人気ブログランキング |

久住女中本舗

kuzumi.exblog.jp
ブログトップ

タグ:効果音 ( 8 ) タグの人気記事


2010年 09月 14日

なんてことない日々之雑記vol.312

道玄斎です、こんばんは。
今日は、ゲームをプレイする気力が減退しているので、効果音絡みの話題でお茶を濁そうかと……。DTMの方じゃないのは、大した事を話すわけじゃないからですw



■効果音の愉しみ

例の企画で、SEの項目に何一つファイルが無いんじゃまずかろうってんで、いくつかアップロードしてみました。
ちょっと作り直したりしたものがあったりして、そういう作業をしていたら、久々に効果音作りの情熱が、また沸々と蘇ってきました。

で、定番もいいとこの素材を作ってみたわけですが、定番というのは、「良く耳にする素材」とほぼ同義です。
具体的な言及は避けますけれども、一昔前のホラー系の作品で良くお目に掛かったようなヤツですね。その素材、自分で効果音制作を初めてから、「どうやって作ったのか」というか、その出自が分かってしまうんですけれども(某シンセサイザーの……FXに……)、まだまだ、弄り甲斐があるなぁ、と改めて思いました。

基本的な音は変わらなくても、エフェクトの掛け方次第で、もう一ひねり出来るというか。
ボコーダーをゆるーく掛けたりしてみると、ちょっとモダンな音になったりしてね。


で、シンセで作れる効果音(とかジングル)はそれはそれとして、ちょっと本当に「マイク」を購入して、録音をしていこうかとw
録音が出来れば、色んな音を自分で録る事が出来ます。
色々アマゾンだとかを調べてみると、マイクはそんなに高いものじゃないですねぇ。歌を歌う人にとってみれば、マイクは重要な道具ですけれども、私にとってみれば、「取り敢えず効果音が録音出来ればOK」という事になりますw

ラジオとかに使っているヘッドセットで、録音が出来る事は既に確認済み。
ただ、あのヘッドセットだとどうしても、変な音が載るので、マイクの必要性がいや増しているのでした。

まぁ、使い勝手の良いものを! となると中々難しいものがあるのですが、又、私流に「質より量」で押していく作戦もアリかなぁ? なんて思ったりしてw



それでは、また。

by s-kuzumi | 2010-09-14 20:44 | 日々之雑記
2009年 12月 01日

フリーサウンドノベル関係の雑記 箸休めvol.36

道玄斎です、こんばんは。
ボチボチ眠る時間ですが、ゲームをするには短すぎ、眠るにしてはまだ少し意識がはっきりしている、という微妙な時間です。というわけで、何かゲーム絡みで書いてみましょう。



■連続六日怪しい効果音

というわけで、例のNovelers' Cafeにて連日、こっそり怪しげな効果音を作っては上げて作っては上げてと繰り返して早六日。流石にストックも尽きてきそうですw

数もまだ少ないですけれども、怪しい効果音、ご用意して御座います。
「ヤンデレ女登場!」的なダークでグワ~ンとした音とか(これは、もうちょっとヴァリエーションを作りたいですね!)、拳銃の発射音……ではなくて弾を薬室に送り込む時銃をスライドさせるあの「チャカ」ってな音とか。

やっている事は、以前このブログで何度か書いた「効果音の作り方」と殆ど変わり有りません。
例によってFL STUDIOからシンセを立ち上げて、狙い通りの音を作って.wavで書き出して、SoundEngine Freeにて1チャンネルにしたり、周波数を落としたり使いやすい形にして、やっぱり.wavで書き出しています。

結構失敗も多くて、一個効果音を作るに当たって、三回くらいやり直しをしていますねぇ。
というのは、1チャンネルにして、周波数も落として、とやると随分想定しているものと「音の雰囲気」が変わってしまうんですよ。ですので、一回取り敢えず作ってみて、駄目な部分を洗い出し、周波数を落とした状態を想定しつつエフェクトを掛けたりして……なんてやっていると大体、三回くらい時間が掛かります。

とはいへ、一個作るのに二時間掛かるとか、そういうのじゃないので、半分趣味の延長でやっている、という感じです。
本当はね、録音機器(勿論、.wavで書きだせるヤツだ)なんかがあると、もっと色んな音が作れるのになぁ、と思っています。所謂環境音だったら、絶対に「録音」したものの方がグーに決まってますから。

もし、録音機器を入手したら録ってみたい効果音もいくつかあって、

・虫の音

・雑踏の音

・お風呂の音

なんかが先ず頭に浮かびます。
シンセで虫の音もかなりリアルに作り込めるんですけれども、やっぱり自然なものに勝るもの無し。是非録音したい素材です。

雑踏に関してもやっぱりそういうシンセがあるんですが、洋物なので、うっすらと聞こえる人の声が英語なんですよw 「さぁ、お昼休みだ! 購買の人気パンをゲットするために廊下ダッシュだぜ!」なんて場面に流れてくる雑踏の音、それが英語だったら「どこのインターナショナルスクールだよ!」ってな事になっちゃうのでw

お風呂の音もね、シャワーの音は作ってみたんですが(これは5回くらい作り直しました……)、やっぱりちょっと微妙かな……。実際にシャワーをジャーって出して、それを録音する方が効率的にも音としても良いだろうと思います。
お風呂って一口に云っても、色々ジャンル(?)があるわけで、誰かが風呂桶から出てくる時の水の音、柄杓でお湯を掬う音、色々ありますよね。
もし、録音するとしたら、お湯を掬う音はともかくとしても、風呂桶から出てくる水の音は、私が実際に全裸で風呂桶から出つつ録音するんでしょうw 

今ざっと、お馴染みのローランドとかのページで、録音機器を見ているんですが、ちょっとお値段が高いですねぇ。普通に30000円以上します。机周りで何とかなる効果音だったらマイクをオーディオインターフェイスに繋げて何とかなりそうですが(そうすれば、値段もかなり抑えられる)、やっぱり、野外で録りたいですよね……。

普通にピアノを弾いてそれを録音する、とかだと、そうしたレコーダーはちょい荷が重い。
マイク二本とか使って録らないと音がペラペラになっちゃいますから。だけれども、効果音くらいだったらレコーダーで全然OKでしょう。よっぽど拘って「最高音質で!」なんて事でない限り。


最近、ちょっとスピーカーの調子が悪くて、ベリンガーのものでも買おうかな? なんて考えていたら、「Edifier」なるメーカー(?)のスピーカーを教えて下さった方がいました。何しろ、サウンドノベルなんて云うくらい、「サウンド」もノベルゲームでは重要なファクターですから、それが使え無くなっちゃうのはちと具合が悪い。

何とか現状、誤魔化し誤魔化し使ってるんですが、本当に近々買い換える予定。
ちなみに、「Edifier」、ネットで調べてみるとそれなりに高級感もあって大きさもあるのに、3000~5000円台で購入出来たりするちょっと怪しげな一品w 低域の音もかなり出るみたいですよ? 個人的にはあまり低域が出過ぎるとか高域が出過ぎるとかでなく、フラットな方が色々助かるんですが、このくらいの値段であれば惜しげはないですから、兎にも角にも現物を見たいですね。

