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2007年 07月 30日

『よくわかる 「世界の妖怪」事典』 世界の妖怪を探求する会著 廣済文庫

こんにちは、久住です。
最近は、道玄斎さんがノベルゲームのレビューばかり書いているので、すっかり御無沙汰してしまいました。
その間、わたくしは何もしていなかったわけではなくて、本を注文してみたりしましたので、少しづつ読了記録も載せていこうと思っています。

今日もご近所の本屋さんにいってきたのですが、あまり興味をひかれるものはありませんでした。しかし、あまり学術的(講談社の学術文庫とか、岩波文庫)ではなく、ちょっとサブカル寄りの文庫シリーズで気になるものがあったので、とりあえず購入してみました。
それが『よくわかる 「世界の妖怪」事典』です。

ざっと読んでみた所、ほとんどが鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に出てくる妖怪たちばかりで、「世界の妖怪」というタイトルとずれますね……。

述べましたように、殆どが『画図百鬼夜行』なのですが、中国物の妖怪や、西洋物の妖怪も少し載っています。
ただ、神農を妖怪にしてしまうのは問題ないのでしょうか?
神農に関しては、『捜神記』の記事をひっぱってきてもらいたかったですね。


神農以赭鞭鞭百草、盡知其平毒寒温之性、臭味所主。以播百穀。故天下號神農也。


わたくしは漢文には疎い(漢文は男性の教養ですしね)のですが、頑張って読み下してみましょう。

神農、赭鞭を以て百草を鞭つに、盡く其の平毒寒温之性、臭味の主る所を知る。
以て百穀を播す。故に天下神農と號す也。


こんなところでしょうか?
この『捜神記』の記事によりますと、神農さんは、赤い鞭で草をたたくとその草がどういう性質を持っているかを知ることが出来たようです。
そして、その知識を活かして多くの穀物を播いた為、農業の神様、つまり神農と呼ばれるようになった、という事のようです。

中国にはこういう面白いお話しがいっぱい残っています。
多分、日本のそれよりも断然に多いのではないでしょうか?

とりあえず、道玄斎さんに版本の『捜神記』をお借りして、読んでみてもいいですね。

by s-kuzumi | 2007-07-30 17:29 | 読書 一般図書