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2013年 04月 15日

フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.60

道玄斎です、こんばんは。
最近、ちょこちょことゲームをプレイしています。けど、どちらかと言えば、ストーリーが流れていく、とはちょっと違った、単発のネタという感じで(そういう中にも面白い作品があるのは重々承知していますが)どうも、レビューを書こう、という気にはなれないでいます。

で、折良く(?)メールを頂戴致しまして、そこに、ブログの記事に出来るような、そういう質問が書いてあったので、それに答えたりしながら、今日はお茶を濁します。



■好きな商業ゲームと好きな声優さん

Q.あたなの好きな“商業”ゲームはなんですか?


こういう質問を頂きました。
こういう質問の答えって、その時々で答えが変わりそうではあります(今後、より好きになる作品があるかもしれませんし、その時の精神状態? みたいなものも影響あるかもしれません)。
それはともかく、質問の答えですが、今の私ならば……『天使のいない12月』という作品になりましょうか。あのLeafが作っている商業ゲームです。もう、10年くらい前の作品ですけれどもね。

どこが気に入っているのか、と言うと、まぁ、色々あって一々列挙するのもアレなんですが、「むやみに長くない引き締まった尺」だったり、「作品の持つ少し暗めのトーン」だったり、「Hシーンとシナリオが不可分である所」だったりします。もっと細かい所を挙げていけばキリがないので、このくらいでw

私は、正直な所、商業ゲームには付きもののHシーンにはあまり関心がありません。
それよりは、ストーリーだったり、全体の雰囲気だったり……そういう所の方がよっぽど気になるのです。けれども、『天使のいない12月』のHシーンは肯定出来ちゃうのです(勿論、全部ではないけれども)。というのも、ちょっと検索掛けて貰えればすぐに分かると思いますが、この作品は、少年が、ふとした事からクラスメイトの女子と関係を持ってしまう、という所を始発点としている物語だからなのです。

それで、こうやって書いてしまえば非常に陳腐になるんですが、「身体は繋がるけれども、心は繋がらない」みたいな、そういうのがテーマの一つとして進行するわけで、Hシーンがシナリオと非常に密に絡み合っているんですよね。
で、良くありますよね? 商業作品で所謂「売れた」作品が、その後Hシーンを抜いてコンシューマー化される事が。
けれども、『天使のいない12月』からHシーンは抜けないんです。抜いたら物語が成り立たなくなってしまう。そういうレベルでHシーンがシナリオと絡み合っている所が、この作品の長所の一つだと思っています。機会があれば、是非プレイしてみて下さい。

ただ、今、ザッと『天使のいない12月』の評判を調べたのですが、私が予想していたよりは人気ないみたいですねw とはいえ、ヒロインの一人(メインヒロインじゃない)須磨寺雪緒のシナリオは結構評判が良いみたいです。須磨寺雪緒は、私の大好きな声優さん、井村屋ほのかさんが担当しています。少しハスキー且つ上品なお声で、とても素敵な声優さんですよ。要チェックだ!



■そしてゲーム制作のお話

んで、も一本、質問を頂きまして、それが「ゲーム制作」に関する質問でした。
それは、例のよって例の如く、「どうやってゲームを作ったらいいのか?」というものでした。

私もチラッとそれっぽい文章を書いたりした事もありますし、ネットを探せば大量にその手の情報は見つかると思います。又、そのものズバリの書籍もありますから、是非、そうした情報、書籍に触れてみる事をお勧めします……と、だけ書こうと思ったのですが、ちょっと風向きが変わってきました。

というのも、昨日、ゲーム制作に関する交流会が、東京は秋葉原であったらしいのです。
その交流会の存在は、私は既にして知っていて、「どんな内容なのかなぁ?」等と、ちょっと興味を持っていた訳です。いっそ参加してみようかな? とすら思っていたのですが、悲しい哉、年齢制限に引っかかっている為、参加出来なかったというw

その講習/交流会の概要を見てみると、楽しく同人ゲームを作るためのノウハウを学び(専門家によるアドバイスコーナーあり)、志を同じうする仲間と交流を深める、みたいのがメインテーマのようです。
そして、実際、参加した人の声(とか)がtogetterというサイトに纏められています。内容はこちらからどうぞ。