そんな訳で、近々秋葉原にでも行って、録音機器やらスピーカーやら見てこようと思います。
実は、一年で数える程しか秋葉原行かないのよ。



■オマケのTIPS

効果音の話が延々と続いたので、それ絡みのTIPSというか、小ネタも出しちゃいましょう。

ボイス付きのゲーム、フリーでも増えてきましたよね? 
その都度、声優さんの技量に驚かされたり、制作者さんが上手に音量なんかを編集したりしていて驚くんですが、そんなボイスでも使える小ネタ。


・電話越しの声を作ってみる

ノベルゲームでも割と目にする電話越しの会話シーン。
そこにボイスが入っていたとして、普通の声と同じだったら、ちょっぴり嘘くさく感じてしまいます。
そこで、調べりゃ誰でも分かるけれども、ちょっと楽したい人向けの情報です。

要するに、

300~3400Hzの帯域に加工してやれば良い。

という事になります。マスターに差したフィルターでバッサリやってもいいですし(HPFで300Hz以下の音を削って、LPFで3400Hz以上の音を削る)、EQでやってもいいと思います。

ただ、以前ちょっと実験したみた事があるんですが、もう少し帯域を狭めてみた方がより「らしい」音になるかもしれません。ここらへんは好みの問題というか、微調整のレベルですかね。EQで色々な帯域を弄ってみるとよりグーだと思います。

別にボイスに限らずとも、会話中で、

「(ガチャーン)あっ!」

「どうした?」

「お皿割っちゃった」

なんて、電話越しに聞こえるであろう音、に使っても勿論OKでしょう。ボイス付きの作品を創られる方の参考になれば幸い。



・ラジオ越しの音を作る。

続けて第二弾。ってこれも全く原理は一緒ですねぇ。ラジオの周波数に併せて、帯域を加工してやればOKです。幸い、FL STUDIOをお使いの方は、Fruity Parametric EQ2のプリセットに「Radio」ってのがありますから、それをマスターに差し込めばお終い。

大凡これは300~4000Hzくらいの範囲で音が鳴るようにすればいいみたいですね。更に450Hzをちょい下げて、2000Hzをちょっと持ち上げ、更に2500を450Hzよりも下げる良い感じに。

纏めましょう。

・300~4000Hzの範囲で音が鳴るようにする(これが大前提)。

・450Hzを-3~-4dbくらい下げる。

・2000Hzを+6dbくらい上げる。

・2500Hzを-6dbくらい下げる。

こんな感じでフィルターを使ったり、EQを使ったりすれば「ラジオ越し」の音が出てくるんじゃないかと思います。これも好みで、数値を上下させてみたり、或いは範囲を狭めてみたりしてより「らしい」音を作ってみて下さい。
このくらいの設定にして、更にビニール盤のプチプチノイズをうっすら載せたら、少しレトロなレコードっぽい音も出せそうですね。


何はともあれ、上で書いた事はあくまで指針。
実際に自分で色々と弄ってみると「自分ポイント」が見つかると思います。色々試して、グーな値を発見したら、是非こっそり教えて下さいね。



それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-12-01 02:34 | サウンドノベル
2009年 08月 03日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第十二回

道玄斎です、こんにちは。
今日は午前中はゆっくりと出来るので、ぼんやりしていた所、無性に効果音を作りたくなったので、さっくり作ってみました。



■超定番! 学校のチャイムを作ってみよう。

ノベルゲームで、とっても人気のあるジャンルの一つに「ハイスクール恋愛モノ」があります。

ちょっと暗い影を背負った主人公(男子高校生)、そしてそんな彼に積極的に関わろうとするイカすヒロイン。ヒロインと過ごす事で、いつしか氷の様な主人公の心も解けていきハッピーエンドか? と思いきやヒロインに襲いかかる試練。その解決を手助けし、ヒロインもそして、主人公も(内的な)成長を遂げ、二人は永久の愛を誓うのであった……。

みたいなヤツw
今回は、主人公が「暗い」タイプのものを例に挙げましたが、大凡、ハイスクール恋愛モノでは、この手の暗いタイプか、「お馬鹿だけども憎めない」タイプの主人公が多いんじゃないでしょうか?

そうしたキャラクターの造型の是非は擱いておいて、何しろメインの舞台が学校な訳ですから、物語も「学校の時間軸」に或る程度沿った形で叙述されるのが一般的。
つまり、「登校時間」なるものがあって、主人公は昼寝をしている事が非常に多い「授業時間」があり、調理パンの争奪戦が繰り広げられる「お昼休み」があり、最後に、放課後の始まりを告げる「下校時間」が設定されている訳です。

そうした時間の切れ目を演出する為の効果音として、「チャイム」が存在している、という事は言わずもがなの事で御座います。キーンコーンカーンコーンのアレですよ。
ゲームとして、場面毎にチャイムが鳴ってるってのは鬱陶しいものですけれども、適度に使えば「学校らしさ」が出てくるのは事実。そんな非常に汎用性の高い学校のチャイムを作っちゃおう、というのが今回の趣旨。


例によって最初に完成したブツを出しておきましょう。
こちらからどうぞ。
アドレスをコピーして直接アドレスバーに貼り付けないと鳴らないかもしれない……。


んで、どうやって作ったのか、って事ですが、


1、DAWを立ち上げる。

2、それらしいプリセットが入っているシンセを立ち上げる。

3、チャイムの音になるようにメロディを書く。

4、エフェクトを掛ける。

5、.wavにして書き出す。


と、大体こんな作業になります。
尤も、「4」なんかは省いてしまっても大丈夫。エフェクトを掛けた方がリアルになりますけれども、まぁ、それをしなくても取り敢えずチャイムの音は作れます。

「5」に関しても、必ずしもwavである必要は無くて、ノベルゲームエンジンで使用出来る形式(.mp3や.ogg)で書き出してもOK。今回は汎用性を考えて.wavにして書き出しました。

以下、どうやってやったのか、詳細な手順を書いてみる事にします。

使用したDAWは愛用のFL STUDIO8。Windows専用のソフトです。
あんまし使っている人がいない、とか、全て英語表示とか、色々問題はあるんですけれども、私はこいつが今一番のお気に入りなのです。

立ち上げたシンセは、FL STUDIO付属のSytrus。
プリセットの括りに「Bell」なるものがあるので、そっから音色をチョイスします。幸い「Clock」という、それっぽい名前のプリセットがあったので、試しに鳴らしてみたらイメージそのものだったので、そいつを採用。

で、後はピアノロールに音を記述していくだけ。
適当に鍵盤を叩けば、チャイムのメロディはすぐに分かるハズですけれども(私の変じゃない……よね?)、いざとなれば、ネットで検索すれば譜面くらいは出てきそうです。

