプレイ出来るものを作れたらいいなぁ、なんて。 一兎を得ず、なんて事になりそうですが、「取り敢えずの一本」をやってみても良いのではないかと。 書いていて、ドツボに嵌ってんなぁ……と思ったりするんですが……w んで、「取り敢えずの一本」はタイトルはほぼ確定の『Ghost Write』(仮)と相成りました。 最終的に何食わぬ顔して、変えちゃうかもしれませんが。 タイトル通り「ゴーストライター」なお話。こっちゃ時代考証も要らない現代物。 先日人と電話していたら「○○に載っている○○の文章が凄く感動した」なんて、電話の相手が言うんですが、残念な事にその「○○に載っている○○の文章」は、半分くらい私が書いていたりします。 全部が全部私が書いた訳じゃないんですけれども、大凡書きたい事の方向性が決まっていて、初稿って言ってもいいのかな? そういうものを渡されて、体裁を整えるというか、まぁ、そういう事をやったわけです。 けれども、元々の文章を大幅にカットしましたし、かなり私自身が書き加えたりしているので、一種の共作って言ってもいいのかも。自分でこういうブログにモノを書く時ってのは、全く自由にてきとーにやってるんですけれども、人の書いたモノに手を入れる時は、物凄く気を遣います。 漢字変換のクセとか、読点のバランスとか、色々ポイントはあるわけです。 そんなこんなで、世の中って割とゴーストライティング(や、それに類する行為)って氾濫してるんだよなぁ、なんて考えたのが運の尽き。「モノを書くという事を書く」というメタ書き物みたいなテーマは私自身も大好きだったりするので、自分が関わったモノ、或いは見聞きしたモノなんかを纏めて一本のゲームにならねぇかなぁ、というのがそもそものネタなのでした。 何か、ゴーストライティングって言うと「文章が上手くなきゃいけない」みたいなイメージはあるんですけれども、別にそんな事はないような気がする……。それはきっと、プロの作家のゴーストをやっている人でしょう。そうじゃなくて、もっと卑近なゴーストライティング、そういう所を書いてみたいですねぇ。 卑近というか、ちょっとアレな感じもするんだけれども、この季節になると、ネット上で「作文代行」の広告なんかを良く見かけます。 要するに、小学生、中学生、或いは場合によっては高校生の「夏休みの作文」(≒読書感想文?)の代行です。利用する人がいるのかどうか、私には分かりませんが、兄妹の夏休みの宿題手伝った経験とかありませんか? 自分が数年前書いた感想文をそのまま写させて提出させたり。 そんな「お茶の間ゴーストライティング」が今回のテーマ……かもしれないw こういう事って考えていけば、例えば大学生のレポートで、ネットの文書をそのまま写したり、wikipediaをコピペしたりってのが、問題になったりしていたわけですが、あれも広義のゴーストライトな気もします。 自分以外の誰か、が書いている文章をそのまま「自分が書いたように」して使っているわけですから。 ま、忙しい時、余裕がない時ほど部屋の掃除をしたくなったり、本を読みたくなったりするのと一緒で、ちょっとした逃避なのかもしれませんが、『Ghost Write』(仮)の方も、少しネタを貯めて作ってみようかな、という所ですな。 というわけで、ちょいとお酒でも呑んで再度眠りにつくことにします。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-22 03:28
| サウンドノベル
2009年 07月 21日
道玄斎です、こんばんは。 海の日なのに、今日もやらないとマズイ事があって外出しておりました……。 暑くって厭んなっちゃいますよねぇ……。元々は夏ばてとかしないタイプだったんですけれども、寄る年波のせいか、最近、かなり辛いです。冷房を入れると別の辛さが出てきてしまうという辺りに、病的な何かを感じないわけでもないのですがw ■何型? 血液型占いの類が非科学的であり、且つ下らないものである、という事に疑いの余地はないにせよ、どうにも世間一般では「何型か?」というのは、結構重要な(?)問題みたいです。 かく言う私は、いっつも「あなたはバリバリのA型でしょ?」と言われます。 