まぁ、私は、その場に居なかったので無責任な事は言えないし、この講習/交流会の掲げる「同人ゲーム」っていうのは、所謂シェアゲームって事みたいなので、フリーのノベルゲームがメインの私にはあまり関係がなさそうです。

けれども……こうした会が開催され、参加した人がいる、という事は、取りも直さず、ノベルゲーム制作のノウハウを求めている人がいる、という事を示しています。
そして、断片的な情報ではありますが、ノベルゲーム制作というのは、ハードルが高く、完成させられる人は極僅か、という話が出ていたようです。

勿論、利益を上げる為の「同人ノベルゲーム」と、利益を追求しない趣味として制作する「同人ノベルゲーム」の位相は自ずから異なります。理想を言えば、自分の趣味を追求しながら、尚かつ受けて、「売れる」ものが作れる、というのが一番でしょう。けど、それは非常に難しそうです。だからこそ、こういう講習・交流会が開かれたりするのでしょう。

昨今のシェアゲーとしての「同人ゲーム」に求められるもので、且つ、フリーのノベルゲームならばカットしてしまっても、そこまでクリティカルにならない要素を挙げていけば、「OPムービー」「主題歌」「ボイス」「立ち絵/一枚絵」なんかになりましょうか(や、立ち絵くらいは今はフリーのものでも必須かな……)? で、そこにお金が発生したりするわけですよね。そこがシェアゲーム的な意味での「同人ゲーム」制作の一つの壁である、と。

けどまぁ、フリーのノベルゲームを作る! と決め込んでおけば、そこまでコストを掛けずに制作する事も可能なわけです。コストという壁が無ければ、あとは自分の腕一つ、みたいな感じですよね。それに、協力してくれる良い仲間がいれば、先に挙げたいくつかの要素を自作品に実装する事だって出来るかもしれません。お金を払う事だけが仲間を作る手段じゃないですものね。

で、かなり話としては遠回りしちゃいましたけど、又、ノベルゲーム制作の方法っていうのは、やっぱり需要はあるんだなぁ、と痛感したわけです。


けど……一口にノベルゲームを作りたい、って言っても色んなパターンがありますよね。
「既に小説として発表しているものを、ノベルゲームの形式として作り直したい」とか、「大体のストーリーは頭の中にあるけど、まだ実際に何もしてない」とか、はたまた「何だか分からねぇけど、ノベルゲームが作りたい」とか、「ストーリーも何もないけどキャラは出来てる」とかw

で、それぞれがどういう段階に居るのか、で、必要とするアドバイスやノウハウって異なると思うんです。
どんな段階の人でも有益なアドバイス・ノウハウって中々無い。なるべく網羅的に書こうとすると、薄味になったり、詳しく書こうとする余りに、全体を俯瞰する視点が欠けたり……。

それに強調しておきたい事なんですが、「絶対的に正しいやり方」というのは、恐らく存在しない、という事です。人の数だけやり方はあるでしょうし、或る人のやり方が合わなくても、別の人のやり方ならしっくりくる、という事は十分考えられます。

書籍だって、同じ事が言えるんじゃないでしょうか?
その人にとって、役に立つ本、役に立たない本、色々あると思います。
私は『ノベルゲームのシナリオ作成技法』というそのものズバリの本を所有しています。「シナリオの書き方」みたいな本もそれなりの数集めて、読みましたw

当然、こうした本を書くくらいですから、著者は、シナリオとか、或いは「ノベルゲームのシナリオ作成」に精通しているわけです。少なくとも、全く役に立たない、という事はないのです。
けど、実際に、それが自分にとって応用可能なのか、といえば、そうとも言えないのが難しい所。

なので、一つの制作方法に拘泥せず、色んな制作方法に目を通してみましょう、というのが私の言いたい事だったりします(色んな人の色んな技法を纏めるサイトとかあると凄い有益だと思う)。たまにいるのが、「この本買えばいいのかな? それよりもっと良い本があるかも……」みたいに悩むタイプ。そりゃ、一冊18,000円くらいするならば、本を買うのにも慎重になるでしょう。けど、『ノベルゲームのシナリオ作成技法』なんかだと、2,000円でお釣りが来ます(但し、今は増補版が出ていて、もうちょい値段が高くなってるかも?)。