ピアノロールにて、メロディを記述して、更にテンポを調節してひとまずOK。テンポは色々試して88にしました。
もう、この段階で、.wavなり.oggなりで書き出してもいけそうですけれども、折角作るんだから、自分なりのこだわりを入れてみました。
学校のチャイムは、当然、各教室だったり、廊下に備え付けられたスピーカーみたいなものから聞こえてきます。この手の音って、「すっきりクリア!」な音声である訳がなくて、ちょっと音が籠もっていたり、若干ノイジーだったりしますよね。そういうリアル感みたいなものをエフェクトなんかで加えてやります。

最初、独特なノイズ感を出そうと思って、「レコードのプチプチする音」を追加するプラグインエフェクトを軽く掛けててみたのですが、そういうノイズが載っていると、ゲームにした時に「これ、雑音が入ってるぜ!」と、制作の意図が伝わらずに、却って余計な産物になってしまうという事が判明した為、ノイズ系の音を混ぜるのは止める方向で。

代わりに、少し籠もったような音にして、尚かつ学校の教室空間くらいの響きは持っても良かろう、ってんで音を籠もらせ、リバーブで空間を出してやる事にしました。
その前に、EQを使い、より好みの音に近づけてやります。これも別にやらなくても全然OK。
んで、最後に少し籠もった音になるリバーブを掛けたりして、音量レベルを調えます。これもやらなくても良さそうですけれども、オートメーションにて、音の終端部分のボリュームがゼロになるようにしてみました。

最後にファイルの書き出しですが、FLはステレオでしか書きだせないっぽいので、そのまま44.1のステレオで書きだします。書きだした.wavファイルを今度は、Suond Engine Freeに流し込み、モノラルにし、サンプリングレートを44.1から引き下げて22にしてやりました。
これで、容量の削減が実現出来ます。
で、そいつを書きだせば完成!!

そのまま使っても、或いはスクリプトで2回ループさせても大丈夫。
自分としては、中々グーな学校のチャイム音が出来たぞ、と悦に入っているわけですが、如何でしょう? 例によってちょっと長目の効果音になってしまったのはご愛敬。というか、チャイムですから……。


自分自身の怪しげな構想の中では、謎のBGMを集めたシリーズを「乾」と名付け、効果音を集めたシリーズを「坤」と名付け、配布したいなぁ、なんて。
二つセットで、それっぽい名前って例えば「阿吽」とか「甲乙」とかありますけれども、阿吽ってのも何となくカッチョ悪い気がするし、甲乙にしちゃうと優劣が存在しているみたいだったので、乾坤に。

役に立つか立たないか、それは分からないけれども、少しでもノベルゲーム制作に於いて、選択肢を増やせたらいいなぁ、と思っています。マジでどうしようもないファイルを上げたりしているけれども、有り難い事にアドバイスを下さる方なんかが居て、少しづつだけれども前進出来ているのかな? っと。
この効果音作成も継続的にやっていきたいですね。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-08-03 10:19 | サウンドノベル
2009年 05月 04日

夏みかん(仮)制作記録vol.1

道玄斎です、こんばんは。

といわけで、例の『夏みかん(仮)』の為のカテゴリを新設しました。
本当に出来るのかよ……という内なる声が聞こえてきたりしますが、まぁ、例によってのんびり、じっくりやれたらいいなぁ、なんて思っています。

いやぁ、ほんっと完成すんのかよ、というw
兎に角、色々と悪あがきをしてみたりする事自体は悪い事じゃないし、ね。



■いきなりそこから??

色々と『夏みかん(仮)』について考えていたわけですが、何故か「効果音」から着手するというダメダメっぷり。や、別に計画的に「効果音から作るぜ!」ってことじゃなくて、たまたま「こういう効果音が欲しい……」と感じたから、「出来るかな?」という、一種の練習というかお試しで作ってみたわけです。

どんな効果音かって?
「虫の鳴き声」です。
幸い、私の住居は人里離れた山の中にありますれば、耳を澄ませるだけで、一年中虫の音が聞こえてきます。一時間くらい、自然の虫の音を聞き込んで、例によってシンセで作成、というわけです。
そういや、効果音を作るときにFL STUDIOはどうにもあまり向かない為、SONARを使う事に。以前SONARで随分あれこれ遊んだので、少しは操作方法が分かるしね。

で、哀しい哉、頼りにしていた汎用型のシンセには、そういった音色が入っていなかったので、シンセ探しから始めました。意外と……無いんですよねぇ……。もうこうなったら、録音機器を買ってきて録音するか? って時に、以前インストールしておいたモノにそれっぽい音が入っている事に気がつきます。

プリセットには、何種類もの虫の音が入っていたので、上手くそれらを混ぜたりして作る事にしました。
あれこれと作業する事1時間。音量を調節したり、オートメーションを掛けたり、オーディオ化してエフェクトを掛けたり……。結構時間が掛かってしまいました。

完成してみたら、なんとループ型の効果音なのに13秒くらいありましたw どうなんでしょうねぇ? ループの効果音って基本、もっと尺というか秒数は短いんじゃないかなぁ……。それこそ2秒とか、長くて4秒とか。
ただ、本当に短い虫の音が延々と鳴っても、それはそれでリアリティが無い気がするしなぁ……。

取り敢えず、出来ちゃったものに対してあれこれ不満を云ってもしょうがないので、波形編集ソフトに放り込んで、ループ処理を。不要部分をカットして、波形の頭と尻尾が上手く繋がる様にカットするだけですけれども。
んでもって、NScripterに読み込ませてみて、ちゃんとループして違和感がないかチェック。

一応、ちゃんとループしてますし、つなぎ目も分からないように上手く処理出来ていました。
取り敢えず、今までやってきた効果音作りの手法を活かしてやってみた、という事ですね。そういや、以前鐘の音を作った時も、結構尺が長くなって、且つファイルサイズも……。
最終的にはmp3とかで圧縮するとして、大凡1/10くらいのサイズになったとしても、結構容量喰うんだよなぁ……。

尺と容量の削減。これが効果音作りの次の課題になりました。。
あっ、そうそう。効果音、少し溜まってきたら公開します。自由に使って頂けるものにする予定(使えるものなら……)。

これからも、たまーに、このカテゴリで記事が書けたらいいなぁ……なんて思いつつ筆を擱く事に致しましょう。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-05-04 03:37 | 夏みかん(仮)制作記録
2009年 03月 19日

なんてことない日々之雑記vol.190

道玄斎です、こんばんは。
何となく寝付けずに、こんな時間に……。
というのも、例によって例の如く、ゲームをやろうと思ったのですが、それより先にやりたい事が出てきてそいつに手を付けていたらあっという間に時間が経ってしまって……というパターン。



■効果音コレクション

何度か、このブログのDTM勉強会で効果音を取り上げてきました。
っていうか半分くらいが効果音についてだw 幸いにも、色々お問い合わせを頂いたり、実際にゲームを作っていらっしゃる方が、関心を持って下さったみたいでちょっと嬉しいですね。
「意外に簡単に作れちゃうんだぜ」ってのをコンセプトにしていたわけですが、最終的には自身の作品の効果音で簡単なものだったら、自身で作って頂いて、そこで得たテクニックをフィードバックしてくれたら嬉しいなぁ、なんてw