が、残念でした。私はO型です。 「A型は神経質」みたいな説がまかり通るならば、日本人で最も多い血液型である所のA型の人間は全員が全員神経質でギスギスしているハズですし、そしたら日本の社会も今よりもきっともっとギスギスとしている事でしょう。 大体、この手の分類法には明らかに穴があるって誰しもが分かっているのに、何故か気にしてしまうという。そこに血液型とかを越えた「日本人性」みたいなものがあるのかもしれませんよ? ほら、今年子年の人は金運アップ! とか雑誌とかテレビの占いコーナーで言っていたとしても、その年度のヤツは全員金運アップ……してないですよね? 「意中のあの子と急接近!」みたいな事が書いてあって、それが当たるのならば、世の中もっと上手く回るハズですw 何か、多くの人のイメージではA型は神経質、O型は大雑把みたいなものがあるようです。 そういえば、相当昔、ハイチュウなるガムみたいなヤツのCMで、ウッチャンナンチャンが「A型の君は~」みたいな宣伝口上を喋っていた気がします。。 で、ご存じの通り、私は結構神経質です。自分で言うのも変だけれども。 例えば、今、ちょっと取りかかっている事があって、そのリハーサルみたいな事まで全部終了していて、本番を待つだけ、っていう状態なんですよね。だけれども、神経質さ故か、兎に角「待つ」という作業が出来なくて、何度も何度も手直ししたり、リハーサルをやり直したり、ちょっとでも気になる所があろうものなら、徹底的にそいつをたたきつぶして、ってやってるとまた別の場所が気になってきて……。 って、それはもう神経質を通り越して、病的なものなのかも……。 家を出る時も、セコムのCMでやってるじゃない? 「お湯掛けっぱなしだったか?」とかそういうの滅茶苦茶気にするタイプ。鍵を掛けてから最低1回はもう一度鍵を開けて総点検をしないと、外出もままらないというw で、点検を終えて、再度鍵を掛けたら掛けたで、「ちゃんと掛かってるか?」のチェックが始まります。 何度もドアをがちゃがちゃやって漸く終了。 そんな神経質な私ですけれども、「最後まで神経質ではいられない」というヘンテコな特徴も持っています。 何か、自分の中で閾値があって、それを越えて準備をしたりすると、途端に「もうどうでもいい……」と妙な開き直りをしてしまうというw だから、何か準備したりする時、神経質そうに見えていながら、敢えて「準備しない部分」を作っておいたりする事も屡々。そうしないと、途中でガス欠を起こしちゃうんだもん。その部分が滅茶苦茶気になって、夜に眠れなくなったりもするんだけれども、こればっかりは性格なのでしょうがない。 兎に角、人間なんて何の根拠もない、血液型でタイプに分けられる程単純じゃないって事ですな。 ただ……「O型って変人が多いらしいよ?」なんて言われると、少なくとも自分に照らし合わせてみて「それは……ちょっと合ってるかも……」なんて思ってしまう時もあるんですがw (O型の方、ごめんなさい……) ■海に行きたい 今日は海の日。 海の日って、何だか漠然とした休日ですけれども、最近、無性に海に行きたいです。 夏の海なんて言うと、何だか芋を洗うように人がゾロゾロ居て、風情も何もあったもんじゃないわけですけれども、夏だけれども人があまり居ない海に行きたいなぁ、なんて思っています。 いや、別に局所的に見れば、私の居所は山の中ですけれども、海へのアクセスもちゃんと確保されています。超頑張れば歩いて鎌倉まで行けるハズなんですよ。今をさかのぼる事800年くらい前、源義経も私の家の前を通って鎌倉に行ったらしいですし。 別に歩いていかなくったって、電車を使えばもっとスムーズですし、車を使えば更に早い。あっ、ちなみにわたしゃ無免許。絶対に人を引いてしまうので、世界の為免許を取らないという選択をしましたw けれども、何となく海に行くとか、山に行くとか、そういうのって車よりも電車の方が個人的には好みですねぇ。窓の外をみやって、流れる景色を見ていくみたいなものは、電車の旅の醍醐味の一つでしょう。 車でそれやったら、事故っちゃいますからw 兎も角、電車の路線図を確認するまでもなく、私の家から海までは意外と近い。 