兎にも角にも、ゲームが作りたいなら、四の五の云わずに、2,000円くらいのものなんですから、買っちゃえばいいんですよw それに、読み物として読めるくらいにライトな語り口ですから、通勤・通学途中に読んだっていいし、寝しなに読んでもいい。


あと、一つ言いたいことは、兎に角何かしらの方法で作品を作って、世に出した後、これらの制作講座や、書籍を読み直してみて欲しい、という事です。
意外と合わない、と感じていた部分が、実は合理的な方法である事が判明したり、一本作って初めて理解出来るような、そういう部分がきっとあるハズです。


んー、何か、ノベルゲームの製作法とは、みたいな話から大分ずれて、制作講座やら書籍の利用法みたいな話になってしまいましたね。

作り方……に関しては、兎に角一本作ってみる、という事を以前から、繰り返し述べています。これも以前から言っていますけれども、「ざ、斬新なゲームを……!」と頑張るのも結構なんですが、それで斬新な作品って出来ました? 大抵の場合、そのプレッシャーに押しつぶされたりして、いつの間にかプロジェクトが立ち消えになっていたりしてw
勿論、最初っから、斬新な作品を作れちゃう人もいます。けど、そういう人は一種の天才というか、才能のある人でしょうから、除外して考えましょうw

なので、ちょっとバカっぽくて、遠回りと思えるかもしれないですけれども、オーソドックスな作品を作ってみる事をお勧めしているわけです。オーソドックスな作品だって、個々の要素をズラしたり捻ったりしていけば、一味違う作品が出来るんじゃないでしょうか? それに、斬新な作品を狙う貴方/貴女が、オーソドックスなものをオーソドックスなまま仕上げちゃうとも思えません。結果的に……それは斬新な作品になりうる可能性を秘めているのです!


まだまだ話したい事もあるのですが、流石に長くなりすぎました。
というわけで、今日はこの辺で。



それでは、また。

by s-kuzumi | 2013-04-15 02:00 | サウンドノベル
2008年 02月 15日

なんてことない日々之雑記vol.45

道玄斎です、こんばんは。

今日はちょっとこの後、作業をしなければならないので、こんな形でお茶を濁す事に。
あっ、勿論明日プレイする作品はちゃんと確保してありますよ。
私の一押しのあのゲームメーカーさんの作品です。


フリーのゲームとはちょっとだけかけ離れてしまうけれども、ノベルゲーム関係のお話でも、例によってつらつらさせていただこうかな、と思います。だから今日は「箸休め」ではないのです。フリーじゃないから、ね。

最近、好きな人が出来ました。
嘘です。好きな「声優さん」が出来ました。
前々から「いい声だ……」と思ってはいたのですが、何故か今更自分の中で凄いブームが来ています。その声優さんのお名前は「井村屋ほのか」さんです。

これだけ聞いても分からない人は分かりませんよね。
仁礼栖香ちゃん、あるいは須磨寺雪緒ちゃんの声を出している人って言うと分かる人も増えるのではないかと……。

ご存じの通り、私はあまり商業作品をプレイしません。同人ゲームであってもシェアのものは殆ど手をつけないのです。そこまで追いかけちゃうとお財布の中身がいくらあっても足りないから、という情けない理由からだったりするのですが。
そんな私が珍しくプレイしていた作品に、上記二名のキャラ(仁礼・須磨寺)が登場していたわけです。

私の直球の好みの女性のタイプが、仁礼栖香だったりします。
こういう娘大好きです。このタイプをもうちょっと現実感のある感じにすると、私の三次元での好みそのものになります。まぁ、どうでもいいことですが。
須磨寺さんも決して嫌いじゃないんだけども、なんていうか、ちょっとアレな問題を抱えているのであんまりこう、リアルな目で見ることが出来ないという。

で、兎に角「井村屋ほのか」さんの声は素晴らしい。
しっとりと落ち着いていて、どこまでも上品。それでいて、大きな声を出す時には、ほんの少し掠れが掛かったような独特なお声をしていらっしゃいます。
「おにぃちゃん~♪」みたいなw 直球の「萌えボイス」みたいなものよりも私は、演技力とか深みとか個性を感じる声が好きです。