とか何とかいいつつ、私自身が断片的にしか(そして低音質)効果音を出してこなかったわけですから、ここいらで、効果音をいくつか纏めて提示してみて、その中から、何か使えそうだったら使って貰えたら嬉しいなぁ、思いました。

まぁ、これも例によって時間が掛かると思うのだけれども、ちょっとした効果音配布場所くらいは作ろうかな、と。頑張って、高品位の効果音を作ります。で、さっきまでその第一弾の効果音を作っていたのでした。
出来たブツは、

こちらからどうぞ。

直リンです。効果音として真面目に作ったので、いつもみたいに.mp3じゃなくて.wavにしてあります。
聞いて頂ければ、どんな音か一発でお分かりでしょう。そう、「教会の鐘」の音です。
2回くらい連続で鳴るようにしておけばより「教会の鐘」っぽくなるのですが、汎用性を重視して一回だけ鳴るように。

使いようによっては、お城の鐘の音とか、そういうのにもイケそう。今回はちょっと頑張って作ってみました。
音色を選定して、音や音程を確かめて、実際にyoutubeなんかで本物の教会の音と聞き比べたりもしましたよ。ですので、ちょっとリアルさ重視。本物はもうちょっとジャラジャラした感じがあるんだけどもね。
ちなみにアシッダイズ済み。効果音としてじゃなくても音楽素材としても一応利用出来る、らしいよ。

更に、今回はしっかりとエフェクトを掛けて(ディレイを薄めに掛けたり、コーラスを加えたり、リバーブで空間を拡げたり)、オートメーションで音量の減衰にも気を遣ってみました。
多分、2回とか3回とかループさせて使うと「らしく」なるんじゃないかしら? もし、使いたいなんて人がいらしたら許可なんかは別に要りませんので、ガシガシ使ってやって下さい。勿論、エンコードして使いやすいフォーマットにしてくれて構いませんし、不要部分をカットしたりしても。
ただ、無用のトラブルを避ける為に一応、著作権は私にあるよ、と。それだけ。きっとその内、ベーシックなものが多くなると思いますが、もうちょい種類も増える事でせう。



■というわけでアンケート

や、実は上に上げたファイル、ちょっとサイズが大きいんですよね。
勿論、.wavだから、という事もあるのですが、ビットレートの問題とか色々あって、それでもサイズダウンを試み試み、結果として3秒で240KBくらいになっちゃいました(最初600KBくらいあって……)。

ちょっと大きいかな? と思いますし、或る程度の目安が知りたいな、と思い実際に、ゲームを作っていらっしゃる方向けにアンケートを。もし宜しければコメントなり、メールなり頂ければ嬉しいです。


1:効果音のサイズって気になさいますか? 気になさるとしたら、どの程度までだったら許容範囲ですか?

2:サイズと音質(やクオリティ)という二つの観点があったら、どちらを重視なさいますか?

3:お作りになっている(なられた)作品では、大体、効果音のサイズってどの程度でしたか?


以上、三つになります。
もし、宜しければご回答下さいませ。


それでは、また。

by s-kuzumi | 2009-03-19 01:13 | 日々之雑記
2009年 01月 09日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第七回目

道玄斎です、こんばんは。

ここの所、結構ゲームをプレイ出来ている気がしています。
派手さや洗練された感じではないものの、ノベルゲームをプレイし出した時に感じた、初期衝動を刺激してくれるような、そんなゲームが最近多いですね。『クロスフェードに堕ちた夢』だなんて懐かしの作品もプレイしました。
こうやって、適度に昔懐かしのゲームも交えて今年も色々な作品を紹介していけたらと思っています。


んで、今回は例によってDTMなお話。
需要が多い「効果音」作成について、更にフォローを入れてみようかと思っています。
私も、今、自分のシーケンサーを立ち上げて順次実験しつつ書いていこうかと。
いつも通り、軽く手順を説明した後に、今回は「効果音制作に使えるシンセサイザー」について色々と書いてみようかと。



■必要なもの

○シーケンサー


言わずもがなです。
これがなくちゃ、効果音がつくれねぇ……ってものですな。尤も、レコーダーなんかがあって、アナログな手法で効果音を録音出来る環境さえあれば、レコーダーと波形編集ソフトがあれば、それなりに何とかなっちゃいそうな気も。波形編集ソフトについては後述するとしましょう。

で、シーケンサーですが、私は愛用のFL STUDIO8でやるつもり。
別に、CUBASEでもSONARでもなんでもいいんだけれども、結構重要なのは、

・VSTiが利用出来るシーケンサーを選ぶ

という点。
というのは、フリーで利用出来るVSTiプラグインの中に、効果音作成に適した音が一杯あるからなんですね。中にはただ音を鳴らしているだけでBGM代わりにもなっちゃうようなものもあるので(PAD系の音色に多い)。

取り敢えず、フツーのシーケンサーがあれば、何とかなります。
1万円前後からでも、ちょっとしたシーケンサーは購入出来ますので、ゲーム制作者の皆様は購入を検討してみては如何でせうか? 効果音(のいくつかを)ご自身で作成出来ると、やっぱり楽しいと思いますよ? モノによってはオーディオインターフェイスを繋がないと音が鳴らない事もあったりするのでその点は注意して下さい。



■あると便利なもの

○MIDIキーボード

○波形編集ソフト


パソコンの文字入力に使うヤツじゃなくて、ピアノの鍵盤みたいなキーボードの事です。
やっぱり、音の入力に特化したハードウェアがあると作業が劇的に楽になります。音楽を作るときにもあると便利。
で、安いもので1万円前後から購入可能。モノによってはかなり高性能なシーケンスソフトも付いてくるので、そういうのを狙っても良いでしょう。ローランドのハードウェアの中には、買うとSONAR6LEというブツが付いてきます。これは問題なくVSTiも使えますし、高性能なシーケンスソフトだと思います。専用の解説書の本屋さんで買えますし。

んで、波形編集ソフトですが、録音した効果音を加工するのに使うと便利。
具体的にはノイズを除去したり、エフェクトを掛けたりといった作業も可能です。効果音のループを作る際にも使用します。
フリーでは、SoundEngine freeとかAudacityなんかが有名です。


■手順

以前の記事をざらっと見て頂くと分かるかと思います。
こことか、こことか。

ここでももう一回軽くおさらいしておくと、


・シーケンサー(DAW)を立ち上げる。

・シンセサイザーで効果音のプリセットを探し、セットする。

・好みの音程で、楽譜、若しくはピアノロールに記述する。

・この時、欲しい音に近づける為、エフェクトを掛けたり、パラメータを弄っても。けど、そんな事しなくても結構いけます。

・書き出して利用する。


と、まぁ、こんな流れになります。



■使えるVSTi

というわけで、今回の焦点はここです。
フリーで使える、「ゲームに使える効果音」を持ったVSTiをご紹介してみます。
音無しじゃ寂しいので、最後の方に、何点かサンプルの効果音を載せてみます。