別に都の辰巳じゃないですけれども、鹿の住んでいる山までもアクセス可能というんだから、結構便利な場所に住んでいるのかもしれません。 そうそう、脱線しますけれども、そんなちょっぴり田舎な風情な場所に住んでいる為か、昨日、馬鹿みたいな大きな虹を夕方みました。丁度雨が降ったり止んだりしていて、その雨が止んだタイミングで外に出てみたら、今までみた事もないような、空一面に掛かる大きな虹を見たのでした。 まぁ、兎に角、近い内、のんびりと海にでも行ってきて(なるべく人がいなさそうな場所を厳選する必要はありそうだ……)、リフレッシュする予定です。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-21 01:02
| 日々之雑記
2009年 07月 18日
![]() 今日の副題 「17歳、たった一度の夏休み」 ジャンル:微恋愛微SFノベルゲーム(?) プレイ時間:1時間程度 その他:選択肢なし、一本道。 システム:Live Maker 制作年:2009/6/17(?) 容量(圧縮時):45.5MB 道玄斎です、こんばんは。 今日は久々に普通の尺の作品をプレイ。昨晩からちょこちょこっとやっていたものです。 丁度、季節も今(か、もうちょい後)くらいにプレイすると良い感じですので、タイミング的にも良かったかな、っと。 東京では梅雨が最近明けたばかりですけれども、カラリと晴れた夏らしい日というのは中々なくて、どんより曇ってジメジメしている。そんな日々が続いています。そんな中の割と爽やか路線の作品で、良い気分転換になりました。 というわけで、今回は「永遠の文芸部」さんの『女子高生ロケット』です。 良かった点 ストーリーはサイトの方から引用しておきましょう。 夏休み直前、不思議な女が旭岡高校に転校してきた。 こんなストーリーになっています。 ストーリーをお読み頂ければ分かるように、舞台は北海道は札幌です。 所謂北の大地ってヤツです。作中でも、北海道らしさみたいなものを地名だったり、或いはお店の名前だったり、随所に取り込んでいますし、地域賛歌的な面も無きにしもあらず、という感じだったりw わたしゃ、北海道って多分、一度くらいしか行った事はないんですけれども、何か本作をプレイして、「北海道も意外といいじゃん」なんて思ってしまいました。何と言っても自然が豊かな事、そこに惹かれますね。 何しろ、普段は東京に居るわけで、魚が捕れる川なんて近くにありませんしね。札幌でさえも、ちょっと移動するだけで大自然が広がっている、というのは凄いですね。 一応、私は人里離れた所に居を構えていて、かなり自然が残っていると思っているのですけれども、それでも北海道の自然に比べたら……。 ただ、これも不思議なもので、私の場合、「じゃあ、北海道に住もうか?」ってなったら、きっと厭がると思いますw 何が厭かって、日本って島国なわけですけれども、何となく本州にいないと気持ちが落ち着かないというか……w っと、早速脱線多めですが、話を戻していきましょう。 主人公鉄平は夏休み初日、部室棟でウロウロしていた転校生の柏木葵(何か名前が『源氏物語』っぽいなぁ……)に出会い、彼女が立ち上げた「ロケット同好会」に成り行きで加入する事に。 後に、クラスメイトの竹河若菜(やっぱり『源氏物語』っぽい……。こっちは巻名だ……)や、栗田修司も「ロケット同好会」に参加して、高校二年の夏休みの思い出を作っていく、というもの。 高校生の男女が集まって「なんかやろうぜ!」的にストーリーが進んでいく作品、他にもありそうですけれども、「ロケット同好会」という事で、例のペットボトルロケットを打ち上げる、という目的が一風変わっていて、夏の爽やかさみたいなものを感じさせてくれるのではないかと。 ヒロインの葵の造型はまぁ、良くあるタイプなんですけれども、私は個人的に「おとなしい子」と表現される竹河さんが好み。大人しいといいつつも、割と今風の女の子な所があったりする子。 本当の事を言えば、もうちょっと控えめ且つ、大人しい子だとストライクなんですが……w 登場人物に関しては、「ロケット同好会」の顧問(?)の大和谷先生は中々いい味出してます。 出番自体は多くないけれども、彼女を通して主人公達は十七歳の夏、という「今」を感じる事が出来るというか。