そもそも私自身あんまり「萌え」ってな言葉が好きじゃなくて。
何年か前に、流行語関係の賞を「萌え」が獲ったと思しいのですが、なんかアレに凄い違和感を覚えてしまうのです。
私の考えでは、萌えは「自分の心の中に生じるときめき」なわけで、それはあくまでそれぞれの心の中で生じる動き(=ときめき)なので、「萌え」と名付けて発話する事によって消失してしまうような、そんな危うさとはかなさを持ったものだと思うのですよ。
だから、それをパッケージにして大声で叫ぶ事によって、大事な部分が消えていってしまうような、そんな事を考えていました。
最近説教臭くてごめんね。


で、何書こうとしてたんだっけ……。
あー、そうだそうだ。
だから、あんまり本当に商業作品ってプレイしないんですよ。年間で三本とかそんな程度。
どういうタイミングで買うのか?って聞かれると「心惹かれるタイトルを見つけた時に」と答えます。

別に商業美少女ゲームの情報サイトを回っているわけでもないし、専門誌を買っているわけじゃない。自然と耳(或いは目?)に入ってくる情報っていうのもあるけれども、そういうのは参考程度に。
そんなわけで、年に何度か「ピン」と来るタイトルっていうのがあって、それが例えば『天使のいない12月』だったり『遙かに仰ぎ、麗しの』だったりと、まぁそういう事です。
どちらの作品もリリースされてからかなり時間が経っていますね。

で、2006年の暮れに一人寂しく『遙かに仰ぎ、麗しの』をプレイしたわけですが、面白くってねぇ。微妙に力の入っているルートとそうでないルートがないような気がしないでもないんだけども、お値段が一万円でおつりがちょっと来るくらいで、十分お買い得だったのではないかな、と思っているのです。
そんで、じわりじわりと井村屋ほのかさんにめろめろになってきているというw

それで、マシンを2000からVistaに変えたら上手く『遙かに仰ぎ~』がインストール出来なくなっちゃって。
けど、まぁごまかしごまかしインストールして(←それなりに長い事コンピュータと付き合っているとこういう事が出来るようになるw)、いつでも井村屋ボイスが聞けるようになっています。



ここで、話題変更。

商業ゲームをプレイしていて、自分のトラウマにぐさっと突き刺さる事ってありませんか……?
私は結構あります。
実を言えば先に述べた『遙かに仰ぎ~』も「みやびちゃん」のルートでグサっと刺さりました。
痛くって一回、プレイを放棄したくらいです。自分のトラウマがモロに出ているだけにプレイがきつかったんですね。けれども、だからこそエンドは夢を見させてくれるというか、商業ゲームの役割みたいなものをしっかりと果たしてくれて、そこは物凄い感謝しているのです。

で、昨日、またしても商業ゲームにトラウマを刺激されてしまいました。
最近買ったゲームで『Aster』ってヤツなんですが、これはタイトルとうよりもアオリ文句、

奇跡のないこの世界で、少女たちは優しい希望と出会う…。

というものに惹かれて購入したわけです。
まぁ、ベタなアオリ文句かもしれない。けれどもなんとなくゆかしいものを感じて、最近暇をみつけてコツコツプレイしています。

で、昨日寝る前三十分ばかりプレイしていたのですが、そこで見事にやられました。
小田巻雛ちゃんのシナリオです。読み進めていくうちにガックリきて、そのまま床についたものの、全然眠れずに今日はずっと赤い目をしています。
さっき、目を擦りすぎて、なんか傷を付けてしまいました。


けれども、不思議なもので、なんか凄いオプティミスティックな明るい作品、よりも私は少し影を落としたようなエンドの方が好きみたいなんですよ。
トラウマを刺激しないでくれぇ~って叫んでも、意外と一方でトラウマを刺激しそうなものを選んでいるような気がしないでもない。

というわけで、商業ゲームに詳しい方、是非オススメの暗いシナリオを持った作品、紹介して下さいませんか?
多分、ジャンル(?)で言うと「泣き」とか「鬱」とかそういうのが好物ですw
ま、たまにはフリーじゃないノベルゲームのお話を、って事で。


いつも以上にとりとめがなかったけれども、お付き合いいただき幸いです。
ちょこっとこれから作業して、今日はちゃんと眠ろうかと思います。
それでは、おやすみなさい。良い夢を。

by s-kuzumi | 2008-02-15 22:07 | サウンドノベル