以前、効果音作成の時に使ったソフトは、ローランド製のTTS-1というソフトシンセサイザーでした。ただ、これってフリーじゃないっぽいので、今回は本当にフリーなものを厳選してみます。


○Synth1

超有名、国産ソフト。確かDXiでも動くハズ。プロも使ったりするみたいですよ?
デフォルトのプリセットままだと、何となくしょぼい音なんですけれども、パッチを探してきて適用してやれば、物凄い良い音が手軽に利用出来ます。って、それは普通の音源として利用した場合ですね。

で、デフォルトのプリセットでも効果音に使える音が何点か入っています。「computer」とか「wind」とか「spece ship」「alien」「telephon」「machine gun」「laser gun」「explosion」とかですね。
一番、使い勝手が良さそうなのは「telephon」かなぁ? 所謂電話の音。ダイヤル式の電話の音じゃなくて、オフィスとかで使う電話の音って感じ。少し高めの音程にしてやるとそれっぽいかも。


○Crystal

こいつも有名。
何だか物凄い、音作りが難しいみたいですけれども、そんな深淵な世界に踏み込まなくてもプリセットを利用すればOKです。
プリセットの括りで「Atmosphere」とか「Ambient」「Granular」に入っている音は、結構グーだと思います。上手くすると、そのまんまBGMとして使えるかも。「PAD」系の音もいいですね。適当に和音を押さえているだけでBGMモドキが完成しますw 導入して損はないと思います。


○STS-26

これもいいですねぇ……。映画のSFXみたいな音がプリセットで楽々再現出来ます。
割と、SFとかの作品寄りかもしれませんが、沢山のプリセットが付いてきますし、工夫次第で色々と応用が利くのではないでしょうか? ワンショットの効果音とは違いますが、適当に選んだプリセットで、やっぱり適当にカマキリ拳法的に人差し指で適当に鍵盤を押していくだけでも、かなり雰囲気のある音が出せます。


○ARANAMI

国産……でしょうねぇ……。
使えるのは、そのものズバリ「Mosquito」というプリセット。所謂「蚊の鳴く音」です。
少し、音程高めにして鳴らしてやると、ソレっぽい。
その他には、低めの音で、適当に鍵盤を何個か押さえてやると、蚊というよりも、「羽虫の群れ」的な音も作れます。結構面白いかも!


○Cajon Fu

ちょっぴり中華なインターフェイスを持つソフト。
左上の方に「KUNG FU MODE」なるモノがついていまして、ベロシティーを上げて記述してやると、刀の音(打ち合うような音?)や、強烈な打撃音なんかが鳴ってくれます。これも面白いですよね。格闘シーンがある作品に是非どうぞ。


○Texture

これもソレっぽいものが揃っています。
全体的にダークな感じの音が多い。ワンショットの効果音ではなくて、アクセントを付ける半分BGM的な効果音に使えそうです。


○tb_field

これは、どっから落としてきたんだっけかなぁ? 今検索しても見つからなかった……。
それは兎も角、こいつは雑踏の音なんかが面白いソフト。雨なんていう定番の環境音から、「Tokyo」「Shibuya」なんていう雑踏の音が選択出来ます。「Street」というプリセットは本当にストリート感溢れる音が出てきます。が、この「Street」、英語の音声がうっすら入っていて、使用場面が限定される側面も。
全体的に「環境音」の為のソフトという感じで、ノベルゲームの素材制作用としてはもってこいなのでは??


○Astralis BabyBion

これもダーク系のFXがそこそこ充実しています。
ただ、何か私のFL STUDIOと相性が悪くって、先ほどソフトが固まりましたw


○Sounds of Nature

そのまんま。
カミナリ、風、雨、鳥のさえずり、虫の声を出すことが出来ます。
何故かダウンロードは一発、だけれども、それぞれが独立したVSTとなっています。プリセットも各ジャンル毎にいくつか入っているので、気に入った音を探して、少しパラメータを弄ったりすると良いかも。
一応、上記に上げたジャンル別になっていますが、このジャンル分けは厳密なものではないようです。雨のモノの中には、ドリップ音や滝の音なんかが含まれ、虫なんかにはカエル(?)の鳴き声なんかも入っています(今見てみたら、コオロギでした……)。これはかなり使えるんじゃないでしょうか? 

というわけで、このSounds of Natureからハエの音を選んで、効果音を作ってみました。かなり音質を落としていますけれども、どんなもんかお確かめ下さいませ。こちらからどうぞ。



と、まぁ、大体こんな所でしょうか?
多分、探せばもっともっと色んなもの、或いはドンピシャなものが見つかると思います。
取り敢えず、今回は私が知っている範囲(私のvstpluginのフォルダの中に入っているもの)でご紹介してみました。
殆どのモノに関しては、挙げた名前にvstとかのキーワードを付けて検索すれば直ぐに見つかると思います。リンクを張っておくという手もあったのだけれども、めんどくさいので、いつか手の空いた時にでもやろうかなっと……w

本当にちょっとしたシーケンサー(DAW)があれば、いくつかの効果音は自力で作れちゃうので、色々チャレンジしてみて下さい。

by s-kuzumi | 2009-01-09 19:29 | 日々之雑記
2008年 08月 25日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第四回勉強会

道玄斎です、こんにちは。
今日は早い段階で、暇になってしまったので、こんな時間にこんにちは。

さて、昨晩書いた「効果音」作りの記事が思いの外好評で、やってよかったなぁ、と思っております。メールで問い合わせて下さった方もいらっしゃいましたので、前回分をフォローしつつ、更にプラスアルファな内容をお届けしてみようかと。
正直、結構いつも通りのグダグダ感全開で書いてしまったので、もうちょっとマニュアルっぽい感じに書き直してみようかな、というのも連続して「DTM」関連の記事を上げる動機の一つです。

ノベルゲーム/サウンドノベルの作り方を紹介したページ(ツールの使い方なども含む)は多々あれど、「効果音を作ってみよう」的なページは少なそうなので、自分で言うのもアレなんですが、「スキマ」を狙えたのかな? と思ってます。まぁ、少しでもお役に立てれば嬉しいですよね。

本当なら、「補講」とかそういうタイトルにしようかと思ったのですが、色々考えてやっぱり「第三回」「第四回」と分けて書いた方が良さそうだったので、そのように。

で、昨日同様、私も初めての経験ですから、これを書きながら試行錯誤しつつやってみます。
ネットで調べたり、はたまた手持ちの参考書を開いたり、当然シーケンサーを立ち上げて実際に作業をしたり……。
ちょっとマニュアル的な側面が強くなっちゃいますが、どうぞ、お付き合い下さいませ。



■効果音の考え方

あれから、私も著名な二つの効果音素材を扱ったサイトに行きまして(もう、どこか分かりますよね?w)、ちょっと勉強してきました。前回はソフトシンセで効果音を作ったわけですが、例えば、

自分で録音したものを加工する

なんて効果音の作り方もあるわけです。
その為の道具を持っていらっしゃるならば、実際に自分で録音すればリアルな効果音を作り出せそうです。加工の仕方は、恐らく「ノイズの除去」「不必要部分のカット」「エフェクトを掛ける」なんて事をやるんじゃないかな、と。サンプラーを使って、音程を上げたり下げたりなんて事もやってそうです。
さすがに、そこまでやっちゃうとやり過ぎなので、私は取り敢えず現段階では、普通にソフトシンセで作っていくつもりです。

そういえば、サンプリングレートの問題もありました。
私はいつものように何の気無しに44.1で制作していたのですが、22で配布している所もありましたね。寧ろ多少音質が悪い方が「リアルに聞こえる」場合なんてのもあると思うのですが、「効果音の一般的なサンプリングレート」ってのはあるんでしょうか? これはちと分かりませんでした。

ま、ともあれ前回のおさらいから始めましょうか?