ちょっと綺麗な感じで、ビジュアル的にも結構好き……。 こんな感じで、ちょっと「青春」みたいなものを打ち出した作品だからか、或いはちょっと内省的な主人公鉄平の語りによって、ストーリーが進んでいくからか、微妙に「青臭く」感じる部分はあったりします。 ここらへんは好みの別れる所ですけれども、歳をとってくると微妙に辛いものも。。 で、作者様は、何か学校、若しくは教師に対して思う所があったりするんでしょうか……? 主人公鉄平を通じて語り出される、教師に対する不満なんかは本作の隠れ面白ポイントだったりします。 気になった点の最大の箇所は、やはりタイトル画面の問題でしょうか。 所謂「教室」の写真素材の真ん中に「スタート」があるだけというw もうちょい、手を掛けてせめてタイトルや、「ロード」くらいあっても良かったんじゃ……。 作品自体は、ちゃんとしたものになっていると思うので、そういうガワの部分というか、そういう所に手を掛けると大分印象も違ってくるのではないかと愚案致します。立ち絵の処理の甘さとかよりも、全然そっちの方が気になるのでした。 中身的な気になった部分ってのもいくつかあって、作品のタイトルが示唆するように、本作の主眼の一つは「ペットボトルロケット」を空に打ち上げる事にあるわけですよ。 で、序盤、試作品を作って、改良して、みたいな場面はあるものの、それ以降ぷっつりロケット制作の場面が無くなってしまうんですな。勿論最後には飛ばすわけですけれども。 で、花火大会だとか、バーベキュー的な行事が描かれて、と「ペットボトルロケットはどうなったんじゃ?」とw ペットボトルロケットを作って打ち上げるという、ちょっと変わった設定が、本作のオイシイ所の一つなので、やっぱりその軸はぶれない方が良かったかな、と個人的に思いました。 又、葵と鉄平のちょっとプレイしているこっちがこっぱずかしくなってしまう恋愛描写も、やや唐突だったかも。いつも色んな作品について書いてますけれども、二人が距離を縮めていく過程ってのは、大事なんじゃないかと思います。特に恋愛的な要素があれば。 ラストに関しては、賛否両論あるんじゃないかと思いますけれども、私はこれはこれでいいじゃん? という感じ。割とぶっ飛んだ設定だった事が明らかになるわけですけれども(途中から微妙に分かっちゃうけれども)、何かこう、青春の残光というか、一夏の夢(そんなタイトルの作品もありました)みたいな、そういう淡くてまぶしくて、ともすれば手のひらから毀れていってしまいそうで。だけれども、ちゃんと思い出は心にあって……そして……みたいな。 割とシンプルなラストシーンが、本作の場合却ってマッチしていたんじゃないかな? ちょっと爽やかなSF風味の作品です。 是非、夏休みの気怠い午後にでもプレイしてみて下さい。ちょっと表に出て何かしてみよう、と思えるんじゃないでしょうか? それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-18 18:07
| サウンドノベル
2009年 07月 14日
![]() 道玄斎です、こんばんは。 今日はさっくり短めな作品を見つけたのでプレイしてみました。 やっぱり、忙しいと2時間とか、或いは複雑に分岐していく作品とかと少し距離を取ってしまいますねぇ。ただ、本当に探せば10分とかそのくらいの作品を見つける事が出来るのも、フリーのノベルゲームの魅力の一つ。 というわけで、今回は「1010」さんの『ぼくというモノ』です。 尺は大凡10分くらい。読むのが早い人だともっと短いかもしれません。 ちょっとダークでホラーな雰囲気で、プレイ後に心に何かが残るような、そういう感触。 いや、最初は実は、ちょっと心温まる系の話だと思ってたんです。 ストーリーの始発部分で、「そっちの感触」がしていて、尚かつ絵も綺麗でしょ。だから「意外と泣かせてくれるんじゃないか?」なんて思ってました。 ところが段々と、ストーリーが黒っぽくなっていって……w 何だか分からないけれども、「ぼく」という存在は超自然的な何かで、時として人間だったり、或いは木の葉だったり、変質していく存在らしい。 