■前回のおさらい

前回は試行錯誤しつつ、「効果音」を作ってみました。
もう一度、作り方をおさらいしておきましょう。


1、シーケンサーを立ち上げる。

2、効果音がプリセットされているシンセサイザーを選択し、音色を変える。

3、シンセのパラメータを弄ったりイメージする音に近づけて、譜面を書く。

4、オーディオ化してエフェクトなどを掛け完成。


大体、こういう手順になります。
正直な所を言えば、「シンセのパラメータを弄る」或いは「エフェクトを掛ける」といった作業はしなくてもそれほど問題ないと思います。というのは、プリセットで入っている音だけでも十分「らしい音」が鳴るからです。
ただ、前回は「それだとあまりにも手抜きだよなぁ」と感じた為、自分のイメージに近づけてパラメータを弄ったり、エフェクトを掛けてみたのです。とはいえ、こだわりの効果音を作りたい場合は、やっぱり多少あれこれやった方がグーな音になります。
そうそう、パラメータやエフェクトを掛ける前に、先ずは「ヴェロシティ」の値、或いは音量を調節してみると良いかもしれません。ダイレクトに「音の聞こえ方」に影響する所ですから。

で、例えば、前回上げた「幽霊/妖怪の笑い声」の音ですが、あれはかなりリバーブを掛けていたりしますし、ヴェロシティも大きめにしています。「電車の音」も同様です。特に電車の音はリバーブを強めに掛けてやる事で「らしさ」が増すようです。
こういった「音とエフェクトの相性」もあるので、出来たら色々試してみると良いのですが、めんどくさい場合は端折ってもさほど問題はないでしょう。

ちなみに再度使ったソフトを記しておくと、SONAR6 LEというシーケンサーを使用し、TTS-1というソフトシンセサイザーを使用しました。TTS-1では、音色がカテゴライズされており「SFX」というカテゴリーに入っている音を選び、それに味付けをしてやった、という事になります。

前回のフォローとしてもう一点。
通常、シーケンサーで音楽を作る際、「二小節目」から記述するというオマジナイがあります。DominoなんてフリーのMIDIシーケンサーで一小節目に音符を置いても鳴ってくれないんですよね。そんなわけで通常二小節目から音符を置いていくわけですが、前回上げた効果音もそのせいで「一小節分の無音」が入ってしまっています。

ですので、オーディオ化した際にソフト上で無音部分をカットしてやった方が良い場合もあると思います。特に「笑い声」みたいな効果音は「意図した場所でばっちり鳴らしたい」ものですから、無音部分は不要でしょう。或いは、.wavで書き出してオーディオ編集ソフトでカットしても良いかもしれません。



■ループ素材を作ってみよう。

今日のメインはこれです。ループ型の効果音ですね。
一応、説明しておくとノベルゲームで使う効果音には大きく分けて二種類あります。「単発型」と「ループ型」です。通常「ワンショット」と「ループ」という言い方をしたりします。

ワンショットは、その名の通り単発で使う効果音。
例えば刀で斬りつけた時の「斬撃音」だったり、或いは殴る時の「バシッ」って音だったり、前回ご紹介した「笑い声」「扉の開く音」なんかもワンショットです。

一方でループとは、「鳴りっぱなし」にさせる効果音の事です。
場面が小川であったら、水のせせらぎだったり、雨が降っていたら雨音だったり、そんな状況でループして鳴らし続ける効果音です。

こんな声が聞こえてきそうです。曰く「それだったら長い尺の素材を鳴らせばいいじゃん」と。
しかし、尺を長くしてしまうと、ファイルサイズそのものが大きくなってしまいますし、例えば「10クリックで次の場面に行く」くらいの状況であっても、プレイヤーがゲームを立ち上げたりしたままご飯を食べに行ったり、或いは電話に出てたりして戻ってきたら「曲が終わって無音になっていた」なんて状況は避けたいわけです。
「どれだけ鳴らすか?」というのは、スクリプトで記述すれば良いのです。だからループ素材もワンショットと同じくらいのものでOKです。

というわけで、前回と同じくらいの尺で、しかもループとして延々と流し続けられる効果音を今回は作ってみましょう。



■雨音を作ってみる。

ループ効果音として最もポピュラーなものが、この雨音でしょう。
雨が降っているシーン、そんな場面で静かに鳴り続けている雨音、そうねぇ、例えば……

俺は土砂降りの雨の中、走り去る彼女の背中を、ただ見つめることしかできなかった……。


なんて地の文がゲームにあったとしましょう。何か、良くありそうでしょ?w 
BGMとは別に、この場面で延々と鳴り続けるのは「雨音」です。で、画面が暗転してBGMはいつの間にかフェードアウトしていて、雨の音だけが聞こえるも、それもフェードアウトして、次の場面に。そんなシーンですね。

又長々どうでもいい事を書いてしまいましたが、こういう場面で使うべきループ雨音、そいつを作ってみましょう。
いつも通り、シーケンサーを立ち上げ、TTS-1を起動し「SFX」の括りの中から「Rain」というそのものずばりの名前の音色を取ってきます。手順自体は、ワンショットの時と変わりません。

で、こんなファイルが出来ました。
シンセのパラメータを弄ったり、リバーブやコンプレッサーを掛けたりしてみたのですが。あんまりいい音じゃないですね……。
こういうのは、恐らく他のトラックに所々、水の「ぴちゃぴちゃ」っとした音を入れてやったりして作ると、もっと「らしく」なるハズです。
けれども、説明には困らないのでこのまま突っ走りますw
ともあれ、ここで注目して欲しいのは、ループ加工を施していない状況だと「無音部分がある」「フェードイン/フェードアウト気味に始まり/終わる」という部分です。



■ループに加工だ。

というわけで、ここまでは全くワンショットと同じです。
次にやるべきは「ループとして使えるように加工」してやる、という作業。

ループですから素材自体に「無音状態」や「フェードイン/フェードアウト」なんてものは要りません。掛けたい場合は、使用するノベルエンジンにスクリプトで命令を掛けてやりましょう。