で、ある日人間になった「ぼく」が公園でぼんやりしていたら、さえと名乗る女の子が話しかけてくれて……。 と、こんな感じで物語が進んでいくんですよ。 ほら、ちょっと感動的な感触しません? で、さえとぼくは、「かくれんぼ」をして、黄昏時の公園で遊ぶ事になるわけです。この「かくれんぼ」なる単語が出てきた時に、ちょっとだけ厭な予感がしたんですw 落ち着いて考えてみればかくれんぼ=隠れん坊って単語、結構怖いですよねぇ……。鬼が居て、鬼以外の存在(=人間?)が居て、鬼がそいつらを見つけていく、という。 けれども、かくれんごで何よりも怖いのは「鬼に見つけてもらえない」事だったりします。鬼が居なくなってしまったかくれんごとかね、何だかもう精神的恐怖を覚えてしまいます。 そういや、かくれんごといえば子供の定番の遊びの一つですけれども、私も子供の頃良くやりました。 純粋なそれとは違うんですが、缶蹴りの派生ヴァージョンの一つ、「円踏み」というのは随分やりましたねぇ……。缶蹴りの缶の代わりに白墨で円を描いたり、或いはマンホールを利用したり。 で、毎日のようにその円踏みで遊んでいると、やっぱり飽きるんですよ。 そうなると、子供の創意工夫というヤツで、「隠れ方」に異常なまでに拘るヤツが出てきたりしたものです。 中でも酷かったのは、「ゴミ捨て場のコンテナ」の中に入り込んで隠れていたというケースですw 私ですか? 私は当時から性格はあんまり変わっていないので、常に「鬼」が見える位置に隠れつつ、鬼の行動を後ろからそっと観察して逃げ回る、というストーカーみたいな戦術が得意でしたよw っと、軌道修正しましょう。 そんな他愛無いさえとぼくのかくれんぼだった訳ですが、さえってのが又ちょっと厭な子でねぇ……。女はおっかねぇ……と又しても思うのでした。 で、段々、「男の子」主体のヤンデレみたいな風味が出てきて、後半かなり怖くなります。暴力描写、流血描写なんかの注意書きがあるくらいで。。 何となく、さえのバックグラウンドとか、もうちょい見えても良かった気がしますねぇ。初登場時では、ちょっともの悲しげな女の子だった訳で、それが中盤からちょっとそういうキャラ設定が変わってしまったような部分があるわけです。勿論、そうした面での必然性は描かれているんですが、そこらへんの「女の子変質の仕組み」みたいのが、単純に物凄く興味深いというか。 短い作品なので、こんな所でしょう。 やはり、夏に近づくにつれ、少し怖い風味の作品を多くプレイするようになっている気がします。 大分、色々ホラーもやっているんですけれども、短時間でイカすホラー作品ご存じの方がいらしたら、是非お教え下さいませ。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-14 19:37
| サウンドノベル
2009年 07月 14日
道玄斎です、こんばんは。 今日も暑くて暑くて、デロデロです。困った事に最近、除湿だクーラーだってのもニガテになってきてしまいました……。空調掛けたままの部屋に居ると具合悪くなっちゃうんですよ。今年の夏乗り切れるのか? そこが大きな課題ですw ■怖い季節がやってきた。 というわけで、怪談のシーズンに近づきつつありますね。 これなら、空調無しでも涼しくなります。出来れば1時間くらいでプレイ出来るホラー系のノベルゲーム、あればいいんですが、自分のサーチには引っかかってきませんねぇ……。 丁度、今の時期は制作者サイドも、色々忙しい時期だとは思うのですが、年に何度か「中々作品がリリースされない時期」ってのがあるような気がしますよ? かと思うと、凄いラッシュな時期があったりして。。 で、以前読了記録を付けた『江戸怪談集』なる書物ですが、今日になって中巻を購入しました。まだ下巻が残っているという楽しみが……。それぞれ厚みも結構ありますし、読みでのある本です。 そもそもわたしゃ、怪談が好きですし、時代掛かったものも好き。んで以て、古文(江戸時代のものは古文って云っていいのかしら?)を読む事に抵抗もない訳ですから、移動時間で半分くらい読んじゃいました。 自分で云うもアレなんですけれども、多分、古文を読むのはかなり早い方だと思います。 