で、オーディオ編集ソフトを使い、ループになるように加工します。
所謂「波形編集ソフト」ですね。今回は「SoundEngine Free」というものを使用します。

…………と、今、上の「~使用します」と書いてから相当な時間が経過して、これを書いています。自分で実験しつつやってますから、どうしてもタイムラグがでちゃいますね。実際、あれこれやってみて「吉里吉里/KAG」でちゃんとループ素材として使用出来る、という所まで確認しました。ふぅ……疲れた……。

さて、話を戻しましょう。何故、SoundEngine Freeなるソフトで加工が必要なのか? そう、ループさせる為です。ではループさせる為にどういう加工が必要になるのか? まずそれを箇条書きにしてみましょう。


・無音部分をカットする(ループには必要ありません。音の真ん中に必要なものとして入っている場合なんかは除く)。

・音の出始めやファイルの末尾(つまり波形が著しく異なる部分)をカットする。

・連続で再生しても違和感の無いように波形をカットする(波形の終わりと始まりがスムーズに連結するように)。


大体、こんな所でしょう。
編集前と、編集後の波形の画像を載せてみます。
b0110969_16505156.jpg

b0110969_16512181.jpg

前者が編集前、後者が編集後です。
分かりますでしょうか? 頭の無音部分と出だし、終わりの波形がすぼまっている所をばっさりカットしています。
二枚目の画像の方は、作業をしやすくする為、波形部分を拡大して表示しています。

こうして編集したファイルですが、無音状態が無い事、音量の変化も無くひたすら音がなっている事に注目してみて下さい。
こちらからどうぞ。

で、完成したファイル(.wavのままやりました)を、吉里吉里/KAGを立ち上げて、実際にループするようにシナリオに記述して、実際のノベルゲームとして鳴らしてみたわけですが、普通に違和感なくループしていました。
元々、雨の音はノイズっぽいので、無音部分と音の鳴り始め、鳴り終わりの波形がすぼまっている部分だけカットしてやれば、問題なくループする素材が出来るかと。

これが、もうちょっと複雑な効果音になると、終わりと出だしがちゃんと繋がるよう意識して波形をカットしてやる必要があるハズです。そこらへんは、実際に確かめつつやってみて下さい。


さて、如何でしたでしょうか? これでノベルゲームに使う効果音が一渡り作れるようになりましたね。
波形編集ソフトの使い方なんかは、ここでは解説しませんので、ご自身で調べて、或いは使いながら覚えてみて下さい。
実際、私も特にマニュアルとか読まずに直感的に作業してみたのですが、何とかなってますw



■まとめ

最後にループになるように編集してやる以外は、基本的に前回のワンショット効果音制作と変わりません。めんどくさいのは波形編集のソフトを別途立ち上げたりしなきゃいけない辺りかな? 意外とやってみると出来ちゃうものではあるんですけれども。

ここで、実際のノベルゲームに使用する際の手順も書いておきましょう。

NScripter、吉里吉里/KAGという二大エンジンならば、問題なく「ループ再生」をスクリプトで制御する事が出来ます。実際、先ほど私も吉里吉里/KAGでやってみました。
ポイントは、ループ素材のフェードイン、フェードアウトです。これもやっぱり、「音素材」そのものにフェードイン/フェードアウトを付与させるのではなく、スクリプトで制御するようにします。
吉里吉里/KAGでは“[fadebgm volume=100 time=800]”とか記述するみたいです。BGMとしてループ効果音を流したい場合でしょうかね。
上に書いたスクリプトの是非は兎も角、素材はそのまま、スクリプトで制御、これが効果音運用のコツらしいです。
無責任で申し訳ないのだけれども、あれこれ試しつつグーな運用方法を探ってみて下さい。

そうそう、勿論、ループとワンショットを重ねて使う事も可能ですよ。雨の中の決闘のシーンとかで、雨のループが流れている上に、刀の斬撃音とかを重ねたりね。

この二日間で、自分自身、物凄く勉強させて貰いました。
手探りでシーケンサーと格闘してあれこれやっていたわけですが、クオリティは兎も角「誰にでも効果音は作れるんだなぁ」と妙に感心してしまいました。

折角、オリジナルのゲームを作るんだったら、効果音とかも自作だとちょっぴりカッコいいですよね。こういうノウハウは界隈のみんなで共有した方が良いに決まってますから、ちょっと人柱になって、あれこれやってみました。
DTMなのか? って言われるとちょっぴり怪しいものの、こういう切り口でやっていくのが「ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会」ですw
少しでも皆様のお役に立てる事を願って。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2008-08-25 16:53 | 日々之雑記
2008年 08月 24日

ノベルゲーム愛好家のDTM勉強会 第三回勉強会

道玄斎です、こんばんは。

今週は何と金曜日まで雨が続くようで、少し気が滅入ります。
昨日とか今日なんて気温が25℃とか26℃ですから、少なくとも八月の天気じゃないですよねぇ。
また、月曜から色々と忙しいわけですが、マイペースで頑張りましょう。

というわけで、今日は久々の「DTM」関連のお話。



■短いブツを作ってみよう。

昨晩、友人達と下らない話で盛り上がっていて、どんな下らない話かってーと、語るのも下らないくらいでアレなんですが「キモメンクエスト」なるRPGを作ろう、という本当に訳の分からない話です。
勿論、NScripterとか、吉里吉里/kagとか、はたまたツクールを使って作るなんて本格的なものじゃなくて、言わば「自作自演のゲームブック」みたいな感じで、某SNSの日記の代わりにそれを綴っていくというプロジェクト(?)。

私もお酒が入っていて、なんだか良く分からないテンションのまま、友人達と話していてついつい「何か面白そうだな」と思ってしまいました。今しらふで考えてみると、「なんて自虐的で下らない企画なんだ……」と昨晩の自分を思いっきり責めたいわけですが。

まぁ、どういう事をやるのかってーと、テキスト型RPGです。
って言っても、Nethackみたいな、超絶に面白くてハイテクノロジー(?)なものでもなくて、ただ単に、

///////////////////////////

コマンド:→話しかける
       逃げる
       道具
       殴る

道玄斎「やぁ、こんにちは!」

女の子「キモイ!」

~~道玄斎は全滅した~~

……カミサマの声が聞こえる……
“おお、道玄斎よ。ふられてしまうとはなさけない” 

///////////////////////////

とか、ほんっとくだらねぇ事をつらつら日記に書いていくというw

で、基本は「全滅」です。
ロードランナーとワイリーコヨーテ宜しく、毎回毎回、女の子から袖にされて「全滅」する、という箸が転がってもオカシイ年頃の中学生みたいな、そんな企画w

で、何故か話が盛り上がって「全滅のテーマ曲を作ろうぜ!」という事に。
ああ、やっと「DTM」に話しが持って行けました。
で、かなりアルコールに侵蝕された頭でシーケンサーを立ち上げて、「全滅のテーマ」を書いてみる事に。昨日は珍しく麦焼酎なんてものを呑んでまして、しかもアルコール度が40度もあるヤツです。半分、フラフラで半分眠りながら、やってみました。

全滅のテーマ

まぁ、こんな感じですね。全部で六小節とかそんなもんです。制作時間は15分。ほんっとへたくそでゴメンナサイ。表に出すのが恥ずかしいのだけども、だからと言って自分では何も出さないってのもアレだしね……。

何が言いたいのかというと、こういう「全滅のテーマ」とかって「お決まりの音」があるんですよね。例えば、パイプオルガンとか。
作りたい曲が明確に決まっていて、且つ「使用する(すべき?)楽器」が決まっていると、意外とすんなり一曲出来てしまう気がします。勿論、そこに上手い/下手という判断基準は当然入ってくるんですが。

今回みたいに「全滅のテーマ」とか或いは「ジングル」的なものは、曲(と言えるのかどうか定かではないけれども)そのものの尺が極めて短いので、意外とすんなりと作ることが出来るんじゃないでしょうか? で、使う音が決まっていると更に作りやすいという。

キーボードがある場合、「使いたい音」で適当に弾いていると、それっぽい音が出来る。
んでもって、場合に応じて「二番手の音」(例えば「全滅のテーマ」だったらストリングス)を追加で入れてみる。そうすると完成してしまうという超お手軽作曲術(?)な訳です。やっぱりひとえに尺が短いからこそ可能な技でしょうね。本当に数小節でいいわけですから。

ともあれ、「自分のイメージする音」を実際に出して、弾いてみると良いような気がします。
大抵の初心者向けのDTMとか作曲の本を見ると、取り敢えず「ピアノの音で」コードを置いて、メロを作って、みたいな感じで解説が進んでいくんですが、やっぱり自分の音のイメージみたいのを大切にすると、場合によってはすんなりといける事もあるんじゃないかなぁ、と愚案する次第。



■効果音を作ってみよう。

よく、ノベルゲームをプレイしているとエンドロールで、「効果音」の項目があって、著名なサイトから曲素材を借りている事が示されたりします。
やっぱり、そういうサイトでは流石のクオリティで効果音を制作なさっているわけですが、或る程度だったら自分でも作れるんじゃないかなぁ? なんて上の記事を書いた時に思いついたので、今、自分でシーケンサーを立ち上げながら、書いていこうと思います。


・効果音とは。

さっきの「全滅のテーマ」が一応楽器の音を使って作ったものであるわけですが、効果音ってのは、例えば「銃声」だったり或いは「風の音」だったり、楽器では表現出来ない場合が多いと思われます。
けれども、DTM野郎には、シンセサイザーという強い味方がおりまして、ハードシンセ、或いはソフトシンセにそれっぽい音色が入っています。ちなみに私はハードシンセを持っていないので、今回はソフトシンセオンリーでやっていきます。

ちなみに立ち上げたシーケンサーは、SONAR6 LE。PC-50というローランドのMIDIキーボードを買ったらついてきたヤツですが、オマケとは思えないくらいに高性能ですし、このSONAR6 LE用の参考書まで出ているので、使い勝手の良いソフトです。どうでもいい事ですが、さっきの「全滅のテーマ」はFL STUDIO8というソフトで作ってます。

で、シンセサイザーには「プリセット」と呼ばれるものがありまして、予め「音色」のセットがあるんです。そこで好みの音色を選択して、場合によってはそれをベースに加工してやったり、なんて事をして音を作っていきます。
で、このプリセット、通常いくつかのジャンルに別れて表示されているはずです。例えば「piano」という括りの中に普通のピアノ、グランドピアノ、エレキピアノの音色が入っていたり、はたまた「guitar」という括りの中にはアコースティックギターだったりエレキギターだったりの音色が入っている、というわけです。

今回は「効果音」ですから、それっぽい括りを見つけてやらねばいけません。
今回使用するソフトシンセ「TTS-1」では「SFX」といういかにもな括りで「効果音」が入っていました。入っている音色は悲鳴だったり雨音だったり、電車の音だったり結構使い勝手の良さそうなものがぞろぞろと。

じゃあ、まぁ、折角ですから、いくつか効果音作ってみましょうか。


・ホラー系の笑い声。

ホラー作品をやっていると、人ではない妖怪や幽霊が笑い声を上げる、なんてシーンが良く使われます。夜中にこういう音がするとホント怖いっすよね……。

で、作ってみました。
こんな感じ。

勿論、もうちょっと「人間っぽい」笑い声も出せるんですが、妖怪っぽい感じで。
まぁ、よくあるタイプの効果音ですよね。


・ドアが開いたぞ!

やっぱりホラー系の効果音を作ります。
人の気配も何もないのに、木製のドアが「ぎぎぎぃぃ」と開くあの音です。

こんな感じ。

捻りもなにもないけれども。これに、ドアが閉まる「ばたん」って音と組み合わせてもいいかもしれませんね。


・電車。

ホラー系ばっかりやってもつまらないので、今度はもうちょい汎用性の高そうな「電車の音」。
リバーブを少し強めに掛けてやるとリアルな感じになるようです。

こんな感じ。

これも良くある効果音ですよね。あの「かーんかーん」って踏切の音と一緒に使ってもいいよね。
段々と疲れてきたので、効果音作りはこのくらいにしておきましょう。



■まとめ

というわけで、実際にこれを書きながら、適当に効果音を作ってみました。
DTMに関しては、初心者なわけで、「全然なってねぇよ、お前」みたいなおしかりを受けそうな気もするのですが、「このくらいだったらすぐに出来ちゃうよ」という事を示すため、そして何より「ノベルゲーム制作に活かせるDTM」という大前提があるので、細かい突っ込みは勘弁して下さると助かりますw

大体、どうやって効果音を作ったのか、ってーと。
先ほど解説した「プリセット」で「SFX」を選ぶ。んでもって、その音色で楽譜(ピアノロール)を記述します。
今、記述なんて偉そうな言葉を使ってしまいましたが、実は「全部単一の音」です。「ド」とか「ソ」とかそういう音符を長目に書いてやっただけです。当然、譜面上で音が高くなると、実際発声される「効果音」も高い音で出てきます。
最初の「笑い声」はちょっと高めの音程ですね。ちなみに低くすると「オッサンの笑い声」みたいのも作れます。

で、リバーブを掛けてやったり、ちょっぴりシンセのパラメータを弄ったりして「イメージに近い」音にしていきます。が、殆どシンセを弄らなくても大丈夫。

最後にオーディオ化してやって、エフェクト(ディレイを掛けたり、リバーブを掛けたり、或いはコンプレッサーを掛けたり)を加えてやったり、或いはフェードアウトするようにしたりして完成、というわけです。

どうでしょう? 意外といけそうじゃないですか?
勿論、今回紹介した三種類意外にも沢山、効果音に使えるプリセットがあるので(使ってるシンセにもよるか)、色々試してみて下さい。
また、作ったものをループで使えるように加工を施したり、とか色々出来るんじゃないかと思います。


そんなこんなで第三回DTM勉強会を終えたいと思います。
「こんな技があるぜ?」とか「このシンセだと色々グーな音色があるぜ」なんかの情報を持っている方がいらしたら、是非教えて下さいね。

それでは、また。

by s-kuzumi | 2008-08-24 22:03 | 日々之雑記