これも昔、『源氏物語』を我慢しぃしぃ読了した経験が活きているのではないかと。。 教育上、こういう事を云うのはどうかな? と思う部分もあるんですけれども、中学校とか高校とかで文法ってやりますよね? 高校の古典なんて半分くらいは古典文法(特に助動詞と敬語!)だったりしますよね? けれども、或る程度読めるようになってくると、そういう文法とか敬語とかって、あんまり気にしないで読めちゃうようになるんですよ。 それに古文なんて読めなくたって、全然生きていけますし、古文を読む為に無茶苦茶頑張って、勉強する必要もないと思うんです。好きなものを見つけてそいつを読んでいれば、自然と読めるようになる部分、確かにあると思いますぜ。 で、自分の感覚としては『マリみて』を読んでいる時とあんまり変わらない。そういえば『マリみて』も気がつけば新刊が出ていました。菜々なかなか可愛いじゃねぇか……w 菜々もいいけど髪の毛を縛った志摩子さんも可愛い……。 でも……基本『マリみて』を読む時のように、だらぁっっと流して読めるんですが、所々引っかかる部分、或いはすんなりと頭に入らない部分というのはやっぱりあるわけで、そういう時に初めて文法って役立つんですな。とはいへ、文法って云っても私自身大した事は知りませんし、せいぜい助動詞を全部云えるくらいなもんです。それでも何とかなっちゃうのは、やはり「慣れ」の問題なんでしょうねぇ。 それに、恐らく『江戸怪談集』は古文と云っても超易しい部類に入ると思うんですわ。「古文なんて読みたかないよ」ってな人でも、恐らくすんなり読むことが可能ではないかと。 で、つらつらと中巻を読んでいた訳ですが、自分の中ですっごい吃驚した発見があったんです。 それは「耳なし芳一」のヴァリアントがあった、という事。『曾呂利物語』なる書物の中にありました(『江戸怪談集』は色んな書物の美味しい所だけを抜き出して本にしています)。お経を体に書き付けて難を逃れるも、耳だけお経を書き忘れて化け物に取られちゃうという。 別に怪談に限らなくても、お話っていうのは、大抵複数のヴァリアントがあるわけですよ。 今、試しに検索で「ヴァリアント 物語」なんてやってみると、「飛鳥井女君入水のヴァリアント」なんて論文みたいなものが見つかります。飛鳥井女君なんて云ってますから、これは『狭衣物語』でしょう。 別に古文めいたものでなくても、ノベルゲームなんかでもお分かり頂けるのではないかと思いますし、良く聞く言葉で「全ての物語は『聖書』の既に出ている」なんてのもありますよね。或いは集合的無意識なんてイカメシイ言葉を思い浮かべるのも又一興(ちょっと違うか?)。 だから、「耳なし芳一」にヴァリアントがあっても全然おかしな事はなくて、寧ろとっても自然な事なんです。 だけれども、その話を読んだときに、「耳なし芳一にも、ヴァージョン違いのものがあったのか……」とえらく感心してしまったんですな。 「どっちが先なんだ?」とか「どっちがパクッたんだ?」とか考えていけばキリはないんですが、別にそこまで踏み込む気もないですし、単純に「一つ賢くなったぞ」という感じですね。 本を読む事の面白さの一つって、こういう部分にあるのかもしれないですねぇ……。 既知と未知が結びついて、また一個既知なものが増えて、脳内データベースが充実していく……。 今年の夏の怪談的な目標は、「取り敢えず、江戸時代の代表的な怪談を一渡りおさえる」という辺りに設定しておきましょうw そうやって貯めた知識が又、ノベルゲームのレビューに還元出来ればベストなんですが。 ただ、ノベルゲームに関して云えば、こういう江戸時代の怪談集とか、制作の為のネタが詰まってる気はしますねぇ。別にホラー作品に限らずに、です。温故知新じゃないですけれども、結構使えるネタが多いんじゃないかなぁ? 取り敢えず、普通に読んでも面白いものなので、『江戸怪談集』オススメしておきます。 「他にも、こんな怖い話あるぜ?」なんてことがあったら、是非教えて下さいませ。 それでは、また。 ▲
by s-kuzumi
| 2009-07-14 03:27
| 日々之雑記
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